無印良品とニトリの学習机をガチ比較!オーク無垢材デスクvsメルシー

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無印良品「オーク無垢材デスク」vsニトリ「メルシー」ロータイプデスク比較

ニトリと無印良品は現在の日本の家具インテリア業界で2強と言える存在です。古くから家具を商っているナフコ21スタイルや島忠ホームズを大きく引き離しています。

西日本を中心とするナフコ、首都圏と関西圏を主要商圏とする島忠と違い、ニトリと無印良品なら日本全国にあります。当然、学習机もニトリや無印良品で見てみようという方も多いことでしょう。

これまでもこちらで無印良品とニトリの学習机をサラッと比較してきたことはありましたが、今回は無印良品の「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」とニトリの「ロータイプデスク・メルシーR」に絞って徹底的に比較してみたいと思います。

2022/01/20追記:現在は両社とも商品が切り替わっております。最新版は下記をご覧ください。
【2025最新】無印良品「木製デスク」vsニトリ「メルシー」徹底比較
2024年度最新版。無印良品「木製デスク オーク材」+キャビネット+上置き棚の3点セットと、ニトリ「スタンダードデスク メルシーH」を徹底比較してみました。低価格ながらオーク無垢の天板ということを考えると無印良品は魅力的。一方で、安心感や無難さを求めるならメルシーという選択肢もアリかもしれません。
以下、特に断りがない場合は、無印良品=オーク無垢材デスクの3点セット、ニトリ=メルシーR=ロータイプデスクを指すものとします。価格および仕様は2021/03/21現在に修正済み。
2021/02/17追記:無印良品では現在、「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」と新しい「木製デスク・オーク材」が併売されています。当記事は前者についてのみ言及していますのでご注意ください。
無印良品の「木製デスク・オーク材」は足元棚がなくなって引出は積層合板に
2020年9月に無印良品のデスクがまたリニューアルされました。新しい「木製デスク・オーク材」は足元棚がなくなって引出内部材は桐から積層合板に変更。スライドレールは底付けタイプになりました。その根本にあるのは中国製からベトナム製に切り替わったことでしょう。

 

今回比較する2台のデスク

無印良品「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」
無印良品・オーク無垢材デスク用上置き棚

出典:無印良品

※以下すべてデスク+ワゴン+上棚の3点セットの場合

税込価格 45,790円
天板サイズ 1100×550mm
天板材質 オーク無垢
塗装 ウレタン
製造国 中国
保証期間 設定なし
足元棚 あり
デスクライト なし
カラー 1色
2021/03/19に足元棚付デスク本体が3,000円値下げされて24,900円となり、3点セットで45,790円になりました。
ニトリ「ロータイプデスク・メルシーR」
ニトリ「ロータイプデスク・メルシーR」

出典:楽天市場

税込価格 49,900円
天板サイズ 1000×550mm
天板材質 アルダーまたはバーチ突板
塗装 ウレタン(推定)
製造国 中国
保証期間 5年(灯具は1年)
足元棚 なし
デスクライト あり
カラー 3色

価格の比較

まずは価格の比較から。無印良品のオーク無垢材デスク+キャビネット(ワゴン)+上置き棚の3点セットの場合、税込45,790円となります。対して、ニトリのロータイプデスク・メルシーRは同49,900円。無印良品のほうが4,110円安いわけですが、ほぼ同じと言って差し支えないでしょう。

ちなみに、配送料については無印良品の場合は1点につき税込1,500円。デスク、キャビネット、上置き棚など、それぞれに必要となります。組み立ては別途料金(同2,500円~)が必要です。ニトリは平日は税込1,100円、土日祝は同2,200円で組立設置料込みとなります。

サイズの比較

無印良品・オーク無垢材デスク用上置き棚

オーク無垢材デスクの天板サイズの幅は1100mmで、メルシーRよりも100mm大きいです。設置スペースは余計に必要ですが、広々と作業しやすいと思います。

奥行はいずれも550mmで、近年の学習机としてはややコンパクトと言えます。リビングダイニングに置くなら最適なサイズと言える一方、上棚を置くと上棚の下のスペースを除けばA4ノートをギリギリ広げられるくらいの奥行となります。

天板の高さは無印良品が700mm、ニトリが730mmです。学習机の天板の高さとしてはニトリのほうが一般的で、無印良品のほうが低いと言えます。身長が低い方の場合は無印良品のほうが使いやすい高さと言える一方で、天板下に引出しがあることを考えると身長が高い方にとっては膝が窮屈に感じる可能性があります。

