XYL(キシル)にソックリ!?ヒノキクラフトの学習机

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前回紹介しましたXYL(キシル)からの流れで、今回はキシルにそっくりなヒノキクラフトの学習机を紹介したいと思います。

 

同じく静岡!キシルとヒノキクラフトは材質も仕様も瓜二つ

キシル(浜松市)とヒノキクラフト(静岡市)はともに静岡県のメーカーで、自然塗装のヒノキの学習机を作っています。あまりに似ているので私は最初、関連会社かと思っていたほどです。というか、ヒノキクラフトが作ったデスクをキシルが仕入れて販売しているんじゃないかと思っていましたが、その確証は得られませんでした。

もちろん、同じ静岡で、自然塗装のヒノキを作っているというだけでは、そんな風には思いません。まったく関係のない会社だったらさすがに訴訟に発展するだろうと思えるほど、デザインや仕様などが似ているのです。

キシル・3段ワゴン(M) ヒノキクラフト・Siワゴン[M]
  • 自然塗装のヒノキ無垢
  • 引出底板はスギ
  • 外寸も内寸もほぼ同じ
  • 耐久性に不安のあるゴム製一輪キャスター
  • 最下段引出し内部材の形状やスライドレールがそっくり

これだけ類似点が多ければほとんど同じものと断定しても差し支えないレベルなのですが、それぞれ微妙に寸法が違ったり、微妙に角のアールの取り方が違っていたりするのです。木取りの寸法を微妙に変えたり切削機械のコンピューターの設定をいちいちやり直すのは非常に効率が悪いので、同じところで作っているのであればそれぞれはそういう微妙なところまで同じはずなんです。むしろそういう微妙なところがまったく同じで、パッと見てすぐ分かる仕様のほうを変えるのが普通なんですけれど、キシルとヒノキクラフトの場合は逆なんですね。つまるところ同じところで作っているとはちょっと考えられないわけです。

 

それでもラインナップまで似ている!

キシルとヒノキクラフトは基本的に仕様が同じでありながら微妙なディテールが異なるということで、同じところで作っているとは言えません。しかし、それにしてもデザインだけでなくラインナップまで似すぎているほどに似ているのです。普通だったら絶対に訴訟に発展します。

キシル・杉の本棚 ヒノキクラフト・杉の本棚

見てください!パッと見た目は同じでしょ!?でもこれが微妙に高さだけ1cm違ったり、棚受け金具が違うんですよねー。同じところが作っているんじゃないとしたら、同じコンサルタントが入っていたりするんでしょうか。あくまで私個人の印象ですけど、家具産地の中でも静岡って何か特殊な感じなんですよねー。

ちなみにキシルはランドセルを扱う土屋鞄製造所とタッグを組んでいますが、ヒノキクラフトは池田屋のランドセルとタッグを組んでいます。つまるところ同じビジネスモデルで、そうするとやはり影にコンサルタントの存在があるのかと思ったりするのですが…。

とは言え、学習机そのものに関しては基本的な仕様が同じということで、ヒノキクラフトの学習机に対する私の評価はキシルと基本的に同じということになります。

学習机に関してはほとんど同じ仕様でもキシルのほうが価格はだいたい2~3割ほど高いようなので、どうしてもこういうデザインの自然塗装のヒノキの学習机が欲しいという方はヒノキクラフトのほうがお得と言えるかもしれません。

 

ヒノキクラフトはたぶん小回りの利く良心的なメーカー

ヒノキクラフト2016総合カタログ

ヒノキクラフトのネットショップにカタログ資料請求のボタンがあったので、ポチッてみました。てっきり学習家具カタログかと思ってたんですが、届いたのは総合カタログでした。学習机だけでなく、テーブルやソファー、ベッドや食器棚も載っていました。

ヒノキクラフトはやはり箱物家具メーカーのようで、チェアやソファーを見るとかなり無理矢理感があるのですが、別注や特注にも応えてくれる小回りの利く規模の木工所という感じです。直接コンタクトを取ったわけではないですけど、良心的な会社なんじゃないかなと思いました。基本的にヒノキの家具しか扱っていないようですし、価格も安くはありませんが、もし何かしらこだわりがあって、なおかつお近くであれば、一度足を運んでみると良いのではないでしょうか?

