イトーキの回転チェア「YE8」購入!見た目ショボいが実は…

先日、珍しく机に向かっている息子を見たら、バランススタディに変な座り方をしていました。それで、「合わないんだったら回転チェアとかに買い替えようか?」と声を掛けたところ、「あんまり座らないから別にいいー」との返事が。

いやいやいや…、そんなところで遠慮しなくて良いですから!お父さんとしては毎年買い替えても良いので擦り切れるくらい座って欲しいんです!

…ということで、椅子の買い替えにはあまり前向きでない息子に代わって、私が椅子を選んであげることにしました。

 

イトーキ・YE8

少し前に「中高生にオススメの学習机にセットできるコンパクトな回転チェア10選」という記事を書いたのも、実は私自身が候補をピックアップするためでした。今回はその中から選んでも良かったのですが、息子の学習机は幅1100mmということもあり、幅600mmオーバーの椅子をセットしたらどうなるかということを検証してみたいと考えたのです。

今回チョイスしたイトーキの「YE8」は脚部の幅が615mm。そして、座面にモールドウレタンを使っており、背座ロッキング式で、背もたれが高すぎず低すぎず、おまけに背メッシュタイプなので暑がりの息子にピッタリだと思ったのです。

イトーキ「サリダYL2」との比較

イトーキ「サリダ YL2」と「YE8」の比較

先ほどのYE8の商品写真を見ると、どこにでもありそうなコンパクトな回転チェアのように見えますが、実はかなりデカいのです。同じくイトーキの「サリダYL2」と並べて比較してみれば一目瞭然でしょう。脚部の幅はたった30mmしか違いませんが、子供と大人くらいの差があります。

また、全体の高さは最大で1000mmを超え、ヘッドレストこそないものの、オフィスチェアとしてはハイバックと呼んで差し支えない高さです。

YE8の各部サイズ

イトーキYE8の各部サイズ(座面幅や奥行など)

脚部キャスター含まず615mm
キャスター含む最大710mm
最小(脚2本分)405mm
座面510mm
470mm
奥行脚部キャスター含まず590mm
座面510mm
高さ全体920~1010mm
座面400~490mm

※収納マンによる実測

商品ページのYE8がショボく見えるのはオレンジとライムグリーンというあまりイマドキな感じではないカラーバリエーションなだけでなく、詳細な寸法が記されていないからだと思います。座面の幅と奥行が510mmあるって、かなり大きいほうですからね。

にもかかわらず、商品説明に”リビングでも使いやすいコンパクトサイズ”と記してあるのは、ハッキリ言ってイトーキの怠慢だと思います。私だったら”男性が胡坐をかけるくらいゆったりしたサイズ”と紹介しますよ。

ちなみに、座面高(SH)は座面の中央付近の高さを示しています。

座面は硬め

イトーキYE8の座面は硬め

さて、YE8のディテールを見てみましょう。YE8の座面にはいわゆる板ウレタンではなくモールドウレタン(成形ウレタン)が使われており、立体的な形状をしているためお尻にフィットするだけでなく耐久性も期待できます。

表面材はポリエステル系でしょうか。不織布のような肌触りです。座り心地は硬めで、総合的に見ると公共施設の会議室で使われている回転チェアに近いイメージです。

背メッシュはソフトながらシッカリ

イトーキYE8の背メッシュはソフトながらシッカリ

背メッシュはソフトな背あたりながら、シッカリしていて簡単には破れそうにはありません。ここはやっぱり1万円前後で販売されている背メッシュのオフィスチェアとはクオリティーが違うと感じます。

背あたりは背の高い私と息子にとっては快適です。しかし、背の低い妻にとっては背中がスッポリとメッシュ部分に入り込んでしまってサポート感が感じられないそうです。

ちなみに、背メッシュのオフィスチェアにはランバーサポートが付いているものもありますが、どうも私は逆にフィット感が損なわれる感じがするので今回はパスした次第です。

樹脂脚&ウレタンキャスター

イトーキYE8は樹脂脚&ウレタンキャスター

YE8の脚部は樹脂製なので、木製の学習机をキズつける心配が少ないです。また、ウレタンキャスターを使用しているため、フローリングの上で使ってもフローリングの表面を傷める心配が少ないというメリットがあります。

ただし、ウレタンキャスターはナイロンキャスターに比べると耐久性が低いのがデメリット。座面がヘタるのが早いか、キャスターの表面が剥がれるのが早いか、というところでしょう。もしくはキャスターが壊れたらキャスターだけ交換するというのも方法のひとつです。

背座ロッキングでリラックス

イトーキYE8は背座ロッキングでリラックス

YE8はシンプルシンクロロッキングと言って、背もたれを倒すとそれに連動して座面も後傾します。つまり、思いっきりリラックスできるということです。

なお、背もたれが倒れないようにロックすることも可能です。その際は座面高さ調節レバーを軽く座面中央側に押し込むだけでOK。また、座面下のノブを回すことでロッキングの固さを調整できます。

