本日はまずお知らせから。2020年11月5日(木)の朝8時にインターネットラジオ「ゆめのたね放送局」(関西チャンネル)の「コロンブスのたまご〜目からウロコのものの見方・考え方〜」(通称コロたま)にわたくし収納マンがゲスト出演します。
その時間にならないと聴けませんが、パソコンでもスマホでも日本全国で聴取可能ですので、是非お聴きいただければ幸いです。

さて、本題です。定番デスク徹底分析の第3弾は浜本工芸の人気No.1デスク「No.09デスク」をピックアップしたいと思います。
※この記事は2020年11月4日時点の情報に基づいています(2022年11月11日一部更新)
浜本工芸・No.09デスク
カラーバリエーション
- 3色=ナチュラルオーク色、ダークオーク色、カフェオーク色
ラインナップ
商品名 | サイズ W×D×H(mm) | 税込価格 | 品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
デスク幅100 | 1000×650×730 | 107,800円 | 0964 | 0960 | 0968 |
デスク幅110 | 1100×650×730 | 111,100円 | 0984 | 0980 | 0988 |
昇降袖A | 420×600×590~730 | 61,600円 | 0904 | 0900 | 0908 |
昇降袖B | 420×600×590~730 | 61,600円 | 0904 | 0900 | 0908 |
移動袖A | 412×499×605 | 56,100円 | 0904 | 0900 | 0908 |
バックパネルW60 | 600×220×569 | 33,000円 | 0904 | 0900 | 0908 |
バックパネルW100 | 979×220×569 | 44,000円 | 0904 | 0900 | 0908 |
バックパネルW110 | 1079×220×569 | 45,100円 | 0904 | 0900 | 0908 |
No.57バックパネル | 700×191×276 | 25,300円 | 5704 | 5700 | 5708 |
No.89ロータイプブックスタンドW60 | 600×200×350 | 31,900円 | 8904 | 8900 | 8908 |
No.89ロータイプブックスタンドW100 | 1000×200×350 | 38,500円 | 8904 | 8900 | 8908 |
No.89ロータイプブックスタンドW110 | 1100×200×350 | 39,600円 | 8904 | 8900 | 8908 |
No.89ミドルタイプブックスタンドW60 | 600×200×520 | 40,700円 | 8904 | 8900 | 8908 |
木製ペントレー | 330×110×21 | 3,300円 | – | – | – |
コンセント | 330×33×50 | 5,500円 | 8004 | 8000 | 8008 |
特徴・人気の秘密
浜本工芸のNo.09デスクは2020年9月にシリーズ累計販売台数が30,000台を突破したことが公式にアナウンスされました。これが2013年発売時のNo.05デスク以降も含むのか、はたまた後述する令和プレミアムも含むのかどうか分かりませんが、少なく見積もっても年間4,000台以上を販売する人気デスクであることは間違いなさそうです。
2012年に発売されたカリモク家具の「ピュアナチュール」に偶然にもデザインが似ているため「ハマナチュール」などと馬鹿にされることもあるデスクですが、最初からデスク本体に引出しが2杯ついており、足元棚はA4ファイル対応ということで、収納力が自慢となっています。また、それでいてピュアナチュールよりもコスパが良いので人気というわけです。
ワゴンは天板を子供が自分で昇降させやすい昇降袖AとB、ちょっと大きめのモノを収納しやすい中深の引出しを設けた昇降袖Bと移動袖A、コンセント付きのNo.89ブックスタンドを選べるというところも人気の秘訣です。また、脚形状はテーパー脚で見た目が美しいだけでなく、座った状態で椅子を引けない新入学児が横から座り降りしやすい形状となっています。
プレミアムモデル
No.09令和プレミアムデスク

出典:浜本工芸
2020年度に発売された「No.09令和プレミアムデスク」はナラ本来の色味をそのまま再現したようなプレミアムオーク色で、浜本工芸最高級と言える仕様のデスクです。ワゴン天板ばかりか、引出し内部材までもナラ無垢というデラックス仕様となっています。
No.0989デスク(ウォルナット)

出典:浜本工芸
2023年度はさらにプレミアムなウォールナット無垢バージョンの「No.0989デスク」が発売されました。ナラ&オーク専門だったはずの浜本工芸が手掛ける初めてのウォルナットという点でも注目度が高いです。
店舗限定オリジナルモデル
IDC大塚家具・OT-07
IDC大塚家具で販売されている「OT-07」はバックパネルにコンセントが付いていることと、デスク、バックパネルともに幅90cmタイプがラインナップされていることが大きな特徴です。
なお、幅100cm、幅110cmのデスク本体、およびワゴンはカタログモデルとなります。また、「07」は09の以前の型番です。
島忠ホームズ・SSD-09

出典:ファニチャードーム
写真はファニチャードームの「YSD-09」ですが、島忠ホームズの「SSD-09」と同じものではないかと思います。こちらもバックパネルはコンセント付き、ただし棚板の上はトレー状になっていて仕切り板がありません。また、デスクサイドには木製ランドセルハンガー、右引出しには仕切枠が付いています。
東京インテリア家具・TI-09
東京インテリア家具オリジナルの品番は「TI-09」で、基本的に見た目はカタログモデルと変わりありません。こちらは天板がナラ無垢ではなくオーク無垢で、背板(足元棚上側)には3口コンセントが付属しています。
ナフコ21スタイル・レッグナイン