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. りす より:

    はじめまして。ヒノキクラフトの学習机を購入したいと思って貴ページにたどり着いた者です。沢山の記事があり、とても参考になります。
    素人の考えで恐縮ながら、お聞きしたいことがありコメント失礼いたします。
    ・芝谷様は、ウレタン塗装が推しでしょうか?私はできたら無塗装の木が好きです。が実用に耐えないでしょうから、せめて塗装の薄いもの、木を感じられるもの、と考えてしまいます。また、自宅にはダイニングテーブルやチェスト等、ウレタン塗装のものがありますが、質感がイマイチです。そんな理由でオイル塗装に惹かれましたが、やはりウレタン塗装がプロから見た「いい家具」でしょうか?また、保護の面では、オイル塗装など無いに等しい感じですか?
    ・ひのきの家具は一般的ではないというのをこちらで初めて知りました!XYLには何となくマイナスな気持ちがあって(理由は分かりません)ヒノキクラフトを候補にしたのですが、そもそもヒノキで家具(机)を作るというのは一般的ではないのでしょうか…。
    当方希望は特に桧にこだわりがある訳ではなく、「木の質感のあるもの」なのですが、輸入材だと防腐処理とかどのようなものされているのか不安で、国産材で探すうちに図らずも桧一択となった次第です。(ヒノキしか見つけられませんでした)国産原料で机単体で5万円まで、で桧以外の材質をご存知でしょうか?
    お知恵を借りられたら幸いです。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      りすさま

      はじめまして^^

      何を以って「いい家具」とするかは難しいところです。
      実際、オイル塗装の家具を好む方も少なくはありません。
      また、私もオイル塗装の家具に触れていると、手触りの良さに惚れ惚れすることはあります。

      ただ、ヘビーデューティーな学習机でもオイル塗装はアリかというと、私は基本的にNOの立場です。
      確かに質感は良いですし、価格も安いですが、キズや汚れが付きやすいからです。

      どうしても質感重視ということであれば、カリモク家具のピュアオークが良いと思います。
      ウレタン塗装ですが、塗膜をほとんど感じさせません。

      また、どうしても国産材ということであれば、飛騨産業の圧縮杉もあります。

      基本的に、やはり本当に良いものを作るには、技術力が必要になりますし、作業工程が複雑になり時間も掛かるので、それなりの価格になってしまいます。
      硬い木は高価で、軟らかい木は安価、ウレタン塗装にすれば高価になり、オイル塗装にすれば安価になるのは動かしがたい事実です。
      安いのに良いものとなると、私は浜本工芸くらいしか思い浮かびません(材質は輸入材ですが)。

      確かに輸入材や輸入家具は「燻蒸」が必要になるので、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
      ただ、このレベルを気にされるというのは、いっさい外食はせず、コンビニ弁当も食べないといった、よほどこだわりのある人だと思います。
      昔の話はともかく、燻蒸は大きな問題だと私は思いません。

      国産原料で机単体で5万円までで桧以外の材質というのは、残念ながらちょっと思い浮かびません。
      お力になれず申し訳ないです。

  2. りす より:

    収納マン様
    こんなに早くお返事がいただけるなんて思っていませんでした、感激です。
    お忙しいところありがとうございます。
    塗装についてよく分かりました。ちゃんと探せてなかったのですが、塗装に関するエントリもコメント後に拝見しました。よく分かりました。
    カリモクの…気になりますがお値段を見るのが恐ろしく、ぐぐったことがありませんw勇気を出して家具店に見に行ってみようと思います。
    圧縮杉というのも知りませんでした、見てきます!ありがとうございます。

    木の原価とか全然分からず無理のある予算で探していたようでお恥ずかしいです(//_//)
    実際うちはコンビニも外食もほぼないような家なので(でも化繊の服を着ている矛盾w)、まずは国産材で検討してみます。

    本当にテーマが多くて簡潔なのに情報豊富で稀有なサイトに感動してます!また拝見させてください、ありがとうございます!

