学習机は上棚もワゴンもなしの「平机」もアリ?そのメリットとデメリット

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先日来、「価格帯別おすすめ学習机」を紹介して参りました。その際は、基本的に上棚(or書棚)&ワゴン付きのものを対象としていたわけですが、この条件は今となっては昨今の消費者ニーズとは必ずしもマッチしていません。上棚なしはおろか、ワゴンもなしで、デスク本体だけを購入する方も少なくないからです。

上棚もワゴンも買わないと決めてしまえば、目の前に広がる景色はガラリと変わります。上棚の大きさや形状、また上棚によってどれくらい天板面が狭く感じられるか、今後上棚を外すとしたらその処分をどうするかといった煩わしいことを考える必要がなくなるからです。また、浜本工芸やカリモク家具ならあとでワゴンを買い足すことができそうだし、予算的にも一気に手が届きやすくなります。

そういうこともあって、デスク本体のみを購入するという方が増えているわけですが、果たしてそこにデメリットはないのかという不安もあることでしょう。そこで今回は、袖(ワゴン)も上棚もなしの平机(デスク本体のみ)を選ぶメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

※この記事は2021年2月13日時点の情報に基づいています(2024年4月23日一部更新)

 

袖&上棚なしの平机を選ぶメリット

  • 上棚の形状等で悩む必要がない
  • 見た目がシンプルになる
  • 天板面が広々使える
  • 任意の位置にデスクライトやコンセントを設置できる
  • 足元がゆったりする
  • 予算を抑えることができる

上棚の形状等で悩む必要がない

たとえば浜本工芸の「No.09デスク」の場合、上棚はNo.09バックパネルの60cm幅、100cm幅もしくは110cm幅、さらにNo.89ブックスタンド4種、No.57バックパネルを取り付けることができます。バックパネルのほうが見た目がスッキリするものの、天板に直に教科書類を置くと作業面が狭くなってしまうし、カタログモデルにはコンセントがありません。一方で、No.89ロータイプブックスタンドだと1段しか収納できない、No.89ミドルタイプブックスタンドだとデスクにしっかりと固定できない…といった具合に、悩みどころ満載です。

それこそが学習机選びの醍醐味でもありますが、上棚なしと割り切ってしまえばそんなことで悩む必要はありません。子供が成長して「上棚はもう要らない」と言われたときのことを考える必要もなくなります。

見た目がシンプルになる

上棚やワゴンがあると、どうしても学習机っぽくなりますが、デスク本体だけなら家具としての美しさが際立ちます。究極のミニマリズムのようでもあり、満足感もより高まるのではないでしょうか。

天板面が広々使える

上棚があると、実質的に天板の奥行が20cm以上短くなってしまいます。しかし、上棚がなければ天板面を広々使えますし、デスクライトによって棚板の影が生じることもありません。

デスク本体の奥行が55~60cmと浅めでも、狭いかもしれないと不安に感じることもないでしょう。

任意の位置にデスクライトやコンセントを設置できる

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上棚にはコンセントが付いていると便利です。しかしながら、上棚にコンセントが付いていないことも少なくありません。また、クランプ式デスクライトが取り付けられない上棚もあります。

その点、平机であればクランプ式のコンセントやデスクライトを任意の位置に取り付けることができるので、上棚の仕様に惑わされることもありません。ただし、平机であってもデスク背面や側面の形状によってはクランプが取り付けできないものもあります。

足元がゆったりする

学習机 学習椅子 2点セット ノバリエ by karimoku

ワゴンを机の下に収めなければ、足元がゆったりします。クレシェのようにちょっと大きめの椅子でも余裕でOKですし、デスクの脚形状にこだわる必要もなくなるでしょう。

予算を抑えることができる

上棚とワゴンを買わずにデスク本体だけにすれば、予算は3点セットの半分くらいで済みます。浮いた予算を椅子やデスクライト、書棚などに回すこともできると思います。

袖&上棚なしの平机を選ぶデメリット

  • 収納量が少ない
  • かえって乱雑になる可能性がある
  • 小物の収納に困る可能性がある
  • ワゴンで天板面を拡張することができない
  • 廃番や仕様変更によってあとで上棚やワゴンを買い足せない可能性がある
  • 買い足した場合は色ツヤが微妙に合わない可能性がある

収納量が少ない

学習机は収納スペースをコンパクトにひとまとめにできるというのもメリットのひとつです。しかしながら、デスク本体だけで収納できる量というのは限られます。

かえって乱雑になる可能性がある

上棚やワゴンがなければ家具そのものの見た目はスッキリします。しかしながら、そこに教科書や文房具を置くことになると、収納場所が定まらなくてかえって雑然とした感じになる可能性があります。

小物の収納に困る可能性がある

収納のプロとしての経験で申しますと、片づかない家ほど引出しが少ない傾向があります。小物は片づけるのが難しく、その点で引出しが多いほうが片づけやすく散らかりにくいのです。

なので、ワゴンがないと文房具などの小物の収納に困る可能性があると言えるでしょう。

ワゴンで天板面を拡張することができない

リフティングタイプのワゴンでなくても、ワゴンを机の横や手前に出せば作業面を拡張することができます。逆に、ワゴンがないと参考書やノートパソコンを置く場所に事欠く可能性があります。デスクの奥行が浅い場合はなおさらです。

