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【2025最新】学習机の選び方と評論家おすすめメーカー&販売店22選


はじめまして!このブログは日本でただ一人の学習机評論家「収納マン」が、学習机を選ぶ際に役立つ情報をまとめたものです。
近年はリビングダイニング学習が一般化し、学習机の必要性に疑問符が付くことが多くなっています。しかしながら、リビングダイニングで勉強をするからといって学習机を買っていないというわけではありません。多くのご家庭でお子さんが使う机を用意していることが、様々な調査から明らかになっています。
学習机は決して、子供が勉強するためだけのスペースではありません。高価な入学祝いというわけでもないです。もちろん、そういう側面があることは否定できませんが、それよりも大切なのは「子供の居場所」という側面だと私は考えています。
ご自分が子供だった頃を思い出してみてください。私はスチールデスクで育ったので、友達の立派なライティングデスクが羨ましく思えたという記憶があります。また、机でボケーッと物思いにふけったり、親に隠れてこっそりゲームボーイで遊んだことを思い出します(笑)
母親に怒られて机のところでイジけていたこともあります。いま思えば、子供の頃の私にもそういう居場所があったことはとても良かったんだと思います。物置の隅の2畳にも満たないスペースでしたが、家の中で唯一、誰にも邪魔されない場所でした。
みなさんはどうでしょうか?
学習机は必ずしも必要なものではありません。このブログを通じて、お子さんの学習環境や居場所について参考になることがあれば幸いと思っております。
※2025年3月1日更新
まずは基礎知識!学習机の選び方
学習机の購入率と平均購入価格は?

それではまず、簡単に(と言っても結構長い・苦笑)学習机の選び方からご説明しましょう。
2019年度の実績で、学習机の購入率は45.3%となっています。これはオカムラ、くろがね工作所、コイズミファニテック、イトーキの4社合同発表に基づく数値です。現在はイトーキもオカムラもほぼ家具販売店で取り扱いがなくなっており、この4社のシェアは下がる一方、それ以外のメーカーや販売店のシェアが相対的に増えているはずです。
また、同じく大手4社の発表によると、学習机の平均購入価格は69,550円となっています。ちなみに、木製椅子の平均購入価格は17,225円、回転チェアは19,675円。つまり、机と椅子を合わせて約9万円となります。
ただし、この金額も学習机メーカー大手4社の発表です。ネット通販で買えばトータル5万円以下の机もありますし、逆にカリモク家具や浜本工芸といった国産高級家具メーカーなら20万円を超えることも珍しくありません。また、私の肌感覚で申しますと、近年は5万円以下と10万円以上に二極化しています。
コロナ禍以降は値上げが続いているということもあり、組み合わせを工夫するなどして品質と予算のバランスを考えてもらったら良いのではないでしょうか。
学習机の価格の違いはどこにある?

大手メーカーの学習机は概ね5万円以上である一方、近年は2万円以下のものも増えています。とは言え、ノーブランドだから安いというわけではありません。
概ね2万円以下の学習机は引出しが少なかったり、すべて組立式であるものが多いです。工場で組み立てる手間をユーザーが負担することでコストを下げることに成功していると言える側面はあるものの、組立式の引出しは小学生から高校生まで使えるほどの耐久性はないです。途中で壊れて買い替えることになるなら、最初からそれなりのものを購入しておけば良かったと後悔する可能性があります。実際にそういう話は少なくありません。
3万円前後から引出しが完成品のものが増えますが、そのクラスだと作りが簡素なものが多いです。耐久性に問題がないと言えるのは概ね5万円前後からとなります。さらに値段が上がるごとに、開閉がスムーズなスライドレールにグレードアップし、引出内部材が丈夫で美しいものになっていきます。
また、価格が上がるほど材質が高級になります。木目が美しく、硬く、希少価値の高い、オークやウォルナットなどの樹種を使っているものほど高価です。ただし、材質の違いそのものは使い勝手には影響ありません。あくまでインテリア性や満足感が向上するだけと考えて良いでしょう。
大手国産家具メーカーのカリモク家具や浜本工芸なら全国に営業所があり、アフターケアの面でも安心です。コイズミファニテックは本社と物流センターだけですが、必要とあれば沖縄にでも飛ぶという話を聞きます。そういったところも価格に影響を及ぼしていると考えられます。
学習机はいつ買うのがお得?

