無印良品のデスクは意外と注目度が高くて、当ブログでも人気記事のひとつとなっています。昨年末に発表された「2021年人気商品ランキング」でもインテリア部門の第3位に輝いており、無印良品の商品の中でも高い人気を誇っていることが分かります。
しかし、無印良品のデスクはずっと同じというわけではありません。さも昔からあるような顔をしていますが、たびたびラインナップや仕様を変えています。現在の「木製デスク オーク材」も昨年12月に実質的に仕様を変えたばかりです。
年が明けてからようやく私のほうでも現物を確認することができたので、今回はそのレビューをお送りしたいと思います。
※価格および仕様はすべて2022/01/15現在
ビバ中国!無印良品史上最高の出来栄え

出典:無印良品(以下同)
結論から言いましょう。私が店頭で現物を確認した限り、ベトナム製から中国製に変わった現在の「木製デスク オーク材」(3点セットJAN:4550512031901)はこれまでの無印良品のデスクで市場最強の出来栄えだと思います。前回は4万円台のオススメ学習机を紹介しましたが、仮にこれが楽天市場で販売されていたとしたら確実にその中に入れていたことでしょう。つまり、他社製デスクと比較しても十分にオススメできる机ということです。
以下、ベトナム製から中国製に変わったことでどこがそんなに良くなったかということを中心に述べたいと思います。
キャビネット引出しの開閉がスムーズに
中国製になってもっとも改善されたのはキャビネット(ワゴン、JAN:4550344873946)の引出しのスライドレールです。ベトナム製のときは上下段とも底付けのベアリング式スライドレールでしたが、開閉が固くてまるで一昔前のアクタスの机のようでした。
これが中国製では上段がローラー式のスライドレール、下段が底付けのフルスライドレールとなり、いずれもスムーズに開閉できます。特に下段はソフトクローズとなっており、むしろ快適に使用できるレベルに仕上がっています。
引出し内部材はポプラ積層合板に
一方で、引出し内部材はキャビネットもデスクも桐突板の積層合板からポプラ突板の積層合板にグレードダウンしています。桐突板のほうがきめ細やかな表面でしたが、ポプラ突板はシナ突板のようにザラッとした質感です。
ただ、個人的には気にするほどのことでもないと思います。
上置き棚の棚板と背板は突板に
また、上置き棚(JAN:4550344873953)の棚板と背板がオーク無垢からオーク突板に変更になりました。ただ、これもウルサイ人が見れば気付くと思いますが、普通は気付かないことが多いでしょう。
なお、上置き棚はベトナム製のときと同様に背面にクランプ式のデスクライトを取り付け可能です。
というわけで、大きく変わったと言えるのはキャビネットのスライドレールだけですが、この一点で以前の足元棚付きとどちらにするか悩む必要がなくなったわけですからとても大きな改善です。もっとも、足元棚付きのほうは事実上の廃番のようですが。
ちなみに、デスク天板の質感は良くも悪くも従来同様。半つや消しで色や木目も悪くないですが、展示品はややクサレ(腐れ)がありました。墨汁をこぼしたようなシミがあるということです。これについてはこの価格帯でこれ以上を求めるのは無理というものでしょう。
3点セットで税込49,790円。数量限定で44,900円となっており、天板がオーク無垢で4万円台で買える学習机というのは他にありません。5万円以下で天然木のシンプルなデザインの学習机やテレワーク用の机を探している人にとっては最適な選択肢となることは間違いないと思います。
関連記事




【コメント】 皆様からご質問・ご意見など