材質の比較

無印良品・オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)

オーク無垢材デスクの天板はオーク無垢です。あくまで私の主観ですが、オーク材そのものは家具用材として高級品とされるものの、無印良品が扱うオークはかなりの低級品で、節やクサレが多く、色の差もあり、木目も汚いです。また、含水率の調整が不十分と思われ、展示品は反りが見られることが多々あります。ただ、デスクの脚やワゴンの天板もオーク無垢ですし、ワゴンの側板や上置き棚の棚板はオーク突板(つきいた)なので、安っぽさは感じられないと思います。

メルシーRの天板は天然木突板です。ライトブラウン色はアルダー、ミドルブラウン色とホワイトウォッシュ色はバーチとなっています。突板というのは木材を紙よりも薄くスライスしたものですから無垢よりもコストは安いですが、木目にバラつきが生じにくく、反ったり割れたりする心配も少ないです。一方で、メルシーRのワゴンの天板や側板の表面材はプリント紙なので、安っぽさは否めません。

保証期間の比較

無印良品では家具に関しては保証期間を定めていません。ケースバイケースで3年目でも対応してくれることもあれば、半年でも対応してくれない場合もあるということです。

一方で、ニトリは5年間保証となっています。ただし、LEDデスクライトに関しては1年間保証です。学習机最大手のコイズミファニテックや国産のカリモク家具でも3年間保証ですから、数字だけ見ればそれ以上の安心感が得られると言えるでしょう。

引出しの比較

メルシーRは引出し全段に金属製のスライドレールを備えており、開閉は比較的無難な印象です。また、デスク本体に2杯、ワゴンに3杯、上棚にも小引出しが1杯あり、文房具などの小物の収納に便利と言えます。

オーク無垢材デスクはワゴンこそ金属製スライドレールを備えていますが、デスク本体にはありません。にもかかわらず、割りとスムーズに開閉することができます。また、金属製スライドレールと違って無理な力を加えても変形する心配がなく、定期的なグリスアップの必要もありません。

足元棚の比較

無印良品・オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)

メルシーRには足元棚がありませんが、オーク無垢材デスクには足元棚があります。そのため、上置き棚をセットしなくても収納スペースを一定量確保できます。ただし、椅子やワゴンを避けたうえで屈んで本を出し入れする必要があるので、ほとんど読まないような本をメインに収納する必要があります。また、足元棚の奥行は文庫本程度しかありません。

さらに、オーク無垢材デスクは足元棚があることでワゴンの奥行が短くなっています。メルシーRのワゴン引出しの内寸奥行が380mmなのに対し、無印良品のそれは325mmです。わずか55mmの違いとも言えますが、上段の引出しはフルスライドレールではないため、実感として引出しの奥行がかなり浅く感じられるはずです。

つまるところ、オーク無垢材デスクは足元棚があるということが一概にメリットと言えないどころか、むしろデメリットが多いと感じます。

デスクライトの比較

ニトリ・LEDデスクライトSAM-11AN

出典:楽天市場

メルシーRにはシェード幅が割りと広いLEDデスクライト(SAM-11AN)が付属しています。調光および調色機能はありませんが、おねだん相当の性能は期待できるんじゃないでしょうか。また、LEDデスクライト込みで考えれば無印良品よりも安いと言えるのではないかと思います。

オーク無垢材デスクにはLEDデスクライトが付属しないばかりか、クランプ式の場合は上置き棚の棚板の手前に取り付ける必要があります。ハッキリ言って危険な取り付け方で、安全軽視の姿勢がモロに出てしまった結果だと思います。なお、上置き棚をセットしない場合は、普通にデスク天板奥側にクランプ金具で取り付けることができます。

カラーバリエーションの比較

オーク無垢材デスクはナチュラル系の1色のみ、メルシーRはライトブラウン、ミドルブラウン、ホワイトウォッシュの3色展開です。メルシーRのほうがインテリアの好みに合わせて選びやすいと思います。

ラインナップの比較

メルシーRはロータイプデスクのほか、デスク、ワゴン、書棚をそれぞれ単品で購入することもできます(上棚は単品購入不可)。また、ユニットデスク、ハイタイプデスク、くみあわせですく、天板昇降デスクを選ぶこともできますし、同じシリーズの木製学習イスやランドセルラックも用意されています。

一方で、オーク無垢材デスクは単品での購入が可能であるものの、バリエーションはありません。また、ガススプリング昇降式のワーキングチェアは足置きがないので、小学校低学年までの子供が使う場合は足がブラブラして落ち着きません。学習椅子は無印良品以外で探したほうが良いと思います。

