奥行55cmのデスクでもOK?天板拡張式や組み替え式デスクという選択肢も

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最近、特に多いと感じるご質問は「奥行55cmのデスクでも大丈夫でしょうか?」というものです。奥行60cmのデスクを基準に考えると、「狭いのではないか?」と不安視されているのでしょう。

このようなご質問が増えたのは2014年度にKEYUCAから発売された「アロン」以降ですね。オカムラの「ピエルナ・コンパクト」、「ソラノ2」、「ソラノ・プリティア」(いずれも廃番)も奥行が55cmでしたが、それらが奥行のことで話題に上がることはありませんでした。

今となっては意外に思われるかもしれませんが、当時はオカムラの天板昇降式デスクを除いては学習机で奥行55cmというのは皆無でした。奥行45cmや50cmというのはそれまでにもありましたけど、奥行55cmなんて中途半端なものはなかったのです。

※この記事は2017年9月23日時点の情報に基づいています(2024年4月25日一部更新)

 

2016年度のスタディアップデスク登場が転換期

「奥行55cmのデスクでも大丈夫でしょうか?」というご質問がさらに増えるようになったのは2016年度にコイズミファニテックが発売したスタディアップデスク以降です。2016年度には同じくコイズミファニテックから「リファルド」(廃番)も登場しました。

さらに2017年度にはイトーキから「ユニアス」(廃番)が登場、2018年度はコイズミファニテックから「ルトラ」のほか、「レイクウッド」と「オルレア」それぞれに奥行55cmのデスクが発売されて、奥行55cmのデスクはメジャーとまでは言えないものの一定の市民権を得たと言えます(レイクウッドとオルレアの奥行55cmデスク単品は販売終了)。

 

奥行55cmは「ちょうどいい」?

先ほども申し上げました通り、奥行55cmというのは実に中途半端なのです。本格的に学習する頃を想定すれば奥行は60cm以上が理想的ですし、リビングダイニングに置いた場合の収まりを重視するなら奥行は45~50cm程度が理想と言えます。

しかし、分かっちゃあいるけど何とかして両方叶えたいというのが人の常。頑張ればギリギリA4版のレポート用紙とA5版の本(もしくはB4版プリントとB5判ノートなど)を前後に並べることができ、なおかつリビングダイニングの箱物家具と並べても出っ張りが10cm程度となる55cmという奥行が「ちょうどいい」と支持されたのではないかと思います。

「ちょうどいい」と言えばホンダのフリードです。あれもステップワゴンやセレナに比べると窮屈ですし、フィットやヴィッツに比べたら車高が高い中途半端な乗り物ですが売れましたよね。奥行55cmのデスクはまさにフリードのような支持要因があったのではないでしょうか。

 

天板奥行拡張デスクではダメ?

ヒカリサンデスクの「Mコンパクト2」や浜本工芸の「No.32デスク」のように、天板奥行を拡張できる機能を持ったデスクもあります。選択肢は限られていますが、これらならリビングダイニングに置いた場合は奥行をコンパクトに使うことができ、子供部屋に移動してからは奥行をゆったりと使うことができます。

ただ、これだと天板に継ぎ目ができてしまうんですね。そこがまったく気にならない人もいれば、すごく気になると言う人もいます。また、そもそもそういうギミック自体が好ましくないという方も相当数いると思います。

 

組み替え式デスクではダメ?

コイズミファニテックの「レイクウッド・ステップアップデスク」などの組み替え式デスクなら、デスク天板の奥行を実質的に3段階に変えることができます。レイクウッドの場合、奥行は53.5→61.5→76.4cmとなりますから、最小時は奥行55cmよりも僅かながらコンパクトでリビングダイニングに収まりやすく、最大時は奥まで手が届かないほどの奥行です。

しかしこれも天板に継ぎ目ができますし、ギミックが豊富で合体ロボ感が満載です。「コレジャナイ」と言う人がいるのも分かるような気がします。

 

「広さ調節タイプ」という選択肢も

マイナーな存在ですが、コイズミファニテックの「ファリス」のように上棚を付け替えることで天板の奥行を拡張できるものもあります。ファリスの場合はデスク天板の奥行が48cmで、上写真のように上棚を繋げることで全体の奥行を60cmにすることができます。

