昨年末から順次ベトナム製から中国製に変わった無印良品の「木製デスク オーク材」。上棚にクランプ式のデスクライトを取り付けられるだけでなく、ベトナム製のときと比べて引出しは格段にスムーズに開閉できるようになったことで、学習机評論家として”無印良品史上最強”と高く評価させていただきました。
おまけに価格もお手頃。今さらベトナム製に戻るはずもなく、これでしばらくは無印良品のデスクも安泰だと思っていました。
ところが、です。1月末頃に数量限定の3点セットが完売になったかと思えば、上置き棚が欠品になり、上置き棚をチョイスできるのは「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」だけになってしまったのです。
しばらく静観しておりましたが状況が変わらないため、現時点での選択肢でどちらを選べば良いのか考えてみたいと思います。
無印良品のデスクセット
オーク無垢材デスク キャビネット 上置きセット
通常税込45,790円→数量限定39,900円(約12.9%引き、配送料3,500円)
木製デスク キャビネットセット
通常税込41,800円→数量限定37,900円(約9.3%引き、配送料3,500円)
どちらを選ぶべきか?
冒頭でも申し上げた通り、無印良品で学習机を買うなら、私としては中国製に切り替わった「木製デスク オーク材」の3点セットがベストな選択肢だと思います。しかし、そのセットに必要な上置き棚(JAN:4550344873953)は販売が中止しており、商品ページも削除されてしまっています。またシレッと復活する可能性は否めないものの、そこは神さえも知らぬところです。
なので、淡い期待を持っていつ来るか分からない復活の時を待たない限りは、現状で上置き棚付きを希望するなら足元棚付きのセットを選ぶよりほかありません。
では、上置き棚が必要ない場合はどうでしょう。これについては、「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」+「キャビネット(ワイド引出2段)」の2点セットが通常税込39,800円、それに対して「木製デスク キャビネットセット」は数量限定ながら37,900円ですから、その差は1,900円しかありません。ただし、オンラインで購入して配送してもらう場合、足元棚付きの2点セットは配送料が5,000円となるため、配送料も合わせた差額は3,400円になりますから商品価格の10%近くに相当します。よって、価格重視であれば数量限定の「木製デスク キャビネットセット」を選ぶべきと言えるでしょう。
あとはスペックの違いを重視する場合。足元棚付きのほうは文庫本などを足元棚に収納できる半面、キャビネットの奥行は浅くなります。また、デスク側面に横桟があるのでランドセルを掛ける際には脚の内側に出っ張って来ないというのもメリットと言えるでしょう。一方で、足元棚がないほうはキャビネットの奥行が深く(約15%)、特に下段引出しがスムーズというメリットがあります。よって、スペックで選ぶ場合はニーズ次第と言えるでしょう。
私が考えるに以上のような結論に至ったわけですが、ともあれどうして「木製デスク オーク材」のほうから上置き棚を外してしまったのでしょうね。もしこれが工場の生産の問題ではなかったとしたら、”学習机として使う人は収納量重視で足元棚+上置き棚で選ぶはず”とでも考えたのでしょうか。どちらのほうが上置き棚付きで選ばれるかという十分なデータを取れるほど十分な期間はなかったはずです。
もしそういう考えで「木製デスク オーク材」から上置き棚を外してしまったとしたら、それは浅はかだったと言わざるを得ません。残すべきは「木製デスク オーク材」のほうであり、もしくは足元棚のほうと上置き棚を共有できるように仕様を変更すべきだと思います。
こんなところでゴチャゴチャ言っても仕方ないことですが、何とかして欲しいですね。
2022/04/04追記:更なる謎展開!
足元棚なしの木製デスク オーク材は販売終了かもしれないと思ったのですが、なんとamazonでデスク、キャビネット、上置き棚ともに販売開始されました。いずれも微妙に無印良品公式オンラインショップよりも価格が上がってるんですけど、デスクとキャビネットに関してはamazonポイント分だけですし(上置き棚は約6.7%高い)、プライム会員は送料無料ということですから、これはこれでアリでしょう。
ちなみに、無印良品の楽天市場店やLOHACO by ASKULばかりか、無印良品公式オンラインショップでも現在は木製デスク オーク材を扱っていません。amazonでも現在はまだ「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっており、本当に販売されるのか非常に気になるところです。
2022/04/24追記:
現在(1週間ほど前から)、無印良品オンラインショップで足元棚付きのデスク+キャビネットの2点セットが税込39,800円のところ、数量限定ながら同34,900円で販売中です。
2022/06/28追記:
木製デスク オーク材の3点セット(デスク+キャビネット+上置き棚)が復活しました。税込49,790円でディスカウントはないものの、配送料は同3,500円で済みます(バラだと1点につき2,500円)。同時に、足元棚付きのほうの3点セットも復活していますが、こちらもディスカウントはありません(税込45,790円)。
2022/07/18追記:
足元棚付き、無しともに、3点セットがamazonで購入できるようになりました。しかも無印良品公式よりも安く、送料も無料です。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。いつも収納マンさんの記事を読ませていただいています。子どもの机を迷い続け、現在無印のオーク無垢材三点セットを検討しています。足元の棚があると、ものが置けていいなと思っているのですが、収納マン様は棚なしをオススメされていますよね。ワゴンの大きさが小さくなってしまうからでしょうか?