 

以上を踏まえまして、無印良品のオーク無垢材デスクを選ぶメリットは、概ね以下の通りと言えます。

  • デスク本体引出しの開閉がスムーズ
  • 天板の幅が1100mmで広々している
  • 足元棚がある
  • オーク無垢&突板で安っぽくない

一方で、ニトリでメルシーRを選ぶメリットは以下の通りです。

  • 5年間保証で無難な品質
  • LEDデスクライト付き
  • ワゴンの奥行が深い
  • 3色から選べる

つまるところ個人的には、キレイな木目のものが届くことを祈りながらオーク無垢材デスクを買うか、できるだけリスクを避けて無難にメルシーRを買うか、という感じですね(笑)いずれも5万円以下という予算で選ぶなら十分に検討の余地があると思います。

こうやって私が徹底的に比較しても結論が出ないくらいですので、どちらかを購入される場合は改めて悟りが開けるほど悩んでください(笑)

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. もちこ より:

    初めまして。コメント失礼いたします。
    2021年4月に小学校へ入学予定の子どもに学習机の購入を検討しています。
    条件的には、
    ・天然木使用(無垢が理想ですが、突板でも可)
    ・ウレタン塗装
    ・机、ワゴン、上棚希望
    ・鍵付き(夫の希望)
    が希望で、ブランド等には拘りがありません。
    デザイン的にはケユカのニノスが理想的ですが、近くに店舗がなく、オンラインショップでは在庫がないため、購入が難しい状態で、無印のオーク無垢材も好みですが、鍵がないため不可です。
    コイズミのビーノでは上棚が小さいですが、落としどころかなと思いつつ、ネットで検索したところ、下記の学習机セット(楽天でも購入可能)を見つけたのですが、こちらのデスクセットの仕様を収納マン様がご覧になって、何か気になる点や注意した方が良い点がありましたら、アドバイスいただけないでしょうか?

    学習デスク 100cm 学習机 子供用 子供部屋 勉強机 机 学習デスク ワゴン付き 書 アルダー 無垢 木製 パティ : smk-0370 : 家具通販kagu-world(カグワールド) - 通販 - Yahoo!ショッピング
    サイズ 全体:机:H1000×D560×H735棚:W1000×D235×H1130ワゴン:W420×D450×H580 素材 表面材:天然木アルダー/ラバーウッドウレタン樹脂塗装 カラーナチュラル/ブラウン 備考 ※ライト・椅子は付属して...


    不躾ではありますが、よろしくお願いいたします。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      もちこさま

      はじめまして^^

      kagu-worldの「ペティ」、拝見しました。
      これはこれまで楽天市場にあったことにまったく気付きませんでした。

      結論から申しますと、このスペックで税込59,800円というのはなかなかお買い得だと思います。
      組み替え式で、引出しは全段フルスライドレール、引出し内部材も桐かファルカタ(洋桐)のように見えます。

      強いて不安要素を挙げるなら、天板がフィンガージョイントであることくらいでしょうか。
      フィンガージョイントというのはこの場合、デスクと同じ幅の角材を並べて接ぎ合せるのではなく、ブロックを積んだように小さな木材を接合させたもののことを言います。

      幅接ぎと比べて安く無垢板(集成材)を作ることができるのがメリットである一方、含水率の調整を疎かにしていることが多いため、剥ぎ合わせ部分でわずかな段差を生じる場合があります。
      もっとも、逆に大きく反ったり割れたり波打ったりする心配が少ない方法とも言えますので、気にするほどのことではありません。

      以上の点さえあらかじめご理解いただければ、もちこさんのニーズにマッチしており、なおかつコスパの良い学習机だと思います^^

      • もちこ より:

        お返事ありがとうございます。また、商品の仕様も丁寧にご確認いただき、的確なアドバイス大変嬉しいです。

        少なくとも、商品説明上は収納マン様がご覧になってもそれほど問題のないデスクセットという事で、安心出来ました。

        フィンガージョイントについても、Googleで検索して確認しました。マレーシア産であるとは言え、天然木使用でウレタン塗装ののデスクセットとしては、お手頃なので、どこかに落とし穴があるのではと思い、やや不安でしたが、天板が集成材という事で、お手頃価格の理由が分かり、かえって安心出来ました。

        こちらのデスクセットについては、商品説明で、【材質 : 天然木アルダーウレタン樹脂塗装】と
        【●材質アルダー突板(チェリー色)●カラーウレタン樹脂塗装】と混在しているのですが、正しくはどちらかをショップにお問い合わせ中です。

