後悔しない!メジャーな「バランスチェア」7脚を比較

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

バランスチェア主要7脚比較

我が家は娘が大学受験の際に回転チェアに買い変えたため、最近はこちらでバランスチェアに触れることが少なくなりました。しかしながら、私としてはバランスチェアをオススメする気持ちに変わりはありません。

バランスチェアはちゃんと意識すれば姿勢良く座ることができます。子供が後ろにもたれ掛かってそのまま「バターン!」と倒してしまうこともありません。圧迫感が少なくて良いですし、椅子を引かなくても座れるというのもメリットです。

バランスチェアは各社から発売されており、amazonや楽天市場などで探すとたくさんの商品がヒットします。どれを選べば良いのか分からないことが多いと思うので、失敗して後悔することになるのは避けたいところでしょう。そこで、今回は有名どころを7脚セレクトして比較したいと思います。

※この記事は2022年10月29日時点の情報に基づいています(2024年4月14日更新)

「バランスチェア」は「シックスパッド」などでお馴染みの(株)MTGの登録商標です。しかしながら、MTGの出願は2012年。balans(R)は1976年に発売され、当時からバランスチェアという名称が広く使われています。日本でも2000年頃には既にホーグのバランスチェアはメジャーでした。

 

國新産業・バランススタディ

まずは我が家でも使っている國新産業の「バランススタディ 5064」。以前はHAG(ホーグ)のブランドで販売されていました。一番メジャーなはずなのに最近は目立たなくなってしまっていますが、もっとも間違いない商品だと思います。

モールドウレタンを使用しているため座り心地が良く、耐久性が高いうえに、ヘタってくれば交換も可能。カバーもシッカリしており、洗濯も交換もできます。ただし、子供用のジュニアが廃番になってしまったので、身長が130cm以上にならないと使えません。つまるところ大人用ということですね。

バランスラボ・バランス イージー

バランスラボ(旧・サカモトハウス)の「バランス イージー」は木製で見た目が美しいのが最大の特徴と言えるでしょうか。個人的には座り心地がちょっと硬いように感じます。

以前はこちらのタイプで子供から大人まで対応ということでしたが、膝置きの高さ調整だけで済ますのは無理があります。そこで2017年から大人用の「ショートフレーム」が発売されています。

幅が53cmと広く、一般的な木製学習椅子と比べると大きいので、100cm幅のデスクの内側にワゴンをセットする場合は収まらない可能性があります。

 

ヴァリエール・バリアブル

Varier(ヴァリエール)はノルウェー発祥のStokke(ストッケ)のバランスチェア部門が独立した会社です。バランスチェア専門の会社のためラインナップが豊富ですが、もっともメジャーなのは「VARIABLE(バリアブル)」でしょう。

バリアブルはロッキングチェアのようにゆらゆらと揺れるので、同じ姿勢を取り続けて体に負担を掛ける心配を減らしてくれます。また、独特の形状によって他のバランスチェアのように椅子を跨いで座る必要がありません。

それにしても、ストッケが2013年に韓国資本になっていたとは知りませんでしたー。

 

宮武製作所・プロポーションチェア

宮武製作所の「プロポーションチェアCH-88W」はamazonでベストセラー1位になるなど、ある意味でもっともメジャーなバランスチェアです。しかしながら、ウレタンは柔らかく、生地もチープです。家具販売店で展示品が壊れているのを何度か見たので、耐久性は低いように思います。値段相応なのではないでしょうか。

 

大商産業・スタイルチェア

大商産業(金次郎デスク)の「スタイルチェアBC-101」は前述のプロポーションチェアよりもシッカリしていると個人的には思います。現在、家具販売店の学習机売場でもっともメジャーなバランスチェアではないでしょうか。

こちらは高さ4段階調節ですが、無段階調節の「NewスタイルチェアBC-111」もあります。

 

ニトリ・北欧風スタイルチェア

ここ数年、ニトリでもバランスチェアは扱われています。しかしながら、「北欧風スタイルチェア」はおそらく大商産業の「NewスタイルチェアBC-111」とまったく同じではないかと思います。ディテールはもちろん、4色のカラーバリエーションも同じです。ちなみに、BC-111は楽天市場で税込10,378円から、ニトリでは同14,990円となっています(いずれも送料込み)。

