例年それほど多くはないものの、L型カウンターデスクに対するニーズをちらほら聞きます。一時はこれからブームが来るんじゃないかと思った時期もありましたが、今のところはそのような流れにはなっていません。
その大きな理由のひとつと考えられるのが、組み替え式デスクならL型カウンターデスクにできるということです。数年後に本棚だけを買い足そうとしたときに廃番になっているというリスクもありませんし、オールインワンモデルなので総額を抑えることができます。
また、ベーシックデスクでもリフティングワゴンをセットすればL型デスクとして使えるのも理由のひとつと考えられます。ワゴンなら移動も簡単ですし、アイテム数が増えないのでコスパも良いです。
そういう事情はありますが、L型カウンターデスクには一定の需要があるのも事実です。そんなわけで、今回は組み替え式デスクを除くかたちで、L型カウンターデスクを片っ端からリストアップしてみたいと思います。
カリモク家具・ユーティリティプラス
まずは高価格帯からということで、カリモク家具の「ユーティリティプラス」。上写真のようにデスク2台を使う以外にも、デスク天板と同じ高さの書棚を組み合わせることでL型デスクにすることができます。
カリモク家具・ボナシェルタ
カリモク家具の「ボナシェルタ」にもデスク天板と高さが揃う書棚があります。側板の上がちょっと飛び出しますが、10mm刻みで幅をサイズオーダーすることもできるのもメリットです。また、ユーティリティプラスの書棚と違って真ん中に帆立がないので、見た目にスッキリしますし、帆立が邪魔で本などが出し入れしにくいということもありません。
浜本工芸・No.6000デスクユニット

出典:浜本工芸
浜本工芸の「No.6000デスクユニット」もカリモク家具のユーティリティプラスのように2台の机を並べることでL型カウンターデスクにできます。L型デスクにしては珍しくテーパード脚を採用しているのがポイントです。
浜本工芸・No.2000デスクユニット

出典:浜本工芸
浜本工芸の「No.2000デスクユニット」は前述のNo.6000よりも天板の奥行が一回り大きく、奥行540mmと650mmのラインナップです。脚がマガジンラックになっており、コスガ(倒産)の「ワークショップ」を偲ばせるデザインとなっています。
堀田木工所・エルデスク
堀田木工所の「エルデスク」は天板サイズが1100×550mmと1200×450mmの2サイズしかないのですが、国産ながらオイル塗装で比較的手頃な価格のL型カウンターデスクです。
コイズミファニテック・ワイズ
コイズミファニテックの「ワイズ」は1050×450mmのサイズデスクが用意されており、これを組み合わせることでL型カウンターデスクとして使うことができます。ブラック系とホワイト系の2色が用意されているのもポイントです。
イトーキ・ウットフォーク
イトーキの「ウットフォーク」はシェルフとデスクを組み合わせることでL型カウンターデスクにすることができます。シェルフを2段重ねることもできるので、その点で言えばカリモク家具のユーティリティプラスに似ています。
イトーキ・エルコディ
個人的には、L型カウンターデスクと言えばイトーキの「エルコディ」です。残念ながら既に廃番となっているはずですが、まだフルラインナップで在庫があるようです。上写真のダークステインドオーク色のほか、ナチュラルオーク色もあります。
以上、L型カウンターデスク8アイテムを紹介しました。選択肢は決して多くないものの、中価格帯から高価格帯まで、カラーバリエーションも選ぶ余地はあると思います。
これら以外でとなると一般的な組み替え式デスクのほか、スタディアップデスクの「アルフ」をユニットLスタイルにして使うという方法も考えられます。
ちなみに、ゲーミングデスクにはL型カウンタータイプが散見されますが、基本的にスチール製の脚なので消しゴムで消すときにギシギシと揺れるものが多い印象です。引出しがないものがほとんどということもあり、学習用としてはあまりオススメできない感じですね。
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