コイズミ2023新作は電動昇降デスク「アルテージ」!無垢にしか見えない質感

今年も学習家具の展示会の季節となりました。コクヨやチトセが学習机を扱っていた頃のような活気はありませんが、それでも個人的には春がやってきたようなワクワク感があります。

学習机メーカー最大手のコイズミファニテックの展示会ともなればなおさらです。2023年度のコイズミファニテックのラインナップについてシッカリうかがって参りましたので、今回はそのレポートをお届けしたいと思います。

 

新作「アルテージ」

コイズミファニテック「アルテージ」昇降デスク2本脚ラウンド天板

まず皆さんが期待されているのは新作デスクでしょう。コイズミファニテックの2023年度の新作は「ULTAGE(アルテージ)」。電動昇降デスクを含む、ちょっと大人な感じの書斎デスクのシリーズです。

コロナ禍以降、テレワークが普及したこともあって、にわかに注目が集まったスタンディング対応の天板昇降デスク。座りっぱなしでは腰痛など体に悪影響が生じるため、立ってパソコンの操作などができるということがメリットとなっています。

天板の質感がまるで無垢

コイズミファニテック「アルテージ」天板

既に電動昇降デスクはいくつもある中で、アルテージが最大のアドバンテージとするのはホワイトオークの突板なのにまるで無垢にしか見えない上々の質感にあると思います。他社製品の多くはMDF合板に木目のプリントを施したものですからね。突板であっても、ここまで質感の良いものはまずありません。

コーナータイプもあり

コイズミファニテック「アルテージ」昇降デスク3本脚 左

アルテージの昇降デスクにはコーナータイプ(3本脚)もあります。別売のデスクシェルフ(上置き)や、棚になったボックス脚のタイプ、サイドラックも用意されており、コイズミファニテックの意気込みが感じられるラインナップに仕上がっていると思います。

学習用という感じではないものの、逆にテレワークや書斎に検討される方は少なくないのではないでしょうか。小泉グループでも引き合いが多いそうです。

CDシリーズなどの書棚下箱がKD仕様に

CDシリーズなどの書棚下箱がKD仕様に

残念ながら新作と言えるのはアルテージのみで、あとは一部の仕様変更にとどまります。

CDシリーズ(「CDファースト」、「CDコンパクト」)、「デコプリ」、カタログ外モデルの「OD1-woody」の書棚下台がノックダウン仕様になりました。これまで完成品だったのを組立式にすることで、環境負荷の低減(配送効率を上げることでCO2を削減する)と物流コストを抑えるためです。

ノックダウンになったことでグラつきが生じないかと心配になりましたが、その点はまったく問題ありませんでした。なお、今年度からマルチラック(Sラック)の下台もノックダウンになっています。

 

ブロストも仕様変更

コイズミファニテック「ブロスト」2023年度仕様

また、「ブロスト」も一部仕様変更となっています。デスク天板がホワイトオーク無垢から突板に。ワゴン引出し前板のスチール製引手が省かれてスッキリしたデザインになりました。また、脚などのスチール角パイプの厚みが若干薄くなったそうですが、見た目や強度に変化は感じられません。

 

レイクウッド&オルレアのベーシックデスク廃番

些細な仕様変更より個人的に痛恨だったのは、「レイクウッド」と「オルレア」のベーシックデスクが廃番となり、いずれもステップアップデスク(組み替え式デスク)のみとなってしまったことです。とても残念ですが、5~6万円で買える競合品がいくつかあるので厳しいのかもしれません。

 

Sラックはビーノとベーシックに集約

コイズミファニテック・マルチラック ベーシックタイプ

それと一世を風靡した「マルチラック(Sラック)」はレイクウッドとオルレアのデザインがなくなり、スリムタイプとハンガータイプもなくなって、ビーノのデザインとベーシックタイプ(上写真)それぞれ3色ずつのみとなってしまいました。

もっとも、使い勝手が良いのはこのタイプだと個人的には思いますし、ステップアップデスクのレイクウッドやオルレアを買う人がマルチラックも買うというケースは少ないでしょうから、合理的な判断なのかもしれません。

 

値上げについても気になるところでしょうが、これについては新しいカタログが公開されてから改めてまとめてみたいと思います。

以上の通り、ともすれば2023年度のコイズミファニテックは防戦一方という印象に感じられるかもしれません。しかしながら、電動昇降デスクを含むアルテージの投入は総合デスクメーカーとして着実に進化していると思います。アルテージのような商品で幅広い世代に認知が広まれば、コイズミファニテックのブランド価値もより高く評価されるようになっていくのではないでしょうか。

また、2022年度はコロナ禍で物流面などで大きな影響があったにもかかわらず、コイズミファニテックは前年実績を上回ったということです。低価格帯の学習机が市場を侵食している中において、コイズミファニテックのあるべき姿が浮き彫りになったように思います。

どうあがいたって今の状況では少子化の流れは止まりません。学習机市場がシュリンクしていく中で、大人から子供まで親しまれる机のメーカーとしてコイズミファニテックが一歩一歩確実に成長していく姿をこれからも応援していきたいと思います。

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