以前は新作学習机の発表時期が5~6月頃(販売店向け)、カタログの店頭配布は9月頃からというのが一般的でした。しかしながら、コロナ禍以降は各社まちまちの動きが増え、メーカーの新作発表は7月頃、販売店の展示は早くて9月、遅くて12月か年明けということが増えています。
地域によっても異なります。名古屋近郊は8月頃、首都圏は9月中旬以降、西日本はそれ以降で12月ないし年が明けてからというところもあります。ニトリも近年は概ね年が明けてからです。また、カタログは各社ホームページからダウンロードできることが増えており、店頭で配布されることは少なくなっています。
なお、学習机の販売のピークは1~2月ということで以前から変わりありません。入学準備の一環ということでしょうね。ただし、近年はピークと言ってもそれ以外の時期に比べると販売数量が多いという程度で、年間を通して大きな差がなくなっています。
一昔前ならピークを見据えて年明け以降にディスカウントを始めるということが一般的でした。しかし、近年はモデルチェンジが頻繁におこなわれず、また多くが通年生産に移行したため、メーカーは過剰在庫を抱えて値引き販売する必要がありません。
3月以降、販売のピークを過ぎると展示台数を減らすために現品処分が始まりますが、おそらく一般の方が期待するほど安くなることは少ないです(通常売価の1~2割引き程度)。
では、いつが買い時かというと、各店が開催するサマーキャンペーンや早期割引セールなどです。「一律〇%オフ」や「○万円以上購入で〇円引き」といった割引が多いです。近年は次回入荷が半年以上先になるという事態もしばしば発生するので、早めに最寄りの家具店に足を運んで情報収集するのが得策です。
人気の学習机のトレンドは?
近年の学習机は一昔前とは大きく様変わりしています。天然木でシンプルなデザイン、圧迫感の少ない奥行が浅いものが人気になっています。また、オールインワンではなく必要なモノを自由に組み合わせられるセレクトタイプや、品質の高い国産品も人気です。
一方で、組み替え式デスクが相変わらずの人気No.1という事実もあります。組み替え式デスクは限られたスペースにたくさん収納できるだけでなく、レイアウトも自由自在。しかも、トータルで考えるとコスパが良いというメリットもあります。
サイズや組み合わせも重要

学習机の天板サイズは幅100cm×奥行60cmが一般的です。しかしながら、学習机は置く場所によって最適なサイズや組み合わせが変わってきます。近年はリビングダイニングに置くということで浅めの奥行50~55cmくらいのものを選ぶお宅も少なくありません。また、最初はリビングで、ゆくゆくは子供部屋ということで、レイアウトを変更できる組み替え式デスクを選ぶという選択肢もあります。
上棚の有り無しも重要なポイントでしょう。見た目重視で上棚なし、使い勝手重視で上棚ありという選択肢もあります。上棚ありなら奥行は60cm以上欲しいところです。デスクの奥行は大きくしたくないということで、ワゴンをセットしてL型デスクのようにして使うという方法もあります。
見た目を重視して収納を少なくした結果、かえって散らかりやすくなっては本末転倒です。また、作業がしやすいようにと考えて大きな机を買ってしまうと、ほかの収納家具などを置くのが難しくなってしまうこともあります。
置く場所によって、また収納スペースをどう確保するかによって、選ぶべきサイズや組み合わせが変わってきます。見た目や価格だけに囚われないようにしましょう。
椅子も事前に要チェック