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      りすさま

      こちらこそ、ご理解いただけてうれしいです^^

      買う買わないは別にして、カリモク家具のピュアオークや飛騨産業の圧縮杉は是非一度ご覧いただきたいですね。
      やはり本当に良いものをご覧いただくのがもっとも理解してもらいやすいと思います。

      国産材となると基本的に杉とヒノキくらいで、針葉樹ですから軟らかいです。
      「学びデスク 高さ成長タイプ 日本の木」iconシリーズのような例外的なものもありますが、安価ではありません。

      仮に国産材にこだわっても、合板の部分は生じます。
      合板には接着剤が大量に含まれますから、いくらホルムアルデヒド放散量F☆☆☆☆(最上級)であっても少なからず有害と言えます。
      なので、国産材にこだわる意味はあまりないのではないかというのが私の考えです。

      もっとも、私の考えが正しいとは限りません。
      いろいろご検討いただいて、りすさんなりの最適解を見つけていただければ幸いです。

  3. アルパカ より:

    初めてコメントさせていただきます。
    アルパカと申します。

    キシルの4本脚デスク+上棚を購入しようと思い、
    情報を調べていたら収納マンさんのブログに辿り着きました。
    キシルはあまりおすすめではないようで、購入を躊躇っております。

    材質等にこだわりがあるわけではなく、近くに店舗があったのと、
    「80cm幅のデスク、上棚がつけられる」という点で選んだので、
    他に候補があるのではないかなと悩み始めました。

    本比較記事のヒノキクラフトにはちょうど80cm幅のデスクがありましたが、
    そもそもヒノキが素材として柔らかいことが懸念という点では、
    材質にこだわりのない我が家には、他にも選択肢があるのでは?と考えています。

    収納マンさんが「机の幅、奥行きは広い方が良い」とおっしゃっていることは
    理解している上でご相談ですが、80cm幅のデスクを展開しているメーカーを
    教えていただけないでしょうか?

    各メーカー、しらみつぶしに詳細を確認しておりますが、
    小さくても90cm幅からが主流なようで途方に暮れかけております。
    もし、ピンと思い浮かぶものがございましたら、
    教えていただけると大変ありがたいです。

    大きさへのこだわりは、非常に子供部屋が狭いのと、
    次女のデスクも追加する可能性があるためです。
    また、上棚は少しでも上方向に収納が欲しいという親の要望と、
    好きなものをかざったり、自分の空間を作りたいという子の要望でもあります。

    割と良い値段になってしまったので、このままキシルを購入するのも
    複雑な気持ちでおりますため、お力添えいただけますと幸いです。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    • アルパカさま

      はじめまして^^

      樹齢50年を超えるヒノキを擁する山林を持つ私としては、国産材を積極的に活用しようとしているキシルは応援したいのですが、やはりデスクなどの天板にヒノキを使うというのは無理があると思います。
      最初はキレイなんですけど、天板に使うには軟らかすぎます。
      それをオイル塗装で仕上げるなんてなおさら無茶です。

      一方で、80cm幅のデスクというのは少ないんですよねー。
      上棚が用意されているものとなればなおさらです。
      私もパッと思い当たるものは皆無でした。

      もっとも条件に近いであろうと思ったのは、一生紀の「DIALO DESK 80」です。
      こちらは天板がメラミン化粧板なので、キズの心配は少ないです。
      ただ、天然木と比べて合板っぽさはあります。

      ほか、大商産業の「XD-80」
      これに60cm幅の上棚をセットすれば一応条件に合います。
      奥行は60cmあり、天板面は広く確保できます。
      ただ、ラバーウッド無垢なので、キシルなどと比べると「コレジャナイ」感があるかもしれません。

      キシルやヒノキクラフトを前提として提案させていただくなら、個人的には堀田木工所の「ヴィータデスク」同「ラック」がベストかなと思います。
      こちらは天板がアルダー無垢のセラウッド塗装でキズや汚れの心配がありません。
      また、国産品でこのボリュームであるにもかかわらず、廃番品ということもあってセットで5万円台とかなりお手頃です。
      ただ、奥行20cmの書棚ですから単行本しか入らず、しかもデスク天板より上の部分は低くて、その上に教科書などを無理矢理並べる感じになるのがネックです。

      というわけで、候補がまったくないわけではないのが逆に悩ましいところですね^^;