これも天板に継ぎ目が出てしまうのですが、ブックエンドのエリアとの分け目なので、気にならないという人もいるのではないかと思います。ただし、現在はファリス以外に該当する商品は見当たりません。

 

機能性を犠牲にしても見た目が大事

こうして見てみると、「奥行55cmで本当に大丈夫?」と思っていても、奥行を拡張できる選択肢はいくつか用意されていることが分かります。ただ、いずれも天板の継ぎ目や複雑なギミックがあるという見た目の問題があるわけです。気にならない人には問題ないものの、気になる人には大きな問題なのです。

私もインテリアコーディネーターの端くれですから、その気持ちはよーく分かります。機能性は多少犠牲にしてもやっぱり見た目が大事という感じですね。

実は奥行55cmというのはメーカーにとっても都合が良いのです。たとえばニトリの「メルシー」。くみあわせですくもスタンダードデスクもすべてデスク単体の奥行は55cmで統一されています。ワゴンの奥行も共通化することができるので、生産効率が良いのですね。

奥行45~50cmのデスクだとワゴンはそれよりも奥行が浅くなり、引出しの容量がかなり少なくなるだけでなく不安定です。一方で奥行60cm以上のデスクだからと言って、そんなに大きなワゴンを用意することもほとんどありません。奥行55cmのデスクはちょうど頃合いの大きさのワゴンにセットするのに最適なサイズと言えるのです。

 

奥行55cmのデスクはアリ

そんなわけで、私は奥行55cmのデスクはアリだと思っています。やっぱり見た目は大事ですからね。これは理屈じゃありません。

また、デスクの奥を壁から5~10cm離せば、奥に教科書類が少しハミ出すかたちでA4サイズを前後に並べることだってできないこともありません。もちろん、デスクの奥にモノを落とすリスクは生じますが(苦笑)

なにより、子供は環境に適応しますから。幅にしろ奥行にしろ、狭ければ狭いなりに工夫すると思います。

 

基本的に私は学習机はベストである必要はないと思っています。逆に、ベストを目指すと恐ろしく価格が高くなったり、結果的に無駄になる機能が付いたり、家の中でバランスを欠くような大きさになってしまうリスクがあると思います。

あまり難しく考えすぎず、学習机は家族みんながハッピーになれるようなベターな選択をすれば良いんじゃないでしょうか。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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学習机の選び方
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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. いち より:

    年長の娘に、コイズミのスタディアップデスク、コルフィを購入する予定です。
    浅引き出しがないのに気付き、迷いが出てきました。どうでしょうか?
    また、ナフコオリジナルで天板がMDFなので、耐久性、お手入れ、耐水性は、いかがでしょうか? ラバーウッドに見た目が劣るのは、構わないです。 また2017年の在庫で安売りでした。
    教えていただけると助かります。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      いちさま

      はじめまして^^

      ナフコオリジナルで天板MDFののコイズミファニテック・コルフィというのは、「NODL-330WWL」という品番のもののことでしょうか?
      もしそうでしたら、こちらの記事にあるものだと思います。

      【関連】消費者は何も知らないと思ってらして?ナフコの2017学習机は廉価版が勢揃い

      記事ではカタログ掲載品のコルフィと比べた場合にネガティブな評価となっておりますが、価格次第ではお買い得かもしれません。
      ラバーウッドと比べて、耐久性、お手入れ、耐水性の面で劣るということもありません。
      異なるのは実際に触り比べたときの質感だけです。

      ナフコオリジナルに限らずスタディアップデスクにはデスク天板下に浅い引出しがありませんが、ベーシックなデスクと比べて異なるのは四つ切りの画用紙が入らないということくらいです。
      実際のところ、ペンなどの文房具というのはそんなにたくさん収める必要はありませんから、浅い引出しは1~2杯もあれば十分です。
      四つ切り画用紙を収めるニーズというのも私が今までに拝見したお宅では一度も見たことがありません。
      ですのでその点は安心していただければと思います^^

  2. いち より:

    浅引き出し、MDF天板について、早々のお返事ありがとうございます。

    記事にされた机と、同じです。
    ちなみに6万3千円弱です。
    記事には気付きませんでした。出来ない形も、はっきり分かったので助かりました。

    宮崎ながの県在住で、別記事にも驚きました。オンラインストアがあるとは!
    ナフコオリジナルは、在庫を展示された状態の物、宮崎ながのの2018年の価格と比較すると、迷いが出てきました。