学習机が決まってから椅子選びで困る場合があります。特にリビングダイニングに机を置く場合、デスクカーペットを敷かないことが多いので、その際はキャスターのない椅子の脚の裏にフェルトを貼るのが一般的です。キャスターだとフローリングを傷めてしまうからですね。
一方で、近年は学習机のデザインが多様化しています。国産家具メーカーを除き、それぞれの机には複数の椅子は用意されていません。そのため、机は決まったものの、それに合う椅子が見つからないということが起こり得るのです。
机を選ぶ際は、椅子のことも頭の隅に置きながら検討するようにしましょう。ちなみに、上写真の椅子は私がデザインしたものです(浜本工芸・DSC-90)。
LEDデスクライトも重要

「デスクライトは市販品でも十分明るい」、「学習机のライトって高いし大きすぎ!」なんて思っていませんか。市販のデスクライトは直下だけ明るすぎて目に負担が掛かる場合があります。学習用デスクライトはできるだけ机全体をムラなく照らせるように、また子供が操作しやすいように工夫されているのです。
近年は組み合わせを自由に選べる机が増えていますが、さりとて希望したデスクライトがその机に取り付けられるとは限りません。椅子と同様にデスクライトもトータルで考えるようにしましょう。
どこで学習机を買うかも重要

近年は学習机を楽天市場などのネット通販で購入するケースが増えています。しかしながら、学習机が入ったダンボールはとても重くて、玄関から部屋に運び込むだけでも大変です。組み立ては複雑で簡単とは言い難く、重くて硬いダンボールの処分も一苦労です。また、組み立ての途中で不良が見つかった場合、代わりの品が届くまで放置しなければならず、不良品の返送も容易ではありません。
その点、地元の家具販売店なら妥当な金額で配送設置までしてくれますし、梱包材も持ち帰ってくれます。不良が見つかってもネット通販よりはスムーズな対応が期待できます。そもそも、実物を見たうえで購入できるという安心感があります。
ネット通販でないと買うことのできないデスクもありますし、ポイント還元なども含めてお買い得ということも少なくないと思います。なので、前述のようなリスクがあることも念頭に置いたうえでお買い求めください。

学習机はどこで買えば良い?家具販売店の最新記事
学習机を販売している代表的な販売店や、オリジナル学習机を製造販売しているインテリアショップに関する最新記事です。東京インテリア家具、ナフコ21スタイル、島忠ホームズ、IDC大塚家具、マナベインテリアハーツ、デスクランド、ニトリ、無印良品、IKEA、アクタス、ケユカなど。
肝心の子供を置き去りにしないで!

学習机を本気で選んでいると、ついつい親のエゴを押し通してしまいそうになります。しっかりと我が子を見つめ直すとともに、童心に帰って子供目線でも判断できれば理想的です。
基本的には親が候補を絞ったうえで、お子さんにお伺いを立てることが望ましいと思います。逆をやってしまうと、お子さんの希望を否定することに繋がりかねません。候補を絞り込むのに困ったら、お子さんに丸投げする前に私にコメント欄で相談してください。
おすすめ学習机 厳選10台
組み合わせ豊富!コイズミファニテック・ビーノ

タイプ | セレクトタイプ |
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天板材質 | ナラ突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 52,800円(105デスク単品) |
※商品価格はすべて2025年3月1日現在の通常価格に更新済み(以下同)
続きまして、主要な学習机メーカーを紹介しつつ、それぞれ定番となっている人気デスクをご覧いただきましょう。
発売以来10年以上を経てますます売れ行き好調なのがコイズミファニテックの「ビーノ」。天板はナラ突板で質感が高く、サイズバリエーション、ラインナップも豊富で、カラーも3色用意されています。
2021年度からはデスクと同じ幅の上棚も追加されてベーシックデスクのように組み合わせることもできるようになりました。ロングセラーモデルなので、将来の買い足しも期待できると思います。
女子におすすめ!イトーキ・カモミール

