学習机というと、デカくて、子供っぽくて、無駄なモノが色々付いている…というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。また、子供が使うものにしては価格が高すぎるとか、どうせ買っても使わないんじゃないかと思われる方もいるでしょう。
そこに来て、最近は「リビング学習」という都合の良いフレーズが先行しています。リビングやダイニングのテーブルで勉強すれば親子のコミュニケーションが取れるうえ、学習机を買う必要もありません。おまけに、有名大学に進学するお子様方はリビング学習を実践していたなどという話を聞けば、もはや学習机を買う理由などなさそうに思えます。
しかしながら、実際は多くのお宅が学習用の机を購入しています。どうせ買うなら早めのほうが良いかもしれないし、今は買わなくても購入を見越してプランを立てておいたほうが良いに違いありません。
そこで今回は、学習机の購入動向についてお話ししたうえで、昨今のトレンドを踏まえた学習机の選び方を紹介したいと思います。
※2024年11月5日更新
そもそもみんな学習机って買うものなの?
実際のところ、「みんな学習机って買うものなの?」という素朴な疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
少子化の進行により、直近の小学校入学児童数はいよいよ100万人を下回るほどになっています。ただでさえ子供の数が減っているのに、学習机の購入率は年々下がる傾向となっており、入学シーズンに合わせて購入するのはだいたい40%程度と言われています。
しかし、残り6割のご家庭は机を買っていないというわけではありません。入学シーズンを過ぎてから買う方も相当数おり、1年を通じて見ると購入率は約60%となっています。約20%の方はオフシーズンに買っているというわけですね。
また、学習机メーカーは購入率が下がっていると騒いでいますが、複数の家具販売店から話を聞いても、私の身の周りのパパ友ママ友に話を聞いても、ほとんどのご家庭が机を買っていると思います。いわゆる学習机ではなくてIKEAなどでカジュアルデスクを買っていたり、パソコンデスクのようなものを買っているケースも、ざっと2~3割はあるのではないかと考えられます。そのほか、親のお下がりを使わせる、DIYで作る、造り付けのオーダー家具を発注するなどという話もちらほら聞きます。
つまるところ、近年はザッと6割のご家庭が学習机を購入し、残り4割はいわゆる学習机ではなくとも何かしらの机を置いていると言えるでしょう。
学習机を買わない理由は、大きく分けて3つ
学習机を買わない、もしくは買えないと言われる理由は、大きく分けて3つあります。
- 置く場所がない
- 価格が高い
- 学習机なんて必要ない
置く場所がない
前述の通り、学習机は結局6割のご家庭が購入し、残りのほとんどの方もパソコンデスクなど何かしらの机を置いているわけですから、結局のところ、必要となれば無理をしてでも置き場所を作っていると言えます。また、子供の小学校入学以降に引越しをして子供部屋などを確保したというケースもあるでしょう。
どんな学習机を選ぶかということと同様に学習机の購入時期は多様化しており、絶対に入学式前でなければならないと考えている人は少なくなってきています。時間の経過とともに様々な事情が変わってきて、「置く場所がない」と考えていても「どうにかして置き場所を確保しよう」という風に変わってくるのではないかと思います。それならば、あとで慌てないように早めに置き場所を捻出できるように考えておいたほうが良いですよね。
価格が高い
小学校入学時はいろいろと物入りです。ランドセルの平均購入価格がだいたい6~7万円くらいと言われるだけでも負担に感じるのに、学習机の平均購入価格は7万円前後などと聞いてしまうと、その時点で買う気が失せてしまう人も少なくないことでしょう。
正直に言って、私も国産家具メーカーの学習机を姉弟の2台まとめて買うことになったときは参りました(苦笑)でも、世間を見ると、祖父母がスポンサーになってくれたり、入学時とは時期をずらすことで工面していることが多いようです。
上を見ればキリがありませんが、下を見てもキリがありません。学習机に限らず家具は下手なものを買ってしまうと、すぐに壊れてしまって後悔することになります。私は収納のプロとして今までにたくさんのお宅を拝見してしてきましたが、安物に手を出してしまったがために壊れかけて使いづらく、かと言って大きなものなので簡単には買い替えできないという状況を多く見てきました。
ランドセル同様に学習机は大切な贈り物です。必ずしも入学時に合わせて購入する必要はありませんので、じっくり吟味して無理のない範囲で購入することをオススメします。
学習机なんて必要ない
「宿題はリビングやダイニングのテーブルでするから学習机は必要ない」、「学童保育や塾で勉強するので家に机がなくても大丈夫」、「どうせウチの子は勉強なんてしない」ということは割りとよく聞かれます。しかし、実際はというと、前述の通りほとんどの方が学習机などの机を用意しているのが実情です。
当初は必要ないと思いつつも結局は勉強のために机を用意することになる理由は主に3つ挙げられます。まずひとつめは、ダイニングで夕食の準備をする時間と子供が帰宅してから宿題をする時間が重なりがちであるためです。ダイニングテーブルで消しゴムかすを撒き散らしながら宿題をされると食事の準備の邪魔で、子供にとっても良い学習環境とは言えません。
2つ目は、兄弟姉妹がいる場合、ダイニングやリビングのテーブルで勉強をしていると邪魔されやすいということが挙げられます。ツインデスクという二人分が1台になった机が流行らなくなったのも同様の理由で、結局は兄弟姉妹の人数分、何かしらの机を用意したほうが家族全員ハッピーと言えます。
3つ目はこれがたぶんもっとも重要で、収納の問題です。机はダイニングテーブルやリビングテーブルで兼用できても、勉強道具を置く場所は別に用意する必要があります。そうすると、何かしら棚などを用意しなければなりません。学習机は収納と机を一体化したものと言うことができますので、結局は学習机を買ったほうが合理的と考える人が多いようです。
人気の学習机のトレンドは?
学習机は価格が高い、置く場所がない、必要ないなどと言われますが、これは学習机について誤解を抱かれてしまっていることもひとつの原因だと思います。それは家具販売店の店頭で学習机を見られた方が「え!イマドキの学習机ってこんな風になってるの!?」と驚かれることが多いことからも明らかです。
学習机は多様化している
学習机の購入時期が人それぞれになっているのと同様に、学習机そのものも多様化しています。もはや「学習机」と一括りで説明することは困難なくらいです。「学習机は無駄なものがいっぱい付いている」、「学習机なんてダサイ」なんていう話は過去のことだと思っていただいたほうが良いでしょう。
デザインや木の質感が重視される傾向
カラフルで子供らしい学習机も変わらず人気がありますが、近年はシンプルで大人になっても使えそうなデザイン性を備え、天然木の質感が良いものに人気が集まってきています。
もちろん、デザインが良いものは製造に高い技術力が求められるため価格は高くなります。また、天然木なら何でも良いわけではなくて、簡単にはキズがつかず、木目が美しいものを求めれば、やはり価格は高くなってしまいます。
必要なものだけをセレクトするタイプも人気
学習机は高いと思われていることも一因かと思われますが、学習机の必要なパーツだけを組み合わせて購入できるセレクトタイプも人気になってきています。これはもともと国産家具メーカーが導入していた販売方法ですが、近年は海外で生産する大手メーカーも同様の手法を取り入れるようになったことで身近になったと言えます。
「引出しはそんなに要らないんじゃない?」ということでワゴンなしの組み合わせにしたり、「見た目に圧迫感があるから」ということで上棚なしとする組み合わせも増えています。
上棚は圧迫感が強いから要らないという意見も
学習机と言えば巨大な上棚がセットされたものをイメージする方が多いのですが、実際には10年以上も前から上棚はコンパクトなものが主流になってきています。背の高いハイタイプから低いロータイプが支持されるようになり、特に近年は上棚がないものやバックパネル式のものも増えています。
これは前述のセレクトタイプに人気が集まっているのと同様で、上棚をコンパクトもしくはナシにしてしまったほうが価格が抑えられるということもあると思います。また、それよりも上棚がないほうが圧迫感がなく、見た目にシンプルで良いというニーズが強いためだと考えられます。
デスクの奥行が浅いものが人気に
今から20年ほど前の学習机は奥行が70cmくらいというのが一般的でした。しかし、奥行が広いと学習には向いているとは言え、圧迫感が強くなってしまいますし、他の家具と並べても収まりが良くありません。そうしたこともあって、近年はデスクの奥行が浅い50~55cm程度のものがかなり増えてきています。
一方で、一時期はかなり人気が集中した天板昇降式デスクは、ここ数年ほとんど注目されなくなりました。天板の高さが変えられることは子供の体格に合わせるという目的だったはずですが、天板の高さを下げることで圧迫感を減らすというニーズも満たしていたと考えられるでしょう。つまり、近年はデスクの高さではなく、奥行のほうに注目が集まっていると言えます。
やっぱり祖父母の国産信仰は強い
先に述べました通り、学習机を購入するにあたって祖父母がスポンサーになるというケースは少なくないです。その場合、「金は出すが口は出さない」となってくれればありがたいのですが、世の中そんなに甘くありません(苦笑)「ニトリでも高すぎる」と言われるかと思えば、「学習机は国産、デスクライトは大手家電メーカーで」というように、今の親世代から見ればあまり合理的とは思えない注文がつけられることも珍しくないです。
そんなわけで、比較的手頃な価格で購入できる国産の堀田木工所の学習机も人気があります。ただ、UFO塗装と言えどもウレタン塗装に比べるとキズや汚れがつきやすいと私は考えています。先ほど天然木について少し触れましたが、私は硬い木を使うかどうかよりもウレタン塗装を使っているかどうかのほうが表面の硬さを測るうえで重要と言えます。実際、学習机メーカー御三家(コイズミファニテック、カリモク家具、浜本工芸)はいずれもすべてウレタン塗装を採用しています。
学習机の人気スタイルは?