出典:ナフコ21スタイル
ナフコ21スタイルで2021年度から販売開始された「レッグナイン」は東京インテリア家具の「TI-09」から足元棚を取ってさらに価格を抑えたモデルです。天板はオーク無垢、背板(引出し下側)には3口コンセントが付いています。
よく比較検討されるデスク
カリモク家具・ピュアナチュール
カリモク家具の「ピュアナチュール」はデスク本体の引出しは別売で、足元棚もA4ファイルは収まりませんが、ワゴン天板がガチャガチャと昇降するのがイヤな方から支持が高いです。また、上棚の棚板の上に教科書類をズラリと並べてもOKなのがポイントです。
浜本工芸・No.32デスク
浜本工芸の「No.32デスク」はNo.09デスクを組み替え式デスクにしたようなスタイル。テーパー脚を踏襲しつつ奥行拡張天板を設け、大容量の書棚をセットすることができます。
飛騨産業・ビギン
飛騨産業の「ビギン」も以前はNo.09デスクと比較検討されることがありましたが、最近はなくなりました。価格が高いですし、リフティングワゴンがなくなったことも大きいでしょう。
KEYUCA・アロン

出典:KEYUCA
テーパー脚希望、でも浜本工芸はさすがに予算オーバーということで、KEYUCA(ケユカ)の「アロン」を検討される方もいます。コイズミファニテックが中国で作っているので品質的には決して悪くありません。
堀田木工所・シルフィ