    • アルパカさま

      堀田木工所のヴィータのデスクとラックを組み合わせた写真がネット上になかったので、カタログの一部を添付しておきます。
      ご参考になれば幸いです。

    • アルパカさま

      たびたびすいません。
      ベルメゾンの存在を忘れていました。

      ミッキーモチーフ
      デザインがお好みではない可能性はありますが、こちらは幅80×奥行60cmで上棚付き。
      製造はたぶん堀田木工所だと思います。
      国産、アルダー無垢天板、天板はUVを施した自然風塗装です。

      北欧調デスク
      こちらも幅80×奥行60cm。
      先ほどの一生紀DIALOにちょっと似ていますが、中国製で製造元は不明。
      天板はタモ突板のウレタン塗装となっています。

      タモ材の収納にこだわったラック付き学習机icon
      こちらは条件とはちょっと違うスタイルですが、幅80cmで収納力があり、ベルメゾンでも定番商品となっています。
      杉工場が監修し、中国で製造されているデスクです。
      天板はタモ突板で、ウレタン塗装を施しています。

      • アルパカ より:

        収納マンさま

        早速のご返信ありがとうございます。
        すごい、ヒノキの山林をお持ちなのですね。
        80cm幅が少ない中、たくさんのご提案いただき、大変感謝しております。
        やはり、収納力があった方がいいなと感じており、
        以下で検討を進めようと思っております。

        どちらも、棚を机の奥に置いて、天板の奥行きを少しひろげることができるのが
        いいなと思いました。

        ⚫︎堀田木工所 ヴィータデスク+ラック
        組み合わせのカタログもありがとうございます!!
        書棚の奥行きをあまり意識していませんでしたが、確かに単行本だけというのは、
        後々、困ることになるかもしれませんね。
        堀田木工所ですと、90cmで断念しましたがカルロ+ラックも同じレイアウトができるようですが、ヴィータもこれに近いでしょうか。

        カルロレイアウト例01

        ⚫︎ベルメソン タモ材の収納にこだわったラック付き学習机
        杉工場が監修されているとは存じ上げませんでした。
        収納力もあってアレンジが効きそうです。

        2段ベッドもあるので、将来的に二つのデスクとなって、本棚等の収納を、と思うとなかなか頭が痛い間取りです。笑。

        いただいたものを置けるかどうか、二つのデスクを置く場合、とシミレーションしてみます。

        的確なアドバイスと知識をいただきましてありがとうございます!

        • アルパカさま

          スゴイも何も、山林は相続で無理矢理押し付けられたものですから、できれば早く手放したいです^^;

          それはさておき、ヴィータデスク+ラックの組み合わせはカルロのラックの前にデスクを置くかたちと同様のレイアウトは可能です。
          ただ、ヴィータはラックの奥行がちょっと浅いので、2段ベッドがあり、将来的にもう1台デスクを置くというシチュエーションを考えると、ベルメゾンの「タモ材~」のほうが良さそうですね。
          のちのち、シェルフとデスクをセパレートで置いたり、L字型にレイアウトすることもできますし。

          また、レイアウト等で悩まれることがあればお気軽にご相談ください^^

        • アルパカさま

          すいません!
          ベルメゾンの「タモ材~」、よく見たらデスクの幅は80cmでも書棚は85cmですね。

          この5cmの差はちょっと厳しいでしょうか…?

          • アルパカ より:

            収納マンさま

            ご返信にお時間を要してしまい、申し訳ないです。
            ベルメゾンの「タモ材~」85cm、お知らせいただきありがとうございました。
            85cmでも問題はなさそうだなと部屋をシミュレーションして考えていたのですが、はて、、と答えが見えなくなっておりました。
            子供部屋の間取りを見ていただき、レイアウトをご相談させていただけますでしょうか。

            現状、2段ベット(1890×1000)のベッドを窓際(黄土色で囲んだ部分)に設置しています。
            左側の壁(ベッドとクローゼットの間)にひとつ目のデスク、右側の壁(出入り口側、扉に少しかかる感じ)に二つ目のデスクと背中合わせでの配置を考えていました。
            これだとスペースをやや無駄使いしてしまうように感じてきています。

            他、本棚などを置く可能性もあるため、幅狭めのデスクを探していましたが、たとえば、ベッドを窓際ではなく、右側の壁(出入り口側)に縦に置き、左側の壁にデスクを並べる形などもありなのかなと、など、考え始めております。
            (クローゼット横の別室への扉は開けないので壁として考えています)

