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大人までOKだったはず!バランスチェアイージーに「ショートフレーム」追加

最近は学校で座高を測ることがなくなったそうですね。私は幼稚園の頃からクラスでかなり背が高いほうだったので必然的に座高も高く、クラスメイトに座高を見られるのがイヤでイヤで仕方ありませんでした(苦笑)

Wikipediaによると、”座高は上半身発達の指標とされたが、その測定の意義は不明確であった”ため、”2016年(平成28年)4月から規定の診断項目から除外”されたそうです。ホント、今の子供たちが羨ましいです。

それでも、ウチの娘や息子も背が高いため、教室で前のほうに座ると後ろの子から「黒板が見えない」と言われるそうな。座高を測ることがなくなっても、親子ともども座高には難儀する運命のようです(苦笑)

ともあれ、身長もしくは座高に応じて適切な着座位置というのはあるわけで。その点で私は子供から大人まで使えると謳うサカモトハウスの「バランスチェアイージー」には大いに疑問を持っていました。ところが、ここに来てバランスチェアイージーが大人用の「ショートフレーム」を発売していたのです。

 

バランスチェアイージー・ショートフレーム

バランスチェアイージーのショートフレームは調べてみたところ2017年の冬頃から一部で販売が始まっていたようで、アマゾンでは2018年4月から販売開始されています。わたくし節穴マンは1年以上も気付かなかったわけですが、見た目が違わないんだからしゃーないですわね(なぜか逆ギレ気味・笑)

それはさておき、バランスチェアイージーはこれまで子供から大人まで(身長110cmから180cmまで)使えると言い張っていたわけですよ。でも、おかしいですよね。大人と子供では座高が違います。ベビーチェアに大人が座った状態や、大人の椅子に幼児が座ってダイニングテーブルに顎を乗せている状態をイメージしてもらえば明らかですよね。



これまでは膝置きとお尻を置く位置で調整

これまでバランスチェアイージーは高さ調整の方法について以下のように説明していました。

バランス イージーは、標準的な70~72cmの机の高さを基準に作られています。座面の高さは固定されていますが、前後に傾斜しているため座る位置により、高さを微調整でき、座る人の身長や体型を考慮して、70~78cm程度の高さの机でご使用可能です

出典:サカモトハウス

座面の高さは固定で、膝置きだけが高さ調整可能。座面が前に傾斜しているため、膝置きを下げて座面の前のほうに座れば大人でもOK…という説明です。

確かに、この理屈は通じないわけではありません。しかしながら、私のように座高の高い人間が座る場合は座面の手前の端いっぱいのところにお尻を乗せることになり、膝置きには膝を置くというよりも脛(すね)を乗せるような感じになってしまいます。ですが、こんな状態で落ち着いて座れるはずがありません。まるで空気椅子に座っているような状態ですよ。

だから私はこれまでバランスチェアイージーに対して否定的だったわけです。

 

160cm以上はショートフレームに買い替え

これまでの説明は一体何だったのかとサカモトハウスに対して強く問い質したいところですが、ともあれ今となっては問題は解決しました。サカモトハウスの説明を信用するならば、標準的な天板高70~72cmの机で使う場合、身長160cm未満なら従来の通常フレーム、160cm以上になればショートフレームに買い替えて使用すれば良いということになります。身長が160cm未満でストップすれば通常フレームのまま使い続ければ良いわけですね。

 

バランススタディの倍近い負担

しかしそうなってくると、我が家のようなノッポさん一家は負担が大きいです。バランスチェアイージーは通常フレーム、ショートフレームともに税込39,690円ですから、途中で買い替えると39,690円×2=79,380円にもなります。国新産業のバランススタディジュニアからバランススタディへの買い替えなら税込19,400円+22,500円=41,900円ですから、バランスチェアイージーはバランススタディに比べて倍近い負担ということになります(価格はすべて2019/01/07現在の楽天市場)。

 

以上の通り、身長160cm以上の”大人用”ショートフレームが発売されたことで私がバランスチェアイージーを否定する理由はなくなりました。高価ではありますが、国産ですしブナ材のやさしい雰囲気はインテリアにもマッチすることでしょう。

しかしながら、「バランスチェアイージーなら途中で買い替える必要はないのか!」と信じて買った人も少なくなかったはずです。そういうことを考えると、私はサカモトハウスという会社を応援する気持ちにはなれないですね。

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コメント

  1. ふーた より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。

    バランスチェアの話題が出るたび気になっていたことがありまして、ご意見を頂きたいのです。
    それは学習椅子の座面の角度についてです。

    バランスチェア最大の利点は骨盤を立て良い姿勢を維持することにあります。

    座面が前傾している方が骨盤は立ちやすく、ロングセラー商品のドクターエルというクッションは、前傾6度という角度を作ることで良い姿勢に調整します。
    https://www.dr-l.co.jp/item/dr-l/

    BackJoyなども同じですね。
    http://backjoy-jp.com/about/index.html

    学習椅子でも飛騨産業・コブリナの「TF268」やアクタス・ライフチェアは学習に適した角度として前傾しております。

    しかし一方で、多くの学習椅子の座面は後ろに傾き、前が上がっています。

    コイズミは「座面の角度で猫背になるのを防ぎます。」と説明しています。
    http://kagu.koizumi.co.jp/study/3326.php#point

    この違いをどう考えればいいのか、悩んでしまうのです。
    コイズミの「座面の角度で猫背になるのを防ぐ」の意味も分かりません。
    もしなにかお分かりでしたら理解へのヒントを頂きたいのですが。

    個人的には学習時は天板に向かうため前傾が良いのではないかと思います。
    パソコンを使う姿勢では目線が正面に向かうため、後傾でもよいと思いますが。

    製作にかかわられた、たなとつくえ・ハロウチェアの場合はいかがでしたか?