無段階調節というのはメリットのように思いますが、座面を上げるほど膝置きの角度が急こう配になるため、子供が座るのはちょっと厳しいように感じます。

 

パスカルジャパン・ニーリングチェア

私は以前にこれに似たバックボーンチェアなるものを使っていました。ガス圧で無段階調節できるのは合理的なのですが、高さと同時に座面と膝置きの角度も変わってしまうことに問題があると感じていました。また、バックボーンチェアは背もたれ付きで良さそうに思えたものの、座面を上げると背もたれが背中を押してしまって邪魔でした。

その点、パスカルジャパン(PJC)の「ニーリングチェアG07なら座面を少し傾けることができるので、座り心地を調整しやすいように思います。背もたれも最初から付いていません。

 

結局どれがオススメ?

商品画像メーカー商品名税込価格対象
國新産業バランススタディ27,000円~大人
ヴァリエールバリアブル59,800円~大人
パスカルニーリングチェアG0716,980円子供
~大人
バランスラボバランスイージー48,290円子供

※順不同 ※価格は2024/04/14現在、楽天市場の場合

以上、7脚のバランスチェアを紹介しましたが、結局どれを選ぶのが良いでしょうか。

まず大人用であれば國新産業のバランススタディ、それよりも予算が潤沢で、木製が良いとかユラユラ揺れるほうが姿勢が固まらなくて良いと考える場合はヴァリエールのバリアブルがよろしいかと思います。

子供用では予算を抑えたいところだと思いますが、高さ調節タイプは座面と膝置きの角度が急こう配すぎると感じると感じるものがほとんどです。唯一、パスカルジャパンのニーリングチェアG07なら座面を少し傾けることが可能なので子供から大人まで対応可能かと思います。子供専用ならバランスラボのバランスイージー一択でしょう。

 

基本的にバランスチェアはそれに座りさえすれば姿勢が良くなるというものではないと私は考えています。しかしながら、ちゃんと意識して座れば、また少しずつ体を慣れさせていけば、姿勢を良くすることが十分に期待できるものです。冒頭でも述べた通り、椅子を倒す心配がない、圧迫感がない、椅子を引かなくても良いといったメリットもあります。

ただ、バランスチェアに限らず、椅子の座り心地というのは個人差が大きいです。後悔しないためには、できるだけ店頭でお試しいただいたうえで購入されることをオススメします。

バランスラボ公式サイト

関連記事

子供の姿勢が良くなる!?バランスチェアのメリットとデメリット
バランスチェアに座ると本当に子供の姿勢が良くなるの!?その真偽を私の経験から説明しつつ、バランスチェアのメリットとデメリットについて紹介します。最大のメリットは圧迫感がない、倒す心配がない、座りやすいといったことだと思います。
「長時間は座れない」と思っていたバランスチェア。でも姿勢良く座れば問題ないかも?
バランスチェアは10時間以上座るのがきつくて「長時間は座れない」と思っていました。でも趣味でサイクリングをするようになってから姿勢が良くなり、姿勢良く座れば問題ないということに気が付いた次第です。腰痛を改善する効果はないと思いますが、一方で腰や膝に悪いということもないと思います。
ウレタンの寿命は6年!?バランススタディ5064の座ニークッション交換してみた
ウチの長女は家にいる間のほとんどを学習机にセットした「バランスチェア(バランススタディ5064)」の上に座って過ごしています。中学受験のときはともかくとして、それが済んでもそこにずっと座っているところを見ると、いかにその場所がお気に入りかと...
大人までOKだったはず!バランスイージーに「ショートフレーム」追加
サカモトハウス(現・バランスラボ)のバランスチェアイージーに「ショートフレーム」が追加されました。販売開始は2017年冬だったようです。これまでの「通常フレーム」で子供から大人まで対応可能だったはずが、160cm以上はショートフレームに買い替え。ちょっと騙された感じです。

コメント 皆様からご質問・ご意見など