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | バーチ無垢 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 84,900円(上写真セット) |
女子に人気と言えばコイズミファニテックの「オルレア」とイトーキの「カモミール」です。カモミールならイトーキ独自の専用お片付けトレー、A3ロングワゴン、ちょい深めのワゴン引出し2段目で、お片づけもバッチリです。
イトーキは2020年度からほとんどの家具販売店との取引を終了しましたが、公式オンラインショップで中間マージンを省くだけでなく、クーポンなどでお得に買うことができます。
収納力でおすすめ!浜本工芸・No.09デスク

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | ナラ無垢 |
天板塗装 | ウレタンUV |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 119,900円(100デスク単品) |
学習机は引出しが命です。作業台としての机はまず壊れることはありませんが、引出しの品質はやはり値段に比例します。その点で言えば、優れた技術を持つ国産の浜本工芸の学習机はもっとも間違いのない製品と言えるでしょう。
浜本工芸の学習机の中で人気ナンバーワンは「No.09デスク」。シンプルかつ上質なデザインでありながら、足元棚を備えるなど収納も充実しています。
シンプルでおすすめ!カリモク・ボナシェルタ
タイプ | セレクトタイプ |
---|---|
天板材質 | オーク突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 105,600円(110×60デスク単品) |
リビングダイニングに置いても違和感のないシンプルで質感の高い学習机をお探しの場合は、カリモク家具の「ボナシェルタ」がオススメです。4本脚のシンプルなデスクと圧迫感のないオープンラックの組み合わせは、様々なレイアウトを実現してくれます。
国産で日本一の総合家具メーカーのカリモク家具ですから品質は申し分なく、インテリアとしても満足感が高いことでしょう。
意外とコスパ良し!アクタス・フォピッシュ2

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | オーク無垢 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 126,500円~(上写真セット) |
非常に高いブランドイメージを持つアクタスには、競合メーカーがパクりたくなるようなオリジナリティ溢れるデザインの学習机がいくつも揃っています。数年前までは中国産で品質もイマイチでしたが、近年は随分と改善されました。また、ここ数年で競合他社が値上げしたのに対し、アクタスは相対的に割安感が生じています。
中でも一番人気は「フォピッシュ2」。意外とオーソドックスなかたちですが、だからこそ使い勝手の良さがイメージしやすいのでしょう。2023年からは従来の110cm幅に加え、100cm幅も加わりました。より選びやすくなったと思います。
堀田木工所×家具の里・リッケ

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | アルダー無垢 |
天板塗装 | ウレタン(セラウッド) |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 95,500円(上写真セット) |
堀田木工所の学習机は国産であるにもかかわらず価格が手頃なところが魅力です。天板はUVフィニッシュオイル塗装となっているので、一般的なオイル塗装に比べると汚れやキズの心配は少ないと思います。
家具の里で販売している「リッケ」はウレタン系のセラウッド塗装で、汚れやキズだけでなく熱や紫外線にも強いので安心です。
ベトナム製でお手頃!一生紀・リフレ

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | オーク突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | ベトナム |
税込価格 | 64,970円(上写真、椅子別) |
一生紀(いっせいき)の学習机はベトナムで作られています。価格の割りには丁寧に作られており、デザインも良いと思います。ただ、オイル塗装のデスクが多いのでキズや汚れには要注意。ウレタン塗装の「リフレ」などもあるので、できるだけそちらを選んでください。
リフレにはリフティングワゴンや上棚、書棚があり、近年はビーノの強力なライバルとなっています。
ビーノに対抗!ウィドゥスタイル・セレクト
タイプ | セレクトタイプ |
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天板材質 | タモ突板 |
天板塗装 | ウレタン(セラウッド) |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 42,000円(100デスク単品) |
ウィドゥスタイル(旧・大塚家具製造販売)はもともと婚礼箪笥などを主力としていたメーカーで、引出しの作りは国産に引けを取らないほど堅牢です。脚形状やサイズ、さらに3色から選べる「セレクト」がオススメです。
セレクトはセラウッド塗装で汚れやキズだけでなく薬品や熱にも強いです。コイズミファニテックのビーノのようにリフティング天板も用意されており、マイナーながら非常に有力な対抗馬となっています。
おねだん以上!ニトリ・メルシーQ