人気No.1は組み替え式デスク
ここまで近年の学習机のトレンドについて説明してきましたが、何だかんだ言っても最大のボリュームゾーンはガチの学習机とも言うべき組み替え式デスクです。
最初は見た目重視で考えていても学習机はやっぱり道具ですから、子供にとって使いやすいことを重視し、不安な収納量も十分カバーしようと思えば、自ずとこういう形になります。また、組み替え式デスクなら組み替えすることでリビング学習から子供部屋に至るまで様々なレイアウトが実現できて合理的です。 考えれば考えるほど、やっぱりよくできているのです。
また、親が子供に子供らしさを求めたり、子供もこういう感じを好むということもありますので、多機能な組み替え式デスクが根強く支持されているのは当然のことと言えるでしょう。
人気No.2は上棚付きベーシックデスク
人気No.2は親と子のそれぞれの希望の中間を取ってか、上棚付きベーシックデスクです。組み替え式デスクに比べれば収納量やレイアウトの多様性はありませんが、予算や見た目の圧迫感を抑えられるというメリットがあります。また、構造がシンプルなので大人になっても使えるというイメージを持ちやすいのではないでしょうか。
私自身もこのあたりが落としどころではないかと考えています。組み替え式デスクでは圧迫感が強すぎ、かと言って見た目重視で上棚を外してしまうと収納力が保てないうえに使い勝手も悪くなってしまうと思うからです。
人気No.3はシンプルな平机
3番目に人気なのは本棚や上棚がセットされていない平机というスタイルです。見た目スッキリ、机上面は広々、おまけに価格も手頃になります。デスクライトの取り付け方法に制限が少ないのもメリットです。
さらに、上棚付きのデスクよりも平机のほうが選択肢が多く、価格が手頃なものもたくさんあります。ただし、価格と品質は必ずと言って良いほど比例します。安いものはそれなりの品質であることが多く、子供が扱うには耐久性が十分でないものも散見されます。ですから、信頼できるメーカーや販売店のものを選ぶようにしたいところです。
ユニットタイプも復活の気配
その他のスタイルとしては、書棚を横向きに配置したユニットタイプというのがあります。組み替え式デスクでは圧迫感が強い、とは言え平机では収納量に不安があるという理由からも支持されていると考えられます。
ユニットデスクは一時期は少なくなりましたが、2024年度からまた復活の兆しがあります。これはユーザーの人気が高まったからというよりはメーカーの事情です。上写真のイトーキ「リーモ・ユニットデスク」などの場合、書棚を組立式にすることで輸送コストを下げ、価格の上昇を抑えています。また、コイズミファニテックの「ステップアップデスクM」も同様の観点があると見られます。
ベッド付きデスクも一定の需要あり
ユニットデスクに次ぐ人気となっているのはベッド付きデスクです。秘密基地みたいで子供が喜ぶだけでなく、親としても子供部屋の限られたスペースで収めやすいと考えるのでしょう。
ただ、高校生になっても使ってくれるのかという疑問がありますし、むしろレイアウトが難しくなるというのが私の見解です。また、冷静に見ればセットされているデスクはショボくてコスパも悪いことが分かります。
天板昇降式デスクのブームは終焉
古くはコクヨの「くるくるメカ」、数年前だとオカムラの「ピエルナ」やベネッセ&カリモクの「学びデスク」などの天板昇降式デスクがブームになりました。
天板昇降式デスクなら子供の身長が低くても床にベタッと足が付き、安心感が生まれます。また、天板高が低い間は圧迫感が少なく、最初は上棚ありの状態、成長すれば上棚なしの状態を作り出すことも可能です。
そのようなメリットがあるものの、天板高を下げるのは小学校中学年くらいまでと限定的なため、メリットを享受できる期間が短い、天板の高さを上げるのが大変といったデメリットが敬遠されるようになり、徐々にブームは終了。一方で、コロナ禍以降は電動昇降デスクが増えつつあります。学習机としてはまだ市民権を得たと言える状況ではなく、私としては静観している状況です。
ライティングデスクもマイナー化
1970年代生まれの私が小学生の頃は、上写真のようなライティングデスクを使っている友達がたくさんいました。2000年頃に私が家具メーカーの応援販売で家具店の店頭に立っていた頃もライティングデスクはまだまだ現役でした。しかし、徐々に学習机メーカーはライティングデスクを扱わなくなり、現在ではとてもマイナーな存在になっています。
幅がコンパクトであるにもかかわらず収納力があり、天板を閉じれば見た目はスッキリするんですけどね。机上面が狭く感じられるうえに、圧迫感が強く感じられるのでしょう。
どんな学習机を選べば良い?
