キュンです♡2024年度のニノキンデスクはビーノ似の「XD」が登場

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大商産業(ニノキンデスク)2024年度学習机カタログ

大商産業の学習机と言えば「金次郎デスク」。言うまでもなく二宮金次郎をイメージキャラクターとしているわけですが、ここ数年は「ニノキンデスク」が標準となっています。

昨年度のカタログ表紙は二宮金次郎には似合わないプリンセス推しのデザインとなり、2024年度はとうとう「キュン♡」とか言い出しました。大商産業、かなりブッ飛んできています。

もちろん、体裁だけではありません。2024年度はその中身もかなりブッ飛んでいます。

※この記事は2023年8月23日時点の情報に基づいています

 

ビーノに似てる?XDシリーズ

大商産業・デスクXD-100+書棚XSH-60

画像提供:大商産業

大商産業・デスクXD-100+ワゴンXWG-40+上棚XBS-100

画像提供:大商産業

2024年度のニノキンデスクのラインナップはその多くがリニューアル、もしくは新商品となっています。その中でもっとも注目したいのは「XD」シリーズ。パッと見た感じ、コイズミファニテックの「ビーノ」をイメージさせるセレクトタイプのデスクです。

そう言うと、ビーノのパクリと思われるかもしれません。しかし、そうではないのです。ニノキンデスクには元々「WD」というシリーズが2019年度から2021年度に掛けて存在しており、XDはそれをリニューアルさせたものと言えるからです。

もっとも、WDは奥行55cmで上棚をセットするにはちょっと奥行が浅く感じられました。また、バックパネルは浜本工芸の「No.09」を彷彿とさせる形状でした。

今回のXDは奥行を60cmに改めるとともに、100cm幅の上棚と60cm幅の書棚を登場させたことで、結果的にビーノのラインナップに近づいたという印象です。ちなみに、デスク天板はラバーウッド無垢のウレタンUV塗装となっています。これは売れるかもしれません。

大商産業の学習机はほとんどが天板高76cmで、WDシリーズも同様でした。新型のXDは73cmとしており、これはリビングダイニングで使用することも想定して、圧迫感を抑える意図があるということです。

スマートデスクND-950

大商産業・スマートデスクND-950

画像提供:大商産業

次に注目したいのはスマートデスク「ND-950」です。こちらはワゴンがセットされておらず、デスク本体にランドセルラックを組み合わせた感じの学習机です。

そんな風に説明すると、コイズミファニテックの新型デスク「ステップアップデスクM」のパクリだと思う人もいることでしょう。しかし、そうではないのです。これも大商産業は2018年度から2021年度に掛けて「ZWD」(2019年度以降はZWD-519)という同様の構成の学習机を扱っていて、今回のはそのリニューアルと考えられるのです。

ただ、これはちょっとどうなんだろうと思います。ND-950の書棚は4段になっていて、各段の高さは15cm程度しかありません。書棚の奥行が35cmとなっていることから、おそらく教科書やノートを寝かして収納する前提だと思いますが、これはちょっと使いにくいように思います。

 

超シンプルベーシック!LD-960

大商産業・LD-960

画像提供:大商産業

もうひとつの注目デスクは「LD-960」。どんな感じかと言うと、現在ニトリで売れ筋上位となっている「ロータイプデスクDK23」から上棚の小引出しを省いたものです。

ワゴン天板の形状が少し異なるものの、引出しがひとつ少ないわけですから、当然想定売価もより安くなります。引出しまですべて組立式の1~2万円台の学習机がネット通販で売られている昨今、同じ価格帯でもニノキンデスクのようにちゃんとした学習机を買っていただきたいと考えている私としてはかなり期待できるんじゃないかと思います。

 

そのほか、2024年度のニノキンデスクの主力モデル(※下記注)はタブレットスタンドが標準装備になりました。価格も3~4%程度上がってますが、逆にこの程度でよく抑えられているなーと感心するほどです。

カタログもラインナップも攻めの姿勢のニノキンデスク。2024年度も大いに期待できるのではないでしょうか。

※カラーデスクのMWD-550、姫系のLUR-550、LPR-550、SPR-550、ブラック系のMWS-550

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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