幅1100mmの学習机にセットしてみた

イトーキYE8を幅1100mmの学習机にセットしてみた

さて、本題はむしろここからです。YE8を幅1100mmの浜本工芸の学習机(No.02デスク)にセットしてみました。

学習机の足元の脚間寸法(脚とワゴンの間のスペース)は640mm。対してYE8の脚部の幅は615mmですから問題なく収まります。

幅1000mmの学習机でもOK

イトーキYE8は幅1000mmの学習机でもOKだが…

続いて、ワゴンを100mm内側に寄せて、一般的な幅1000mmの学習机の状態を作ってみました。脚間寸法は540mmとなります。

この状態でもYE8は十分に収まります。学習机や椅子の脚形状にもよりますが、基本的には座面の幅が収まれば問題ないということです。

ただし、椅子の脚が壁紙をキズつけたりするかもしれません。学習机は壁に寄せて設置していることが多いので、実際に起こりうる可能性が高いと言えるでしょう。なので、やっぱり学習机に合う回転チェアを選ぶ場合は脚部がコンパクトなことに越したことはないと思います。

なお、学習机の脚間寸法は商品によって異なるのでご注意ください。

座面の高さは何に合わせるべきか?

座面の高さは身長に合わせる?

私がイトーキのYE8を選んだのは座面の高さ(低さ)も理由のひとつでした。

一般的な回転チェアの最低座面高は400mmを超えるものが多いですが、小柄な女性をターゲットとしたものは400mm以下としているものも少なくありません。なぜそういうサイズ設計になっているかと言うと、座面高が低いほうが足着きが良いからです。

一方で、学習椅子を選んだ経験のある方なら、このロジックは奇妙だと気付くことでしょう。小学校に入学したての頃は机の天板の高さに合わせて姿勢良く座れるように座面高を高くセットし、子供が成長するにつれ座面高を低くするのが普通です。つまり、背が低いときは座面高は高く、背が高くなれば座面高は下がるわけです。

なのに、大人用の椅子は背の高い人は座面高を高く、背の低い人は座面高を低くと言うのですから、あべこべです。これでは、上背のある男性が座面高の高い椅子に座って机で書類を作成しようとすると背中を丸める必要がありますし、逆に小柄な女性が足が床に着く状態で椅子に座れば相対的に机の天板が高く感じられてしまうからです。

要は大人用の回転チェアは机の天板の高さを無視して、椅子そのものだけを見て身長に合わせることを理想としている節があるんですね。それで、大人の男性をメインターゲットとした回転チェアは膝から下の長さに合わせて座面高が高いのが一般的なのです。しかし、胴が長い私としては机に向かうときを想定すると座面高は低いほうが良いのです。そのため、私は最低座面高が400mmと低いYE8をチョイスした次第です。

とは言え、天板高730mmの学習机に合わせた場合は、身長1790mmの私の場合は座面高480mmでちょうど良い感じでした。中学3年生の息子もほぼ同じ身長なので、それくらいがちょうど良い様子。あとから考えると、座面高が低いほうが良いと感じたのはスライド式のキーボードテーブルを使っていたときで、普通の学習机で読み書きをするなら座面高はそんなに低くする必要はありませんでした。

YE8を選ぶメリット&デメリット

浜本工芸「No.02デスク」+イトーキ「YE8」

  • 座面の幅がゆったり、胡坐もかける
  • 耐久性の高さが期待できる座面
  • 背座ロッキングでリラックス
  • 幅1000mmの学習机にセットするには大きい
  • 背もたれの後ろ側にホコリが溜まりそう
  • カラバリがイマドキじゃない

最後に、YE8を選ぶメリットとデメリットをまとめてみました。YE8は商品写真からは想像できないくらい大きくて、大柄な男性でもゆったりと座れると思います。胡坐を組んだり、脚を組んで座ることが多い人にも良いでしょう。硬めの座面で耐久性が期待できるとともに、背座ロッキングでリラックスすることもできるというところも大きなメリットだと思います。

一方で、脚部幅615mmくらいなら幅1000mmの学習机でもギリギリ大丈夫かなと期待しましたが、やっぱりちょっと厳しいと感じましたね。あと、背もたれの後ろ側の腰のあたりのフレームにホコリが溜まりそうなのがちょっと気になります。また、オレンジやライムグリーンといったカラバリは今となっては購入意欲を欠いてしまうんじゃないでしょうか(苦笑)

 

YE8を購入した当初は、正直、やっぱりコイズミファニテックの「JG4」にしておけば良かったかなと思いました。JG4のほうが座面幅がコンパクトだし、ナイロンキャスターだし、JG4もモールドウレタンで背座ロッキングだからです。

ただ、JG4の脚部幅は650mもあるので、息子の部屋のレイアウトだと脚部が壁にガンガン当たりそう。そう考えると、YE8で良かったのかなと思ったりもします。

まあ、本当に悩ましいところですけどね。でも、椅子を買い替えてから息子が机に向かうことが多くなったので、その点は大いに良かったと思っています(笑)

イトーキの一部商品が2022年8月2日から価格改定されるそうです。

2022/07/19追記:

コストコでイトーキの「サリダYL9」「サリダYL6」の中間のような「C-サリダ」を試してみましたが、息子も私も今回購入したYE8のほうが座り心地が良いと感じました。C-サリダは背もたれがポリプロピレン製でゴツゴツおり、YE8のほうが優しく包み込んでくれます。もちろん、これは好みの問題です。

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