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無印良品の「木製デスク・オーク材」は足元棚がなくなって引出は積層合板に

「無印に定番なし」と言われますが、良く言えば無印良品は常に進化している、悪く言えば絶えずこっそりと改悪と値上げを繰り返しているという感じです。そんな風だから、エスリボン時代から付き合っていても、無印良品のことは心の底から信用できません。

…とまあ、愚痴っぽく始めてしまいましたが、知らない間に無印良品のオーク無垢のデスクがまた差し替えられました。私が絶賛に近い評価をした「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」は過去のカタログを見ても「なかったことに」なっており、代わりに9月から「木製デスク・オーク材」という商品が登場しているのです。

※仕様および価格はすべて2020/10/11確認時点

 

木製デスク・オーク材

無印良品・木製デスク・オーク材 幅110×奥行55×高さ70cm

出典:無印良品(以下同)

今回も情報量が多いのでサッサと参りましょう。こちらが無印良品の新しい「木製デスク・オーク材」でございます。

パッと見た感じの形状は従来の「無垢材デスク(引出付)」と同じです。

質感は足元棚付と同じ感じ

無印良品・木製デスク・オーク材 の天板角の質感

しかし、近寄ってよく見てみると、天板の角には丸みがあり、色は2世代前の「無垢材デスク(引出付)・オーク材」よりも暗め、ツヤはなくマットな質感で、これらは「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」と同じ特徴となっています。

私が行った無印良品の店舗では、どういうわけか既にカタログから消えている2世代前の引出付が並んでいたのですが、新型と比べると色は明るく、ツヤがあり、角も鋭利です。知らない人は「色違いがあるんだー」と思うことでしょうね。

足元棚だけでなく横桟もなくなった

無印良品・木製デスク・オーク材 は足元棚だけでなく横桟もない

新型は足元棚だけでなく、横桟もなくなっています。そのため、ランドセルなどを掛けた場合に内側に入り込んで使いにくいです。

これはコストカットの一環とも言えますが、脚の取り付け方の構造が変わっただけとも言えます。従来の引出付と同じ幕板構造に戻ったので、横桟なしでも耐久性の面では問題ないのです。ただ、学習用として考えた場合は残念ですね。

木製デスクキャビネット・オーク材

無印良品・木製デスクキャビネット・オーク材

出典:無印良品(以下同)

デスク本体の引出しの話もしたいのですが、先にワゴンのほうに行きましょう。「木製デスクキャビネット・オーク材」はパッと見、それこそ従来品と違いが分からないと思います。

引出内部材が桐から積層合板に

無印良品・木製デスクキャビネット・オーク材 引出内部材が桐から積層合板に

一番違いが分かるのはやはり引出しの中でしょうか。従来は引出内部材が曲がりなりにも桐だったところ、積層合板に変わっています。これは明らかにコストカットですが、「あら?北欧風で良いじゃない」と言う方もいらっしゃるかもしれません。

また、底板は従来の引出付も足元棚付もプリント紙だったはずですが、新型は桐の突板に変わっています。ここは逆にコストアップの要素ですね。なお、これらの材質の変更はデスク本体の引出しも同様です。

それと引出し最下段は、足元棚付では縦横に仕切り板の向きを変えられたのが、新型では普通に横方向のみ仕切れるようになっています。足元棚がなくなったことでワゴンの奥行が深くなり、縦横比率が変わってしまったからでしょう。もっとも、そんな機能は別に必要なかったのでどうでも良いんですけどね。

底付けタイプのスライドレールに

無印良品・木製デスクキャビネット・オーク材 底付けタイプのスライドレールに

もうひとつ引出しで大きく変わったのはスライドレールです。従来の引出付はローラー式2段引きレールとベアリング式フルスライド、足元棚付はベアリング式2段引きとベアリング式フルスライドでいずれも横から丸見えのタイプでしたが、新型は2段とも底付けタイプのベアリング式スライドレールに変わっています。なお、新型の上段は3/4オープン、下段はフルオープンです。

これはコストが上がるはずなんですけどね。見た目の良さを向上したり、少しでも引出内箱の幅を広げたかったんでしょうか。でも、展示品は開閉がとても固くて、まるで以前のアクタスの学習机のようでした(苦笑)

 

木製デスク用上置き棚・オーク材

無印良品・木製デスク用上置き棚・オーク材

出典:無印良品(以下同)

次は「木製デスク用上置き棚・オーク材」を見てみましょう。こちらは足元棚付のときと同じ…ではありません。実は新型になって唯一良くなったと諸手を挙げて喜べる点があるのです。

クランプ式デスクライトOKに!

無印良品・木製デスク用上置き棚・オーク材 はクランプ式デスクライト取付可能(一部除く)

これよく見ないと気付かないことなんですが、棚板を下支えしている桟が従来品より手前に移動しているんです。そのため、棚板の奥側にクランプ金具を取り付けできるクリアランスが生じたというわけです。ひょっとして無印良品の商品開発者はこのブログを読んでるんですかね?