    娘が元々、キラキラハートピンク希望から、高校生でも無理の無いピンクの面積が少ないナチュラル系希望になり、あと、五センチ奥行きが欲しい所ですが、ほっとしたのが正直な所です。

    とりあえず二階子ども部屋に置いて、娘が親にいて欲しがったら、机だけ1階ダイニングに移動と考えています。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      いちさま

      いちさんは宮崎県にお住まいですか!
      私は宮崎県には足を向けて寝られないんですよね~。
      学生時代にヒッチハイクで大分県の山の中から佐多岬を目指したときに、車に乗せてくれただけでなく泊めてくださった方がいて。
      宮崎ながのもあるし、本当に良いところですよねー^^

      私は宮崎ながのの店舗に入ったことはありませんけど、楽天市場、Yahoo!ショッピング、アマゾンなどに出店するなど、家具業界ではネット先進企業です。
      私自身もデスクライトやデスクマットを楽天市場店で購入しましたが、良いお店だと思います^^
      もちろん、九州でナフコが高い支持を得ていることは承知していますから、それと比べてどうこうという意味ではありませんよ^^;

      それはさておき、コルフィのナフコオリジナルをご検討されていたのはそういう経緯だったのですね。
      確かに、アイルインテリアエクセルのコルフィの価格と比べると、微妙なところもあるかもしれません。

      もしお近くでしたら、一度、宮崎ながのにも足を運んでみてください。
      コルフィの展示があるかどうか、ネットの価格と同じかどうかは、ちょっと分かりませんが。

      奥行がネックであれば、ピンクではないですけどイトーキのカモミール・セレクトタイプの奥行60cmデスク書棚(GCS-T06-92)という組み合わせも良いと思います。
      それを言い出したら、案外、「組み替え式デスクのほうがコスパが良いんじゃない?」という話になるかもしれませんけど、じっくりご検討いただければと思います^^

      • いち より:

        ありがとうございます。
        奥行きが気になり、じっくり検討することになりました。

        家の夫のカジュアルデスクや、私の学習机で奥行き検討、
        ナフコでイトーキジョイカラー2017物ナフコ版と比較した結果、置き場があるから、奥行き60センチ以上を購入することになりました。
        2018物になるので、コイズミさんと、イトーキさんのカタログを請求して、こちらの記事で勉強いたします。

        宮崎ながのは、行こうと思えば行けますが、とりあえず別の家具屋さんへ行ったら、大商産業さんの机がほとんどで、面白かったです。

        • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

          いちさま

          ナフコオリジナルのコルフィから一転、奥行60cm以上のデスクで再検討となりましたか。
          スペース的に問題なければ、長い目で見るとそのほうが良いでしょう^^

          家具屋さんに行ったら大商産業のデスクばかりだったというのは面白いですね。
          普通、大商産業なんて知りませんから^^;

          でも大商産業の学習机は決して安かろう悪かろうではありませんから、ピンクのデスクを探すと案外、選択肢に入るもしれないですね。
          じっくりとご検討いただければと思います^^

  3. 迷える子豚 より:

    収納マンさま初めまして。
    来年小学生になる子供のために昨年から情報収集を始め、
    このサイトにもお世話になっています。

    最初に浜本工芸さんのデスクに一目惚れし(NO.70デスク?)
    色々検討したのち、ほぼビーノに決まりかけていた頃に
    「たなとつくえ」の発売…ギリギリ海を渡らない最南端在住の私には、
    現物を見る機会はないと思われましたが、福岡に行く機会があり、
    現物を見ることができました!とても素晴らしい机だったのですが、
    2歳下の妹の分も同時に購入予定ということと、
    しばらく転勤族&賃貸暮らしの我が家には贅沢かなと断念しました。
    (我が家の場合スポンサーも見込めないので…)

    そこで再びビーノのセレクトタイプ?(幅が105cmのもの)に落ち着きそうですが、今年からレイクウッドのデスク単品が発売されたのを知り、
    再び迷っています。
    なのでぜひ収納マン様の意見を聞きたく投稿した次第です。

