ニトリの「メルシー」って本当におねだん以上?レイクウッド&リーモと比較

イトーキ・リーモvsニトリ・メルシーvsコイズミファニテック・レイクウッド比較

私は以前、ニトリのことを粗大ゴミ置き場だとかボロクソに言っていました。しかし、近年は逆に感心させられることが増えています。リネンや収納グッズだけでなく、家具までも、心の底から「おねだん以上」だと思うこともあります。モノによっては「おねだん異常」だと感動することすらありました。

学習机についても同様です。ニトリなら安心だと感じる人は決して少なくないと思います。実際、私の弟がニトリの「メルシー」を購入したときは、なかなかやるじゃないかと感心しましたよ(私への事前の相談はナシで)。

しかし、ニトリのメルシーは本当に「おねだん以上」なのでしょうか?今回は組み替え式デスクを対象に、コイズミファニテックの「レイクウッド」、それとイトーキの「リーモ」も一緒に比較してみたいと思います。

当記事は元々ベーシックデスクを対象に比較しておりましたが、2023年度からまたレイクウッドがステップアップデスクのみになってしまったので、組み替え式デスクの比較に書き換えております。なお、価格および仕様は2023年1月25日現在に更新済み。税込価格はすべて楽天市場のものです。

 

比較対象の3モデル

ニトリ「くみあわせですく・メルシーDT」

ニトリのメルシーは2014年度に登場して以来、少しずつ変化を加えながら、ニトリで定番となった天然木デスクです。比較的手頃な価格ながら、天板にアルダーまたはカバ(バーチ)の突板を使ったナチュラルな風合いが最大の人気の秘訣と言えましょう。

メルシーのくみあわせですくはニトリのハイエンドモデルです。ライトブラウン、ミドルブラウン、ホワイトウォッシュの3色展開で、男女問わないデザインというのも支持を集める要因だと思います。

くみあわせですくメルシーは北海道・東日本専用の「TL」、西日本専用の「DT」、広島・山口・九州専用の「TK」がありますが、ここではDTを対象とします。ワゴン引出しタイプ、デスクライト+コンセント付きで税込83,900円(送料別)です。

コイズミファニテック「レイクウッド・ステップアップデスク」

コイズミファニテックのレイクウッドはどちらかと言うと男子に人気のデザインです。価格は楽天市場で税込118,000円からとなっており、メルシー(くみあわせですく・ライト+コンセント付き)に比べると実に3万円以上、約40%も高価です(送料および、クーポンやポイントは除く)。

しかしながら、レイクウッドの天板はアルダー無垢で、奥行の拡張も可能。LEDデスクライトはシェードが広くてしかも調色機能付き、ランドセルハンガーも備え、引出しは全段フルスライドレールとなっています。デスク本体引出しには鍵も付いています。

レイクウッドは引出し前板のカラーパネルがリバーシブルになっており、好きな写真などを入れることもできます。

イトーキ「リーモ・フリーワンタイプ」

イトーキのリーモも男女問わず人気です。イトーキオンラインショップ楽天市場店では税込99,900円となっており、メルシー(ライト・コンセント別売)より3割ちょっと高価です。しかしながら、メルシーと比較すると、天板が突板ではなく無垢で質感も良く、デザインも優れています。

一方、レイクウッドと比較すると約15%も価格が手頃。ただし、デスクライトもコンセントボックスも付いていないことを考えると、割引クーポンなしでは逆に割高感があります。

価格差約3.4万円の内訳

LEDデスクライト

別にニトリを陥れる意図はないのですが、レイクウッドとの価格差約3.4万円の内訳を見ていきたいと思います。ますはもっとも価格が分かりやすいLEDデスクライトから。

メルシーT・ロータイプデスクに付いている「ND-10AN」(上写真)は税込8,000円。一方で、レイクウッドの「SB-655(ECL-653)」は税込16,230円からとなっています。

SB-655はシェード幅が広く、調色機能を備えているため高価と言えます。この時点でメルシーとレイクウッドの価格差は0.8万円程度埋まる計算です。

デスク天板&本体引出し

メルシーのデスク天板はアルダーもしくはカバの突板です。対して、レイクウッドとリーモはアルダー無垢で、奥行拡張天板が付いています。

また、メルシーの本体引出しはフルスライドレールではありません。対して、レイクウッドもリーモもフルスライドレールです。ちなみに、レイクウッドはワゴンも含めて全段フルスライドレールとなっています。