ここまで、学習机の人気トレンドを踏まえつつ、学習机にはどんなスタイル(形状・組み合わせ)のものがあるかを説明して参りました。
ほとんどのお宅が学習用の机を買っており、最近は天然木のシンプルなデザインのデスクが人気。また、組み替え式デスクがもっとも売れているなら、それにしようか…という風にはならないと思います。最初から子供部屋に机を置くお宅もあれば、最初はリビングダイニングに置いて将来的に移動させようとお考えのお宅もあるでしょう。また、部屋の広さもマチマチですし、そもそもデザインの好みや求めるクオリティー、ご予算なども異なります。
以上の通り、学習机を決めるには様々な要素があります。改めてそれぞれのスタイルのメリットとデメリットをまとめたうえで次に進みたいと思います。
スタイル別メリット&デメリット
組み替え式デスク
- オールインワンでコスパが良い
- 様々なレイアウトが実現可能
- リビングから子供部屋まで対応可能
- 圧迫感が強い
- 書棚の幅が広くてレイアウトが難しいことも
- 足元の棚が使いにくいことも
まずは組み替え式デスクから。私自身も学習机のデザインを考えることがあるのですが、考えれば考えるほど組み替え式デスクというのはとても良くできています。小学校低学年の間はデスクだけをリビングに置くこともできますし、書棚の前にデスクを置けば省スペースで収納量も多く確保できます。また、L型カウンターデスクとして使うこともできるので、ノートパソコンを広げながらの作業もしやすいです。コスパも優れていると思います。
一方で、圧迫感は強めです。デスクの幅が100cmなら書棚も100cmあるので、並列に並べる場合は場所を取るだけでなく、置き場所を確保するのが難しいこともあります。スタンダードスタイルなら省スペースですが、足下の棚が使いにくいというデメリットもあります。
ベーシックデスク
- 使い勝手と見た目のバランスが良い
- 手近に必要な教科書類を収納可能
- 上棚があるために机上面が狭く感じられる
- 将来的に上棚が不要になることも
組み替え式デスクでは圧迫感が強いと感じる場合はベーシックデスクが無難でしょう。手近に教科書類を並べることができるので使い勝手も良いです。
ただ、上棚があると机上面は狭くなります。棚板の位置が高めのもの、もしくは高さを調節できるものが望ましいです。また、机上面をもっと広く確保したいと考えたときには、上棚を処分する必要があります。その点、組み替え式デスクは書棚として使えるので無駄がありません。
平机
- 天板面が広々しており作業がしやすい
- 圧迫感がない
- 上棚付きよりも予算を抑えられる
- 収納量が少ない
- 机上に本を並べる場合は工夫が必要
平机は机上面を広く確保できるうえに圧迫感がなく、上棚の分だけ予算を抑えることが可能です。一方で、教科書などを手近に置く場合はファイルボックスなどを活用して並べる必要があります。そもそも上棚やワゴンがないと収納量が不足しがちです。
このように説明すると、デメリットは少なく、メリットが多いように感じられます。ただ、実際にモノが増えてくると、机上面をスッキリさせた状態をキープするのはなかなか難しいものです。横に書棚を置いてそこにすべて収めればOKのはずですが、そうすると別に書棚が必要になるうえに、いちいち椅子から立ち上がる必要が生じます。会社や役所の事務机を見ても机の上に書類が並べ切れていないことが多いですから、それを踏まえれば最初から上棚があったほうが良いかもしれません。
ユニットデスク
- レイアウトの変更が可能
- コスパが良い
- 収納量を確保しやすい
- 一定の幅が必要
- 本棚の下段が使いにくいことも
ユニットデスクは平机とコンパクトな書棚がセットになったものと言えますし、書棚の幅が狭い組み替え式デスクと見ることもできます。そうすると、組み替え式デスクと同様にレイアウトの変更が可能で、コスパも良いと言えます。収納量もそれなりに確保できます。
設置する幅は平机やベーシックデスクに比べると必要ですが、組み替え式デスクのL型カウンタースタイルと同等です。個人的には総合的に見て合理的なスタイルだと思います。
ベッド付きデスク
- 子供が喜ぶ
- 省スペースで収まることも
- 子供が成長しても使ってくれるか不安
- 実はレイアウトが難しい
- 圧迫感が強い
- 実はコスパが悪い
先ほども少し触れましたが、ぶっちゃけ、ベッド付きデスクはやめておいたほうが良いです。デメリットが多すぎるからです。
上写真のようにデスクがベッドの下に収まる形状ならかなり省スペースで済むものの、天井照明が届かず、デスクライトのあかりだけで勉強をすることになります。これは良い学習環境とは言えません。
ここではベッド付きデスクについて詳しく説明しないので、詳しくは以下をご覧ください。
天板昇降式デスク
- 子供の身長が低くても足が着き安心できる
- 圧迫感を抑えることができる
- 天板の高さ調節が大変(電動のぞく)
- ワゴンが小さくなる
私はもともと天板昇降式デスクに否定的でした。天板昇降式デスクを絶滅寸前に追いやったのは私自身ではないかと思っているほどです。
私が天板昇降式デスクを否定的に見ていたのは、天板の高さ調節をするのが大変なだけでなく、天板を低くした状態で使う期間があまりにも短く、そのためにワゴンが小さくなるというデメリットも生じるからです。
しかしながら、ここ近年は学習机の価格が高騰したということもありワゴンを買わないということも増えています。それなら天板昇降式デスクを買ってもワゴンの問題はありません。むしろ、子供が安心して座ることができ、圧迫感を感じにくいというメリットのほうが強く感じられると思います。
なお、電動昇降タイプなら高さ調整は容易ですが、価格はデスク単品で10万円を超えることも少なくありません。また、幼児期から使える天板高のものは少なく、やや低め~スタンディングデスクとして使える高さのものが多いのが現状です。ニーズに合わせて選ぶようにしてください。
ライティングデスク
- 幅がコンパクト
- 一定の収納量を確保できる
- ほかの収納家具と並べたときに収まりが良い
- 天板の開閉が面倒臭い
- 窮屈さを感じることも
ライティングデスクは学習机のエッセンスが詰まっていると私は思います。省スペースながら相当な収納量が確保できるからです。ほかの収納家具と並べても収まりが良く、日本の住宅事情にマッチしていると感じます。
ただ、そうすると逆に古臭さや窮屈さを感じるというのこともあるのでしょう。平机やL型デスクと対極にあるとも思います。
子供部屋に置くのに適したデスク
- 組み替え式デスク
- ベーシックデスク
- ユニットデスク
- 平机
学習机を置く場所はリビングか、子供部屋やリビングに面した和室などということがほとんどだと思います。リビング以外なら見た目の制約はほとんどありません。使い勝手を重視したり、好きなインテリアテイストに全振りできます。
なので、省スペース性を重視したライティングデスクを置くメリットはほとんどないです。天板昇降式デスクは子供部屋に適さないとまでは言えませんが、どちらかと言うと最初はリビングに置くほうがメリットが多いと思います。ベッド付きデスクはデメリットが多すぎるのでオススメできません。
組み替え式デスクは特にL型カウンタースタイルで配置できるという点でメリットを最大限に発揮できると思います。書棚とセパレートで並べるなら、ユニットデスクのほうがレイアウトしやすいでしょう。もしくは、ベーシックデスクもしくは平机と書棚を別に購入するという方法も良いと思います。
リビングに置くのに適したデスク
- 組み替え式デスク
- ベーシックデスク
- ユニットデスク
- 平机
- 天板昇降式デスク
- ライティングデスク
リビングに学習机を置く場合は奥行が浅めのものを選んだほうが見た目の収まりが良いでしょう。目いっぱい浅くして45cm、使い勝手も考慮すれば最大55cmと言ったところだと思います。上写真の家具の里×堀田木工所の「リッケ」のように奥行拡張天板が付いたデスクや組み替え式デスクなら、子供部屋に移動させてから奥行が浅くて不便を感じるということもありません。
一方で、奥行拡張天板は天板奥に継ぎ目が生じるのが気になるという方もいます。また、リビングに学習机を置くのは数年のことなので、それよりも子供部屋に移動させてからのことを重視したいという考えもあるでしょう。その場合は天板を低くすることで圧迫感を軽減できる天板昇降式デスクも良いと思いますし、もはや奥行は気にせずベーシックデスクや平机を置くというのもアリです。実際、我が家もダイニングにベーシックデスクをきょうだいで2台並べました。
そのほか、組み替え式デスクの亜種とも言えるユニットデスクもアリだと思います。ライティングデスクは省スペースなのでリビングには最適です。
いずれにしても、リビングに置く以上、それなりの見た目のものを選びたいという方が多いと思います。そうすると価格が高くつきがちなので、色々難しいことを考えるよりは、リビングにはとりあえず間に合わせのデスクを置き、子供が自分の部屋で勉強するようになったらリビングのデスクは親がテレワーク用などとして使うというプランも良いでしょう。
きょうだい2台置きは熟慮が必要
以上の通り、リビングから子供部屋に移動させることを前提として学習机を選ぶだけでも大変ですが、これがきょうだいで2台以上となるともっと難題です。スペースだけでなく、予算、おまけにきょうだい喧嘩が勃発しないようにと考えればなおさらです。
この点については我が家の事例が参考になると思います。コメントでも何度も質問を受けておりますので、お気軽にご相談ください。
学習机のサイズは?
現在の学習机の天板サイズは幅100×奥行60cmというのが標準です。これはA4サイズの教科書などを前後に並べられる奥行、かつ机の下に椅子とワゴンを十分に並べられることが理由と考えられます。
子供部屋に学習机を置く場合はスペースに制限が少ないことから、120cmくらいのデスクを置きたいというご要望もあります。それはもちろん結構なのですが、書棚などを追加するときに困らないサイズにしましょう。また、サイズが大きくなればなるほど置ける場所は限られます。レイアウト変更の可能性も検討しておいたほうが良いと思います。
逆に、幅90cmなどのコンパクトなデスクでなければ置けないということもあります。その場合はスリムなワゴンをセットしたり、ワゴンなしにすることで対処可能です。
奥行については、基本的には深ければ深いほど作業スペースが広く取れて理想的です。奥行60cm以上が理想ですが、近年は65cmを超える奥行のデスクは皆無です。
一方で、最初はリビングダイニングに置く場合や子供部屋が狭い場合は、奥行を浅くせざるを得ないこともあるかもしれません。先ほども説明した通り、奥行拡張天板を備えたデスクや組み替え式デスクで対応するようにしましょう。
なお、奥行が浅い分、幅を広くすることで対処するという考えもありますが、私はその考えにはやや否定的です。奥行方向の視点移動に比べると、幅方向の視点移動は面倒だからです。デスクの幅を広くするよりもワゴンを手前に引出してL型デスクのように使ったほうが良いと考えています。そのほうが設置スペースも少なくて済みます。
学習机の材質は?