    • 収納マン より:

      ふーたさま

      はじめまして^^

      とても興味深いご意見ありがとうございます。

      本当におっしゃる通りですねー。
      バランスチェア、ドクターエル、バックジョイ、コブリナTF268、ライフチェア、いずれも骨盤を立てることで上体を前傾することを良しとしています。
      なのに、コイズミはまったく逆の発想にもかかわらず、それでいて姿勢が良くなると言っている。

      その答えは、アーユルチェアの設計思想で説明できるかもしれません。

      【参考】アーユルチェアの設計思想

      もともと、椅子というものは欧米人の家具です。
      欧米人はもともと骨盤が立っているので、欧米人用に作られた椅子に座れば自然と姿勢良く座れます。
      しかし、日本人は骨盤が立っていないので、欧米人用に作られた椅子に座ると骨盤が倒れてしまって猫背になってしまいます。

      一方で、バランスチェアは正座をヒントに作られたと言われています。
      また、バランスチェア、ドクターエル、バックジョイともに、背もたれを必要としません。
      上体を前傾にすれば背もたれは必要なくなってしまいますものね。

      ここで思い出すのが、アメリカのハイスクールや大学での講義風景です。
      学生がふんぞり返って授業を受けている光景がよく見られます。
      一方で、日本ではそのような光景は見られません。

      おそらく体格の問題だけでなく、習慣や常識というものが国によって異なるのでしょう。
      それでも、日本人でも背もたれにもたれかかるとリラックスできるということは知っていますし、延々と集中力を切らさずに座り続けるということはできないですから、背もたれがないと不安なのだと思います。
      しかしながら、座面を前傾させると背もたれが必要なくなってしまうという矛盾が受け入れられず、あいも変わらず欧米人向けの椅子が一般的となっているのではないでしょうか。

      ちなみに、ハロウチェアは座面が後傾しているはずです。
      まったくもってお恥ずかしい話ですが、前傾させたほうが良いという発想はありませんでした。
      ただ、勉強をするときに背もたれは必要ないはずだという考えがあったので、背もたれは必要最小限のサイズを目指しました。
      それにしても、いま思えば中途半端な設計でしたね(苦笑)

      結論を述べると、ふーたさんのおっしゃる通り、”学習時は天板に向かうため前傾が良い”のだと私も思います。
      コイズミファニテックもイトーキもアーユルチェアを扱っていたことがあることを考えると、少なくともその2社はその考え方に否定することはないと思います。

      しかし、2社ともに現在はアーユルチェアを扱っていません。
      おそらく売れなかった、世間の支持を集められなかったからでしょう。
      椅子には背もたれがあるのが常識で、背もたれを積極的に利用しようと思えば座面が前傾しているというのは矛盾をはらみます。

      結果的に、背もたれがあって座面が後傾している椅子が現在のスタンダードとなっているのでしょう。
      これはメーカーの思惑ではなく、市場の要請です。
      もちろん、どちらが良いとか悪いとかいう話でもありません。

      しかしながら、一昔前は一枚革のフカフカで大きなソファが最上級とされていたのが、近年はコンパクトで硬めのソファが支持されるようになってきたのと同様に、デスクチェアの常識も塗り替わる可能性はあります。
      これはメーカーにとってチャンスではないでしょうか。

      というわけで非常に長々と書き連ねてしまいましたが、おかげさまで私にとって良い考察の機会となりました。
      ふーたさんのお役に立てたかどうかは怪しいですが、感謝しております。
      ありがとうございました^^

      • ふーた より:

        早速のお返事感謝いたします。

        日本人と欧米人との違いや、習慣や常識についてとても興味深く勉強になりました。

        コイズミにはいつか直接聞ける機会があったら、と思っております。座面の後傾=リラックスした座り心地ならわかるのですが。。
        あれだけの大きなメーカーが実験や考察を重ねた結論として「座面の後傾で猫背になるのを防ぐ」と説明しているわけですから、きっと興味深い考えが聞けるのかと思います。骨盤と猫背との関係、面白い意見が聞けそうです。

        ハロウチェアについても誠実に正直にお答えいただき恐縮です。
        ありがとうございました。

        • 収納マン より:

          ふーたさま

          コイズミファニテックの方にバランスチェアについての見解をうかがったところ、あれはダメだと一蹴されたことがあります(苦笑)
          もちろん、個人的見解だと思いますけど、メーカーとしてはあらゆる可能性を排除することなく開発をしていると思われます。

          おそらく家具に限らずメーカーは自己主張の体現として商品を開発(プロダクトアウト)するだけでなく、市場の要請に従って商品を開発(マーケットイン)していますから。
          「座面の後傾で猫背になるのを防ぐ」というのもひとつの考え方に過ぎないのではないかと思います。
          そうじゃないと、アーユルチェアを発売したことは矛盾になりますからね。

          「座面の後傾で猫背になるのを防ぐ」=「背もたれにもたれ掛かって座れば猫背にはならない」という解釈で問題ないと思われますが、機会があればまた私のほうでも聞いてみたいと思います。
          その際はまたこちらでご報告させていただければと思います^^