一昨日に無印良品が一部商品の値上げを発表しました。中でも年間人気ランキングで総合1位に輝いたファイルボックスが5割も値上げするということは多くのムジラーに衝撃を与えたと思います。
無印良品が来年から大幅値上げ!ファイルボックスがニトリ比69%高に
無印良品が2023年1月以降2度に分けて全アイテムの2割を平均25%値上げすると発表しました。ファイルボックスも対象で、ニトリに比べると約69%も高くなります。やわらかポリエチレンケースやポリプロピレン収納ケース引出式も対象です。
私にとってはもうひとつ衝撃的なことがありました。かねてよりコスパが良いと高く評価していた「木製デスク」が4割も値上げされるというのです!
※この記事は2022年12月28日時点の情報に基づいています(2024年4月19日一部更新)
木製デスクが4割値上げ
「木製デスク オーク材」は天板がウレタン塗装のオーク無垢、引出しはスライドレールなしでも比較的スムーズに開閉できるのが魅力です。しかも、3点セットでアンダー5万円というコスパの良さもあて、先日の人気家具ランキングでも第8位に輝きました。
改めて言うまでもなく、無印良品の木製デスクはコスパの良さがあってこそ評価できるものです。しかし、一昨日の良品計画によるプレスリリースによると、なんと40%アップして3点セットで約7万円になるというではありませんか!
しかも、2023年2月3日から配送料も上がります。それまで1点につき2,500円だったのが3,000円にアップ。3点セットなら合計1,500円の負担増です(店舗受け取りなら無料)。
2023/02/02追記:3点セットは税込64,900円で販売開始されました。なお、その際の配送料は3,500円4,500円(2/3から)となっています(店舗受け取りは無料)。
2024/01/26追記:amazonにて無印良品の「木製デスク3点セット」が税込45,214円で販売開始されました。オーク材突板となっていますが、これはデスク天板のことではなく上置きの棚板のことで、現在販売中のものと同じ仕様です。
公式オンラインショップ(税込64,900円)よりも約30%も安く、しかも送料無料。私の経験上、こういうのはすぐに売り切れますので、ご検討中の方は是非お急ぎください。 ⇒2月3日に特価品は完売、2月6日頃から通常価格に戻っています。 ⇒2月20日頃からamazonには入荷がない状況が続いています。
無印良品
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月額定額サービスの場合
※価格は2022年12月28日→2024年4月19日現在に訂正 ※いずれも4年契約(48回払い)の場合 ※配送料1点につき3,000円別途必要
一方で、これまで「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」のみが対象だった家具の月額定額サービス(いわゆる無印良品のサブスク)に、木製デスク、キャビネット、上置き棚が加わります(※)。これなら3点セットでも月々たったの1,700円1,400円の負担でOKです。
※正しくは、新たに加わったのではなく、いったん対象から外したものが復活したかたちです。
しかし、ここでも値上げされています。木製デスク等が値上げされるのに合わせて月額料金も値上げされるのは当然として、支払総額が以前よりも膨らむのです。
これまで家具の月額定額サービス対象だった「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」の場合、4年契約で月額500円×48ヶ月=24,000円。通常購入の場合は24,900円ですから、むしろ900円安く買うことができました。
一方で、2月3日以降に対象となる木製デスク等については、購入するよりもサブスクのほうが10~44%も割高になってしまうのです(上表参照)。
”「家具は引き継がれる」があたりまえの社会を目指す”とかなんとか大層なことを言っておいて、しれっとサービスの改悪に踏み切るわけですねー。もっとも、これこそが無印良品の考える”サスティナビリティ(持続可能性)”ということなのでしょう。儲からないと続けられまへん。
2024/04/19追記:今となってはいつからか分からないのですが、月額定額サービスを利用した場合の料金は当初発表よりも下がり、普通に購入するよりも安くなっています。