            ぜひ、客観的なアドバイスをいただけるとありがたいです。
            どうぞよろしくお願いいたします。

        • アルパカさま

          図面ありがとうございます。

          今のところ、二段ベッドと2台のデスクは下の添付図Aのレイアウトで置かれる予定ということですね。

          ここで一旦、情報を整理しておきたいと思います。
          図の上側が北、南側がベランダ、窓は腰窓、東側はリビングダイニングで間違いないでしょうか。
          各壁面等の寸法が分からないため、こちらで作成した図面は実際にはもう少し東西に長く、南北に短いかもしれません。
          以下、これらを前提として話を進めます。

          まず家具レイアウトを決める際は、もっとも大きな家具から決めるのがセオリーです。
          今回の場合は二段ベッドということになります。

          現状、二段ベッドは高さ2020mmの下り天井の下に設置されているということですが、上段に就寝されるお子様は滑り込むようにして寝床に入らなければならないのではないでしょうか。
          また、窓に接しているため、冬場は寒く感じられたり、少なからず結露やカビの心配もあるかもしれません。
          せっかくカーテンボックスまで設えているのに、カーテンがほとんど目に入らず、開け閉めもしにくいのではないかと思います。

          東側壁面に沿うかたちで二段ベッドを移動させることも検討されているようですが、その場合、エアコンの風が直撃する、もしくは送風口を布団で塞いでしまう可能性も考えられます。

          以上を踏まえますと、二段ベッドの置き場所は図Bのように西壁面に沿って配置したほうが良さそうに思えます。
          ただし、この位置も天井照明を妨げてしまうので、最善とは限りません。

          仮に西側壁面に二段ベッドを配置した場合、デスクの置き場所は図Bもしくは図Cのようなパターンが考えられます。

          図Bのレイアウトの場合、北側にまとまった回遊スペースがあるので、お子さんが遊ぶのには好都合だと思います。
          一方で、デスク周りで手近に収納スペースがないため、のちのち学用品が増えたときに困る可能性があります。

          図Cのレイアウトの場合、お子さんそれぞれの背中側に書棚等を置くことができます。
          また、2台のデスクの距離が離れるので、各々が勉強に集中しやすいと思います。
          一方で、仲よく遊ぶ回遊スペースは皆無です。
          二段ベッドで遊ぶような感じになるでしょうか。
          もしくは、遊ぶのはリビングで…という風に割り切ったほうが良いかもしれません。

          以上、限られた情報の中で私が勝手にイメージを膨らませてしまったところがあるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。

          • アルパカ より:

            収納マン様
            こんなにも素早く、ご返信いただき、非常に感謝しております。
            ありがとうございます。
            私共の想像もしなかったレイアウト案をいただき、感激しています。

            一方、情報が曖昧で申し訳ございません。
            不足している情報をお伝えさせてください。
            方角についてですが、リビングダイニング側が北、図面上が西、ベランダが東(窓は腰窓)です。

            2段ベッドの位置ですが、ご指摘の通り、カーテンの閉めにくさや、外気の冷え、結露が気になっていました。

            ベッド自体は138cmと低めのもの(ベッド自体のハシゴはベッドにピッタリと付いているタイプ)で、小1なので今のところ寝にくい様子はないのですが、(とはいえ、まだ一人で寝られないのですが)、成長に伴って問題になってくる点だなと気付かされました。

            正確な数値ですが、南側のクロゼット側の壁は全長 3450mm、北側の壁は張り出した柱部分から1950mm+600 mmほどの開き扉収納部+開口部分は1300mmという構成です。
            クローゼット横は600mmの奥行き、隣室との扉部分は1200mmです。
            横幅は、張り出した柱部分を除いた場所は2200mmです。
            (柱部分は、北から250mm ベランダ東側から360mm、張り出しています)

            エアコン位置、照明位置まで加味していていただき、さすがですね。
            (私共ですと、動かしてみて、初めて、あれっ?っと気づくことになりそうでした。。)

            レイアウトB案、C案、どちらも良さがありますね。
            今は姉妹ケンカが多いので、Cにした方がいいかなとか、Bの方がお互い集中できるかな、とか、その時々の状況に合わせてレイアウトを変えていくとよいなと思い、どちらのレイアウトでも合わせられる机を購入していくのが良いのかなと思いました。

            BとCのレイアウトに合うものと考えると、幅というより、奥行きを
            意識してデスク選びをした方がよいのでしょうか?

