「カリモク60(ロクマル)」は1960年代からのカリモク家具のロングセラー商品をただ復刻したのではなく、現代のライフスタイルにマッチさせるとともに、幅広いユーザーが手に取りやすい価格を目指したラインナップです。全国5ヶ所のオフィシャルショップだけでなく、アーバンリサーチDOORSなどでも購入することができます。
カリモク60の家具はカリモク家具の公式オンラインショップのほか、amazonなどネットショップで購入することもできるのですが、どういうわけかデスク関連だけは公式ショップ以外ではほぼ買えない状態でした。ところがこのたび、amazonでの販売が始まったので、この機会に改めてご紹介したいと思います。
※価格および仕様はすべて2021/01/05現在
カリモク60・デスク
カリモク60のデスク、チェスト、シェルフは、2009年12月から販売されているロングセラー商品です。写真をご覧いただければ分かる通り、昭和レトロなデザインですが、機能的には非常に現代的なものに仕上がっています。
デスク引出しは左右スライド式
どういうところが現代的かと言うと、まずデスクの引出しは左右にスライドできるようになっています。幅90cmとコンパクトな机なので肘付きのチェアを収めるのは厳しいですが、座る位置に応じて簡単に引出しの位置を変えることができます。
主材はラバートリー(ゴムの木)ながら天板はオーク突板で質感は上々。奥行は55cmとコンパクトでリビングダイニングに置いても違和感がないサイズです。
さらに、天板高さ67.5cm。これは日本で一般的なダイニングテーブルと同じ高さで、この点でもリビングダイニングに置いて圧迫感が少ないと言えます。身長が低い方でも、もしくはダイニングチェアを合わせても、座りやすい高さと言えるでしょう。
脚を外せばデスク下に収まるチェスト
脚付きのチェストは幅31.5cmとナローですが、幅90cmのデスクと並べれば120cmオーバーのワイドなデスクになります。また、脚を外すことでデスクの下に収めてしまうことも可能です。
引出しは桐材をアリ組みした本格的なもの。決して安いと言える価格ではないですが、価格に見合った質感に仕上がっていることは間違いないでしょう。
デスクと連結できるシェルフ
そしてシェルフは棚板の高さがデスクと揃うだけでなく、デスクの片脚を外して連結することも可能です。だいたいこういうのはデザイン重視で機能的にはショボイことが多いですが、カリモク60のデスク一式はとても機能的にできているわけですねー。
なお、シェルフの背面は化粧されているので、パーテーションのように使うこともできます。
カリモク60のデスク一式は学習机として最適とは言えません。しかしながら、最初は子供がリビングダイニングで勉強するのに使って、子供が自分の部屋で勉強するようになったら親がテレワーク用として使う…という方法もアリでしょう。
こういう落ち着いたデザインで、なおかつ質感が高く、それでいて価格が手頃なものというのはなかなかありません。カンディハウスはちょっと高すぎるし、浜本工芸だとデザインがフツーすぎますからね。
ともあれ、何でも買えるamazonでカリモクの家具がより身近になったことは消費者にとってありがたい限りです。一消費者としてはもっとドンドンやってもらえたらと思います。
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