2022年12月26日のリリース
一部商品の価格改定 ならびに月額定額サービス本格化、リサイクル・リユース本格化のお知らせ | ニュースリリース | 株式会社良品計画
株式会社良品計画のニュースリリースは、こちらからご覧いただけます。
現在の料金表
Redirecting to https://login-jp.muji.com/oauth/authorize?client_id=mch-client&redirect_uri=https%3A%2F%2Fwww.muji.com%2Fjp%2Fja%2Fstore%2Fmonthly-plan%2Fdetail%2F4550512841050&response_type=code&scope=root+offline_access+openid&prompt=none
というわけで、これまで5万円を切る価格で買えた木製デスクの3点セットは4割アップの約7万円に跳ね上がります。各社ともに値上げしているということもあって、7万円で買えるオーク無垢のデスク3点セットなど他にないですけど、さすがに躊躇してしまう値段ですね。
ちなみに、木製デスクの値上げ時期については今回のプレスリリースだけでは判然としません。大型家具の値上げは1月13日からとなっている一方、木製デスク等の新価格は2月3日からという記載もあります。早めに買っておいたほうが無難でしょう。
ただ、木製デスクは本日(2022年12月28日)現在、オンラインショップでは在庫なしとなっています。足元棚付のほうなら在庫ありとなっているのでそちらを購入するか、ギリギリまで待ってみるか、もしくは店頭で聞いてみるのが良いかもしれません。
2023/01/13追記:やはり他の大型家具と同じく、木製デスクも1月13日から値上げされました。足元棚付きのほうは価格が据え置きとなっているのは、在庫限りで廃番になる可能性があると考えられます。
なお、家具の月額定額サービスはシステムメンテナンスのため、1月31日から2月3日までサービスを一時停止予定。木製デスクが対象となるのは2月3日以降のようです。
2023/01/30追記:木製デスクばかりに気を取られていましたが、スチールユニットシェルフなども大幅値上げとなっています。
最大8割近くも!無印良品のユニットシェルフやPP引出収納の値上げがエグイ
2023年1月の無印良品の値上げで、スチールユニットシェルフが最大8割近くも値上げされています。スタッキングシェルフは2割台にとどまっているものの、押入れ用やクローゼット用のポリプロピレン収納引出も最大7割近い値上げです。粗利の改善に必死で...
無印良品
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無印良品のデスクのラインナップや仕様は頻繁に変わります。最新の情報は下記ページにまとめておりますので、そちらをご覧ください。
【2024最新】定番デスク徹底分析!無印良品「木製デスク オーク材」
無印良品の「木製デスク オーク材」は2023年1月から4割も値上がりしてしまったとは言え、6万円台で買えるオーク無垢の上棚付きベーシックデスクなんて他にありません。他方で突板やアルダー材も候補に入れれば競合はたくさんあります。
【2024最新まとめ】無印良品の机って学習机として使えるの?
無印良品の机はもちろん学習机としても使えます。現在販売中の「木製デスク・オーク材」は「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」の質感を引き継ぎつつ、2世代前の「無垢材デスク(引出付)」の形に近くなりました。そのほか、ランドセルなどの学用品を収納するのに「スチールユニットシェルフ」などもオススメです。
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コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
以前より無印良品の学習机の購入を検討していたのですが、この4月から小学生になるため、あまり早く買いすぎてもなぁと思っているうちに大幅値上げされてしまいました…。
ところでネットストアを確認すると現行のオーク材デスクが廃盤になり、ほぼ同仕様で表面塗装がニトロセルロース塗料(ラッカー塗装?)のものが新製品として登場していました。
これはグレードダウンになるのでしょうか?
