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無印良品と同じくリノリウム!ニトリ「デスクワゴンセットIR24」は一生紀?

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2024年度のニトリは「メルシーH」や「くみあわせですくDL24」にデスクライトとコンセントをセットしつつ価格を抑えるなど、かなり頑張っています。

一方で、どうやら今年度はカタログを発行していないようです。待てど暮らせど店頭で見かけず、ペラカタログで対応するみたいですね。商品も一挙にドカンではなく、五月雨式に投入しています。

そんなわけで、私もニトリの新作デスクを紹介するタイミングが難しいところだったのですが、さすがにもう追加はないでしょう。目ぼしいところをいくつかピックアップしたいと思います。

※この記事は2024年2月10日時点の情報に基づいています(2024年4月27日一部更新)

 

ニトリ・デスクワゴンセットIR24

まずご紹介するのは「デスクワゴンセットIR24」。1月中旬に無印良品が「木製デスク リノリウム天板」を発売しましたけど、IR24もリノリウム天板です。

無印良品はデスクだけでなくワゴンにも天板にリノリウムを使っていますが、ニトリは引出前板です。木部は無印良品がラバーウッド、ニトリは繊維板となっているものの、デスクの脚と引出前板はブナのオイル塗装ではないかと思われます。

一生紀「CRUS DESK」にソックリ

なぜ樹種まで特定できるかと言うと、ニトリのIR24は一生紀の「CRUS DESK」にソックリなんですよ。天板サイズは幅105×奥行50cm、引出内部材もスライドレールも同じです。もちろん、いずれもベトナム製となっています。

逆に違うのは、ニトリのIR24は天板がリノリウムですが、一生紀のCRUSはメラミンになっているところです。ワゴンもCRUSは引出前板ではなく天板がメラミンとなっています。

なお、CRUSのデスクは楽天市場で税込27,999円。ワゴンは取扱いがなく、仕様が似ているところで言うと「CHANTE(シャンテ)」で同17,000円。合計で44,999円となりますから、ニトリの49,990円というのも決して割高とは言えないでしょう。

ともあれ、ニトリのIR24は脚がグラグラです。無印良品の良いライバルになるかと思いましたが、やめておいたほうが良いと思います。ちなみに、無印良品のリノリウム天板のほうは引出しの取り付けの精度が良くないです。こちらもあまりオススメできません。

 

ニトリ・ハイデスクIM24

次もアクセントカラーが特徴的なデスクですが、こちらはリノリウムではありません。おそらくプリント紙もしくはカラー塗装だと思います。

こちらの「ハイデスクIM24」は扉付き収納を上部に設けた、珍しいハイタイプのデスクです。幅105×奥行55×高さ160cmということで、先ほどのIR24を上に拡張したサイズ感となっています。

背板にマグネットをくっつけられっるようになっているというのもユニークです。天板は天然木化粧繊維板と表示されていますが、おそらくオーク突板でしょう。

一生紀「ENOMO DESK」にソックリ

実はハイデスクIM24にも元となったデスクがあります。一生紀の「ENOMO(エノモ)DESK」です。

ただし、ENOMOは幅105×奥行55×高さ173cmで、ニトリのIM24よりも13cm高くなっています。また、ワゴンの幅もENOMOのほうがワイドに見えます。ほか、ENOMOは側板および脚がラバーウッドとなっているのですが、IM24は実物を見たところオーク材のようです。

2024/02/11追記:ENOMOは側板および脚がラバーウッドとなっているものの、写真ではオーク材のように見えます。一方で、IM24については店員はオーク材と言っていましたが、よく見るとラバーウッドにオークの木目を転写したと見える向きがあります。つまるところ、側板および脚の材質はENOMOもIM24も同じ可能性があるということです。

そんなこんなで、ENOMOが税込84,980円(送料込み)のところ、IM24は同79,990円(送料別)。おねだん微妙ですね。

 

ニトリ・スタンダードデスクDK24

デスクワゴンセットIR24やハイデスクIM24はニトリのラインナップの中でミドル~ハイエンドに位置付けられる価格帯です。もうちょっとニトリらしい価格帯で言うと、「スタンダードデスクDK24」があります。

DK24は昨年度に売上上位だったDK23の後継モデルと見られます。DK23の上棚のブックエンドと小引出し、さらにワゴンから引出し1杯を省き、代わりにデスクライトをセットして、価格をほぼ据え置きの税込39,990円としました!

大商産業「LD-960」ならワゴン引出し3杯

「ワゴンの引出しが3杯だったら良かったのに~」と思われた方は楽天市場のトロフなどで販売中の「ルオト」がオススメです。商品名はルオトとなっていますが、大商産業の「LD-960」で間違いないと思います。

こちらは税込29,990円(送料込み)で、同8,000円の「デスクライトND2-10AN」を足して37,990円。ニトリのDK24より安くて、ワゴン引出しは1杯プラスされ、上棚に仕切り板も付きます。おまけに送料無料です。

 

ニトリ・ユニットデスクDSR24

こんな新作デスクもあります。「ユニットデスクDSR24」はコンパクトなデスクとサイドワゴンがセットになったキラキラ姫系の学習机です。価格は税込59,990円(送料別)。

大商産業「SPR-550」のほうが安い!?