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | 天然木突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 59,990円(上写真、椅子別) |
いま日本で家具を買うと言ったら多くの方がニトリを思いつきます。実際、過去には学習机の販売台数が日本一と言われていた時期もありました。
2023年度は値上げとスペックダウンでイマイチでしたが、2024年度以降はデスクライト&コンセント付きになるなど、かなりコスパが改善されています。2025年度の「メルシーQ」は1割近く値上がりしたものの、悪くはないんじゃないでしょうか。
オーク無垢!無印良品・木製デスク

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | オーク無垢 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 64,900円(上写真セット) |
無印良品の「木製デスク オーク材」はシンプルなデザインで、ずっと使えそうな感じが魅力です。
2023年から大幅に値上がりしてしまいましたが、それでもこの価格でオーク無垢のデスクなんてなかなかありません。品質にバラつきがあり、オーク材の品質が悪くて”ワケあって安い”を地で行くようなところもあるもの、引出しの木桟がズレていたり、どんな木目のものが届いても受け入れられる覚悟があれば、買いではないでしょうか。
その他の学習机メーカー&販売店10選
ケユカ・ニノス

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | オーク無垢 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 151,470円(デスク+上棚+ワゴン) |
当ブログで初めて知って購入したという声が多いのが、KEYUCA(ケユカ)の学習机です。ケユカでは現在4モデルの学習机を扱っており、うち3台はコイズミファニテック、もう1台は光製作所(ヒカリサンデスク)が製造しています。
ケユカの学習机の中でも人気が高いのがコイズミ製の「ニノス」です。シンプルながら装飾性があり、中高生になって使っても違和感のないイメージに仕上がっていることが魅力です。ただ、配送料がすごく割高になっています。
ヒカリサンデスク・U-トルテ
タイプ | セレクトタイプ |
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天板材質 | オーク突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 31,900円(デスク単品) |
ヒカリサンデスク(光製作所)の「U-トルテ」はケユカでも扱われています。セレクトタイプの組み替え式デスク、もしくはシェルフデスクというスタイルです。カリモク家具のボナシェルタのようにラックにデスクを組み込むことで全体の奥行を調節することもできます。
ヒカリサンデスクの学習机は首都圏以外ではあまり取り扱いがありませんが、関西では東京インテリア家具などで取り扱っています。
くろがね工作所・the DESK

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | MDF |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | ベトナム |
税込価格 | 59,800円(デスク+上棚) |
くろがね工作所はブランド認知度が高いものの、キズによるクレームが多くて取り扱いをやめてしまった家具店が多いのが現状です。ただ、この1~2年で品質が改善されてきた印象もあります。
現在はバックパネルにマグネット収納ができる「the DESK」が推しです。2025年度はコンポーネントタイプ(組み替え式デスク)も追加されました。
オカムラ・クオーレ
タイプ | セレクトタイプ |
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天板材質 | MDF |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 不明 |
税込価格 | 52,800円(上写真セット・椅子別) |
天板昇降式デスク「ピエルナ」で一世を風靡したオカムラ(旧・岡村製作所)。一時は学習机の製造販売から撤退したとウワサされていましたが、最近また「クオーレ」の販売を再開したのは喜ばしい限りです。しかし、2023年6月に大幅値上げされています。
大商産業・MWS-550

タイプ | 組み替えタイプ |
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天板材質 | MDF |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | タイ |
税込価格 | 69,800円(椅子別) |
大商産業の学習机は「金次郎デスク」のブランドで販売されています。また、楽天市場などで「3Dデスク」と表示されているものの多くが大商産業の組み替え式デスクです。
一般消費者の認知度は低いものの、近年はニトリでも幅を利かせています。2024年度あたりから一部モデルの引出しのスライドレールがグレードダウンするなど、コスパが悪くなっているのが難点です。
飛騨産業・コブリナ

タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | ホワイトオーク無垢 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 121,000円(95デスク単品) |
飛騨の家具ブランドで有名な飛騨産業(キツツキマーク)の学習机はクラフトマンシップ溢れる質感がとても素敵。浜本工芸やカリモク家具などと比較すると割高感はあるものの、近年はそれほどではなくなってきています。
杉工場・レグシー
タイプ | セレクトタイプ |
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天板材質 | アルダー無垢 |
天板塗装 | オイル |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 132,000円(上写真セット) |
杉工場はかなり後発ながら、デザインがあか抜けていて素敵です。自然塗装を施したアルダー無垢のデスクが多く、ヒノキでできた引出しは遊び(すき間)が多くて独特の引き心地に仕上がっています。
キシル・4本脚デスク プレミアム

タイプ | 平机 |
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天板材質 | ヒノキ無垢 |
天板塗装 | オイル |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 54,800円(デスク単品) |
キシル(XYL)の学習机は国産材を積極的に使っているという点は高く評価したいです。ただ、どちらかと言うと軟らかい部類のヒノキを主材としており、オイル塗装で、おまけに子供が使うのに十分安全に配慮された設計とは言えないため、正直あまりオススメできません。
IKEA・ミッケ

タイプ | コンパクトタイプ |
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天板材質 | MDF(プリント紙) |
天板塗装 | アクリル |
製造国 | 不明 |
税込価格 | 7,990円~(73×50デスク単品) |
数年前にIKEA(イケア)のチェストの下敷きになって子供が亡くなるという悲しい事件が何度も起こりました。しかし、日本では同様の事故は報告されていないので問題ないというのがIKEAの見解です。リビングダイニングで数年ほど使って、途中でちゃんとしたものに買い替えるというのはアリだと思います。
イオン・コンパクトシンプルデスク

タイプ | 平机 |
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天板材質 | MDF |
天板塗装 | 不明 |
製造国 | タイ |
税込価格 | 16,280円(デスク単品) |
GMS大手のイオンはかつて大手メーカーの学習机も扱っていましたが、現在はかなり落ち目です。一部店舗を除いて学習机の展示もなくなってしまいました。現在の推しはエイアイエスの「コンパクトシンプルデスク」となっています。カラーボックスみたいな質感です。
スチールデスクという選択肢も
オフィスコム・AL


タイプ | ベーシックタイプ |
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天板材質 | メラミン |
天板塗装 | – |
製造国 | 中国? |
税込価格 | 35,960 円(3点セット) |
個人的にはスチールデスクもオススメです。スチールと言っても天板は木目調のメラミン化粧板だったりするので、ホームユースでもまったく問題ないと思います。
スチールデスクは木製デスクよりもコスパに優れ、しかも頑丈です。ハッキリ言って2万円以下で組立式の木製デスクを買うくらいなら、スチールデスクのほうがオススメです。
オフィスコムの「AL」はカラー3色、幅4サイズ、奥行2サイズ、ワゴン、机上ラックのハイ/ローなど、選択肢が豊富なのもメリットです。
コクヨ・リーン


タイプ | 平机 |
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天板材質 | メラミン |
天板塗装 | – |
製造国 | 天板:インドネシア、フレーム:中国 |
税込価格 | 20,500円(デスク単品) |
コクヨは2000年頃に学習机市場から撤退してしまいましたが、ホームユースで使うことができるデスクを販売しています。「リーン」はテーパー脚でデザインが美しいだけでなく、椅子を引かなくても座り降りしやすいのもメリット。
カラー4パターン、幅4サイズ、奥行2サイズから選ぶことができます。もちろんワゴンも用意されています。ちなみに、私もコクヨのデスクを使っています。
こんな変わったデスクも!
浜本工芸・No.90デスク

