私はオフィスでサンワサプライの「EVA樹脂製チェアマット(100-MAT006)」を使っています。
こちらのチェアマットはポリカーボネート製のようにキャスター付きのチェアを動かしやすく、塩ビ製のように床に吸い付く感じで良かったんです。しかしながら、しばらく使っているうちにズレやすくなり、1日に3回くらい位置を修正する必要が生じるようになりました。
ダイソーで「すべり止めテープ」を買ってきて貼り付けるもあまり効果がなく。やはり1日に1回は椅子を動かしてチェアマットを敷き直す必要があり、プチストレスを感じていました。
そこで、子供たちが使っているのと同じサンコーの「おくだけ吸着チェアマット」に変えようかと思っていたところ、たまたまダイソーでよく似た商品を見つけたので試してみることにしました。
ダイソー・ピタッと吸着マット
私もインテリアコーディネーターの端くれですから、ダイソーでカーペットのようなものを買うという概念がなくて、これまでこんな商品があることにまったく気付きませんでした。
こちらの「ピタッと吸着マット」はもちろん税込110円。30×30cmのいわゆるタイルカーペットで、表面はポリエステル100%の日本製。裏面はアクリル樹脂で、サンコーのおくだけ吸着チェアマット同様にストライプ状の滑り止め加工が施されています。また、洗濯可能という点も同じです。
カラバリも豊富
私は今回、オフィスのフローリングに合わせてベージュ色を購入しましたが、ほかにもネイビー、モスグリーン、グレー、ブラック、カフェブラウン、マザーピンクなど、カラーバリエーションが豊富です。階段用もあります。
表面はサンコーよりゴワッと硬め
同じ日本製、同じような滑り止め加工ということで、ひょっとしてダイソーの吸着マットはサンコーのマットと同じものではないかと思いました。
そこで、まず表面を比較してみると、サンコーのほうが手触りが柔らかくて、それに比べるとダイソーのほうはゴワッとしていて硬く感じました。ちなみに、サンコーもポリエステル100%であることに違いはないです。
なお、厚みに違いは感じられません。
ダイソーのほうが滑り止めが少ない
裏面はどうでしょうか。調べてみると、ダイソーのほうがサンコーよりも滑り止めのラインの間隔が広いです。つまり、理屈上、ダイソーのほうが滑り止め効果が劣ると考えられます。
これらのことからダイソーの吸着マットはサンコーの商品とはまったく別のもので、コストを抑えた商品と考えられます。
裏面フィルムを剥がして施工
とは言え、基本的な構造は同じです。裏面のフィルムを剥がしてから床に敷き詰めていきます。
簡単に敷き詰め可能
30cm角と小さいですから、敷き詰める作業も簡単です。フローリングの目地に合わせて敷き詰めていけばOK。失敗しても容易に貼り直しできます。
継ぎ目もほとんど目立たない
継ぎ目は思ったほど目立ちませんでした。本当に滑らなければ、使っているうちに継ぎ目もより目立たなくなることでしょう。
敷き詰め完了!
フローリングに敷き詰めてみたところ、チェアマットより目立たずかなり良い感じです。とても100円ショップで買ったとは思えません(笑)
90×120cmの面を敷き詰めるのに12枚購入して、コストは税込1,320円。サンコーの置くだけ吸着デスクマットのおよそ半値で済む計算です。
また、最初は90×180cmのキッチンマットをカットして敷こうと思っていたので、それと比べてもめちゃぐちゃコスパが良いです。
チェアマットよりキャスターの動きが悪い
喜んで椅子に座ってみたところ、あることに気付きました。それはEVA製チェアマットに比べるとキャスターの動きが悪いということです。チェアマットなら椅子に座ったままでもサーッと移動できたのに、この吸着マットの上ではお尻を浮かさないと椅子が動きません。
一方で、サンコーの吸着マットとまったく遜色ないレベルでズレないです。もちろん、継ぎ目が広がるようなことはまったくありません。
あとは汚れの心配だけですが、汚れたら汚れたところだけ買い替えれば良いわけですから、長い目で見てもコスパはすごく良いと思います。
まだ使い始めて1週間も経たないので断定的なことは言えないものの、現時点ではダイソーの吸着マットにとても満足しています。サンコーの吸着マットに比べるとゴワッとしていて椅子のキャスターの動きも重いですが、まったくズレないし、見た目も全然悪くないです。
一方で、キャスターがスムーズに動くEVA製チェアマットもちょっと名残惜しいのも正直なところ(苦笑)もしダイソーの吸着マットに不満を感じるようなことがあれば、100均ではなくサンコーの滑り止めテープを試してみようかなーなんて思っています。
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