天然木
構造(主に天板)
無垢(ハギ) | 木材を接ぎ合せたもの。集成材とも言う。高級。丸みを帯びたデザインが可能。 |
---|---|
突板(つきいた) | 木材を薄くスライスして合板に仕立てたもの。手頃。割れや反りの心配が少ない。 |
樹種
ウォルナット | 高級。硬く、木目が美しい。 |
---|---|
ナラ | |
オーク | やや高級。硬く、木目がしっかり。 |
アルダー | やや軟らかく、やさしい木目。 |
ラバーウッド | 手頃。硬いが木目はキレイではない。 |
パイン | 手頃。軟らかくて学習机には不向き。 |
ヒノキ | 風呂桶や住宅の構造材には最適。 |
塗装
セラウッド | セラミックスを配合したウレタン塗装。キズ、汚れ、紫外線、熱に強い。ウィドゥスタイルの「セレクト」や堀田木工所×家具の里「リッケ」に採用。 |
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UVウレタン | UV(紫外線)を照射することで表面硬度を向上させたウレタン塗装。キズ、汚れに強い。浜本工芸などが採用。 |
ウレタン | キズ、汚れに強い。多くの学習机メーカーが採用。 |
ラッカー | ウレタン塗装に比べて変質しやすい。安物に多い。 |
UFO | 樹脂ベースの塗料にUV照射を施すことで表面硬度を向上。堀田木工所のみが採用。 |
オイル | 研磨とオイルの擦り込みを繰り返すことで表面の保護性を高めつつ木材の質感を損なわないものもあるが、学習机ではオイルを塗っておしまいに近い雑なものが多い。質感は良いがキズや汚れには弱いため、学習机としてはオススメできない。 |
学習机の材質はどんなものを選べば良いのでしょうか。簡単に言うと、高級なものほど良い材料を使っています。また、高級な材質を使っているものほど全体の作りも丁寧です。デザイン性も高まっていきます。
ただし、たとえばオークと言ってもピンキリです。安いものは木目が粗く、調湿が不十分で割れたり反ったりしやすいので、やはり値段相応と言えます。
天然木の突板はおよそ0.2mm程度と極薄です。そのため、深いキズがつくと芯材が露出するとか、塗り直しが利かないなどと言われることがあります。しかし、学習机の天板を塗り直す人はほとんどいませんし、逆に無垢の場合は割れたり反ったりすることがあります。よって、一概にどちらが良い悪いと言えるものではなく、デザインやコスパで選ぶべきでしょう。
塗装には様々なものがありますが、基本的にはウレタン塗装をオススメします。いくらキズに強いものでも、木材である以上、ランドセルの金具をぶつけたらキズになります。
オイル塗装のデスクはできるだけ避けてください。キズや汚れに弱いからです。デスクマットを敷けば大丈夫と言われることもありますが、天板の手前の縁はデスクマットではカバーできません。凹みはご家庭で修復が可能と言われるものの、素人では難しいです。
また、基本的にパイン(松)やヒノキなどの針葉樹も避けたほうが良いと思います。軟らかくてキズがつきやすいだけでなく、割れや反り、場合によってはヤニが出てくることもあるからです。こういう樹種はそもそも家具に適さないため、マトモなメーカーなら扱いません。
非天然木
MDF(中繊維合板) | 非天然木の学習机ではもっともメジャー。木目を直接プリントしたものもある。硬く、実用面ではまったく問題ない。 |
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メラミン合板 | キズ、汚れ、熱に強い。直線的なデザインになりがちなのと、面材と質感が異なることが多いのが難点。 |
プリント合板 | シールで表面が剥がれるものもあるが、キズに強い強化プリント紙もあり。価格が上がるほど木目の質感も向上し、突板と見分けがつかないものも。 |
天然木以外ではMDF合板を使ったデスクが多いです。天然木に比べるとチープに感じられるかもしれませんが、割れや反りが起こる心配がなく、キズや汚れの心配も少ないです。
最近はメラミン化粧板を使ったデスクも増えています。昭和世代の方ならご存知かと思いますが、いわゆる「デコラ」です。デコラは住友ベークライトの商標で、メラミン化粧板が一般名詞となります。デコラは熱にも強い一方、天板の角に丸みを持たせることができません。直線的なデザインがお好みであれば、良い選択肢になると思います。
プリント合板はシールを剥がすと表面が剥がれてしまうものもありますが、木目にエンボス加工を施すことで突板と見分けがつかないレベルで、かつキズに強い、いわゆる強化プリント紙もあります。強化プリント紙を使っていても「プリント紙」としか表示されていないものもあるため、必要に応じて問い合わせていただくと良いでしょう。
学習机は引出しが命!
材質よりも重視して欲しいのは引出しです。作業台としての学習机は壊れることはありませんが、引出しはそのクオリティーいかんで簡単に壊れてしまうからです。また、スムーズに開閉できるほどストレスなくモノを出し入れすることができます。
引出しの最上級は間違いなく浜本工芸です。金属製のスライドレールが付いていなくても、婚礼箪笥のようにスムーズに開閉できます。また、数年おきにベアリングをグリスアップする必要がなく、金属のように変形してしまう可能性もありません。総じて国産のデスクは高品質のスライドレールを使っています。
十分に合格点と言えるのはコイズミファニテックやイトーキなどです。それなりに良いスライドレールを使っており、ストレスなく開閉することができます。
一方で、組立式の引出しは論外です。速攻で壊れる可能性があります。また、組立式でなくとも最初から開閉できないひどいものもあります。
引出しのクオリティーは価格に比例します。真にコスパを見極めるなら、引出しがスムーズに開閉できるかどうかを絶対にチェックしてください。
ワゴンは必要?