タイプ | ライティングデスク |
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天板材質 | ナラ突板 |
天板塗装 | UVウレタン |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 126,500円(デスク単品) |
ここまで紹介したのは割りとオーソドックスなデスクばかりでしたが、少し変わったものも紹介してみましょう。浜本工芸の「No.90デスク」はいわゆるライティングデスクというスタイルで、天板を閉じれば見た目スッキリ。それでいて棚2段分に相当する収納量があります。
天板を閉じれば奥行は40cmしかないので、リビングダイニングに置くのに最適です。
コイズミファニテック・ウォルビー

タイプ | シェルフデスク |
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天板材質 | ホワイトオーク突板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 59,800円(デスクユニット80+フレーム) |
コイズミファニテックの2024年度新作デスク「ウォルビー」は、スチール製フレームと木目調の棚板を組み合わせたオープンシェルフにデスク天板やキャビネット、ハンガーラックなどを組み合わせできるというもの。リビングで収納量をたっぷり確保しつつデスクスペースを設けたり、子供部屋の壁面をシステム収納のように設えるのに最適です。
イトーキ・サリダPS

タイプ | スチールデスク |
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天板材質 | メラミン |
天板塗装 | – |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 49,700円(デスク本体+ワゴン+ラック) |
イトーキの「サリダPS」はハイタイプのラックをセットできるというのもユニークですが、3Dプリンターで出力可能なアドオンパーツのデータが公開されており、自分でパーツを作ることができるというのが大きな特徴です。親子でパーツを作ってデスクをアップデートするというのも面白いのではないでしょうか。
IKEA・ ベリレルカ

タイプ | 天板昇降式デスク |
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天板材質 | 繊維板 |
天板塗装 | 不明 |
製造国 | 不明 |
税込価格 | 24,990円(デスク本体) |
IKEAの「BERGLÄRKA(ベリレルカ)」は天板下のハンドルを回すことで天板高を52~75cmの間で調節できる天板昇降式デスクです。また、手動3段階で天板を傾斜させることができます。
ちょっと前後に揺れますが、価格が手頃だし、何より天板昇降や傾斜天板のギミックにご興味があれば良い選択肢になり得ると思います。
大商産業・シャルル
タイプ | 天板昇降式デスク |
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天板材質 | ビーチ材 |
天板塗装 | UVウレタン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 128,000円(デスク本体) |
2025年度からは学習机でも電動昇降デスクが発売されています。大商産業は一気に2台を投入。「シャルル」は天板が電動で昇降するのに加え、傾斜させることもできます。家型の大きな棚もインパクトが大きいです。

2025年度のニノキンデスクは超大型の電動昇降デスクなどが登場
2025年度の大商産業の学習机(金次郎デスク、ニノキンデスク)は電動昇降デスクの「シャルル」と「マルタン」、天板昇降デスク「エミール」が登場。さらに、組み替えシェルフデスク「WEX-100」と「SHD-150」など、新作デスクが目白押しです。
コイズミファニテック・tsumugi123

タイプ | ベビーベッド→デスク |
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天板材質 | メラミン化粧板 |
天板塗装 | ウレタン |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 148,500円(デスク本体) |
コイズミファニテックの「tsumugi(つむぎ)123」はベビーベッドから学習机にトランスフォームする画期的な商品です。日本製で決して安くはないですが、お子様の誕生から大学生まで長く使えますからコスパ抜群と言えるでしょう。
デスクとしては天板高を3段階で調節することができます。SGマークを取得しており安全。工具不要で組み替えできるのも大きなポイントと言えます。
2025年度 価格帯別おすすめ

価格帯別おすすめ学習机
3万円台から9万円台まで1万円刻みの価格帯別にオススメ学習机をピックアップしてご紹介します。基本的には楽天市場で扱われている商品で、上棚とワゴンがセットのものとなります。
色々と難しいことを考えるよりは、プロの目から見てオススメのものを予算から考えていったほうが早いと感じる方もいらっしゃることでしょう。そんなときは上記の記事を参考にしてみてください。
なお、価格帯別の記事は基本的に楽天市場の商品を取り上げています。ネットショップは玄関届けが基本ですから、配送設置までしてくれるお近くの家具店のほうが1~2万円ほど高いことが多いと思います。また、ネットで購入した場合はクレーム対応が難しくなりがちなので、基本的にはお近くの家具店で購入されることをオススメします。
学習机を使うメリット

