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学習机はやっぱり引出が重要!なぜなら文具その他の小物の収納に困るから

学習机の引出し・イメージ

近年は経費削減のためか、メーカー各社の学習家具カタログから消費者の役に立つ情報が省かれ、単なる商品カタログになる傾向が強まっています。2019年度はコイズミファニテックもそんな感じになり、今なお読み物的要素を残しているのはカリモク家具とアクタスくらいになってしまいました。

イトーキは特に残念です。2014~2016年度は特に良くて、しっかり読めば学習机を買わないでおくという選択肢は考えられないほどでした。現在もホームページにアクセスすれば見ることはできるものの、学習家具カタログに掲載されているQRコードから遡るのは難しいところにあります。

今となってはもう5年も前の情報になってしまいますが、状況は当時とそれほど変わっておらず今なお役に立つ情報だと思いますので、私の分析も織り交ぜながらこちらでご紹介したいと思います。

 

子供の持ち物は6年間で最大5.6倍に

子供の持ち物は6年間で最大5.6倍に増加(イトーキ)

出典:イトーキ(以下同)

学習机の購入動機として、収納は最大の関心のひとつです。しかし、子供のモノの量が将来的に膨らむであろうということは予測できても、多くの親にとっては漠然としています。

ここにイトーキによる興味深い調査結果があります。小学校1年生から6年生までの6年間で最大5.6倍にもなるというのです。小学校入学当時は収納すべき学用品などが少なくとも、そのうち収納に困るというわけですね。

ただし、この数字には若干のカラクリがあります。それについては後ほど説明したいと思います。

 

辞書などは5.4倍に、文具は1.3倍だが量が多い

辞書などは5.4倍に、文具は1.3倍だが量が多い(イトーキ)

先ほどの小学校6年間で最大5.6倍になるというのは主要学用品の全部が対象でしたが、上の表は主要な学用品ごとに分析したものとなっています。

これを見ると、辞書・辞典類が5.4倍にもなっているのに続き、漫画が4.3倍、参考書が3.4倍に増えていることが分かります。これらが増加率のトップ3です。

それ以降を見ると、ノート/メモ類が2.3倍、玩具が1.9倍、教科書が1.8倍、文具が1.3倍と続きます。「なんだ、文房具ってそんなに増えないのねー」って思われるかもしれませんが、実はサンプル数が圧倒的に多いのです。ほかのモノはほとんど1年生時で10以下なのに、文具だけ56.5と飛び抜けています。



辞書等は本棚を買い足せば良いが文具なら引出し

前述のイトーキの調査を見る限り、子供の成長に合わせて辞書などが増えることは明らかです。ですから、フリーワンタイプなどの組み替え式デスクを買っておけば安心と言えるでしょう。

しかし、本が増えてもすべてを手近に置いておく必要はありません。特に漫画は別に本棚を買って、そこに収納しても問題ないでしょう。組み替え式デスクを買っても、本棚とデスクを別々に設置するセパレートスタイル以外は、デスクの下に潜り込んで本に手を伸ばす必要があるので、それなら学習机とは別の本棚に収めたほうが手が届きやすいでしょう。

一方で、文具は本棚ではなく引出しに収納するのが一般的です。本棚と同様に引出しも買い足すことは可能ですが、本棚と比べて引出しは高価であるため、買い足されることが多くありません。また、安価な引出しを買い足そうとしても、なかなか希望するサイズや材質のものが見つからなかったり(カモミールのセレクトタイプなど定番モデルは除く)、開閉がスムーズでないため使いにくかったりします。

 

分類しがたいモノの収納こそ悩ましい

前述のイトーキによる調査は、私の経験からするとちょっと首をひねるところがあります。それは、辞書などの本や文具や玩具といった分かりやすいモノだけが調査対象となっており、それ以外のモノが含まれていないからです。

私がこれまでお伺いしたお宅では、学習机の引出しにワケの分からないモノが色々入っているのが普通でした。折り紙で作った手裏剣、通信教材の景品、スタンプ、お土産のキーホルダー、貝殻、キレイな石などなど、勉強道具とも玩具とも言えないモノです。しかも、これらのモノのほうが文具よりも圧倒的に多いのです。

こういうモノは別に学習机に収める必要はないかもしれません。しかし、大人にとってはワケが分からないモノでも、子供にとって大切なモノであり、子供の居場所である学習机に収めるのにふさわしいものだと私は思います。それはちょうど、大人が会社のデスクの上に家族やペットの写真を飾るようなものです。