            どうぞよろしくお願いいたします。

        • アルパカさま

          お部屋の各部寸法等、詳細に教えてくださいましてありがとうございます。

          いくつか読み間違いがありましたね。
          大変失礼しました(+_+)

          特に想定していたよりも実際は東西に少し短かったようで、下の図C’の通り二段ベッドとクローゼットの間に書棚を置くというのは無理なようです。
          図C’のレイアウトの場合、クローゼット側のデスクの横に書棚を置くとしたら、図のようにデスク側面に書棚を置くか、デスク横に並列で幅40~45cm程度の書棚を置くかたちになりそうです。
          もちろん、何をどれくらい置くか定まらないうちに最初から書棚を用意する必要はありません。

          いずれのレイアウトでも、デスクの幅は80~85cm程度、奥行は図C’でクローゼットに合わせるなら60cm、そこは無視してでも収納量を確保するなら組み替え式デスクの75~80cm程度といったところでしょうか。
          クローゼットの扉の開閉スペースを考慮すると、図B’でもデスクの大きさは同様となります。

          以上を考慮すると、少なくともこの2つのレイアウトで言えば、ベルメゾンの「タモ材の収納にこだわったラック付き学習机(幅80)」は非常に有力な選択肢になると思います。
          全体の幅は85cm、奥行は71cm、状況に応じてデスクと書棚を分割することも可能です。

          既にお子様方でケンカになることがあることを踏まえると、できるだけお二人の距離を取ることができる図C’のレイアウトのほうが妥当かなと思いますが、それはそれで、窓側が取り合いになったり、「じゃあ、クローゼットは私が使うね!」などとケンカの種になるやもしれません^^;
          悩ましいところですねー。

        • アルパカさま

          ちなみに、ベッドが下り天井に差し掛かっても問題なければ、下図DまたはEのようなレイアウトも可能だと思います。

          図Dの場合は、シーツを交換したり布団を干すときに作業がしにくいのが難点。
          また、きょうだい喧嘩が勃発しやすいレイアウトと言えます。
          一方で、回遊スペース(遊び場)が増えるのはメリットかもしれません。

          その点、図Eは上記のようなデメリットはありません。
          お二人がどちらの場所を取るかでケンカになる心配も少ないでしょう。
          また、パイプシャフトからエアコン下にかけてまとまった収納スペースが取れるので、今後、洋服が増えたときなども対処しやすいと思います。
          ただし、デスクから距離が離れることはデメリットになる可能性はあります。

          • アルパカ より:

            収納マン様

            読み間違いだなんて、全く問題ないです。
            むしろ、こちらからの情報不足な状態で、熟考してくださったこと、大変ありがたいです。

            実際の寸法でのシミュレーション、ありがとうございます。
            図面も起こしてくださってお手数をおかけいたします。おかげさまで非常によく理解できました。

            図B’ 図C’のパターン、いずれもしっくりきたので、この方向性でベルメゾンのデスクを購入したいと思います。
            書棚を分割できるので多様なレイアウトが魅力的ですね。

            また、図D、Eでいただいたレイアウトもとても気になります。
            図Eは想像していなかったレイアウトなので、非常に興味深いです。

            メリット・デメリットを踏まえ、複数のレイアウトの可能性をご提示いただいたことで、状況に合わせて模様替えの幅が広がり、楽しみになりました。
            私共の凝り固まった視野では、これだけのレイアウトのバリエーションは出てこなかったと思います。

            当初考えていたキシルのデスクから、お言葉に甘えて、間取りのご相談までしてしまい、大変恐縮です。
            無料で良いのかな、と心配になるくらい、丁寧で質の高いご回答に感謝です。
            ありがとうございました。

          • アルパカさま

            > 書棚を分割できるので多様なレイアウトが魅力的ですね。

            今回のようにレイアウトが難しい局面では安心感があると思います。

            > 図Eは想像していなかったレイアウトなので、非常に興味深いです。

            私もこれはかなりアリだなと思っています。
            東側に足を向けて寝れば下り天井もさほど気にならないと思いますし、カーテンの開け閉め、結露、冬場の寒さや夏場の暑さも問題ないかもしれません。