数年前までは「上棚が必要かどうか?」だったり、「ワゴンにリフティング天板は必要か?」という議論が多かったものですが、最近は「ワゴンそのものが必要かどうか?」という議論が増えています。これだけ学習机の価格が上がってくると無理もないと思いますし、メーカーもワゴン別売のモデルを増やしてきています。
ワゴンを含め、引出しは「子供がガラクタのようなモノばかり入れるだけ」と言われがちです。実際、ウチの子供たちもそうでしたし、私自身もそうです。私は会社や役所で収納のコンサルティングをすることもありますが、大人が使う事務机の引出しも半分くらいが仕事には関係のない私物です。
なので、個人的にはたとえ親から見てガラクタでも、それを収める引出しが多いほうが良いと思います。少なくとも、「片づけなさい!」と言うことになるなら、片づける場所は用意しておくべきでしょう。
また、ワゴンは手前に引き出すことで天板面を補うこともできます。予算が許すなら購入されることをオススメします。
以上、近年の学習机のトレンドについて述べて参りましたが、実際にはこんなに簡単には説明できないくらい多種多様になっています。また、これだけ豊富に選択肢があっても、「あちらを立てればこちらが立たず」という風に悩まれる方は実に多いです。
基本的に学習机を選ぶ際は「見た目を取るか、使い勝手を取るか」という2つの要素のせめぎ合いになることが多いです。パッと見た目だけで選ぶなら、ほとんど難しいことはないでしょう。しかし、買ってすぐ壊れたというのは困りますし、最初はキレイでもキズや汚れがヒドイというのも考え物です。また、見た目や予算重視で上棚やワゴンを省いた場合、結局モノを置く場所が足りなくなって机の上が散らかるということも十分起こり得る話です。
また、見た目にしても使い勝手にしても、予算とのバランスが重要です。「これが良い!」と思っても、旦那さんや奥さん、おじいちゃんやおばあちゃんに反対されたという話もよく聞きます。ただこれは、お互いに経験や認識が異なる中で話し合ってもらちが明きません。買うか買わないかは別として、できれば家具販売店を4軒くらい回って、ピンからキリまで実際に触れて見比べてください。
学習机選びでは特に引出しが重要です。台としての机はまず壊れることはありませんが、引出しは品質次第でその精度や耐久性が大きく異なります。なので、ただ売場を見るのではなく、引出しを引き出したり、椅子に座ってデスクライトを操作してみてください。
見た目や予算のことも大切かと思いますが、小学校入学から数えれば大学卒業まで16年間も過ごす子供にとって大切な場所です。私に言わせれば、たった6年間しか使わないランドセルよりもはるかに重要です。近年のトレンドも踏まえながら、是非じっくりと時間をかけて、お子さんにとって最適な環境づくりをしていただければと思います。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マン様
夜分失礼いたします。
小学6年生と2年生姉妹の母です。
今までは、ダイニングテーブルで勉強を行っていましたが
上の子が中学生となり定期試験勉強が始まる上
そろそろ自分だけの置き場が必要だと思い
(リビングにそろぞれの小物収納は準備してますが、
写真を飾ったりしたいようです)
重い腰を上げて検索をかけていた中、収納マンさんにヒットしました。
ダイニングテーブル用にカリモクで学習椅子を購入したので
なんとなく、カリモクでと考えていたのですが。
ホームページを拝見すると沢山あるんですね~。
記事とコメントを拝見すればするほど、悩みます。
子ども(特に上の子)の希望は、シンプルであること
両親の希望は、机とワゴンで10万を超えても長持ちする品質のものを
という意見と、収納マン様の1000×600のスペースという意見に
賛同したことと、大きくなって使わなくなった場合、私がもらいノート型パソコンの前にA4の紙を置くことができるスペースがあるといいなという私の都合から奥行60センチは譲れないという理由より。
カリモクのボナシェルタ
浜本工芸のNo48またはNo89、No6000、ミニマ
(足癖が悪いので、足元に棚があるものは省きました)
なのかと考えているのですが、選択肢が多すぎる上
収納マン様のお勧めに上がってきていないこともひっかかります。
現物をみて、子どもに選ばせるのがいいのでしょうが
東京・大阪のような大都市に住んでいるわけはないので
大きな家具屋さんもありません。(大塚家具も数年前に撤退しました。)
ある程度めぼしを付けてそれが置いてある場所を探し見に行くという
方法しかありません。
学習机の大手と言うことだけでしか選んでいません。
沢山机を見てこられた方として、
ご意見賜れればと思いメールさせていただきました。
お忙しいと思いますが
上記机より、今はこっちのほうが価格と品質的にはお勧めだよ!
と言うのもあれば教えていただければとあつかましくもお願いいたします。
*記事内容に近いところにコメントをというのを拝見しましたので
最新記事ではなくあえて過去の記事欄でコメント残させていただきました。
机 悩み子さま
はじめまして^^
そうですねー。カリモク家具、浜本工芸ともに、カタログに掲載されているラインナップ数だけで言うといずれも数種類ですが、何をどう組み合わせるかと考えだすと選び抜くのはなかなか難しいですよね^^;
ただ、上のお嬢さまはもう中学生ということですので、体格的にも好みの面でももう大人用の雰囲気のもので問題ないでしょう。
下のお嬢さまはまだ小学2年生ということですが、お姉ちゃんと同じで良い…と言ってくれるのかもしれません。
これまでダイニングテーブルにカリモク家具の学習椅子をセットしてお使いになっていたということですので、やはりこれが品質的なベンチマークになるでしょう。
やはり値段というものは正直ですから、安いものに手を出すと相対的にすごく安っぽく感じられると思います。
机を設置する場所は子供部屋でしょうか?
もし子供部屋への設置を予定されていてスペース的にも問題なければ、奥行60cmと言わず65cm以上でもよろしいかと思います。
「大は小を兼ねる」というわけではありませんが、奥行は広いに越したことはないです。
ただし、スペースに無理をしてまで置く必要はありません。奥行60cmでも必要十分です。
ワゴンを併用すれば、ワゴンを手前に引き出してL字型デスクのように使うこともできますからね。
候補に挙げていただいたデスクが私のオススメとして挙がっていなかったということですが、2018年度新作のNo.48デスクとミニマを除いてはいずれも定番と言えるものなので今さら取り上げていなかっただけです。
いずれも安心してお使いいただけるものだと思います。
以上を踏まえまして、候補に挙げていただいたものの寸評を以下に記したいと思います。
【カリモク家具・ボナシェルタ】
いまお使いの学習椅子がカリモク家具のものであること、お嬢さまがシンプルなものを希望されているということ考えると、やはりこれが最有力候補なのではないでしょうか。
数年間使った学習椅子は若干ツヤが出たり色があせたりしているかもしれませんが、基本的に当時の塗装色と同じ色をチョイスできるはずです(ボナシェルタはオーク突板なのでチェアとは材質が異なるかもしれませんが)。
ボナシェルタは脚が太いのでST0057のワゴンを組み合わせる場合は幅1100mm以上がオススメです。
【浜本工芸・No.48デスク】
もし奥行が65cmでも問題なければ、ゆったり使うことができますし、天板下に引出し2杯、ワゴンにも2~3杯あり、収納力は多いと言えるでしょう。
浜本工芸の天板下の引出しは大底板が付いているので膝で蹴り上げても安心、他方で脚を組むときは邪魔になる可能性があります。
お行儀良く座らせるためには天板下に引出しがあったほうが良いとも言えるかもしれませんね^^;
あと、脚のデザインもエンタシス状で優しいデザインだと思います。
座るときや立ち上がるときに足が当たりにくい脚形状なのも良いと思います。
【浜本工芸・No.89デスク】
No.89デスクはボナシェルタと比較すると、奥行は同じ60cmで、天板下に引出しが2杯あり、昇降袖C以外をセットしても幅100cmで問題なく収まります。
脚と天板の継ぎ目に消しゴムかすなどが溜まりやすいという声はありますね。
【たなとつくえ・ミニマ】
もし上棚が必要でない場合、今回のご要望であればミニマはあまり最適ではないと思います。
ミニマの良さは上棚が足元棚として使うことができるということと、No.09デスクやNo.48デスクよりも奥行がコンパクトということだからです。
もっとも、ミニマはワゴン天板もナラ無垢、ワゴン側面もナラ突板という点で、よく見れば地味に贅沢で質感が高いモデルとも言えます。
カリモク家具と浜本工芸の上を行く学習机メーカーというのは他にないですね。
特にコスパで言えば浜本工芸は圧倒的です。
一方、デザインやライフスタイルの提案力という点では、カリモク家具が圧倒的です。
IDC大塚家具が数年前に撤退したということは、小倉か郡山でしょうか。
小倉だと大手はナフコ、郡山だと東京インテリア家具くらいですものねー。
ただまあ、私の地元もニトリくらいしかありませんし、ちょっと田舎に行くとどこも同じようなものですね^^;
ご無理のない範囲であちこち足を運んでいただければと思います^^
収納マン様
こんばんは 机悩み子です。
早々にお返事いただいておきながら、パソコンを開く余裕がなく
そのままで失礼しました。
わが家の今の予定は、6畳の部屋に机を二つしか置かない予定なので
スペース的には十分あると考えていますが・・・・
いずれ、お互いの部屋が欲しくなり1室づつになった場合
机・ベッドを置くことを考えて奥行きは60センチがいいかな~
と浅はかな考えからのサイズ指定でした。
わが家が使用している椅子は、カリモクのXT2401というタイプ
なのでボナシェルタと思っていたら、娘から天板の下の引き出しが
欲しいという希望があり、ボナシェルタも追加はできるようですが、
なんだかとってつけたような申し訳ないような引き出しがつくのが
許せなかったようで、嫌だと言われてしまいました。
ただ、現物は見ていないので、ショールームに見に行く価値は
ありそうです。
先日も記載しましたが近所には、浜本工芸をおいてある場所がないため
子どもが学校に行っている少しの間、下調べを兼ね
ちょっと大きな家具店に行ってきました。
そこには、カリモクは展示場が近いからと言う理由で
ボナシェルタの展示はなく、浜本工芸は大半を展示してあったのですが
それを拝見して感じたのが・・・
天然の木の味わいを出していると店員さんはおっしゃっていたのですが
(大きな家具やさんではありますが、訪問前日に展示在庫を確認の電話をし た際、近々で売出しがあるのでDMを送りたいと住所・名前等を聞かれ田 にもかかわらず、そのような話しを自分がしたかどうかわからなく
なるくらいご高齢の店員さんばかりでちょっと不安です。)
明らかに横に置かれているワゴンと机の木の木目が違いすぎる。
きっと、注文して届く場合はメーカー在庫からの配送という形に
なるのでしょうが、その点のメーカー配慮などはあるのでしょうか?
