値上げ&スペックダウンの嵐!ニトリの2023年度学習机はオワコン

ニトリ2023年度学習机カタログ

わたくし収納マンの地元・大阪府河内長野市のニトリが今年(2022年)の10月に閉店してしまいました。そのため、学習机の現物を確認するためには往復で1時間以上かけて隣の富田林市まで行く必要があります。これは微妙に面倒臭いわけです。

でも、ニトリならホームページで展示情報がチェックできます。ところが、12月下旬になってもまったく入荷する気配がありません。痺れを切らしてニトリ富田林店に行くと、展示があるじゃあーりませんか。

というわけで、遅ればせながら2023年度のニトリの学習机をチェックして参りたいと思います。

※この記事は2022年12月31日時点の情報に基づいています

 

メルシーは値上げだけじゃなかった!

ワゴンデスク2022年度2023年度値上げ率
スリムラックロータイプ49,900円57,900円16.0%
ユニット59,900円67,900円13.4%
くみあわせ69,900円77,900円11.4%
引出し3段ロータイプ54,900円62,900円14.6%
ユニット64,900円72,900円12.3%
くみあわせ74,900円82,900円10.7%

※いずれもデスクライト付きの税込価格

2022年度に続き、2023年度もニトリは値上げラッシュです。主力の一角を成す「メルシー」はデスクライトを別売にして価格維持、デスクライトをセットすれば+8,000円というかたちになりました。上表の通り、昨年度と比較すると実質的に約10~16%の値上げです。

それは仕方ないと思っていたのですが、店頭で現物を見て驚きました。中国製からベトナム製になり、引出内部材が桐からMDF合板を白っぽく塗ったものに変わっているのです!つまり、後述する旧「リビオ」と同じ仕様です。

また、引出前板の無垢板に大きな節があるデスクもありました。価格が上がっているばかりか品質も落ちていると言えるでしょう。

なお、2023年度のメルシーは「北海道・東日本専用(TL)」、「西日本専用(DT)」、「広島・山口・九州専用(TK)」の3つがあります。敢えて品番を分けているのですから、仕様には若干の違いがあると考えられます。ちなみに、私が確認したのは西日本専用のDTです。

旧リビオは最大20%の値上げ

旧商品名新商品名2022年度2023年度値上げ率
リビオSE NくみあわせデスクGL2349,900円59,900円20.0%
リビオGくみあわせデスクDL2359,900円69,900円16.7%
リビオG+上棚ハイタイプくみあわせですくDL2367,900円79,900円17.7%

※いずれもデスクライト別の税込価格

かつての「くみあわせですくデラックス」、「リビオG」は「くみあわせデスクDL23」に名称を変えました。本棚が4分割ではなく2分割の廉価版「リビオSE N」は「くみあわせデスクGL23」となっています。

これらを含めて2023年度のニトリは商品名を記号に切り替えるパターンが目立ちます。消費者にとって分かりにくくすることで、値上げや仕様変更に気付きにくくする意図があるのかもしれません。まあ、家具業界あるあるですね(苦笑)

それはさておき、リビオは2022年度に既にデスクライト別というテクニックを使ってしまったので、基本的には単純に値上げしただけのようです。ただし、GL23(旧・リビオSE N)は引出内部材が樹脂フィルム貼りから積層合板になっています。

 

PLABOは3割前後の値上げ

商品名2022年度2023年度値上げ率
コンパクトデスク19,900円24,900円25.1%
キャビネット14,900円20,000円34.2%
タブレットスタンド2,990円4,000円33.7%
オープンシェルフN4511,900円15,000円26.1%
オープンシェルフST9025,000円

ここ数年、リビングダイニング学習やテレワークの影響で人気の高まっている「PLABO N」はホワイトウォッシュ色が追加されて3色展開になりました。また、カリモク家具の「ユーティリティプラス」のマルチシェルフのような「ワイドラック」(17,900円)に代えて、より背が高い「オープンシェルフST90」が登場しています。「ボナシェルタ」みたいですね。

ともあれ、PLABOもコスト上昇の影響は免れず、約26~34%の価格アップとなっています。

 

その他デスクも続々値上げ

旧商品名新商品名2022年度2023年度値上げ率
デニッシュHシステムベッド+デスクBD23AV79,900円107,900円35.0%
クロSくみあわせですくWC2382,900円107,900円30.2%
ルミエSくみあわせデスクWR2382,900円107,900円30.2%
フォートくみあわせですくWF23 82,900円88,900円7.2%
シトラス87コンパクトデスク+上棚セットES2314,990円19,900円32.8%

※ES23を除きすべてデスクライト付き(WF23はコンセントも)の税込価格

その他のデスクも値上げのオンパレードです。中でもニトリの看板商品「システムベッド+デスクBD23AV」(旧デニッシュH)は35%も値上がりしているだけでなく、デスクはさらにショボくなり、ベッド下チェストは引出し3段から2段に、本棚は幅62cmから43cmになるなど、劣化がハンパないです。

「くみあわせですくWC23」(旧クロ)、同「WR23」(旧ルミエS)も10万円越えでビックリ。元祖・くろがね工作所の「キュートガール」の廉価版の在庫がまだあるようなのでそちらを購入したほうが良いでしょう。クロの代わりは大商産業の「MWS-520」でOK。

「くみあわせですくWF23」(旧フォート)だけは値上げ幅が少なく、旧クロや旧ルミエに比べると割安になっています。しかしながら、こちらは全段フルスライドレールです。どうしてこんな逆転現象が生じたのか謎ですね。

2023/01/18追記:WR23が107,900円なのに対し、「キュートガール」が楽天市場で税込100,000円。一方、「ラティック」は同じく68,000円からなので、WF23のデスクパネルセットが同69,900円というのも妥当ということなのだと思います。なお、ラティックならワゴンはスリムながら天板昇降式、デスク引出しには鍵が付いています。

シトラス87改め「ES23」も約33%アップの19,900円。もっとも、IKEA(イケア)の「MICKE(ミッケ)」も19,990円ですからほぼ同じ価格です。

 

以上の通り、ニトリの2023年度の学習机は値上げのオンパレードは仕方なしとして、スペックダウンもスゴイことになっています。メーカー各社とも値上げしていますけど、ニトリは劣化がハンパないです。ハッキリ言ってオワコン。ほかで買ったほうが良いと断言できるものが多いです。

ここ数年、私は「ニトリは十分アリ」というスタンスでしたけど、昨年度あたりから「ナシ」に傾いてしまった印象ですねー。もっとも、これはニトリの努力不足というわけではなく、ニトリの力を以ってしてもどうしようもないほどに学習机市場全体が激しい逆風に晒されているということでしょう。

そういったことを考えると、ニトリがコイズミファニテックの「ビーノ」「ウェルビー」を扱い始めた理由が分かるような気がします。ロットが捌けなくなってくると、自社で製造するよりも、専門メーカーから仕入れたほうが安いわけです。くろがね工作所や大商産業から仕入れているデスクについても同様のことが言えると思います。

このままニトリは落ち目になってしまうのでしょうか。2024年度は何とか挽回して欲しいものですね。

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