            また悩むようなことがあればいつでもお気軽にご相談ください^^

  4. はらぺこ より:

    初めてコメントさせていただきます。
    リビング横の部屋に置く学習机を探していて、このブログにたどり着きました。
    まさに知りたかったことがたくさん書いてあり、とてもありがたいのですが、コメントすると質問にも答えていただけるとのこと・・・!お時間許すときで大丈夫ですので、ご相談させていただいたく、コメントさせていただきます。

    140㎝幅 奥行はできれば40-50くらいの机とセットのワゴンを探しています。
    ワゴンは机下に基本しまいつつ、昇降できる天板で、ワゴンを出してL字型机のようにも使えるものだといいなと思っています。
    できればここに椅子を2つおき、一人でも二人でも使えるようにしたいです。

    このような机とワゴンご存じでしたら、ぜひご紹介いただきたく、お願いします。
    また、そもそも使い方として使いにくいのでは、椅子とワゴンが机に収まりきらないのでは、などあれば、ぜひそれも教えてください。

    よろしくお願いします!

    • はらぺこさま

      はじめまして^^

      幅140cmで奥行40~50cm程度のデスクと、それにセットするリフティング式(天板昇降式)のワゴンをお探しですね。

      学習机で幅140cmというサイズは少なく、またリフティングワゴンも選択肢が少なくなってきています。
      なので、デザインや質感が揃うものとなると、堀田木工所と浜本工芸の2社に絞られるのではないかと思います。

      【堀田木工所】
      ディアス
      マハロ

      いずれも「2024・3000共通昇降袖」などを組み合わせるかたちとなります。

      ディアスは幅奥行高さをサイズオーダー可能で、天板は強化プリント紙となっています。

      マハロは幅サイズオーダー可能で、奥行は40cmと60cmの2サイズ。
      天板はアルダー無垢のセラウッド塗装仕上げです。

      ワゴンの奥行を考えると、ディアスを奥行48cm以上でオーダーするか、マハロなら奥行60cmタイプを選ぶのが妥当かと思います。

      【浜本工芸】
      No.2000デスクユニット

      No.2000デスクユニットは奥行54cmまたは65cmとなりますが、デスクとワゴンの天板の奥行を揃えることができます。
      天板はナラ突板のUVウレタン塗装で3色から選ぶことが可能です。

      いずれも国産ですので価格は結構高いです。
      リフティングワゴンという条件を外しても、そもそも幅140cmで奥行40~45cmというデスクが少ないのが難しいところです。

      そこで、ちょっと別のことを考えてみました。
      今回に限らず、きょうだいもしくは親子で座れる幅のデスクは大きすぎて置ける場所が限られるため、基本的には2台に分けることを提案しています。
      しかし、140cmを2台に分けると70cmになり、選択肢は皆無です。
      一方で、幅100cmのデスクと幅40cm程度のワゴンなら選択肢はたくさんあります(=並べれば幅140cm前後)。

      たとえば島忠ホームズで扱われているコイズミファニテックの「ビーノ50」105デスクスリムワゴンをセットすることで幅約138cmになります。
      2人で座った場合、足元のスペースは一人あたり幅50cmに満たないですが、子供ならギリギリOKというか、そもそも一般的な幅100cmのデスクの下にワゴンを収めた状態と変わらない広さとも言えます。

      もうひとつ、仮に幅140cmのデスクの中央にスリムワゴンを置いた状態をイメージしてみると、足元のスペースは一人あたり50cm程度であることが分かります。
      前述のイメージで狭いと感じられたかもしれませんが、当初のイメージ通りでも同様に狭いことにお気付きいただけるかと思います。

      であれば最初からワゴンはやめてしまって、引出し付きの幅140cmのデスクにしたほうが良いかもしれません。
      そう考えると、イトーキの「リーモリビング」はすごく好条件なんですよね。
      幅140cm、奥行45cmで、引出し3杯付き。
      天板はアルダー無垢のウレタン塗装、中国製。
      それが今なら2万円程度で買えるというのは超お得だと思いますよ。

      もっとも、当初のイメージとは異なりますし、お部屋のインテリアのテイストに合わないかもしれません。
      一度ご検討いただければと思います。

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収納マン
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