 

子供の持ち物は6年間で平均2倍に

ここで先に少し触れた「カラクリ」について説明します。冒頭では「子供の持ち物は6年間で最大5.6倍に増える」と述べましたが、これはちょっと語弊があるのです。この5.6倍というのは、”1年生のサンプルの最小値、6年生はサンプルの最大値を比較”した結果なのです。つまり、本当は「(対象者の中で)一番モノが少ない1年生と一番モノが多い6年生を比較した結果、5.6倍になりました」と言うのが正しいです。

一方で、主要学用品ごとのデータはそれぞれの平均を比較しています。そこで各主要学用品の平均サンプル数を合計してみると、1年生で98.8、6年生で200.5となり、それらは約2倍の違いと言えます。つまり、「(対象者の平均で)1年生と6年生でモノの量を比較した結果、2倍になりました」ということです。

個人的には、子供が塾に通い始めるとファイルやテキストがもっと増えると感じています。また、ウチの子供を見ていると、次々と文房具ばかり買ってきているように思います。なので、2倍どころではないと思いますが、少なくとも5.6倍にも増えているとは思いません。

 

やっぱりワゴンは必要だと思う

イトーキの解釈とはちょっと異なるのですが、私はイトーキの調査結果から、以下のようなことが言えると思います。

  • 小学校6年間でモノは約2~5.6倍に増える
  • 文具はモノ全体の約1/3~1/2を占める
  • 本が増えれば本棚を買い足せば良い
  • 引出しは最初から多いほうが良い

漫画が増えたからと言って全て学習机に収めるというのは現実的ではありません。それなら、多少なりとも学習机に収まりきらない本などは、本棚を買い足して収めれば対処可能です。

一方で、文具その他の小物はそれほど増えないとしても、1年生時から相当な量があります。だとすれば、最初からデスク本体とワゴンに十分な数の引出しを確保しておいたほうがベターですよね。

 

最近はデスク本体だけを買ってワゴンは買わないというケースも散見されるようですけど、やっぱりワゴンは必要だと思います。勉強に関係のないモノを収めないのであればワゴンは不要かもしれませんが、そういうモノまで収めてこそ子供の居場所として定着するのだと私は思います。

そして、引出しに十分な耐久性を備えているのが学習机と言えます。ここがカジュアルデスクではなく学習机を買ったほうが良いと言える最大の理由だと私は考えています。

ちなみに、イトーキのホームページにある「学習机の役割」というページなどは一読の価値がありますよー。メーカー各社にはもっとこういう想いをシッカリ消費者に伝えて欲しいですね。

学習机の役割|子どもに良い学習環境とは
学習机はなぜ必要か?お子さまとお子さまの未来を考えるイトーキの学習机に対する想いをご覧ください。

コメント

  1. 翔ちゃんママ より:

    昨日、たまたま主人が休みだったので買い物のついでに学習机の下見に行きました。
    私的にはユニット型(平机+ワゴン+シェルフ)が集中出来そう&広々使えそうだし収納力もあり良さそうと思ってたのですが、主人はシェルフが邪魔じゃない?横にあるなら集中出来るかは変わらなくない?だったら上棚のあるタイプでシェルフなしで収納大丈夫じゃない?と意見が分かれてます。
    挙げ句の果てには、なんならリビングのダイニングテーブルでも良くない??と迄言い出し。。どうすべきか悩みあぐねいてます。(子供部屋は十分置くスペースあります)

    • 収納マン より:

      翔ちゃんママさま

      はじめまして^^

      翔ちゃんママさんはユニットデスク推し、ご主人様はベーシックデスク推しということですねー。
      しかもご主人様はダイニングテーブルでも良いんじゃないかとまでおっしゃって、かなり選択肢に幅を持たせているようです。

      お話を聞く限りでは、ご主人様はまだあまり現実味を持って検討されていないのか、現時点では敢えて絞り込まずに幅広い視野で考えたいと思っていらっしゃるように思います。
      つまり、決して翔ちゃんママさんのおっしゃったことを否定しているわけではないと思いますよ^^

      もし、ご主人様に対して不信があるようでしたら、カタログを見せながら「じゃあ、ベーシックデスクならどれが良いと思う?」と聞いてみてください。
      そのときにもしすぐに答えが出るようでしたら、ご主人様の中では本気でベーシックデスク一択なのだと思います。
      逆に悩むようでしたら、前述の通り、まだ現実味がないのか、今はまだ絞り込みたくないのかのどちらかです。

