2023年度シーズンの学習机について、既にコイズミファニテック、浜本工芸、堀田木工所が7月1日からの「価格改定」を予告しています。
一方で、国産家具メーカー最大手のカリモク家具は沈黙を保っていましたが、これだけ諸費用が高騰してくると企業努力で何とかなるはずがないと考えるのが普通です。やはり値上げは避けられませんでした。
カリモク学習机は10月4日から値上げ
カリモク家具が2022年6月1日に発表したところによると、10月4日から一部商品を除く取り扱い商品全般について価格改定をおこなうとのことです。
浜本工芸は学習家具以外を既に6月1日から値上げし、学習家具は7月1日から値上げ予定となっていますが、カリモク家具の場合は基本的に学習家具もそれ以外も同時に値上げとなるようです。
カタログ発行はどうなる?
カリモク家具は例年、8月初旬に学習家具カタログを発行しています。しかし、今年は10月に価格改定ということですから、カタログもその時期に合わせるかたちになるのでしょうか。
これについては現時点では明らかではありません。ただ、個人的には10月以降の価格を表示したカタログを例年通りに発行する可能性があるのではないかと思います。
カリモク家具は2022年度に廃番を予告したデスクがなく、そのため新作デスクを純増させる余地がないと考えられます。そうすると、2023年度のカタログに掲載される商品はほぼ変わらないので、カタログの発行は手間なくスムーズに進めることができます。
また、カリモク家具の場合は対面販売が基本ですから、たとえば9月中に10月以降の価格を掲載したカタログを見ながら商談を進めても混乱を生むことはありません。むしろ、「今なら値上げ前の価格のまま買うことができますよ」とお客さんの背中を押すことができます。
カリモク家具としては値上げ前の価格で売っても利幅が少ないので、むしろ値上げ後に買ってもらいたいというのが本音でしょう。ほかのメーカーなら「値上げ前の今がチャンス!」とばかり買い煽るところですが、カリモク家具の場合はこういう対応は常にクールですね。
まあ、実際のところはどうだか分かりませんけど、新作デスクがでないと仮定すれば、早めに買っておいて損はないと思います。カリモク家具だけでなく、浜本工芸、コイズミファニテック、堀田木工所は今がチャンス(笑)
もっとも、これも仮定ですが、例年通りにカリモク家具のカタログ発行が8月初旬なら、それを確認してからでも遅くはありません。学習机はカリモク家具一択でご検討の方はもう少しゆったりと構えてもらっても問題ないでしょう。
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