    机の広さからするとビーノですが、
    足の形はレイクウッドのほうが好みです。
    ただレイクウッドは奥行きが浅いため、ワゴンも奥行きが浅くなっており、
    使い勝手はどうなのか?というのが最大の悩みどころです。
    家具店も少ない地方なので、かろうじてビーノの現物は見れますが、
    レイクウッドのデスク単品&ワゴンがなく比較できず残念です。

    足の形はビーノのほうが丈夫なのでしょうか?
    先に述べた通り転勤族で引越を伴うため丈夫に越したことはないのですが…
    お忙しいと思いますが、返答いただけると助かります。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      迷える子豚さま

      はじめまして^^

      最南端在住ということは鹿児島ですか!
      私にとって鹿児島は学生時代に二度もヒッチハイクをしたところであり、とても良い思い出に残っている場所です。
      そこから福岡県までたなとつくえを見に行ってくださったというのは、本当にうれしい限りです^^

      でも、転勤が多いと引越し先で学習机の置き場所を確保できるかどうか分からないですし、引越しの際も気を遣いますから、なかなか難しいところが多いでしょうね。

      ビーノの105cm幅にするか、レイクウッドのデスク単品にするか、というのは難しいところですねー^^;
      おっしゃる通り、サイズのほか、デザイン、材質、椅子などが決め手になってくると思います。

      まずサイズについては、長い目で見るとビーノの105cm幅のほうが天板の幅も奥行も広くて学習に適していると言えます。
      また、ワゴンも奥行が深いのでたぶんA3用紙も入りますし、収納量も多いです。

      一方でレイクウッドのデスク単品のほうはそれに比べて幅も奥行もコンパクトなわけですが、転勤先でも置く場所に制限が少ないのがメリットと言えるでしょう。
      「部屋があと5cm広ければ~」などと思う心配は少ないということですね。

      脚の形状については、ビーノとレイクウッドを比べる限り、どちらが丈夫とか脆いとかいうことはありません。
      ただ一般的には、ハイヒールのような脚形状のレイクウッドのほうがスタイリッシュに見えるのは間違いないでしょうね。

      材質については、一昔前なら大いに悩む余地があっただろうと思いますが、最近はそこにこだわる人は少ないですね。
      ビーノは天板がナラ突板、引出し前板はナラ無垢で、高級感がありますし、硬くてキズがつきにくいです。
      一方のビーノはアルダー無垢ということで、木のやさしい風合いが楽しめます。

      ビーノとレイクウッドの木製椅子については基本機能は同じですが、背もたれと座面のバランスが若干異なるため、座り心地に好みの違いが出るかもしれません。
      また、板座が選べるのはレイクウッドのみ、座面の色もそれぞれで異なります。
      机そのもので悩んだら、思い切って椅子次第で決めてしまうというのもひとつの方法かと思います。

      どちらを選んでも価格的にほとんど同じですし、どちらかに決めるのは本当に難しいと思います。
      兄妹(姉妹?)で好みが違うということもあるかもしれません。
      どちらを選んでも間違いないモノですので、最終的にはお子さんに選んでもらうというのもよろしいのではないでしょうか^^

  4. 迷える子豚 より:

    先日はアドバイスありがとうございました。
    ここは思い切って娘に選んでもらおうと店舗へ行ったところ、
    まさかのデコプリを気に入り「ピンクがいい」の一点張り。
    リビング横の洋間に置く予定&個室を与える予定がないので、
    デコプリだけは避けたい(常に視界にあるのが辛い)私のワガママで、
    デスクライト(デコプリに使われているピンク)・マット・チェアをピンクにすることで、ビーノに決めることができました!
    (チェアにピンクがないレイクウッドは見向きもされず)
    が、これまで全く興味を示さなかった夫が、
    「ワゴンはいらない」「90cmで十分」と言いだし、
    結局90cm幅のデスク2台となぜか夫が気にいったSラックを1台購入することに…。色もNS希望の私に対して娘はWT。そこはランドセルも赤ではなく茶色を選んだ娘が希望したWTにしました。
    ちなみに妹はデスクマットが選べて嬉しかったようでデスク本体の好みは訴えませんでした。(そもそも選択肢があることに気づいてない?)
    ワゴンがないのが気になりますが、必要になればワゴンを足すなりしてコーディネートシリーズの長所を最大限利用しようと思います。
    その際はまた相談させていただくかもしれません。
    今日の記事のケユカのデスクも現物が見れたら、
    また違ったのにと思います。(地方は本当に選択の余地がないです)

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      迷える子豚さま

      それはまた急展開でしたね^^;
      コントロールが効きにくい子供の意向はともかく、ご主人の唐突な意見に振り回されながらも、なんとかビーノという最初の選択肢を死守された迷える子豚さんの采配はお見事だったと思います!