ともあれ、そんなわけでクランプ式デスクライトを取り付け可能になったわけですが、支柱が垂直に立つコイズミファニテックの「ECL-611」とか大商産業の「HTL-12W」はちょっと厳しいかもしれません。上の背板部分に支柱が当たる可能性があるためですが、これはちょっと試してみないことには何とも言えないです。

 

三者の比較

無印良品・木製デスク・オーク材3点セット

デスク

新型足元棚付引出付
税込価格24,900円27,900円24,900円
幅×奥行×高さ(cm)110×55×70
脚間寸法(cm)99.810298
天板材質オーク無垢
塗装ウレタン樹脂
色ツヤやや濃い、ツヤなし明るい、ツヤあり
引出内部材積層合板
スライドレール木桟
引出左右比率1.8:11:12.3:1
左引出内寸(cm)48.5×39.5×636×39.5×5.552×40×6
右引出内寸(cm)26.5×39.5×636×39.5×5.522.5×40×6
足元棚
脚形状4本脚H型脚4本脚
サイドフック黒色銀色
重量20kg25kg20kg
天板耐荷重30kg40kg
製造国ベトナム中国
ホルムアルデヒド放散量記載なしF☆☆☆相当以上F☆☆☆相当以上

無印良品のデスクの仕様を遡っていくと混乱しますね。品番が同じでも途中で仕様が変わったのか、単に表示を変えただけなのか、解釈が難しいところがあります。

ともあれ、こうやってスペックを細かく見てみると、意外なところで違いがあることも分かります。まず最も大きな違いは、新型はベトナム製、従来型(足元棚付、引出付)は中国製ということです。中国からベトナムへの移管というのは家具製造で最近よく見られることですが、悲しいかな、まだベトナムは中国に品質で劣ることが多いです。

今回の仕様変更はまずベトナムで製造するという決定が先にあり、それを踏まえてベトナムで調達可能な材料や技術が採用されたと見ることができると思います。引出内部材やワゴンのスライドレールの変更はまさにそれに伴うものでしょう。

そのほか、引出しの左右比率が2世代前に戻った点が興味深いです。結局、右利きの人に合わせたほうが良いということでしょうか。

ワゴン

新型足元棚付引出付
税込価格14,900円
幅×奥行×高さ(cm)39×48×5841.5×40×5835×48×58
引出内部材積層合板
上段スライドレール底付3/4スライド2段引スライドローラー式
下段スライドレール底付フルスライドフルスライド
上段引出内寸(cm)32.5×37.5×6.534×32.5×7.525.5×37.5×6.5
下段引出内寸(cm)32.5×37.5×2932.5×32.5×33.525.5×37.5×29.5
重量24kg23kg19kg
天板耐荷重10kg

※デスクと共通の仕様は省略

新型のワゴン(キャビネット)は足元棚がなくなったことで2世代前の奥行と同じになった一方で、幅は2世代前よりも4cmワイドになりました。そのおかげもあって、引出内寸幅は2世代前よりも7cmも拡大し、足元棚付きと同様にファイルボックスが収納可能となりました。これは良いことですね。

上置き棚

新型足元棚付
税込価格5,990円
幅×奥行×高さ(cm)109×20×30108×20×30.5
重量6kg
天板耐荷重5kg

※デスクと共通の仕様は省略

上置き棚は足元棚付のときとほとんど変わっていないように見えるのですが、幅が1cm大きくなっています。当然、金具の寸法も変わっているのでしょう。

なお、足元棚付の上置き棚の商品ページが削除されてしまったため、今となっては重量と天板耐荷重は分かりません。ご存知の方があれば教えてください。こんなことになるならキャッシュを保存しておくべきでしたー。

 

以上の通り、無印良品の新しい「木製デスク・オーク材」は様々な点で従来品と違いがあります。厳密に言えば変わらなかったのは主材がオーク無垢でできていることと外寸くらいで、残りは足元棚付、引出付、それぞれを踏襲した部分が混在しているという感じです。

総じて、従来品2型と比較して新型が良くなったかそうでないかは判断が難しいところです。足元棚付で私がもっとも評価したデスク本体引出しのスムーズさは、ベトナム製に格下げされたことで十分とは言えなくなってしまいました。新型のワゴンのスライドレールの品質など論外です(苦笑)

一方で、上置き棚にクランプ式デスクライトを取り付けられるようになったことは大変喜ばしいことだと思います。ワゴン最下段にファイルボックスが収まるというのもgoodです。

あとはもう、この程度の価格なのですから、これでクオリティに不満があるようなら、ランクを上げてコイズミファニテックの「ビーノ」、アクタスの「フォピッシュ」、浜本工芸の「No.28デスク」あたりをご検討いただくのがよろしいでしょう。

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