やはり順番に配送されるだけなので時と運であきらめるしかない
のでしょうか?
沢山の机を見てこられた収納マンさんにの直感的な意見で結構です
教えていただければと思います。
さらに今週末から月末にかけて浜本工芸の特別値引き期間だそうで
通常(定価の25%オff)より安く手に入るそうですが・・・・。
この時期に値引き、売れ残りを安く出すのではないか
ということもとても気になります。
途中店員への愚痴が入って申し訳ありませんが
過去の経験談からで結構です。
違ったじゃないか!!などのクレームを入れることは考えていませんので
率直なご意見いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
机 悩み子さま
なるほど、お嬢さまのご希望はデスク天板下に大引出しが付いているということなんですね。
そうすると確かに、浜本工芸も有力な候補と言えそうです。
木目の件ですが、デスク天板と袖ワゴンの木目がかなり違うということは十分あり得ると思います。
デスク天板と袖天板で言えば、かたや板目(年輪の模様)の無垢、かたや柾目(平行な木目模様)の突板ですから、まったくと言って良いほど木目が違います。
デスク天板と引出し前板を比較した場合はともに板目の無垢ですが、天然の木ですから木目が違うのはむしろ当たり前と言えます。
もし木目の違いが気になるようであれば、突板で基本的に柾目が多いボナシェルタなどのほうが無難です。
ただこれも板目が入ることもありますから、やはり木目というのは難しいです。
個人的には、天然木の学習机の木目は、生まれてきた子供と同じように個性があるものとご理解いただけることを願っています。
当たり外れ、良い悪いではなく、「あばたもえくぼ」だと捉えていただけると、うれしいです。
基本的に家具メーカーは同様に考えていると思われ、デスクと袖ワゴンの木目を考慮して出荷するということは、少なくともカリモク家具や浜本工芸に関してはありません。
いずれのメーカーも一定の品質基準に見合った木材を仕入れ、削ったときに節などが出ればハネることはあっても、木目の間隔の違いまでは考慮していないです。
どうしても木目が気になる場合は、展示現品を購入するのがオススメです。
家具は一品ものだと考え、展示品をそのまま買うのが通(つう)とされています。
話は変わりまして、家具屋さんのベテラン販売員のちょっと頼りないところは、私もときどき感じるところです^^;
残念ながら、ベテラン販売員はカタログスペックの細かい部分には疎いことが多いです。
価値観も今の親世代とは噛み合いません。
家具が飛ぶように売れた良い時代が染み付いていて、横柄な態度の店員も散見されます。
一方で、今どきの若い販売員では分からないような知識を持っていることもまた事実です。
「やっぱり昔の人はエライ!」と感心させられることも度々あります。
ですので、「何か良い提案がしてもらえるかも?」と期待すると期待外れに終わることが多いですが、意外なところで知恵を授けてくれることもあります。
ほかに選択肢がない場合は、基本的には、欲しいのはその商品であって、お店のサービスではないと割り切ってしまう必要もあるでしょう。
どんな商品でも言えることですけど、家具の場合は特に100%絶対と言えることはないです。
どんなに素晴らしいメーカーでも、自然のものを利用して人間が作る以上、ミスは起こります。
どんなに信頼されているお店でも、説明にミスがあったり、配送時にトラブルが起こることはあります。
基本的に家具業界は良くも悪くもおおらかな世界なので、何かあっても「まあ、そういうこともあるよね」くらいの感じで温かい目で見ていただければ幸いです^^;
収納マン様
休日なのに早々にお返事ありがとうございます。
台風の影響でお天気も悪く、売り出し期間終了も迫っていることもあり
カリモクショールーム・家具店をはしごしてきました。
はじめにカリモクショールームに行ったのが間違えでした。
浜本工芸さん、価格(掛け率がよかったので)と商品性能は
とてもいいと思ったので是非そちらのほうにと
こちらのブログで得た情報や、浜本工芸さんのホームページで得た情報で
「木がいいんだよ~」
「ここにね引き出しを蹴り上げないように板が一枚あってね~」
等、店員さんも「へ~」と納得するくらい
知ってる情報をすべて伝えてみて主人は、
そうなんだ~とカリモク以上に喰い付いてみていましたが
小学6年と2年生には全く関係なかったようで
「イヤ、さっき見たカリモクにするわ~。さっ帰ろう~」
と言われる始末で全く子どもには響いてくれなかったようです。
カタログを見ながら
すっきりしたのがいいだの、引き出しがとってつけたみたいだから
イヤだの・・・いろいろ二人で言っていたはずなのに。
結局、二人で相談してピュアナチュールです。
(それも、色が薄い色と一番濃い色なんです)
これまでいろいろと下調べしていた母の努力はすべて打ち砕かれました。
しかし、つかうのは子どもなので、気に入って長く使えるほうが
いいと自分を慰めています。
家具屋の店員さんですが、先日の?な態度もあり
今日は同じ家具店の異なる店舗に行ってみましたが・・・・
やはり同じような対応の方ばかりでした。
値引率は確かにいいのですが、ずっと横について回ってくださっているが
商品に対する情報は全く示してくれない。
唯一伝えてくださったのが、「秋篠宮様のお宅にもお使いになられています」
だけでしたが、浜本工芸さんの机のあちこちにその情報は貼り付けられていましたので、あえて言われなくてもと言う感じでさらっと流してしまいましたが、きっとそういう教育のおみせなんだろうな~と違う意味納得して帰りました。
収納マン様には、丁寧に各シリーズについて
教えていただいたのに、本当に申し訳ありません。
お近くなら、手土産でも持って行きたい位です(>。<)
机 悩み子さま
「間違え」ではないでしょう。
机悩み子さんご自身は浜本工芸のほうが気に入っていたとは言え、浜本工芸かカリモク家具の学習机ならと思っていたわけで。
机悩み子さんのお眼鏡に適わないようなものはシャットアウトしたうえで、お子様方ご自身が選ばれたのがカリモク家具だったわけでしょう。
カタログを見ていたときと反応が違ったのはお店のこともあったのかもしれません。
かたやキレイなショールーム、かたやおそらくは老舗とは言え田舎っぽい家具屋。
車をレクサスで見るか、地元の整備工場で見るか、くらいの違いがあったのかもしれません。
これについては、メーカーや販売店の問題であって、お子さん方は消費者として素直な反応を示されたのだと思います。
机悩み子さんもご不満を感じるところがあったようですから、かえってピュアナチュールを選ばれたことは正解だったように思います。
(実際に購入されるのは同じお店なのかもしれませんが…)
ともあれ、机悩み子さんのご決断は正しかったと思います。
ご自身は浜本工芸のほうに気持ちが傾いていたにもかかわらず、お子さん方の決断を優先されたのですから。
学習机に限らず、逆のことをやっちゃう人っているんですよね。
「どっちにする?」と聞きながら、自分の思惑とは逆のことを言われて、「私はこっちのほうが良いと思うんだけどなー」といつまでも言ってしまうとか。
「じゃあ、最初から聞くなよ!」って話になってしまいますよね(苦笑)
これから、お子さんの進学先や就職先のことなどでも、同様のシチュエーションが必ずあると思います。
そのとき、机悩み子さんならお子さんの希望を優先してあげることができるでしょう。
そういうことができるお母さんって素敵だと思います!