      結果良ければすべて良しかなと思いますが、これからまたお引越しがあるかもしれないことを考えると、90cm幅のデスクとSラックなら、レイアウトがしやすくて良いでしょうね。
      また、ロングセラーモデルのビーノでしたら、リフティングワゴンを買い足すことで収納を補ったり天板を拡張することも期待できます。

      デコプリほどピンク全開ではないものの、お嬢さま方もご希望が叶って喜んでいるのではないでしょうか^^

      またのご質問やご報告をお待ちしております♪

  5. えりこ より:

    初めまして。学習机を検討しはじめてから、こちらのブログをよく拝見させていただいております。ケユカとアクタスに見に行きました。リビングに置く予定なので、奥行55センチ以下でシンプルなものがいいということになり、アロン、サークルで悩んでいます。また、こちらのブログに画像が掲載されていたコイズミのアルフも素敵で気になりだしました。アロンはいいかなという感じですが、他も見てからとまだ購入にはもう一歩と言うところです。サークルは、引き出しがひとつなのが気になっています。アルフは現物を見ていないのですが、色々変形できるところが使い勝手が良さそうだと思いました。気になるところは、引き出しがないことです。
    ミニマもネットで拝見させていただきましたが、金額的に我が家にはちょっと手が届かない感じで、、机はもちろん、横につける棚も素敵ですね!我が家も荷物が増えていくことを考えて、机の横にミニマのような棚を置きたいと考えていますが、ケユカとアクタスは背の高い棚がなく、別で買うか、、と思っています。コイズミのものだとあったので、ケユカで机を買って、棚をコイズミで買うか?アルフだと棚も変形で作れるのでお得?など悩んでいます。ちなみに、将来的にはリビングに兄弟の机を二つ並べようと思っています。

    お時間あるときに、アロン、サークル、アルフの中でおすすめの机や、素材のこと、引き出しのありなしについてのご意見など教えていただけないでしょうか。もしくは他におすすめがあれば、、

    悩みすぎて分からなくなってしまい、書き込ませていただきました。恐れ入りますがお時間あるときに、返信いただけたら幸いです。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      えりこさま

      はじめまして^^

      ケユカのアロン、アクタスのサークル、コイズミファニテックのアルフなど、奥行55cmのデスクをお探しですね。

      結論を急ぐわけではありませんが、背の高いシェルフをセットすることを考えると、この中ならアロンが良いかもしれません。
      学習家具で背の高いシェルフというのは少ないので、コイズミファニテックのビーノのシェルフならアロンにセットして違和感が少ないからです。
      リビングにご兄弟で机を並べることを考えると、よほどスペースに余裕がない限り、背の高いシェルフを組み合わせたほうがレイアウトがしやすいでしょう。

      もちろん、机を決めてから、それに合うシェルフを探すという方法もありますけど、木目や塗装が微妙に違うと、逆に違いが気になったりする場合もありますからね。
      ビーノとアロンなら、比較的違和感が少ないのではないかと思います。
      ちなみに島忠ホームズにはビーノの奥行50cmモデルというのが2018年度はありましたが、さて2019年度はどうでしょうか。

      あと、アクタスのサークルならフォピッシュのブックシェルフを組み合わせても違和感はないと思います。
      色合いはひょっとしたらフォピッシュのほうが濃いかもしれませんが、材質は同じオークで質感は似ています。
      ただ、おっしゃる通り、引出しが少なかったり、価格も決して安くないことを考えると、ちょっと難しい感じもしますよねー^^;

      アルフもハイシェルフにすれば高さ143cmありますから、ビーノのシェルフとそれほど変わりません。
      レイアウトの自由度が高いので、ご兄弟でリビングに並べて置きやすいと言えるででょう。

      素材についてはいずれもウレタン塗装でキズ付きにくいので、それほどシビアに考える必要はありません。
      基本的には木目や色合い、触った感触などで選んでもらえば良いでしょう。

