本当にニトリのシステムベッド「デニッシュ」で良い?別の解決策を提案

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子供部屋に置く家具を選ぶときは、親と子の気持ちが交錯します。親としてはシッカリ勉強に集中できる環境を作ってあげたい、でも収納スペースも心配などと考える一方で、子供はお姫様のような部屋だったり、ゲーミングデスクが欲しいと言ったりするものです。

そんな中、ミドルベッドもしくはロフトベッドとデスクと収納家具がセットになったものは、親と子の両方のニーズにマッチしやすい商品と言えます。親としては限られたスペースに収まるうえに、トータルコーディネートで悩むことがなく、お買い得感もあります。子供も秘密基地みたいで心躍ることでしょう。

実際、ニトリでもシステムベッドデスク「デニッシュBD23AV」が学習家具売上ランキング上位の常連となっています。テレビCMの効果なのか、売れているからテレビCMで推しているのか分かりませんが、とにかく今は「くみあわせですく」よりもデニッシュが売れているのです。

しかしながら、これまで多くの子供部屋を見てきた私の経験から申し上げると、ニトリに限らずシステムベッドデスクはやめておいたほうが良いと思います。今回はその理由を順を追って説明したいと思います。

既にミドルベッドやロフトベッドを買われた方にとっては気分を害される内容が含まれます。該当される方は絶対に読まないでください。対応に困るので、反対意見もご遠慮ください(苦笑)

※この記事は2024年2月17日時点の情報に基づいています

 

ニトリ/システムベッドデスク・デニッシュ

ニトリのシステムベッドデスク「デニッシュBD23AV」は、ミドルベッド、デスク、チェストラック、カラーボックスの4点に加え、デスクライトとコンセントBOXがセットになった商品です。学習机の平均購入価格が7万円台と言われる中、これだけ揃って税込89,990円というのは魅力的に思えるのでしょう。

デニッシュBD23AVの構成

アイテムサイズ(mm)税込価格
ミドルベッド2013×1120×1300※151,000円※2
デスク905×524×73216,990円
チェストラック720×330×88510,000円※2
カラーボックス420×330×8852,000円※2
デスクライト8,000円
コンセントBOX2,000円
合計89,990円

※1…ハシゴ除く、※2…収納マン推定価格

システムベッドデスク「デニッシュBD23AV」を構成しているアイテムそれぞれの価格は概ね以上の通りと考えられます。

もっとも、チェストラックもカラーボックスもニトリとしてはもっと高い値付けをしている可能性はあります。逆に、それらを差し引いて算出したミドルベッドの価格は高すぎるかもしれません。いずれにしても、冷静に見れば決して安くないことが分かると思います。

 

収納マンが提案する組み合わせ

アイテムサイズ(mm)税込価格
シングルベッド2020×1020×36019,990円
メルシーH1000×550×112056,990円
デスクライトデスク付属
コンセントBOXデスク付属
フィッツプラスNT550×410×85011,990円
連結できるNカラボ419×298×8781,590円
合計90,560円

同じ約9万円を投資するなら、私は上表のような組み合わせを考えます。ベッドは普通にシングルベッドで。ベッドは他にも選択肢がありますが、これならベッドの下に押入用の引出式衣装ケースを収めることもできるので、収納スペースを確保しやすいです。

また、木製のチェストラックではなく、フィッツプラスのほうが引出しがスムーズに開閉できて良いと思います。4段タイプなら天板の上にランドセルを置くこともできるでしょう。

デスクやデスクライト、本棚は、たとえばコイズミファニテックのデスクライトやもっと大きな本棚も検討しました。しかし、今回は敢えてニトリで買えるものでセレクトしてみました。今回の記事はニトリの商品をディスるのが目的ではなく、同じニトリで買うにしても他にもっと良い方法があるということをお伝えしたいからです。

4畳半でも無理なく置ける

4畳半でも無理なく置ける

それはさておき、「部屋が狭いからシステムベッドデスクを買おうと思ったのに、収納マンの提案する家具の組み合わせでレイアウトが可能なのか?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。