      実際に購入する学習机を絞り込んでいくと、こちらを立てればあちらが立たずということが多々起こってきます。
      ベーシックデスクは今となっては選択肢が多くありませんし、一方でユニットデスクもそんなに選択肢が多いわけでもありません。
      なので、「最初はベーシックデスクのつもりで考えていたけど、予算も含めて今ある選択肢の中で選ぶとなるとユニットデスクかなー」なんてことも十分起こり得ますし、「なんやかんやと相談しているうちに結局は組み替え式デスクになりました」なんてことも決して少なくありません(というか、こちらでご相談される方はこのパターンが非常に多いです^^;)。

      ですので、現時点ではご主人様のご意見も貴重なものと考えて、じっくり検討していただければと思います^^

  2. 翔ちゃんママ より:

    収納マンさんのご意見を参考に、カタログ見せてみてもどれも同じに見える。。としか言わないので多分まだ現実味がないのだと思います。。
    来週辺りに実家の近くで学習机の展示会があるので下見に行くと前々から約束してたのですが、ある程度候補を絞らないと無駄足になるので。。
    ベーシック形とユニット型の長所、短所をそれぞれ教えてもらっても良いでしょうか??
    実は息子は入園前にした病気の副作用でなんらかの発達障害が成長と共に出るかも?と診断されてて、今年の夏に境界域知能と診断され他の子より集中しにくいタイプと診断されてます。
    療育に通ってる先生達も視界の正面にあると視覚が邪魔して気が散りやすくなる原因となりがちなので必要最低限にとどめることをおすすめしますとアドバイス頂いてます。この点も踏まえ、どのタイプのが良いか、また具体的にオススメの学習机ありましたらご教授頂けたら嬉しいです。

    • 収納マン より:

      翔ちゃんママさま

      > 収納マンさんのご意見を参考に、カタログ見せてみてもどれも同じに見える。。としか言わないので多分まだ現実味がないのだと思います。。

      そうですかー。それは翔ちゃんママさんとしてはちょっと寂しいですね。
      でもご主人様は真剣に考えてないというよりは、今はそのタイミングじゃないだけなのかもしれません。
      ご主人様のタイミングが来るのを待ってもいつになるか分からないので、むしろ意見を集約するのが楽になったと思って、翔ちゃんママさんのほうで検討を進めていただくのがよろしいでしょう^^
      実際、アンケートによると59%のお宅でお母さんが学習机を選んでいます。

      【参考】学習机アンケート(1)学習机は何を基準に選んでどの部屋に置いた?

      > ベーシック形とユニット型の長所、短所をそれぞれ教えてもらっても良いでしょうか??

      これらを比較するケースというのは意外と今までありませんでしたねー。
      ベーシックデスクは上棚に手が届きやすい、一方でユニットデスクは書棚の奥側にちょっと手が届きにくい。
      ユニットデスクはデスク天板が広々使える、一方でベーシックデスクは上棚に覆われる部分がある。
      ユニットデスクはベーシックデスクよりも一般的に幅方向に場所を取る。
      …といったところが主だった違いだと思います。

      以下の記事も参考にしてみてください。

      【参考】書棚を横に配置したユニットデスクのメリットとデメリット

      お子さんの状態については悩ましいところですね。
      私は医者ではありませんからあくまで収納のプロとしての経験で申し上げますと、できるだけ目の前にモノを置かないようにするというのはある意味で理想論に過ぎないと思います。
      それはモノを収納する場所がない、もしくは目に入る場所にないと、結局、目の前にモノを出しっぱなしにしてしまう可能性があるからです。

      私の経験上、どんなに工夫しても、散らかってしまうということはあります。
      ただ、それでもお子さんの様子をうかがいながらトライ&エラーするよりほかありません。

      そう考えると、レイアウトの自由度が高いのが望ましいと言えます。
      ユニットデスクなら、書棚と机を切り離してレイアウトすることもできます。
      また、ベーシックデスクもレイアウトがしにくいという心配はないでしょう。
      その意味ではどちらも正解です。

      もしくは、平机と棚を別々に購入するのも良いかもしれません。
      この場合、棚というのは例えば絵具セットなども一緒に収納できる奥行35cm以上のもののことです。
      もちろんお子さんの性格などにもよりますが、あれはこっち、これはあっち…という風に収納方法を指示するのは難しい場合があり、その場合はできるだけ一ヶ所にまとめて収納するのが効果的です。
      勉強道具もオモチャも一緒に収納すると、その場所を活用してくれやすいと思います。