がっくしさま
はじめまして^^
無印良品の木製デスクの値上げ幅には驚きましたよねー。
しかも、値上げを知ったときには在庫がなかったですから、どうしようもなかったのが悔しいところだと思います。
さて、仕様変更について教えてくださいましてありがとうございます。
これについては仕様が変わった可能性は否めないものの、より正確な表記に改めただけという可能性もあります。
表面加工(表面塗装)はニトロセルロース塗料ながら、主たる塗装の種類はウレタン樹脂となっています。
これは表記の通り、オーク材にウレタン塗装を施したうえで、ニトロセルロース塗料を上塗りしていることを示しています。
一般的にニトロセルロース塗料は塗膜が薄く、硬さを確保するのはウレタン塗装です。
よって、表面にニトロセルロース塗料が使われているからと言ってキズつきやすいということはないと思います。
ニトロセルロース塗料が使われる理由は作業性の向上(=速乾性が高い)も考えられますが、おそらくは質感を高めるためでしょう。
そういった目的のために、ウレタン塗装+ニトロセルロース塗料という重ね塗りは割りと一般的なことです。
今回の場合はありていに言うと、ウレタン塗装の上にツヤ消しフラットを施したということだと思います。
使っているうちにツヤ消しが剥がれて、特に角部などにツヤが出てくるはずです。
これはほとんどの木製家具がそうですよね。
こういった重ね塗りは各社ともおこなっているはずですが、公にされることはありません。
その点で、無印良品がここまで開示したというのはとても興味深いところです。
決してグレードダウンではないのでご安心ください^^
解説ありがとうございます。
派手な値上げをしておいてグレードダウンだったらどうしようかと思っていました。
でも11月くらいに店頭で足元棚付きのセットが39800円だったときに妻が買おうと言ったのを棚付きじゃない方がいいと反対したんですよね…。
大幅値上げを伝えるのがおそろしい…。
がっくしさま
そうそう、足元棚付きのセットのほうが安くなっていて、木製デスクの値上げが分かってからも足元棚付きのほうは安いままだったんですよね。
私もそういう現実に直面してモジモジしながら妻に報告したことが多々あるので心中お察しします^^;
でもまあ、今なら3点セットで少しお安くなって税込64,900円です。
配送料もバラで買うよりお得です。
無印良品週間とか、またあるんでしょうかね…?^^;
無印良品週間、もうやらない風だったのに去年は春に1回だけありましたね(-.-;)
無印良品週間を待つか値上げ分の節約のために頑張って店舗受取りにするかなど検討中です…。
でも価格差がついてしまったので以前こちらでも軽く触れられていたロウヤのウィガンなんかも候補になって迷ってしまいます。
がっくしさま
ロウヤのウィガンは確かに無印良品の木製デスクと似たところが多いですね。
ただ、こちらはラッカー塗装のようです。
いまどきラッカー塗装の学習机なんてなかなかないので、全体的にもホルムアルデヒド対策とかどうなっているのか不安ではあります。
また、クランプ式のデスクライトをご検討の場合はちょっと厳しいかもしれません。
デスク天板が左右方向にちょっと出っ張ってはいますが、デスクライトのクランプを取り付けられるほどの出っ張りではないように感じます。
なお、上棚にはデスクライト取り付け用の穴は設けられていないようです。
お返事ありがとうございます。
確かにレビューでも薬品臭が気になったなどの記載もあって気になるところです。
ベッドも無印良品のオーク材のものにしようと思っていたのもあって無印良品に傾いていますが高くなった無印良品を購入して天板が汚いのがきたらまた責められるんだろうなという不安もあり…。
どうせならと少し予算を上げてリッケも考えたのですが幅100というのがネックです。
引き続きこちらのサイトとアドバイスいただいたことを参考に検討させていただきます!
ありがとうございました。
がっくしさま
そうですよねー。
5万円以下なら木目がハズレでもまあ良いかって感じですけど、6~7万円となるとさすがに他の選択肢を考えます。
ただ、幅100cmよりも大きめのものでオーク系となると、
●アクタス・フォピッシュ2(110)
●ケユカ・ニノス(105)
●コイズミファニテック・ビーノ(105/120)
くらいなんですよねー。
いずれも3点セットで10万円を超えてきます。
こうなってくると、先に値上がりしてしまったマナベインテリアハーツの「ドロシー」は意外と狙い目なのかもしれません。
突板ならとんでもない木目のものが届くリスクはまず考えられませんから、その点では安心です。
ただ、文字通り腐ってもオーク無垢で6.5万円の無印良品・木製デスクを拒否して、オーク突板で送料込み約7万円のマナベ・ドロシーっていうのも微妙ですよね。
うーん、本当に悩みが尽きないものです…(-_-;)