しかし、大丈夫です。上の間取り図の通り、まったく問題なく置くことができます。部屋の真ん中のスペースも十分です。むしろ圧迫感がなく、広々見えると思います。

デニッシュBD23AVを選ぶデメリット

  • ベッドの位置を動かせない
  • 高校生になっても使えるか疑問
  • 布団の上げ下ろしが大変
  • 収納はあるが少ない
  • デスクがショボすぎる

私の提案でも問題なく4畳半の部屋に収まることを確認したうえで、デニッシュBD23AVを選ぶデメリットを説明したいと思います。

ベッドの位置を動かせない

まず、デニッシュBD23AVに限らずミドルベッドやロフトベッド全般に於いて、ベッドを置ける場所が限られます。先ほどの間取り図では、本当にここにしか置けないのです。

「窓を塞ぐかたちでも置けるじゃないか」と思われるかもしれませんが、冬場の冷気や結露の心配もあるので、あまり良い方法とは言えないですよね。最初からこの間取りと分かっていれば、デニッシュではなくショートタイプのシングルベッドを買うことでレイアウトの自由度を高めることもできると思います。

高校生になっても使えるか疑問

また、今は大喜びのお子さんも、中学生、高校生と、成長していきます。高校生になったお子さんがハシゴを上って頭をぶつけないように身を屈めながら寝床に入る姿を想像してみてください。ちょっと厳しいと思います。

もちろん、デニッシュBD23AVは長い脚を外して一般的な高さのシングルベッドとして使うこともできます。「それなら高校生になっても使えるよね!」という話だったと思いますが、その時には今よりも収納スペースに事欠くようになっているはずです。その点でも問題ないというなら、「最初から普通にシングルベッドを置いたほうが良かったんじゃない?」という話になりかねません。

布団の上げ下ろしが大変

我が家も二段ベッドを使っていたので、布団の上げ下ろしは面倒臭かったです。私は面倒臭いというレベルで済みますが、背が低い妻は大変だったと思います。力もないので、マットレスの扱いも雑になりがちでした。

毎日のことではなくとも、1~2週間に1度くらいは布団を干すと思います。なので、覚悟しておいたほうが良いでしょう。

収納はあるが少ない

デニッシュBD23AVにはチェストラックとカラーボックスが付いています。それがミドルベッドの下に収まるのですから、スペース効率が良いと思われるかもしれません。

しかし、お子さんが成長しても十分な収納量を確保できていると言えるでしょうか。いくらミニマリストでも、引出し2台と3段カラーボックスでは足りません。結局、ほかの場所にも収納が分散することになり、使いにくい=片づけにくい状態ができ上がってしまうだけです。

デスクがショボすぎる

何より私がミドルベッドなどが残念だと思うのはデスクです。デニッシュBD23AVのデスクはキャスター付きで移動することもできて便利かもしれません。しかし、これでは消しゴムでゴシゴシやる度に激揺れしますよね。

だいたい、このカラーボックスに天板と脚とキャスターを付けただけのものが16,990円って高すぎると思いませんか?冷静になって考えましょう。同じ値段を出すなら、ほぼ同サイズで引出し2杯と扉収納付きの「コンパクトデスクES23」を買ったほうが良いと思います。

デニッシュBD23AVを選ぶメリット

  • 子供が喜ぶ

一方で、デニッシュBD23AVを選ぶメリットも述べなければフェアじゃないでしょう。

ミドルベッドやロフトベッドなら、お子さんが喜んでくれると思います。これまで一人では寝られなかったお子さんでも、率先して自分のベッドで寝るようになるかもしれません。また、自分の部屋で勉強をするという習慣が身につく可能性もあると思います。

子供が喜ぶというのはすごく大切なことです。反対に、合理的な大人のエゴを一方的に押し付けるのはよろしくありません。ですから、「デニッシュBD23AVじゃなきゃヤダー!」と駄々をこねる子供を目の前にしたら、私も何も言えなくなります。

しかしながら、デニッシュBD23AVを選ぶメリットは本当にこの1点しかないんです。コスパは悪い、レイアウトは難しい、収納量は足りない、長い目で見て耐久性もデザイン性も期待できない…。圧倒的にデメリットのほうが多いのです。

 

というわけで、デニッシュBD23AVなどのミドルベッドやロフトベッドを選ぶことは、のちのち多くの悩みを抱えることになりますので、ぶっちゃけやめておいたほうが良いです。これは多くの子供部屋で後悔の念を聞いてきた私の経験から断言できることです。

ちなみに、念のため申し上げますと、これはニトリだからダメという話ではありません。コイズミでもイトーキでも同じことです。

子供部屋のレイアウトに困ったら私がいつでも相談に乗ります。くれぐれもミドルベッドやロフトベッドに期待するのはおやめください。

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