      引出しについては、リビングに置くならなおさらできるだけ数が多いほうが良いと個人的には思います。
      本を並べるのは難しくありませんが、小物は大人でも収納するのが難しく、その点、引出しなら放り込んでしまうだけで片づくからです。
      その点だけで言えば、サークルは避けたほうが無難でしょう。

      あとは、悩ましいのは椅子ですかね。
      サイズ的にピッタリなビスクチェアなら、カーペットを敷くのが望ましいです。
      一方、アロンとサークルのチェアなら、フローリングではフェルトを脚裏に貼ればOKです。

      以上、ご参考になれば幸いです^^

      • えりこ より:

        さっそくご返信いただきありがとうございました❗コイズミの机もやはり現物が見たいと思い、本日島忠さんに行ってきました!アルフは木の感じが想像していたものと異なったのでなしになりました。その代わりに、ビーノのスタディアップデスクが気に入りました。背の高いシェルフ、奥行き55センチのシンプルな机で、しかも色々変形できる(サークルのように親の足を入れて勉強を教えられるスタイルも可能ということで、サークルの魅力も備えている✨)というところに魅力を感じました。しかしながら、もう明るい色のものは完売、、結局ビーノにする場合は秋まで待つことになります。
        ちなみに奥行き50センチモデル展示してありました!座った感じ、50はちょっと狭いかな、、と思い、55センチあたりがいいかなと思いました。ただ、収納マンさんのブログを拝見すると60センチはあったほうが、、とおっしゃっているので、そこも少し悩ましいです。そうするとニノスか、、また他にも候補が出てくるのか、、(^_^;)

        収納マンさんはスタディアップデスクそんなにおすすめではないのかな?という印象を受けているのですがいかがでしょうか。アドバイスいただけると嬉しいです。

        また、他には浜本工芸さんの机が非常に魅力的でした!一目惚れで、、しかし、奥行きが60以上と広めなので、条件に合いませんでした、、奥行き55のものがあれば候補に入ったのですが(>_<)木の感じや、丸みおびたフォームが優しく素敵でした。

        現在候補は、収納マンさんのアドバイスから、ケユカのアロン+コイズミの棚、今日見に行ったイズミビーノのスタディアップデスク
        奥行き60センチのものも少し気になっている

        という感じです!

        • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

          えりこさま

          早速ご覧になったのですね!
          そこで、アルフよりもビーノのスタディアップデスクを気に入られたということですね。

          おっしゃる通り、奥行50cmとなると、やぱり相当狭く感じます。
          一方で、奥行60cm以上のものと比べると、長い目で見た場合に不安を感じるというのもその通りです。

          ただ、そこはやはり何を重視するか次第です。
          リビングに置くなら見た目は気になるでしょうから、そこは割り切って考えることも必要でしょう。

          スタディアップデスクはあまりオススメではないというより、個人的にはまだあまり分からないところがあるというのが正直なところです^^;
          いくら10パターンにレイアウト変更できると言っても、実際には1~2パターンしか使いません。
          そうすると残り8パターンは無駄になってしまいます。

          また、学習机はより家具らしいデザインでシンプルな構造のものが好まれる傾向にあります。
          その点、スタディアップデスクはちょっとその流れに逆らっているような感じもします。

          それでも、オールインワンでこのくらいの価格というのはやはり魅力的です。
          レイアウトがピタリとハマれば、使い勝手も良いと思います。

          浜本工芸には確かに奥行55cmのデスクはありませんねー。
          アロン、ビーノ、サークルをご検討されているあたり、えりこさんはオークやナラの質感がお好みだと思いますが、やっぱり浜本工芸のオークやナラは最上級です。

          ビーノのスタディアップデスクは秋まで入荷しないとして、ケユカは7月いっぱいまでキャンペーン、アクタスはたぶん8月頃がキャンペーンです。
          ジックリ選ぶ時間があるようでなさそうな雰囲気ですが、オークやナラのデスクなら選択肢は少なくないので、またいろいろご検討いただければと思います^^

  6. ベル より:

    収納マンさま

    はじめまして。
    4月から小学生になる次女の学習机で、飛騨産業コブリナを検討中で、ご意見を伺いたくコメントしました。
    机選びは、1,原料からの品質の良さ、2,学習机としての使いやすさ、3,大人になっても使えるデザイン性を重要ポイントにしています。
    上の子の時も同様に選びましたが、数年経ち、3に関しては、(彼女の机は高さ調整付で機能的ですが、デザインが堅牢ですので)将来ワンルームに住む場合は微妙になるかも、と思い始めました。(それでも使うつもりで本人も親も思っていますが(笑))
    そして、今回、3ももう少し重視して、追加で4,学習机の他の用途への転用しやすさも選択ポイントに入れ検討しています。
    コブリナは、品質に定評のある飛騨産業で、丸っこいデザインがなんとなくいいかな、と思っています。
    コブリナの椅子は話題性があるようなのですが、机に関してはこちらのサイトでもあまり具体的な話題に上らない(見逃していたらすみません)ように思い、どうなのかなーと思っています。特に2に関連して収納マンさんのご意見(メリット、デメリット、対処法)を伺いたいと思っています。

    サイズは奥行55、幅105を検討中です。(4隅を大きくおとして丸みをつけたデザインのせいか、95センチ幅はかなりコブリに感じています。)
    60×100の標準サイズに比べ、横長な印象です。
    高学年の上の子は標準サイズの机で、教科書類は現在机にそのまま並べていますが、教科書やら何やらで横幅いっぱいになり、作業スペースが手前の40センチほどだけなので、ミドルタイプの上置き棚を買い足そうかという状況です。
    そういう状況を見ると、55センチ奥行き、後々上置き棚の選択が選びにくくなりそうで、悩ましいです。
    よろしくお願いします。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      ベルさま

      はじめまして^^

      飛騨産業のコブリナは良いですよねー。
      コブリナは2015年度の登場で、ちょうどこちらのブログを独立させた時期のため、旧ブログのほうで評価してしまっているんですよね。
      その後、あまり話題に上がることがなかったので、こちらで触れる機会が少なかったんだと思います。

      しかしながら、旧ブログで当時書いたように、コトノバもオサライも廃番になりました。
      結果的にコブリナは飛騨産業のデスクコレクションの顔と言えるくらいの存在感になったように思います。

      お姉ちゃんがお使いの机は、ひょっとすると浜本工芸かベネッセ×カリモク家具のものでしょうか。
      以前は天板の高さを低くすることで圧迫感を抑えるという考えが主流でした。
      一方で、近年は奥行を短くすることで圧迫感を抑えるという考えにシフトしています。
      そのトレンドを踏まえれば、コブリナという選択肢は非常に理に適っていると思います。

      コブリナは現在の飛騨産業のラインナップの中で唯一のリフティングワゴンを採用したモデルです。
      飛騨産業でもっとも能率的に使いやすいデスクと言って間違いないと思います。

      今となってはちょっと下品な言い方で恐縮ですが、かつて私は「彼女にするなら飛騨産業、嫁に迎えるなら浜本工芸」などと言っていました。
      飛騨産業の学習机は基本的に美人揃いで、デザインが洗練されています。
      しかし、使い勝手が良いかと言うと必ずしもそうではありません。

      他方で浜本工芸の学習机はちょっと野暮ったさを感じるデザインです。
      しかし、勉強がしやすいように上手にお膳立てしてくれる機能性の良さがあります。

      奥行のサイズに関しても同様に、短ければ短いほどスマートに見える一方で、使い勝手はやっぱり広いほうが無難だと思います。
      どちらが良いかは選ぶ人次第で、甲乙つけがたいところです。

      あとはコブリナの場合、ワゴンがスリムなのでA4ファイルなどを左右方向に並べて収めるかたちですから、そこの使い勝手が人それぞれというところでしょう。

      デザイン性重視ということなら、コブリナという選択肢は良いと思いますよー^^

      • ベル より:

        収納マンさま

        早速にお返事ありがとうございます!
        コブリナもあり、というご意見で、ひとまずコブリナ方向で検討を進めようと思います。

        実は今回、飛騨産業に興味を持ったのは、収納マンさんが、「美」という形容をされているのを見てです。
        いろいろな記事を拝見して、学習机は浜本工芸さんが良さそうだと最初は思い、そして収納マンさんとのコラボシリーズも最強と思ったのですが、どうも収納マンさんが分析されている飛騨産業の独自路線や、美も気になりまして。私が、「少しオリジナリティのありそうなデザイン」が好きなことや、マイナー嗜好(昔から3人でも5人アイドルグループでも一番人気がなさそうな人が気になる)もあるので、その辺りも関連しているのかもしれません。

        ただ、あまりに機能性がないと困るなーとは思っております。
        とりあえず、コブリナは机だけで、ワゴンやブックスタンドを買い足す場合は、浜本工芸さんなど他のメーカーさんで良い物を探そうかと考えています。
        さらなる質問ですみません、このように、机の付属品を他メーカーで揃えるというのは、いかがなものでしょうか?