一方、大商産業の「SPR-550」ならデスクライト付きで税込49,800円(送料込み)から!

いかにニトリがボッタくっているか…という話ではありません。実はSPR-550の引出しのレールは結構ショボいんです。対してニトリのDSR24は全段フルスライドレール。

ニトリがこんな頑張り方をしたのはちょっと意外ですが、ともあれ「MWSP-520」に対する「ユニットデスクDSC24」も同様です。

 

ニトリ・スタンダードデスクWC24

くろがね工作所の「クールボーイ」っぽいデスク(旧・クロ)は、2024年度は組み替え式ではなくベーシックデスクになりました。「スタンダードデスクWC24」はデスクライトとコンセントが付いて税込69,990円となっています。ちなみに、旧・ルミエも同様に「スタンダードデスクWR24」となっています。

くろがね「クールボーイSK」と良い勝負!?

一方で、ニトリ傘下のシマホではくろがね工作所の「クールボーイSK」が税込79,900円で販売されています。ニトリのWC24よりも1万円ほど高価ですが、こちらは調色式のワイドなデスクライトが付いています。もちろん、コンセントも付いていますし、引出しは全段フルスライドレールです。

幅はニトリのWC24の100cmに対してクールボーイは90cmとコンパクトなものの、奥行は55cmに対し62cmとなっています。ちなみに、ニトリのWC24はインドネシア製ですが、クールボーイはベトナム製。くろがね工作所の現在の学習机はほとんどがベトナム製なので、WC24やWR24がくろがね製と断定しがたいところです。

 

ニトリ・スタンダードデスクSC24

ニトリ・スタンダードデスクSC24

出典:シマホネット

ベーシックデスクになったと言えば、旧・シナモもそうです。2023年度モデルは「ユニットデスクSC23」だったのが、「スタンダードデスクSC24」になっています。

ただ、不思議なことにこちらはニトリネットでは取り扱われておらず、シマホネットでのみ販売されています。シマホにはイトーキの「カモミール・ベーシックデスク」もあるのですが、カモミールを駆逐する意向なのでしょうか。

ニトリ・ユニットデスクSC23より安い

ちなみに、ユニットデスクSC23はニトリで現在も販売中です。逆に、スタンダードデスクSC24は私はまだ見ていません。

ユニットデスクSC23はデスクライト+コンセントBOX付きで税込79,990円。一方、スタンダードデスクSC24は同じくデスクライト+コンセントBOX付きで同59,990円とお安くなっています。「カモミール・ユニットデスク」が同79,900円、カモミール・ベーシックデスクが同84,900円となっているのと対照的な価格設定ですね。やはり何かしらの意味が込められているように思います。

 

昨年度のメルシーが在庫処分セール中?

ほか、興味深いところで言うと、昨年度モデルと思しき「メルシー」各種がセール価格となっています。上写真のロータイプデスクのほか、ユニットデスク、くみあわせですく、平机もあり、在庫限りのためかカラバリはマチマチです。

同じ形でも品番(アルファベット)が異なるものが混在するのは、昨年度は配送エリアによって品番を変えていたためです。ただ、まったく同じ仕様であれば品番を変えるはずがないと思っていたのですが、現在の商品ページを見ると、ベトナム製だけでなく中国製とマレーシア製があったみたいです。商品写真を見る限り、引出内部材がベトナム製は白塗りのMDF合板、中国製は桐、マレーシア製はファルカタ(洋桐)のようです。

今さらですが、つまり北海道・東日本専用のTLは中国製、西日本専用のDTはベトナム製、広島・山口・九州専用のTKはマレーシア製だったのですね。で、2024年度のHは中国製に統一されたということです。

 

2024/04/27追記

ニトリ・くみあわせデスクGL24

かなり出遅れて、3月に入ってからDL24の廉価版である「くみあわせデスクGL24」が発売されました。本棚が上下左右4分割になるDL24に対し、GL24は上下2分割。その代わりに価格が1万円安いのがメリットです。昨年度のGL23と比較すると、上棚の小引出しが省かれています。

 

以上、2024年度のニトリの新作デスクの追加分に関する記事をお送りしました。こんな風に品番でメーカーが推定できると便利ですよね。ちなみに、一生紀の学習机がニトリのラインナップに加わったのは今年度から。大商産業が増えたのは静和貿易が学習机から撤退した時期と重なります。両社ともここ数年はあちこちで大躍進です。

それはさておき、メルシーの昨年度モデルはすべてスリムワゴン(棚)タイプで、その割りに価格はちょっと微妙。飛びついて買うような値段ではなく、普通に2024年度モデルを買ってもらうのが良いと思います。

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