私は決して無印良品はキライじゃありません。それこそSリボン(西友のプライベートブランド)だった当時から付かず離れずという感じで、オフィスにも多数のMUJIグッズがあります。また、収納分野では各種ユニットシェルフやポリプロピレン収納は日頃からよくオススメしています。
それでも無印良品のデスクを見ている親子を見ると、なんかちょっとこう…あれなんですよね。思わず、「信者」という二文字が頭の中をよぎるわけです。私にとっての無印良品はあくまで「無印良品」なんですが、無印良品の家具を見ている人には「無印良品」と映っているんじゃないかと勝手に思ってしまうんです。
自分で言っておいてナンですが、これ、かなりの暴言ですよね(苦笑)でも本当に、無印良品のデスクを含む家具は本当にワケが分からないことだらけです。「無印悪品」とまでは言いませんけど、当たり外れが大きすぎると常々思います。
※この記事は2016年7月3日時点の情報に基づいています(2023年11月23日一部更新)
リビング学習向け?パイン材デスク幅86cm
2016年春に新たに投入されたのは「パイン材デスク幅86cm」。定番の「パイン材デスク・キャビネット付」(※現在は廃番)の幅100cmよりもコンパクトです。特にアピールされていませんが、これはやっぱり「リビングにも置ける」ことを目指しているのではないかと思われます。
「パイン材デスク・キャビネット付」が税込29,000円(2016年当時)であることを考えると、引出しが1杯のデスクとキャスター付きの棚であるワゴンがセットで25,000円(※現在は27,890円)というのは明らかに割高。無印良品もニトリ同様にどさくさに紛れて利益率の高い商品を散りばめてきますねー。
なお、パイン材は軟らかいうえに暴れやすいですし、ラッカー塗装は劣化しやすいので、学習机としてはオススメできないことは言うまでもありません。
ダイニング学習向け?コンパクトスチールキャビネット
「パイン材デスク幅86cm」が無印良品の「外れ」とするなら、これは「当たり」だと私は思います。こちらの「コンパクトスチールキャビネット」も2016年春の新商品で、ダイニングテーブルの下に置けるくらいの高さになっています。もちろんデスク下でもOKですが、これを使えばダイニング学習に便利かもしれません。
無印良品の家具の歴史を見てみると、長らく家具のド素人丸出しでしたが、ここ数年はちょっと分かってきたのかなという感じがします。それでも未だにド素人の設計が見られるんですけど、木製と違ってスチール製は丈夫なので設計を間違える心配は少ないんですね。
スチールは薄くて丈夫に作れますので、収納効率が高いです。価格は18,000円(※2021年は17,900円)で、下手すりゃスチールデスクが1台買える値段ですから決して安くないです。また、こういう値付けそのものが無印良品のワケ分からんところだなーと改めて思わされますけど、ダイニングテーブルの下に宿題程度の教材やちょっとした文房具が収められるのは便利かなと思います。
もっとも、子供が椅子に座った状態で取り出しやすいかというとそうとは言えないので、あくまでも見た目重視、使い勝手は二の次かと思いますが、無印良品としても別に子供向けに作ったわけではなさそうなので致し方なしかなとは思います。
基本的に無印良品は子供用の学習机としてデスクのラインナップを組んでいるわけではありません。それは足置きのあるデスクチェアが用意されていないことから見ても明らかです。
大人から見れば無印良品のデスクは「シンプルで良い」「子供でも使えそう」という風に勝手に思いがちですが、もちろん使えないことはないものの、色々な面で不十分ですね。とは言え、前述の通り無印良品が学習用として用意しているわけではないので無印良品を責めるわけにもいきません。責められるべきは勝手に思い込んでしまった「信者」ではないかと思います。
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