        (ちなみに、姉のメーカーは、ご推測のどちらでもない国内小メーカーです。当時は木材も国産!というこだわりが強くあり、塗装もオイルで探しておりまして。今回、その点は方針転換です。)

        よろしくお願いします。

        • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

          ベルさま

          ベルさんがコブリナの美しさに惹かれているなら、他社製のワゴンなどを買い足すことはオススメしません。
          基本的にコブリナはオークの柾目(平行線状の木目)で基本的にツヤがない感じ、一方、たとえば浜本工芸は基本的にナラの板目(年輪状の木目)でちょっとツヤがある感じなので、これらを組み合わせるとせっかくのコブリナの美しさを損なうことになりかねません。
          もちろん、角部などのラインの取り方や、色も微妙にも違います。

          美しさ重視、でも機能性も無視できないということでしたら、個人的にはカリモク家具をオススメします。
          奥行は大きいですがピュアナチュールの丸脚タイプ、それよりも奥行がコンパクトなコーディも良いと思います。
          浜本工芸のNo.6000デスクユニットというのも良いかもしれません。

          ただ、先にも申し上げました通り、コブリナは飛騨産業の中ではもっとも機能的なデスクです。
          そのままの組み合わせでもっともベルさんのニーズに合っているような気がするのですがいかがでしょうか?

  7. ベル より:

    収納マンさま

    お返事ありがとうございます。
    カリモクのピュアナチュール丸脚タイプ、機能美がとてもあります!
    もし、今、1台目の学習机でしたら、こちらを選んでいたかもしれません。
    コーディもすっきりしていていいです。

    2台目の今、浜本工芸のNo.6000ユニット、これもいいですね。
    コブリナとの比較検討をしようと思います。
    ただ、他のシリーズに比べてお値段がお高いのが難点です。

    なぜか飛騨産業の独自路線が気になり、
    ここ最近はそのカタログしか見ていなかったのですが、
    あらためて、浜本工芸やカリモクのカタログを見ました。
    そして、今更なのですが、飛騨産業、高いです。。。
    こちらのブログで、浜本工芸さんは高いけれど、内容を吟味すると、
    決してお高くはないという記事は目にしていたのですが、
    飛騨産業と比べると、よくわかります。
    なせか、高い。
    (なぜか、と思っている時点で、どうやら私は美の追求者というわけではなさそうですね(笑))

    メーカによる、木目の違いも教えて頂き、ありがとうございます。
    木製家具は奥深いです。

    コブリナは飛騨産業の中では、機能的というアドバイスを念頭におきつつ、
    さらに検討しようと思います。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      ベルさま

      そうなんですよねー。
      飛騨産業はカリモク家具や浜本工芸と比べるとめちゃぐちゃ高いわけではないですけれど、シッカリ吟味するとやっぱりちょっと割高感があります^^;

      特に材質について見ると、飛騨産業のホワイトオークは良く言うと素材感があるけれど、一方でカリモク家具や浜本工芸と比べると等級が低いであろうことも事実です。
      飛騨地方には飛騨産業以外にも有名な家具メーカーがたくさんありますが、その点に関しては共通するところですね。

      ベルさんは机選びの3条件の1番最初に「原料からの品質の良さ」を挙げておられていましたよね。
      これはとても大切なことだと思います。

      オークと言ってもピンキリです。
      ヨーロッパ家具にありがちな大味の木目のものや、節やクサレ(腐れ)を含んだものもある一方で、清流のように美しい木目のものもあります。

      ただ、一昔前は虎斑(トラフ)が入ったものが珍重されたのが、近年は逆に敬遠されることが多くなるなど、何を美しいとするかは人それぞれです。
      是非店頭でご覧になって、直感でご判断いただければと思います。

      ただし、天然木ゆえ、展示品とまったく同じものが届くわけではないところが難しいところですが^^;