これらの価格差を弾き出すのは困難ですが、売価にすると軽く1万円以上の差は出てくるんじゃないでしょうか。

各種装備

リーモレイクウッド
コンセントボックス2,560円コンセントボックス2,500円
使い分けフック1,000円ランドセルハンガー2,000円
引出しの鍵1,000円引出しの鍵1,000円
専用お片付けトレー500円木製ペントレー600円
上棚小引出し+12,500円上棚小引出し+12,500円
合計4,000円合計8,600円

※リーモのコンセントボックス以外は収納マン推定の売価

メルシーにはせいぜい数十円くらいのプラスチック製フックしか付いていませんが、レイクウッドには豪華装備が付いています。それらの合計は上表の通り、占めて1万円弱といったところです。

まあ、こういうところが「大手メーカーの学習机は余計なものばかり付いている」と言われる所以かもしれませんけど、子供にとっては鍵はめちゃぐちゃ重要なようです。

ワゴン

見た目と耐久性の面で違いが分かりやすいのはワゴンではないかと思います。メルシーのワゴンは天板がチープな感じで、最下段だけがフルスライドレール。必要最低限な感じの仕様です。

リーモの天板もプリント紙ですが、2段目はやや深めで、最下段はフルスライドレール。A3対応のロングサイズワゴンです。レイクウッドの天板はアルダー無垢、全段フルスライドレールとなっています。もちろん、スライドレールの品質はメルシーとは全然違います。

ちなみに、メルシーは2023年度からベトナム製になり(2022年度は中国製)、引出内部材は白く塗ったMDF合板になりました。対して、レイクウッドとリーモは中国製で、引出内部材は桐です。

 

以上、見てきた通り、メルシーとレイクウッドの価格を比較すると約3.4万円の差があるわけですが、レイクウッドに関しては装備の部分でほとんど説明が可能です。つまるところ、メルシーにせよ、レイクウッドにせよ、概ねコストに見合った価格設定になっていると思います。

やっぱり良いものは高いし、安いものはそれなりです。実物をご覧いただくとまた印象が変わってくるかもしれないので、ぜひ店頭でご確認ください(リーモはリアル家具販売店での取り扱いがありません)。

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コイズミファニテックニトリイトーキメーカー販売店2019学習机
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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など

  1. しゃけ より:

    収納マンさま
    いつも楽しく拝読しております。
    新入学児の次女を持つ二児の母です。

    我が家では昨年長女にイトーキのコファーノ(残念ながら廃盤になってしまいました)を購入したのですが、
    実際に使ってみて思うのは、ワゴンがとても使いやすいということ。
    深めの二段目に絵の具セットをしまうことができ、使い分けフックも金属製なので丈夫です。
    特に絵の具セットは家に起きっぱなしで邪魔になりがちなところを、子供が管理できるワゴン内に収納できるのが本当にありがたいです。

    一見、割高に見えてもよく考えて作られてるので値段への納得感は非常に高く、次回も同じメーカーで購入したいと考えてます。

    どうしても価格の安さばかり訴求されがちですが、メーカーの価格設定には合理性があることを解説されている今回の記事はとても分かりやすくて、実際に使っているユーザーとしても共感できました。
    また良記事を楽しみにしております。

    • 収納マン より:

      しゃけさま

      以前にコメントくださった、しゃけさんですよね?
      おひさしぶりです^^

      実際に使われている方のご感想はとても参考になります。

      ワゴンの2段目がちょっと深めになっているのは本当に助かりますよね♪
      これを実現しようと思うと、フルスライドレールでなければなりませんし、引出内部材を1段目と共通にはできませんし、底板も丈夫にする必要があります。
      なので、コストをケチってばかりでは実現できないんですよね。

      使い分けフックも、特に小学生の間は巾着袋とか手提げバッグが多いので助かりますよね。
      本当に「収納で選べばイトーキ」だとつくづく思います。

      まだコファーノはイトーキオンラインショップなら一部在庫があります。
      女の子ですからカモミールでも良いですよね。

      ともあれ、コファーノ以外は急ぐ必要はありませんから、じっくりご検討ください^^