産地別に学習机メーカーを一覧にしてみました。コイズミファニテックなど大手学習机メーカーは複数の国で製造および輸入していますので、シリーズ毎に分けて表記しています(確認済みのもののみ)。
各メーカーの製造国
日本
- カリモク家具
- 浜本工芸
- 飛騨産業
- 杉工場
- 堀田木工所
- 小島工芸
- イトーキ(ライティングデスク)
タイ
- ニトリ(オグデン、メルシー、ジョイ)
マレーシア
- コイズミファニテック
- ニトリ(くみあわせですくデラックス)
中国
- コイズミファニテック(プレオ、ビーノ、レイクウッド、オルレア、WD、コットコンポ)
- イトーキ(トレフ、リーモ、カモミール、ポルク、スタイリッシュバーチ、エルコディ)
- くろがね工作所(リベプル、Rシリーズ、Kシリーズ、Dシリーズ)
- マルニ木工
- ヒカリサンデスク(光製作所)
- 大塚家具製造販売(一部のぞく)
- ニトリ(メルシー15、TS15、CD-NT(くろがね))
- アクタス(杉工場製および堀田木工所製のぞく)
- ケユカ(コイズミファニテック製)
ベトナム
- イトーキ(ジュエルキュート、ジョイカラーデスク)
- くろがね工作所(Fシリーズ、ハローキティ)
- オカムラ(岡村製作所)?
- 大塚家具製造販売(一部商品)
- ニトリ(イトーキ製、コイズミファニテック製)
インドネシア
- コイズミファニテック(CD、デコプリ、エルノアール、ビルトコンポ、ODM)
- ニトリ(コイズミファニテック製)
製造国による引出し内部材の違い
なお、産地によって引出内部材は概ね以上のような違いがあります。概ね、タイ、マレーシア、中国は上位、ベトナムやインドネシアはそれらに劣る感じです。
タイ製の引出内部材はもっともキレイで、表面はつるっとしており、角はシャープです。たぶんファルカタ(洋桐)だと思いますが、そうじゃないかもしれないと思うくらいキレイです。引出内部材だけでなく外観も全体的に丁寧な仕上げである感じがします。
マレーシア製の引出内部材はタイ製に次いで良いです。表面はマイルドな感じでファルカタそのものも割りとキレイです。ニトリの学習机のかなり多くがマレーシア製ですが、他のチェーン店でも低価格品にはマレーシア製が多いです。
中国製はピンキリではありますが、絶対数で言えば程度が良くないものが多いです。薄黒く、表面は凸凹でザラザラしているものが多いです。数年前までのヒカリサンデスクはこんな感じでしたね。ただし現在のヒカリサンデスクやマルニ木工は中国製でも割りとキレイなファルカタを使っています。
ベトナム製の引出内部材は白くペイントしたファルカタです。おそらく、見るに堪えない程度のファルカタなのでしょう。オカムラの学習机はすべて産地が一切表示されていませんが、引出内部材は白塗りファルカタなのでベトナム製であると推定されます。
インドネシア製はパーティクルボードに樹脂フィルムを貼ったものです。私は別に天然木じゃないからダメだとは思いませんが、相対的に言えばもっとも材料コストが安いと言える仕様です。フィルム貼りのものは汚れにくくメンテナンスが楽ですが、フィルムが浮いてきて最終的には剥がれてしまうことが多いです。
念のため国産の引出内部材についても簡単に説明すると、カリモク家具はシナ、浜本工芸は本桐、飛騨産業と堀田木工所はたぶんファルカタ(洋桐)、杉工場はヒノキです。言うまでもなくほとんどの国産品は輸入品よりも材質も仕上がりも良いです。残念ながら100%とは言えませんが。
関連記事


コメント 皆様からご質問・ご意見など