        子どもの入学までには、まだ時間がありますので、他の商品も視野に入れつつ、こちらのデスクセットを第一候補にして検討したいと思います。

        ところで、アルダー材使用のデスクの多くは、杉工○等のようにオイルフィニッシュ仕上げの物が多く、ウレタン塗装仕上げのデスクはあまり見かけないように思うのですが、例えば、アルダー材とウレタン塗装の相性が悪い等の何らかの理由があるのでしょうか。

        • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

          もちこさま

          材質の表記が異なる箇所についてはこちらでは確認できませんでしたが、言われてみれば確かにどこにも「アルダー無垢」とか「アルダー集成材」とは書かれていませんね。
          試作品は無垢板(集成材)で作って、それをそのまま商品写真に使っているというケースは稀にあるので、問い合わせしていただいたほうが間違いないと思います。

          アルダーはオークやウォールナットなどに比べると安価な材料なので突板にする必要性は低いですが、よりコストを抑えるために突板にすることも稀にあります。
          ただ、わざわざフィンガージョイント風の突板にすることはないので、現物が突板なら商品写真は試作品である可能性が高いです。

          アルダーのデスクでオイル仕上げのものが多いのは、ありていに申しますと、安価な材料を安価な塗装を施すことで価格を抑えるためです。
          アルダー材でもウレタン塗装を施すと価格はアップしてしまいます。
          国産の杉工場や堀田木工所のデスクと、輸入のコイズミファニテック「レイクウッド」やイトーキ「リーモ」が同価格帯であるのはそのためです。
          決してアルダーとウレタン塗装の相性が悪いわけではありません。

          その点で言うと、こちらのペティはウレタン塗装なのでコスパが良いと思いますよ^^

  2. もちこ より:

    ウレタン塗装についてのご案内ありがとうございました。
    ショップの方からも問い合わせの回答があり、材質につきましては、無垢の天然木アルダーウレタン樹脂塗装で、ワゴン・シェルフも含めてウレタン塗装。天板は、フィンガージョイントの集成材との事で、収納マン様のお見込みのとおりでした。ちなみに、メーカーについても問い合わせたのですが、海外メーカーで、産地は商品説明のとおり、マレーシアとの事でした。
    収納マン様のアドバイスとショップからの回答で、より安心して購入を検討できそうです。この度は、大変お世話になりました。デスクセットの購入は少し先になるかもしれませんが、購入の暁には、またご報告させていただきます。
    今後の更新も楽しみにしております。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      もちこさま

      早速、回答がもらえて良かったですね^^

      マレーシアはコイズミファニテックや静和貿易のほか、kagu-worldを運営している境木工など大川の家具メーカーが使っている家具工場があります。
      学習机作りでは実績がある産地なので、その点では安心できると思います。

      まだ来年の春までは時間がありますから、じっくりとご検討ください。
      ご購入後のご報告もお待ちしております^^

  3. よっしー より:

    はじめまして。

    子供用ではなく主にノートPC作業用としてデスクを探していたところ、こちらのサイトを拝見することになりました。
    とても参考になる記事ばかりで楽しく読ませて頂いています。

    デスクのみの購入を考えているのですが、ちょうどこの記事にあるニトリ・メルシーと無印・オーク無垢材のどちらにするか迷っています。

    一番優先したいのはガタツキがより少ないこと(横揺れ、縦揺れ)です。
    引き出しはそれほど頻繁に使う予定がないこと、オーク無垢材の足元棚が不要なことを考えるとメルシーでも良いのかなと思っていますが、ガタツキに関してアドバイス頂ければ幸いです。

    またニトリの販売サイトを見ると、メルシーRとメルシーGのデスクがそれぞれ販売されていました。
    価格はほぼ同じですが下記の違いがあるようです。

    引き出しの内寸(幅):Rは左右非対称、Gは左右同じサイズ
    素材:Rは天然木化粧パーティクルボード、Gは天然木化粧繊維板

    コストに関しては繊維板>パーティクルボードと説明してるサイトもありましたが、あまり気にせず引き出し内寸を考慮して選べば良いでしょうか?