出典:ファニチャードーム
浜本工芸のNo.09デスクの代わりに、ファニチャードーム限定の堀田木工所「シルフィ」を購入したという話を聞いたこともあります。言われてみれば確かに、シルフィはNo.09デスクっぽいですね。実際のところは「ウィンディ」をアレンジした感じだと思いますが。
なお、シルフィは既に販売終了したかもしれませんが、代わりに島忠ホームズにはシルフィに似た「グリッド」というデスクがあります。上棚の形状がちょっと違う感じです。
以上の通りNo.09デスクには競合も多いわけですが、ガチでライバルと言えるのはピュアナチュールだけでしょう。テーパー脚は相当高いクオリティーでなければ実現できません。
No.09デスクか、ピュアナチュールか、悩みに悩み抜いて結論が出ない場合は椅子に注目してみるのもアリです。もっとも、椅子はカリモク家具の「クレシェ(XT2401)」、机はNo.09デスクに決まることも少なくないんですけどね(苦笑)
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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
コメント失礼します。以前よりブログ拝読しています。
お値段ははりますが、ショールームで実物を見ると、浜本工芸にゾッコン。
我が家では棚を横付けして使用できることから、No89を検討しています。
しかし、こちらのブログでNo.09推しの記事を読んでいると、心が揺らぐ日々です(どちらも捨てがたい良さがあって)
差し支えなければ、No89の推しポイントを教えていただけないでしょうか?
たなたなさま
はじめまして^^
浜本工芸の机の素晴らしさは、実物を見れば一目瞭然ですよね。
価格は確かに高いですが、比べれば比べるほどコスパが良いと思います。
さて、私がNo.09デスク推しなのは座り降りしやすい脚形状が一番ですが、一方で書棚を横付けするならNo.89デスクが良いことは間違いありません。
また、賛否両論ある脚と天板の継ぎ目の部分もデザイン的にはとても良いと思います。
そのほか、引出しの取っ手の形状がNo.89デスクのほうが手を掛けやすいというのはたまに聞く話です。
また、No.89デスクは別売コンセントをデスク横に取り付けできる、スリムワゴン(昇降袖C)をセットできるというのも大きなメリットだと思います。
リビングダイニングに設置するというときにさすがにNo.09デスクの奥行65cmは大きすぎるのでNo.89デスクの奥行60cmがちょうど良いということもあるでしょう。
また、昇降袖をセットする場合、No.09デスクと袖は奥行が5cm違いますが、No.89ならいずれも60cmでピッタリです。
もっと言えば、No.89デスクは足元棚がないので子供が足を掛けることもありません。
これって意外と気にする人がいたりするんですよね。
以上の通り、No.89デスクにも魅力はいっぱいあります。
得心されたうえでお買い求めいただければと思います^^
No89デスクのいいところをたくさん挙げていただいて、ありがとうございます。
そうなんです。あの脚線美というか、前に向かってゆるやかに、わずかにカーブしているあの形状に惚れてしまいました。
もちろんNo09デスクの肌触りや収納力の高さは魅力なのですが。
もう少し、検討してみます。
早々にお返事いただき、ありがとうございました。
たなたなさま
私もそういう微妙なところが変に気に入ってしまうところがあるのでお気持ち良く分かります^^;
書棚だけでなく、椅子との兼ね合いもあると思うので、じっくりご検討ください♪
こんにちは!来年度、子供が進学のため
早速NO.09デスクを購入しました。
しかし、椅子については浜本さんのものがベストなんだろうか・・と悩んでいた中で、
収納マンさんが書かれている通りの、カリモクのクレシェの座り心地に魅了されました。
ただ、キャスターがクレシェには付いておらず
それはどうなんだろう・・と、またまた悩み始めてしまいました。
キャスターの有無と、座り心地については
どちらを優先することが望ましいのでしょうか。。
ちなみに自宅はマンションでクッションフロアのフローリングになっています。
みちょんさま
はじめまして^^
浜本工芸のNo.09デスクはもちろんですが、カリモク家具のクレシェも最高ですよねー♪
座り心地だけでなく、軽さや座面幅の広さも魅力です。
それはさておき、クッションフロアでクレシェを使う場合は、ちょっと摩擦抵抗を感じるものの、少し浮かすように椅子を引けば特に問題ないと思います。
通常、木質系フローリングの上でクレシェを使う場合は脚裏にフェルトを貼ります。
クッションフロアの上で使用する場合もフェルトを貼ったほうが摩擦抵抗が少なくなるとは思いますが、さほど実感はないかもしれません。
クレシェ以外のキャスター付きチェアもクッションフロアの上ではフローリグの上よりも摩擦抵抗が大きくなります。
それでも、クレシェよりは動かしやすいかもしれません。
ただし、クッションフロアの表面に多少の凸凹を生じる可能性はあります。
総じて、クッションフロアの上でクレシェを使用することは個人的には特に問題がないと考えます。
座り心地に満足されたクレシェを選んでいただければよろしいのではないでしょうか^^
早速ご返信ありがとうございます!
椅子マットの購入も含め
検討してみます^_^
みちょんさま
そうですね、デスクカーペットを敷くのも良い方法だと思います。
コイズミファニテックやイトーキのもののほか、サンコーの吸着マットもオススメです^^
Foppish2, ビーノ辺りを検討していて相談させて頂いていましたが、No.09も気になってましたので、先日ようやく大塚家具に行ってみました。
No.09デスク、板面が広い…!バックパネル式だとこんなに作業面が拡がるのかと驚きでした。
お値段は張りますが、かなりNo.09に気持ちが傾いています。
いくつかご意見を頂けたらありがたいのですが
・店舗では、W110を薦められたのですが、家のサイズ的にはW100希望で。W100でワゴンを通常サイズにすると、回転椅子などは入らないと言われました。スリムワゴンだと縦にしか教科書が入らないというのも、うーん…という感じで。。W100で通常サイズワゴンって、厳しいものでしょうか。。
・バックパネルは机と同じ幅のを購入するつもりなのですが、収納マンさまが耐荷重の問題を指摘されていたかと。。どれくらい気にするべきでしょうか。
・コンセントがバックパネル(卓上)についているモデルと、足下棚の下についているモデルがあるようなのですが、どちらがおすすめでしょうか
・椅子もセットで買うのがオススメですか?
なかなか店舗に見に行けなくて乗り遅れてしまったので、さすがにそろそろ決めないとですね…!
店舗に子供を連れて行ったら、「これ、引き出しがスムーズだしかっこいい」と言ったのが飛騨産業で、子供でも良いものがわかるもんだな…と思いました。
ささみさま
No.09デスクの100cm幅に昇降袖をセットすると、足元のスペースは幅489mmになります。
そこに座面幅480mmのDSC-80をセットすると結構ギリギリです。
No.09デスクはテーパー脚なので実際には数字で見るよりもゆとりはあるものの、座面を回転させることはできません。
回転チェアをセットする場合は、側面に木部をあしらったDSC-80ではなく、一般的な布もしくはレザー張りの椅子が良いでしょう。
バックパネルについて、我が家では同様にバックパネルが付いた浜本工芸の机を使っています。
上段に目いっぱい教科書類を並べていると、バックパネルが1~2cmほど手前に傾いていることが確認できます。
個人的には気にならないレベルですが、気になる人もいるかもしれないという程度のことです。
コンセントについては、個人的には机上にあったほうが便利だと思います。
そのほうがプラグの抜き挿しがしやすいからです。
足元に付いていても、壁付けコンセントと変わらないのではないかと思います。
ちなみに、我が家ではコンセントが足りないので、机上にエレコムの「USB電源タップECT-0415O」を置いて使っています。
それで問題なければ、上棚にコンセントがあるか否かはさほど大きな問題ではないでしょう。
我が家は机は地元の家具店で、椅子はネットでバランススタディを購入しました。
椅子は店頭で組み合わせて収まりや座り心地を確認してもらったほうが良いと思いますが、組み立てや設置は簡単なのでネットで買っても問題ないと思います。
もちろん、ショールーミングは販売店にとって気分の良い話ではないので、一緒に購入するのがスマートだと思います。
それにしても、飛騨産業の机の良さが分かるなんて、目の肥えたお子さんですね^^
最近は飛騨産業の机を扱っている家具店は少なく、その点で言うと大塚家具の展示は本当に素晴らしいと思います。
価格、接客態度、配送ともに、やっぱり大塚家具は最高のクオリティーです。