お子さんにとって、また子供らしさを求める親にとっても、今なお根強い人気を誇るカラーデスク。その中でも超定番と言えるのがコイズミファニテックの「CD」シリーズです。
ほかの学習机メーカーが次々と脱落していく中、なぜCDシリーズだけは別格なのでしょうか。今回はそこにフォーカスするとともに、CDシリーズと比較検討されることの多いカラーデスクを紹介したいと思います。
※2024年11月5日更新
コイズミファニテック・CDシリーズ
カラーバリエーション
- ♥4色=ホワイトウォッシュ、ライトピンク、ライトブルー、パープル
- ■3色=ナチュラルビーチ、ネイビーブルー×NS、ネイビーブルー×BK
ラインナップ
商品名 | サイズ W×D×H(mm) | 税込価格 | 品番 | |
---|---|---|---|---|
CDファースト | 950×763×1631 | 145,200円 | CDM-885WWWW CDM-886WWLP CDM-887WWLB CDM-888WWPR |
CDM-894NSNS CDM-895NSNB CDM-896BKNB |
CDコンパクト | 950×763×1191 | 118,800円 | CDR-985WWWW CDR-986WWLP CDR-987WWLB CDR-988WWPR |
CDR-994NSNS CDR-995NSNB CDR-996BKNB |
特徴・人気の秘密
CDシリーズには本棚がハイタイプの「CDファースト」とミドルタイプの「CDコンパクト」があります。CDファーストは本棚の背が高いだけでなく、コイズミファニテック最高峰のツインライトが装備されています(CDコンパクトはストレートライト)。また、2025年度からはCDファーストだけがリフティングワゴンになりました(CDコンパクトのワゴンは固定天板となり、引出し2段目がやや深めになっています)。
CDシリーズはカラーバリエーションがそれぞれ7色用意されており、親子で選ぶ楽しさがあります。コイズミファニテックには天板にナラ突板を使った「WDスペシャル」や、アルダー無垢の「レイクウッド」、姫系の「デコプリ」もあり、組み替え式デスクだけでも選択肢が多いことから選びやすいのだと思います。
また、CDシリーズは書棚もデスクライトもセットになったオールインワンモデルなので、これさえ買えば一通り学習家具が揃うという安心感があります。それでいて大量生産による低コストを実現できているため、買い求めやすい価格設定になっていることも大きなポイントになっていると言えましょう。
もちろん、「カラーデスクNo.1のコイズミ」という信頼感も、購買動機に大きく寄与しているに違いありません。
店舗限定オリジナルモデル
島忠ホームズ・CDエルクス(ODM-58X)
島忠ホームズでは長らく「CDネクスト」というオリジナルモデルを扱っていましたが、2025年度から「CDエルクス」にリニューアルされています。小学生でも手が届きやすい、CDファーストより低めの150cmの書棚は継承しつつ、ワゴンから天板リフティング機能を省くことでコストを抑えました。カタログモデルにはないMO色(上写真)とWO色を含む全8色展開となっています。
島忠ホームズ・ODR-773/774
島忠ホームズにはもうひとつ、CDコンパクトの廉価版みたいな「ODR-773MO」(上写真)、ダーク色の「ODR-774WO」を2024年度から販売中です。ちなみに、東京インテリア家具でもこれによく似た「Raini(ライニー)」というデスクがあります。
ナフコ21スタイル・NODM/NODR
テレビCMでもお馴染みのナフコ21スタイル版はハイタイプの「NODM-43X」とミドルタイプの「NODR-93X」があります。それぞれ6色ずつ用意されており、ワゴンの天板昇降機能を省くなどして低価格を実現。また、引出しの取っ手にリバーシブルのプレートを採用しています。ミドルタイプのLEDストレートライトはデスクの前板カラーに合わせたシェード色になっている点も大きな特徴です。
よく比較検討されるデスク
コイズミファニテック・OD1-WOODY
「OD1-WOODY(woody-1)」はカタログ外モデルながら、多くの家具販売店で扱っているコイズミファニテックの裏定番モデルです。CDシリーズよりも幅広の100cm、天板はラバーウッド無垢。それでいてCDシリーズと価格はほとんど変わらないどころか、むしろCDシリーズよりも安いことが多いため大人気となっています。
カラー3色。CDシリーズと同じく、ハイタイプだけでなくミドルタイプもあります。
ニトリ・くみあわせデスクDL24
ニトリの「くみあわせデスクDL24」はかつて椅子+デスクライト付きで5万円以下というお手頃価格で大ヒットした「くみあわせですくデラックス」の後継モデルです。書棚を4分割できるため自由なレイアウトを実現できる点が最大の特徴となっています。
ニトリ・くみあわせデスクGL24
ニトリの「くみあわせデスクGL24」は前述のDL24の廉価版と言えます。本棚は上下4分割ではなく2分割にすることでより低価格を実現。ワゴンのキャスターロック機能すら省いています。
大商産業・MWD-550
大商産業(金次郎デスク)の主力デスク「MWD-550」は天板がラバーウッド無垢ながら低価格であることを最大の強みとしています。全段フルスライドレール採用で、調色&調光機能付きのワイドなT型デスクライトも搭載可能。別売のオプションHI棚をセットすることでハイタイプにすることもできます。
大商産業・MWS-550
カッコイイ系をご希望の場合は大商産業(金次郎デスク)の「MWS-550」も検討に値するでしょう。姫系の「MHS-560」もあります。
くろがね工作所・スタンダードSC-24
くろがね工作所のコンポーネントデスク「スタンダードSC-24」は2024年度からワゴン別売に。ハイタイプもなくなりました。別売のスリムワゴンは収納量が少ないものの、足下のスペースを広く取ることができます。
近年は天然木もしくは天然木ライクな質感でシンプルなデスクが流行る中、コイズミファニテックのCDシリーズはいかにも学習机然としたカラーと装備です。しかしながら、だからこそ子供にとって魅力的であり、親も安心して子供に使わせることができると言えます。学習机は飾り物ではなく、道具であり、子供にとっての居場所であると考えれば、極めて自然な選択肢なのかもしれません。
CDシリーズの競合となるのは同じコイズミファニテックのOD1-woody、同じ売場に並んでいることも多い大商産業のMWD-550など。逆に、最初はニトリのくみあわせですくを軸に検討していたものの、家具販売店でCDシリーズを見て、「大手メーカーは割高かなと思っていたけど実はそうでもなかった」と翻意することもあるでしょうか。
コイズミファニテックなら同じカラーリングで選べる椅子のバリエーションも豊富ですから、カラーデスクを検討するならやっぱりCDシリーズは外せないですよね。
コメント 皆様からご質問・ご意見など