    よろしくお願いいたします。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      よっしーさま

      はじめまして^^

      パソコンデスクとして無印良品のオーク無垢材デスクとニトリのメルシーをご検討中ということですね。
      いずれも平机でのご使用を検討されているのでしょうか。

      ガタツキについてはどちらが少ないかというのはちょっと分かりませんが、個人的にはいずれも気になるレベルではありません。
      ただ、理屈上は背板が上部に少しあるだけのメルシーよりも、足元棚があるオーク無垢材デスクのほうが横揺れのリスクは少ないと考えられます。

      メルシーGってメルシーRの販売開始当時は在庫処分かと思ってましたが、まだ在庫が残っていたんですね。
      まったく私の目は節穴だなーと改めて痛感させられましたが、引出しの左右の比率や天板の芯材が変わっていたことについてはご指摘を受けて初めて知りました^^;

      引出しが左右対称から非対称に変更になったことは、ワゴン併用で右利きの方にとってはメリットだと思います。
      一方で、ワゴンなしの場合や左利きの方の場合はデメリットと言えます。

      また、芯材についてはおっしゃる通り、繊維板のほうがコスト高であることが一般的だと思います。
      しかしながら、芯材の上に合板、そして突板を貼っているので、使用上は何ら影響ないでしょう。

      ちなみに、メルシーGとRは天板前縁の形状が若干異なります。
      併せて、前脚の頭頂部の形状もちょっと違いますね。
      メルシーRのほうが意匠性があり、Gのほうがよりシンプルと言えるでしょうか。

      また、オーク無垢材デスクはオーク無垢で一般的に高級材であると言える一方、オークの中でも等級が低いものが使われるため木目はあまり良くないことが多いです。
      無垢板は割れたり反ったりすることもありますし、実際にオーク無垢材デスクの天板は店頭品でも反っているケースを散見します。
      その点、何の木か分からないものの突板であるメルシーのほうが無難ではあります。

      あとはまあ、記事にもある通り、オーク無垢材デスクならスライドレールなしでも開閉がスムーズですが、メルシーは金属製スライドレールのため開閉の度にザーッというチープな音がします。

      サイズのこともあり、どちらを取るかは本当に悩ましいところですね^^;

      • よっしー より:

        詳しいご回答ありがとうございます。
        とても参考になり感謝しています。

        仰る通り平机での使用になります。
        一般のPC用デスクよりも学習机のシンプルで暖かみのあるデザインが好きで色々と検討していました。
        先に調べるべきだったと反省しているのですが、引き出しにノートPCを入れる可能性を考慮すると、内寸サイズ的にメルシーRでないと入らないことが分かりました。

        うーん、こうなるとメルシーRになるのかなぁと思ったりしています(笑
        サイト上で記載が見当たらなかったため、引き出し内の耐荷重について現在ニトリさんに問い合わせをしているところです。

        まだ迷っているので引き続きこちらのサイトを参考にさせて頂きたいと思います。
        ありがとうございました。

        • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

          よっしーさま

          おおっと。意外な点で一気にメルシーに決まりそうですね。

          引出しの耐荷重については公表しているところが少ないので、ニトリもあまり期待できないかもしれません。
          一般的に公開されていることが多いデスクライトのスペックでも「分からない」とつれない回答だったこともあるくらいですから。

          ちなみに、ニトリでは引出しに3kgの重りを収めて20回の開閉テストをやっているということです。
          文脈からは全数検査のように見えますが、実際は抽出検査でしょうね。

          ともあれ、よほど重いノートパソコンでない限り、まったく問題ないと思います。
          学習机というのはカジュアルデスクよりもかなりシビアに耐久性を考えて作っていますから。

          • よっしー より:

            こんばんは。
            先日はお世話になりました。
            引き出しの耐荷重についてニトリさんから返答をもらえましたのでご報告をと思いコメントさせて頂きます。

            返答を要約すると

            ・重りをいれての検証は実施しているが耐荷重について特に設定はありません
            ・あまり重量のあるものは入れることができません
            ・このような返答になり申し訳ございません

            とのことでした。

            なんともストレートかつアバウトな回答で少々困惑しました(笑
            収納マンさんの言っていた通りになりましたね。

            先日頂いたアドバイスと無印のオーク材引き出しの耐荷重が3kgとサイトに記載されていることもあり、何とかなるだろうと思いメルシーRデスクを購入することになりました。

            到着はしばらく先になりますが実際に使用してみて気になる点がありましたらまたコメントさせて頂きたいと思います。
            これからの記事も楽しみにしています。

          • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

            よっしーさま

            ニトリの回答を共有してくださいましてありがとうございます^^

            でもまあ、ニトリに限らず家具業界はどこも同じようなものでしょう。
            鉄や鉛の塊でも入れない限り、普通に引出しに収まる量の文房具ならまず問題ありません。

            ともあれ、メルシーRに決まったということで良かったです!
            またお気づきの点がございましたらご意見をお寄せください^^