組み替え式デスク、棚付きベーシックデスク、平机、ベッド付きデスクに続きまして、今回はユニットデスクのオススメを紹介したいと思います。
ユニットデスクはもともと、デスク本体、袖ワゴン、書棚が別々に販売されている学習机のことを指していましたが、近年ではデスク横に書棚を配したものをユニットデスクと呼ぶのが一般的になりました。コイズミファニテックのビーノは旧来的なユニットデスクの典型、イトーキのリーモ・ユニットタイプは近年のユニットデスクの代表格と言うことができるでしょう。
ちなみに、読者の情報によるとリーモのユニットタイプは既に完売となっているようです。ユニットデスクはあまり人気のないスタイルではありますが、根強い支持があるスタイルと言えるでしょう。
コイズミファニテック・ビーノ
ユニットデスクのオススメと言ったら、まずはコイズミファニテックの「BEENO(ビーノ)」を挙げないことには始まらないでしょう。ラインナップが豊富なので、ユニットデスク本来のメリットである組合せパターンの豊富さが魅力です。また、デスク天板はナラ突板、引出し前板はナラ無垢で、この価格帯にしては質感がとても良いです。
イトーキ×ナフコ・JSD-15L-TB
出典:ナフコ21スタイル
ナフコ21スタイルのオリジナルモデルであるイトーキの学習机2点セットJSD-15L-TBは、「Leamo(リーモ)」の派生商品と言うことができます。リーモのユニットタイプと違ってワゴンにキャスターが付きませんが、その代わりにデスク天板が110→140cmに拡張可能で、袖引出し最下段は少し幅が大きくてファイルボックスが収まります。
浜本工芸・No.88デスク
皇室にも献上されたという浜本工芸のNo.88デスクは、品質的にこの上ないほど最高級であることはもちろん、脚が意外と細いために書棚を横に配置しても棚に置いたモノを取るのに邪魔になりにくいという特徴があります。正面から見てもデスクの脚と書棚の支柱が並んだ様子が不細工になりません。予算さえ許せば、学習机だけでもロイヤルな気分を味わいたいものです。
ヒカリサンデスク・Kコンパクト
ヒカリサンデスクの「K COMPACT(ケイコンパクト)」は組み替え式デスクとして紹介しても良かったんですが、ユニットデスクとして組み合わせることも可能です。デスク天板はバーチ突板で「北欧風」なやさしい趣き。天板奥行が520→600cmに拡張可能というのもポイントが高いです。こういう感じのは、意外とほかにないんですよねー。
大塚家具製造販売・シンバル
出典:大塚家具製造販売
2016年度新登場の大塚家具製造販売の学習机5モデルはいずれも注目に値します。中国製ながら浜本工芸以上に引出しが頑丈で、天板は他社に先駆けてセラウッド塗装を採用。組み合わせが選べるユニットデスクのシンバルはデスク天板がタモ無垢で、天板にコンセントが埋め込まれていて実用的。ただし奥行がたった500mしかないのが残念です。
以上、書棚をデスクサイドにセットできるユニットデスクのオススメ5モデルをピックアップしました。いずれも天然木の良さが伝わってくるデスクで、スタイルと相まって長く使える雰囲気があると言えるでしょう。
一般的な組み替え式デスクの書棚は幅が100cm以上あり、デスクの真横に並べるには若干無理がある場合がありますが、ユニットデスクの場合は書棚の幅が狭いのでレイアウトがしやすいです。また、デスク正面に書棚がないので圧迫感が少ない一方で、必要なモノにすぐに手が届くというメリットもあります。
ユニットスタイルも可能な組み替え式デスクとレイアウトの可能性を絞ったユニットデスク。いずれが良いと言うつもりはありませんが、選択肢に加えてみるのも良いのではないでしょうか。
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