また、無印の机は高さが70センチと低めなのも迷っています。子どもは今度中学生で身長165センチ、あと10センチぐらいは伸びるかもしれません。シンプルかつ上棚が大きいものが希望なので、条件にぴったりなのですが、低いと足が引き出しに当たったり、使いにくいのでしょうか。
悩みすぎて、一周回ってザ.学習机のリーモにしようか?と迷っています。アドバイスいただければ幸いです!
悩みすぎさま
はじめまして^^
無印良品の「オーク無垢材デスク キャビネット 上置きセット」をご検討中ですね。
記事中では無いものねだりをしても仕方ないので、「木製デスク オーク材」の3点セットが復活する可能性に賭けた話はスルーしました。
しかしながら、もし両者が併売されていれば、木製デスク オーク材のほうが良いと考えています。
その理由は木製デスク オーク材の上置き棚ならクランプ式デスクライトが取り付けできる、ワゴン最下段の開閉がスムーズ、といったところが挙げられます。
ベトナム製の頃の比較ですが、下記もご参照ください。
ただ、文庫本やコミックスが多い場合は足元棚があったのほうが便利ですし、リュックや巾着をデスクサイドに掛ける場合は横桟があったほうが良いことは間違いありません。
よって基本的にはニーズ次第でしょう。
天板高については、確かにリーモの76cmと比べると無印良品の70cmというのはかなり低いですよね。
国産ダイニングテーブルで一般的な68cmと比較すればまったく問題ないと考えることもできる一方、食事と勉強ではちょっと姿勢が違いますし、一般的な学習椅子やオフィスチェアは座面高を低くするにも限界があります。
天板高が高いことをネガティブに見られる方もいらっしゃるので、正直、私としては天板高の違いはあまり重視していなかったのですが、これからまだ身長が伸びるかもしれないということを考えると、天板高が高い机を選んだほうが無難なのかもしれません。
ただし、感じ方は人それぞれです。
残念ながらリーモは展示品を確認することはできませんが、たとえばコイズミファニテックのリーモなどに適当な椅子を組み合わせて感覚を確認することができます。
よろしければ、一度お子さんと一緒に確かめてみてください^^
はじめまして。
中学生になる娘のデスクを購入しようと、色々読ませていただきました‼︎
かなり参考にさせていただき、もう中学生ですし長期間は使わないので高級なものではなくてもよいかと、無印の木製デスクを本日購入しに行ったところ、まさかの「完売」「販売終了」でした。これはもう復活することはないのでしょうか…。
お店ではオーク無垢材デスクをおすすめされたのですが、一旦見送ってきました。
収納マン様のおススメであることに加えて、木製デスクとオーク無垢材デスクを以前店舗で見た際に、木製デスクの方がデザインがいいと(比べてみたらの違いですが)思ったのと、天板の素材が違ったように思ったのが理由だったのですが、それぞれの天板は同じものなのでしょうか。店員さんには同じですと言われました。
諦めてオーク無垢材デスクにするか、予算上ニトリ等も含めてもう一回検討し直しかなーと思っていますので、アドバイス頂けるとありがたいです。
中学生の母さま
はじめまして^^
無印良品の商品展開は本当によく分からないですよねー。
先日来、木製デスクオーク材は上棚どころか、デスク本体まで消えてしまいました。
今後、木製デスクオーク材が復活することがあるのか、サッパリ分かりません。
木製デスクオーク材(中国製)とオーク無垢材デスク(引出・足元棚付)の材質は同じでしょうね。
前者の中国製が並び始めた頃はベトナム製が展示されていた店舗もあったみたいですが、その場合はオーク材の入手ルートが異なる可能性が高いので、木目に違いが感じられたのかもしれません。
いずれにしても、ボサッとしている無印良品の店員さんがそこまで理解していた可能性は極めて低いでしょう^^;
ともあれ、木製デスクオーク材の復活を待つか、足元棚付きに決めてしまうか、はたまたニトリのメルシーなどを検討するかは非常に難しいところだと思います。
コロナ禍のご時世、無印良品のデスクの生産や輸入の動向など、まったく読めません。
木製デスクオーク材の復活を待ちわびていたら足元棚付きが再入荷未定になる可能性だってあります。
もしくは、あわ良くば木製デスクオーク材が復活したとして、ひどい木目のデスクが届く可能性もあるやもしれません。
これがまた10%引きの対象商品だったら4月4日まで待ってみて…というのもアリなんでしょうけど、関係ないのでどこで最終判断をするか悩ましいですよね^^;
まったく困ったもんです。