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学習机評論家の新提案!能率アップの学習家具レイアウト「背書の陣」

6畳間にベッドと学習家具をレイアウトしたレイアウトの一例

※無印良品のインテリアシミュレーターを使用(以下同)

一般的に子供部屋となる個室は4畳半から6畳程度であることが多いと思います。その場合、家具レイアウトはどんな感じになるでしょうか?おそらく、上図のような配置の仕方をイメージされる方が多いと思います。

 

6畳間にベッドと学習家具をレイアウトしたレイアウトの一例

パースで示すとこんな感じ。実際にこういう光景はよく見かけると思います。

この家具レイアウトの場合、書棚にある本を手に取るには、回転チェアに座ったまま移動するか、椅子から立ち上がって書棚の前に向かう必要があります。

しかし、それは能率が良い方法とは言えません。そこで、より能率的な学習家具のレイアウト方法をご提案したいと思います。題して「背書(はいしょ)の陣」です。

 

学習机評論家の新提案!「背書の陣」

大量の本にすぐ手が届く

学習机評論家の新提案!「背書の陣」 

「背書の陣」で肝となるのは、中側に棚を配置するということです。このレイアウトであれば、回転チェアを回転させて振り向くことで、たくさんの本に手が届きます。奥行の深いオープンシェルフならランドセルの収納もOKで、翌日の準備もバッチリです。

本棚を目いっぱい並べることができる

学習机評論家の新提案!「背書の陣」 

背書の陣にした場合、机の横に書棚を並べるよりも多くの書棚を設置することができます。机の反対側に向かって移動する必要もなく、すぐに手が届くところにあるのですから能率的です。学用品を一面に集約できるので管理も楽になります。

なお、有事に備えて転倒防止策をシッカリとしておく必要はあります。もちろん、腰高の書棚でもOKです。

子供の勉強をサポートしやすい

学習机評論家の新提案!「背書の陣」 

おまけに、このレイアウトなら親や家庭教師の先生が横からサポートしやすいというメリットもあります。小学校低学年から大学受験まで非常に使いやすいレイアウトと言えるでしょう。

さらに、冒頭の一般的なレイアウトだと、天井のシーリングライトが背中を照らしてその陰で手元が暗くなりますが、このレイアウトならシーリングライトが手元を照らしてくれます。お子さんの目にも良いレイアウトと言えます。

就寝と学習を完全に分離できる

学習机評論家の新提案!「背書の陣」 

背書の陣には他にもメリットがあります。それは就寝ゾーンと学習ゾーンに明確に分離されるので勉強に集中できるということです。

冒頭のレイアウトだと勉強中に椅子からベッドにダイブしたい衝動に駆られ、気が付いたら朝だった…なんてことも起こり得ます。しかし、このレイアウトならその心配は減るかもしれません。

4畳半でもOK

学習机評論家の新提案!「背書の陣」 4畳半バージョン

しかも、この背書の陣は4畳半でもレイアウト可能なのです。造り付けの収納スペースやドア、窓の位置によっては無理なこともあるとは思いますが、デスクや本棚のサイズを調整することで可能になることが多いと思います。

 

背書の陣のメリットとデメリット

メリット
  • 大量の本にすぐ手が届く
  • 本棚をたくさん置ける
  • 学用品を一元管理しやすい
  • 親や家庭教師がサポートしやすい
  • シーリングライトで手元を照らせる
  • 勉強に集中できる
  • 4畳半でもOK

背書の陣のメリットをおさらいしましょう。普通に机と棚を横一列に並べるよりもたくさんの本やランドセルにすぐ手が届くのが最大のメリットです。また、壁面いっぱいに本棚を並べることができ、一元的に管理がしやすくなります。

さらに、親や家庭教師の先生が横からサポートしやすいですし、天井照明がちゃんと手元を照らしてくれます。おまけに、就寝ゾーンと切り離すことで勉強に集中しやすい環境を作ることができます。4畳半でもOKなので非常に合理的なレイアウトと言えましょう。

デメリット
  • 回転チェアなどが必須
  • 狭いところが苦手な人には不向き

反対にデメリットですが、実はほとんどありません。強いて言えば、木製チェアだと後ろを向きにくいので、回転チェアやバランスチェアを推奨します。また、背書の陣は狭いところが落ち着く人に向く半面、狭いところが苦手な人には向きません。

 

背書の陣は対面キッチンと同じ使い心地

対面キッチン・イメージ

この背書の陣というレイアウトは、従来の常識から見ると違和感があるかもしれません。しかし実は、上写真のような対面キッチンに似ているんです。シンクやコンロのほうを向いて調理をし、振り向いて食器棚の中から食器を手に取る動作は、背書の陣に通じる部分があると思いませんか?