廃番や仕様変更によってあとで上棚やワゴンを買い足せない可能性がある

近年は学習机のモデルチェンジが頻繁におこなわれることは少なくなりました。しかしながら。今年度に販売されているモデルが来年度も販売されるかどうかは確実とは言えません。3年後、6年後などとなれば、なおさらです。

発売から間もないデスクは廃番になる可能性が少なくありませんし、逆に定番デスクは常に仕様変更の可能性を抱えていると言えます。

買い足した場合は色ツヤが微妙に合わない可能性がある

天然木の学習机の場合は、その年によって仕入れる原木の色や木目が変わるため、塗装色を微妙に調整することが一般的です。また、購入から数年も経つと、紫外線の影響で机の色が少し褪せたり、経年変化で木材の色が濃くなったりします。そのため、数年後にワゴンなどを買い足す場合は少し色が合わないと感じることがあると思います。

 

以上の通り、デスク本体のみを購入することはメリットばかりではなく、デメリットも多くあります。しかしながら、学習机だけですべての学用品を収納する必要はありません。机の横に書棚を置き、小さなポリプロピレン製チェストを組み合わせるなどして、収納量を確保することもできます。

ただし、その場合はいちいち椅子から降りないと教科書や文房具に手が届かないという使いづらさが生じる場合もあります。学習机はいわばコクピットのようなものですから、椅子に座ったまま学用品に手が届いたほうが効率的に違いありません。

そういったことも踏まえて、トータルで検討していただければと思います。

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この記事を書いた人

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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学習机の選び方
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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. 古賀 より:

    こんにちは、我が家は3学年づつ違う三兄弟です。次男が今度1年生で長男が次4年生になります。同じ机を購入したくて、迷っております。場所はリビングに2台置く予定で、そのうち、リビング横の部屋や別の部屋に移すことも検討しています。
    椅子に座りやすい、浜本の09と6000、ピュアナチュールで迷っております。09はバックパネル、足元収納が気に入っています。またワゴンの板を付け外しすれば机と揃うところ、机の引き出し無し、または一つにできるので6000やピュアナチュールは気にっていて、学習机評論家のお子さんのようにバリケード的な使い方や広く使いたい時にいいと思っています。
    机の引き出しや足元収納は先々背が高くなったら邪魔になりますか?主人がは180あるので子どもがおおきくなっても使うことを考えたら机の引出し、足元収納はない方よいのでしょうか?

  2. 古賀 より:

    またこの中でワゴンの中を縦に仕切っているものはありますか?長男が1年になる時に浜本工芸のショールームや村内、島中など色々みてまわったり、聞いたりしたのですが、意外と販売員さんも分かっていらっしゃらなくで…分かる方を探すのが大変で、もし分かりましたら教えてください。
    長く使えるデザイン、ワゴンを考えるとボナシェルタも気になってしまいます。
    物がいいのは浜本、おしゃれなのはカリモクでしょうか?

  3. 古賀 より:

    決めたのは良いのですが、色合わせが迷っています。アップライトチェアを試しに店頭にいきサンプルもみたのですが、決まらずで…。納期が2、3か月かかるので椅子を先に注文したいのですが、ピュアナチュール3色にはそれぞれどれが合いますでしょうか?
    斜めの補助天板はウォールナットをかいました。扉などの建具はウォールナットですが、ダイニングや床はナチュラルで、食器棚やTV、テレビボードはホワイトです。リビング、リビング横の部屋に置き、ゆくゆくは子ども部屋へ移す可能性もありますが、子供達の汚し具合もあり鉛筆汚れが気にならない、ピュアナチュールは濃い2色で迷っていますが、変でしょうか?ダイニングも私仕様で低すぎで180の主人が使いにくいのでいつかは買い換えるつもりです。建具がウォールナットだからと言って全部ウォールナット色にすると余計狭く感じてしまうでしょうか?横長リビングです。

    • 収納マン より:

      古賀さま

      ジモティーでコスガのワゴンや浜本工芸のデスクを引き取ってシミュレーションするなんてスゴイですね!
      普通なら「とりあえずこれで良いか―」となりかねないところですから、古賀さんの真剣さがひしひしと伝わってきます。

      ともあれ、机はピュアナチュール、椅子はアップライトに決まったということで一段落。
      あとは色の組み合わせですね。

      テレビボードはホワイト系、床はナチュラル系、建具はウォールナット系ということですから、机もウォールナット系で問題ないと思います。
      ただし、カーテンの色が濃い場合は淡い色に変えたほうが良い可能性はあります。

      あと、机の存在感をあまり強調したくない場合は、机もナチュラルという選択肢は大いにアリです。
      というか、一般的にはそう考える人のほうが多いかもしれません。

      そのうえで、ピュアナチュールのモカブラウンにアップライトを合わせるならダークブラウンでしょうね。
      ピュアナチュールのモルトブラウンならチェリーブラウンのアップライトでしょうけど、古賀さんのお宅のリビングダイニングがナチュラル系の床とウォールナット系の建具なら、中間色のモルトブラウンを選ぶとチグハグな感じになってしまうと思います。
      ピュアナチュールのピュアオーク色ならアップライトはナチュラルがもっとも無難だと思います。

      あとはご兄弟でそれぞれ好みのカラーの座面を選んでもらえたら楽しみも増すのではないでしょうか^^