お子さん方の決断に自信を持ってもらったら良いと思いますよ^^
はじめまして。
最初は机の奥行きが気になって、収納マン様のブログの別の記事から参りました。
当方は、もうくぐ長女が一年生、2つ下に長男がいます。
当初机は購入予定では無かったのですが、2月生まれでプレゼントを聞いたところ机が欲しいと言ったのと、やはり自分だけの場所を持たせてあげたいという気持ちで、ゆっくり色々検討していました。重視していたのは、なるべく天然木で、男女ともに使えるようなシンプルなものであること、2年後に弟のものを選ぶときになるべく同じデザインが販売されていることです。そこで、好みや比較的毎年同じ商品が販売されているという条件が満たされていた杉工場さんのデスクをずっと見ていたのですが、こちらのブログでイトーキさんのリーモを知りました。
リーモは、天板がアルダー材となっていましたが、他の場所の材質は違うのでしょうか?
また、リーモのデザインは、同じものが2年後に購入できるのでしょうか?
イトーキさんやコイズミさんやくろがねさんは、毎年コロコロモデルチェンジがあると聞いていたので、検討を見合わせていたのですが、こちらのリーモという商品が好みだったので、質問させていただきました。
また、杉工場さんの商品は、収納マン様はどのように考えていらっしゃいますか?
長文失礼いたしました。
ちなみに杉工場で検討していたのはこちらの画像の物で、別にワゴンと椅子を合わせて考えていました。
度々すみません!
更に記事を読ませていただいたら、杉工場さんの記事もありましたね!すみません。
もしよろしければ、イトーキさんのリーモと、杉工場さんのスティック、良いところ悪いところ教えていただけるとありがたいです。リーモが2年後もあまり変わらず売られているなら、こちらに傾きつつあります。当方に2台買いする余裕があれば良いんですがね(汗)
はにーさま
はじめまして^^
お嬢様の誕生日プレゼントとして学習机の購入を検討されているのですね。
もしそれが叶ったら、お嬢様もきっと喜ばれることでしょう♪
さて、候補に挙がっているのはイトーキのリーモと杉工場のスティックということですね。
2年後に同じものがあるかどうかと言うと、控えめに言えばこれは何とも申し上げられません。
どのメーカーであれ、どの商品であれ、会社の方針次第で大きく変わる可能性があります。
ただ、あくまで今までの延長線上で考えれば、2年後にリーモが消滅している可能性は極めて低いと個人的には思います。
理由はイトーキの定番中の定番シリーズだからです。
スティックに関しては、基本的に小ロットの杉工場の商品ですので、大手のイトーキほど大ナタが振るわれる可能性は低いです。
ただ、スティックは2016年度の登場で比較的まだ新しく、今年度の状況次第では3年目の節目でどうなるか分からない状況かとも思います。
次に材質について。
リーモ、スティックともに、デスク天板、引出し前板、脚はアルダー無垢、背板や引出し底板などにはプリント化粧板が使われています。
また、リーモの引出し内部材は桐、スティックはヒノキです。
塗装はリーモがウレタン塗装、スティックはオイル塗装です。
オイル塗装のメリットとデメリットについては下記をご参照ください。
【参考】正しく理解したい、自然塗装(オイル仕上げ)の学習机のメリットとデメリット
杉工場の学習机について、僭越ながら私の印象を述べさせていただくと、デザインは本当に素晴らしいと思います。
また、スティックなど近年のモデルは少し割高感があるものの、国産では比較的手が届きやすい価格であることも魅力です。
一方で、安さの秘密はオイル塗装にあるわけで、キズや汚れの心配がつきまといます。
もちろん、オイル塗装のデメリットもよく理解したうえで購入される分には私はまったく問題ないと思います。
しかし、販売店やメーカーがウソを言うのが納得いきません。
デスクマットを敷けば大丈夫だとか、自分でも補修できますとかいうのは、ちょっと事実と異なります。
もちろん、ウレタン塗装であってもキズはつきます。
ですから、どうせキズがつくんだったらオイル塗装でも良いじゃないかという考え方は大いにアリです。
ちなみに、リーモには金属製のスライドレールが付いており、スティックには付いていません。
これについても、金属製のスライドレールが付いていたほうがスムーズである一方、変形やグリス切れの心配があると言えます。
他方、スティックは変形やグリス切れの心配はありませんが、お世辞にもスムーズとは言えないです。
このあたりも、一概にどちらが良いとは言えないところです。
【参考】フルスライドレールだから良い?学習机の引出は何度も開閉して確かめてみよう
以上を踏まえましても、リーモとスティックのどちらが良いかというのは本当に難しいところですね^^;
悩ましいですが、じっくりご検討いただければと思います。
初めまして、収納マンさんのブログとても勉強になり拝見させて頂いております。ありがとうございます。
2019年小学校入学予定の男の子の母です。
そろそろ学習机をと考えていろいろ検討しております。実際見に行ったのは、イオンと東京インテリアです。
私的には、やはり木の素材の物が良いなぁ〜と思い仲良しライブラリーや、カリモク、浜本工芸を検討して今一番は、浜本工芸さんが第1候補です。成長に合わせて高さを変えられるNO17タイプが小柄な息子には、良いかなと考えております。問題なのは、付属のキャスターの大きさ小さいうちは、机の中に収納できるタイプでも良いと思いますが、成長するにあたり高くしていくことを考えてるとキャスター付き収納は、N89の天板昇降無しの方が良いのかな?とも思っております。
しかし素朴な疑問何ですが、そもそも天板昇降機能とは、どんな物なんでしょうか?あった方が良いのでしょうか?
そして、NO17のように高さを変えられる物より大きくなってからの事を考えるとNO09の様な方が良いのでしょうか?
そしていろなんですが、1番濃い色を考えてますが子供的には明るく色の方が良いのでしょうか?
田山さま
はじめまして^^
木の質感の良さと家具としての仕上がりの良さで言えば、浜本工芸はコスパも素晴らしいですし良い選択肢のひとつと言えるでしょう。
No.17デスクのような天板昇降式デスクのメリットは、お子さんの足の裏が床にシッカリと着き、安心感が得られやすいということです。
大人でも足が床に着かず足がブラブラしていると落ち着きません。
カウンターチェアに座っている状態をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
足の裏がシッカリ床に着くことで、お子さんが勉強に集中できると考えられます。
また、天板が低いので、圧迫感が少ないというメリットもあります。
一方で、デメリットがあるのも事実です。
まず、大学卒業まで16年間使うと考えると、最初の3~4年しか使わない機能と言えます。
そのためにワゴンは小さくせざるを得ませんし、お子さんの成長に合わせて天板の高さを調整するのは大変です。
天板昇降式デスク以外の机は、椅子の高さを調整したり、足置きステップを設けることで対処します。
椅子の高さの調整なら机の天板の高さを調整するよりも簡単です。
また、ワゴンの大きさが犠牲になることもありません。
今から40年くらい前にも天板昇降式デスクがブームになりましたが(コクヨのくるくるメカなど)、現在はオカムラのピエルナやベネッセの学びデスクのブームがまた終わろうとしている状況です。
またブームが再燃することもあろうかとは思いますが、少なくとも現在は完全に下火となって選択肢も少なくなっています。
個人的にはやはり、長く使うものですから、消耗品である椅子の高さを変えることで対処するほうが合理的だと考えています。
また、椅子は足置きステップが大きなものを選ぶと良いでしょう。
【参考】子供が落ち着いて座れる!足置きステップが大きな学習椅子まとめ
色についてはお部屋のコーディネートやお子さんの好みで選んでいただければと良いでしょう。
明るい色なら木目が美しく見える一方で、汚れやすいとも言えます。
反対に濃い色なら汚れは目立ちませんが、傷が付いたときは地肌が白く見えます。
一概にどちらが良いというのは難しいですね^^;
※勝手ながらハンドルネームを変更させていただきました。あしからずご了承ください。
ありがとうございました。
今日もニトリに行って見て来ましたが、お値段はお手頃価格ではありますが心を動かす商品は残念ながらありませんでした。
アドバイス頂いたように、子供は足がぷらぷらすると集中力が散漫になります。なので天板昇降機能デスクを検討しておりましたが、なるほど椅子の足置き場が広いものですね。机ばかり気にして椅子まで考えてませんでした。お友達の家ではバランスチェアイージーというものを使っていました姿勢が良くなるという物でしたが、いまいち馴染めませんでした。
教え頂きました豊橋木工の椅子を検討に、大学生になっても使える学習机で検討し直します。
収納マンさんに相談して良かったです。また、何かありましたらコメント書かせて頂きます。ありがとうございました。
田山さま
我が家ではバランススタディジュニアに座らせて子供もそれに馴染んでおりましたが、合う合わないはやはりお子さん次第です。
どうしても回転チェアが良いと言って譲らないお子さんもいますからね^^;
豊橋木工のアップライトチェアは見た目の美しさというかかわいらしさに思わず欲しくなってしまいますね^^;
椅子を決めてから机を決めるというのもアリだと思います^^
またいつでもお気軽にご相談ください♪
今晩は、最近は学習机のカタログとにらめっこの毎日です
近所に浜本工芸さんの09が展示されてるそうなので、早速今週実物を見に行きたいと思っています。
しかし最近ミニマルのシリーズをネットで見つけこっこっこれは〜とかなり気持ちが揺れ動きました。
シンプルなデザインでありながらミニマル素晴らしい製品ですね。
残念ながらご近所には、展示品が無く12月に有明に見に行こうと思っております。
そこで質問なんですが、ハローの椅子こちは、浜本工芸さんの09がにもサイズは合いますか?