日頃、キッチンに立って料理をされている方なら、このレイアウトが使いやすいことは容易に想像していただけることでしょう。対面キッチンと背水の陣は、料理と学習という戦闘モードにピッタリのレイアウトなのです。

 

今回ご紹介した背書の陣は、単なる思い付きで提案しているわけではありません。実は私は子供の頃から30年以上もこの背書の陣のレイアウトで過ごしてきたのです。学生時代はもちろん、独立してフリーランスになってからも仕事場が背書の陣レイアウトなのです。

おまけに、私の子供たちも同じレイアウトを採用しています。我ながら阿呆だと思ったのですが、先ごろ仕事場を引越ししてまた同じレイアウトを採用して初めて気付きました(苦笑)

「背書の陣」というネーミングは賛否両論あろうかと思いますが、背水の陣で勉強に勤しむ受験生にピッタリかと考えた次第です。「High書(棚)」という意味合いもあるのですが、必ずしも背が高い書棚である必要はなく、腰高でも良いと思います。

これから子供部屋を設えようと考えている親御さんだけでなく、自分の部屋の家具レイアウトを模索している学生の皆様にもお役に立てれば幸いです。

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コメント

  1. めだかのきんちゃん より:

    収納マンさま

    いつもためになる記事をありがとうございます!
    「背書の陣」よいレイアウトですね!
    耐震対策をしないといけない点は注意ですが、機能的に考えたらとても理に適っていると思います。

    我が家は建売を買ってしまった(収納マンさまの新居がうらやましい!!)のですが、なにせそれぞれの部屋の窓が大きいうえに多いのです。
    子供部屋候補の2部屋のうち、1部屋は一番上の「よくあるレイアウト」の6畳パターンでいうところのドアの反対側、ベッドとチェストの短辺が接している部分がベランダにつながる大きな窓。
    もう1部屋は一番上の「よくあるレイアウト」の6畳パターンでいうところの窓の反対側、机とチェストの長辺が接している部分に縦長の小さい窓が二つついています(高さは腰高窓と同じ高さ)
    後者はまだいいとして、前者はどうしたものかとため息モノです。
    どう家具を置いても、ベランダへの動線が遮られます。
    幸いなのは、子供部屋にしてはクローゼットの大きさがしっかりとしているので、最悪、どうしてもの最後の手段としてクローゼットに60cm幅・高さ150cmくらいまでの大きさの本棚なら置けなくもない感じです。

    窓が多い場合は、どう考えたらよいですか?
    個人的には窓をつぶすのは嫌ではないです(というか、雨戸を取り付けたかったのに取り付けできない仕様になってしまっているので、目隠しの点で、雨戸代わりになるのではなんて思ったりしております)

    お引越しで大変なところ、申し訳ないのですが、ご意見頂けると助かります!
    よろしくお願いいたします。

    • めだかのきんちゃん より:

      ちなみに、クローゼットを開けた状態にした部分から部屋の端までおおよそ250cmあるかないか、反対側も250cmあるかないかです。
      なので、部屋の長辺の部分にベッドと机を並べてつけて置くことはできません・・・

      • 収納マン より:

        めだかのきんちゃんさま

        こんにちはー^^

        大きな掃き出し窓がある部屋の家具レイアウトは本当に難しいですよね。

        教えていただいた状況をイメージして家具の置き方を考えてみると下図のようになりました。
        広さは5畳くらいでしょうかね?

        窓の位置などが違うとまた全然違う感じになってしまうと思うのですが、私がイメージした間取りだとベッドは下図の位置にしか置けないと思います。
        他の場所でもベッドだけを置くことはできますが、机と棚の配置が難しいです。

        で、ベッドの位置を決めると、下図のように机と棚を配置するか、他の方法としては記事冒頭のように壁面に机と棚を横に並べて配置するしかないと思います。
        いずれにしても、掃き出し窓と家具の間に10cm以上のすき間を設けて配置するしかないでしょうねー。

        • めだかのきんちゃん より:

          収納マンさま

          お願いしておきながら、ご返答、おそくなりました。
          配置図まで作ってくださり、恐縮です。
          やはりそうですよね、そう置かないといけないですよね。
          想定していたのは一番上の一般的なレイアウト(というか、そうしか置けないかなと思ってました)ですが、これだと完全に動線上に机が来ているので邪魔くさく感じるだろうなと思っていたのです。
          「背書の陣」であればチェストの方が奥行きが狭いため、若干動線が生き残るというか、邪魔にならず通れるかなと。
          ドアを開けた時の圧迫感も少ないでしょうね。

          子供たちがどう置くのか興味深いです。
          とても参考になりました!
          ありがとうございました!

          また「おお?!」と感じる記事が出てきましたらお邪魔いたします(*^^*)

          • 収納マン より:

            めだかのきんちゃんさま

            家具レイアウトは大きな家具から配置していくのが基本ですから、子供部屋にベッドを置く場合はベッドの位置で他のすべてが決まってきます。
            特に日本では北枕を避ける習慣があるので、それも考慮するとレイアウトのパターンはごく限られます。

            まだ購入されていない家具のサイズに留意しながら、最適なレイアウトを実現してください^^