ここまで、学習机の選び方を説明するとともにオススメの学習机を紹介して参りました。最後に改めて学習机を使うメリットについてお話しておきたいと思います。
近年は学習机を買わず、リビングやダイニングのテーブルで勉強をさせることが良いと言われがちです。もちろん、小学校低学年くらいまではそれでも良いでしょう。小学校入学に合わせて用意する必要はありません。
一方で、冒頭でも触れた通り、中高生になるまでに7~8割のご家庭が何かしら机を用意しています。『頭のよい子が育つ家』の著者である四十万靖先生もリビング学習を推奨しつつ学習机に関して不要とまでは言っていませんし、4人のお子さん全員を東大理Ⅲ合格に導いた佐藤ママ(佐藤亮子さん)もリビングに学習机を置いていることを公言しています。
私は長女が小学校に入学する際に学習机を購入し、その後、学習机評論家を名乗るに至りましたが、その娘ももう大学生です。当初から娘は学習机に向かって本を読んだり、絵を描いたり、ゲームをしたり、スマホを見たり、今も家にいるときはほとんどの時間を学習机で過ごしています。
息子のほうはあまり勉強が好きではなく、中学生までは机に向かうことが少なかったです。ただ、高校生になって大学受験を意識し始めるようになると、自然と机に向かうことが増えました。それに合わせて学力も向上していると感じます。
私は学生時代に家庭教師をしており、その経験からも学習机に向かう時間と学力は比例すると考えています。机に向かってゲームをしたり漫画を読んでいても良いのです。早くから机に向かうことが習慣になっているほど、学力は無理なく伸ばすことができると思います。
そのほか、学習机があれば夕食の準備をするときに子供の勉強を中断させる必要がありません。消しゴムかすが気になるとか、教科書などを置きっぱなしにされるとか、そういうプチストレスを親子ともに抱えることも減らすことができます。
また、自分のモノを使いやすいように収納する習慣が身につく可能性があります。ただし、これはあくまで可能性です。親がきちんと片づけているからと言って子供もそうしてくれるとは限りません。お子さん自身が必要性を感じて身の回りを整えてくれることを期待しましょう。
冒頭でも触れた通り、学習机を自分の居場所と認識し、じっくりと自分と向き合う時間を持ったり、リラックスできる効果もあると思います。子供部屋が用意できなくても、仕切られた空間でなくとも、机と椅子には自分の居場所と実感できるものがあるはずです。
反対に学習机を用意するデメリットについては、お金が掛かることとスペースを必要とすることくらいではないでしょうか。ただし、高価な学習机である必要はありません。ご負担のない範囲で、壊れる心配が少ないもの、親子ともに納得できる最適なものを選んでいただければ十分だと思います。
スペースについては何とでもなります。買い足すことだけを考えると難しくても、ほかの家具を含めて買い替えることを検討していただければ、きっと置く場所を確保できるはずです。4畳半くらいの部屋でもベッドと一緒に設置できる方法もあります。
ご注意ください!
検索サイトで学習机の情報を探していると、何を根拠にしているのかサッパリ分からない”人気ランキング”にたどり着くことがあります。そこでオススメされているものが全てダメだと言うつもりはありませんが、おそらく実物を見ずにピックアップしていると思われるものが多数を占めるのが現状です。
「子供が使うんだから安いもので十分」と思われるかもしれません。でも、私は子供が使うものだからこそシッカリとしたものを選んでいただきたいと思います。消しゴムで消すたびにガタガタと揺れるような机や、引出しがすぐに壊れてしまうような机はいくら安くてもおすすめできません。店頭で実物を見てからご判断いただくことを強くおすすめします。
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収納マン
学習机のスタイル、サイズ、材質など、より具体的な学習机選びのポイントを以下にまとめています。是非ご覧ください。