ちょいちょい商品名を間違えしまい申し訳ありませんでした(>人<;)
田山さま
たなとつくえのミニマをお褒めくださいましてありがとうございます^^
ミニマはコンパクトでシンプルかつ合理的です。
No.09デスクとはまた違った魅力があるので、ぜひ実物をご覧いただければと思います♪
ハロウチェアはもちろんNo.09デスクにもセットできます。
同じもの(=No.90チェア)は東京インテリア家具大阪本店にもありましたので、お近くの東京インテリア家具でもご覧いただけるかもしれません。
もちろん、IDC大塚家具にもNo.09デスクは展示されると思うので、そちらにハロウチェアをセットしてご確認いただくのも良いでしょう。
やはりお子さんに実際に座って確認してもらうのが一番ですね^^
ありがとうございます。東京インテリアにもあるんですね。了解致しました。是非見て座らせて見ます。近所のお店に浜本工芸さんの09が展示されていました。椅子も浜本工芸さんのものでしたが、座らせてみたら体重が軽いせいかなのか、キャスターが動いてしまいました。ハロウチェア(NO90もチェア)なら、キャスター付きでないのでその心配はないですね。ミニマは12月になってから見に行こうと思います。
田山さま
浜本工芸のデスクチェアは自在キャスター(前後左右どちらにでも動くキャスター)ですし、店舗の床はおそらくPタイルまたはフローリングなので、数cmくらいなら簡単に動いてしまうということもあると思います。
デスクカーペットを敷く場合はキャスター付きのほうが使いやすいですが、フローリングでしたらハロウチェア(No.90チェア)のような4本脚のほうがメリットが大きいです。
【参考】フローリング?カーペット?学習机にセットする学習椅子を選ぶときは床にも注意
ご参考になれば幸いです^^
なるほどありがとうござます。
本当に毎回勉強になります。
子供部屋のフローリングに置く予定です。
バランスチェアーは、やはり座りにくいと言ってたので、やはハロウチェアの様な椅子で座らせてみてまた、検討致します。
また、何かありましたらご相談させて頂きたいと思いますどうぞよろしくお願い致します
田山さま
フローリングの上で使うなら、やはり4本脚チェアの裏に付属のフェルトを貼るのがベターでしょうね。
キャスターだと、フローリングに押しキズが付きやすいですから。
もしくはチェアマットを敷くかです。
学習机シーズンはまだまだこれからですので、じっくりとご検討ください^^
基本的にはお子さん一人につき一生に一度しかない楽しみですからね!
収納マン様
記事楽しく読ませて頂いています、とても参考になります✨
小3、小1の子どもに学習机を考えています。
男女なので、現在一つの子ども部屋を三年後くらいに二部屋に分ける予定です。
部屋を分けると、一部屋が約3畳と狭くなる為、机は杉工場のLEGCYの幅90cmとシェルフ、引き出しを堀田木工のCarloの幅33.1cmのもので合わせようかと思っています。(近所の家具店に現物を見に行ったら、引き出しの作りは堀田木工の方が質が良さそうでした。でも一目惚れしたLEGCYを諦められず…)
HPにあったLEGCY90cmの内寸幅が82cm、これにワゴンと、考えている学習椅子の幅45cmを合わせると、余りが4cmほどしかないのですが…キツキツに椅子とワゴンが入るのは現実的に厳しいでしょうか(・・;)?
杉工場のスピカ椅子だと幅42cmと、もう少し小さくなるのですが、実際座った息子が、背もたれが痛いと言っていました…。
幅90cmの机は将来的にやはり使いにくいのか?
キツキツに椅子と引き出し入れるのはどうか?
他にコンパクトなおススメ学習椅子があれば、等教えて欲しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
因みに考えている椅子の写真添付します。これは今自宅のダイニングで使っているので、座り心地はOKみたいです。
山口さま
はじめまして^^
杉工場のレグシー90cm幅、堀田木工所のカルロの袖薄型、一生紀のフィオーレデスクチェアの組み合わせでご検討ですね。
この組み合わせだと、確かに机の下にワゴンと椅子を収めると39mmの余裕となります。
ただ、39mmというのは学習椅子を収めた場合の余裕として決して少なくありません。
また、レグシーの脚形状は座るときに手前の脚がちょっと邪魔になりますが、フィオーレの脚形状ならそれほど問題ないように思います。
なので、この組み合わせなら特に問題ないと言って差し支えないでしょう。
ちなみに、レグシーのデスクにカルロのワゴンという組み合わせは初めて聞きましたが、レグシーのデザインを気に入られたといううことも、引出しは堀田木工所のほうが良さそうだというのも個人的には納得です。
材質、色ツヤもそれほど変わらないので、見た目の問題は特にないと思います。
ただし、フィオーレはオイル塗装ではなくウレタン塗装なので、時間が経つと机とワゴンのほうが濃い色に見えるようになると思います。
デスクの幅が90cmというのは100cmのものに比べると一回り小さいですけど、ワゴンを引き出して使うこともできますし、特に問題を感じることはないでしょう。
それよりも将来的にそれぞれのスペースが3畳ほどになるということですので、デスクがコンパクトなほうがレイアウトに融通が利いて良いと思います。
あと、フィオーレは学習椅子としては幅が広い部類となります。
フィオーレの座り心地を一度体感してしまうと、他はどうしても座り心地が窮屈に感じてしまうことでしょう。
スピカは座り心地が悪いということですので、ほかはレオも検討の余地があるかもしれませんが、おそらく4本脚のチェアのほうが良いということでレオもナシでしょうね。
ちょっと変わった組み合わせではありますが、山口さんのニーズを満たすには最善の組み合わせではないでしょうか^^
収納マン様
ご丁寧に返信ありがとうございます✨
幅が狭い机や、様々なメーカーのものを組み合わせるのに不安もあったのですが、背中を押して頂けました✨
そうなんです、床がパイン材フローリングなので、キャスター付きの椅子は傷になるかなと( ; ; )4本椅子で考えています。
なるほど確かに椅子だけ色の変化が無さそうなんですね。数年後にビックリしそうでしたが、教えて頂いたので、予め了承出来ます。
本当にありがとうございました✨
山口さま
なるほど、パイン材のフローリングだったら絶対に4本脚チェアのほうが良いですね。
4本脚チェアにフェルトを貼るか、打ち付けるタイプを取り付けるのが妥当だと思います。
数年後のデスクと椅子の色の違いについては、そもそも材質も違いますし、気にならないと言えばその程度の話だと思います。
少なくとも回転チェアを組み合わせるよりも自然な感じに見えることでしょう。
山口さんが全力で考え出したオリジナルの組み合わせの机と椅子なら、お子様方もきっと愛情を感じてくれることと思います^^
収納マン様
ありがとうございます✨
子供たちが長い年月、愛着を持って机を使ってくれたらいいなと思います。
どうかシールだらけになったりしませんように・笑(私の弟の机はシールだらけでした(・・;))
これからも収納マンさんの投稿楽しみにしています✨
山口さま
親からするとシールは勘弁願いたいところですねー^^;
ですがまあ、それでもお気に入りの場所になってくれればうれしいですね♪