ランドセルは机の上でOK!ダイニングに2台の学習机を並べる場合のレイアウト

以前は兄弟姉妹で2台の学習机を同時に買うという話はそれほど多くはなかったのですが、最近は少し増えたように思います。将来的なレイアウトも考えて、慎重に買い物をする消費者が増えたということではないでしょうか。

一方で、学習机を子供部屋などに置くということであれば簡単なのですが、リビングダイニングなどに置くとなればなかなか難しいですよね。既にほかの家具が置いてあるため設置スペースを確保しにくく、おまけに見た目も気になるからです。

しかも、困ってしまうのはモノの量が読みにくいことです。必要最小限に考えれば、ランドセル、文房具、教科書やノートだけなのですが、実際にはそんなものじゃ済みません。宿題をするときには漢字辞典が必要になることもあるし、筆箱以外にもファンシー文具などが増えてきます。通信教材、実験セットのような副教材、習い物のバッグなどなど、一緒に収納したほうがベターなものはいくらでもあります。

片づけが好きな人や時間に余裕がある人なら問題ないかもしれませんが、そうでない人の場合は「漢字辞典はココ、昆虫図鑑はアッチ、赤鉛筆はココだけどサインペンはアッチ!」などといちいち子供に指示できませんし、子供だってそんなよく分からない基準を言われても困ります。

理想としてはリビングダイニングに全ての学用品を収めたい。けれども現実にはそれはなかなか難しいのです。学習机を2台並べるというならなおさらで、その場合はやはり必要最小限の学用品をリビングダイニングに置くにとどめ、それ以外は別の場所に収納スペースを設ける必要があります。

以上を踏まえたうえで、もし私が一般的なマンションの間取りのダイニングに学習机を2台並べるとしたらどんなレイアウトにするかという流れでお話ししてみたいと思います。

間取りなどの前提条件

学習机を2台並べて設置する場合の間取り

今回は上図のようなマンションによくあるLDKの間取りで説明します。図の上側(一般的には南側)は大きな窓があり、リビング側の壁面にはテレビボードがあるため、LDKに面した和室などを活用しない場合は、ダイニングの壁面に学習机を置くというのが一般的です(上図の赤枠部分)。ここに腰窓があるというケースもありますが、今回はナシという設定でいきましょう。

この赤枠のスペースの幅は、こういう間取りだと一般的に220~250cm程度ということが多いですが、今回は幅230cmということにしておきましょうか。また、リビングには他に家具を置く場所がない、和室は家族の寝室に使っているので家具が置けない、玄関も狭くてモノが置けない、将来の子供部屋となる部屋は納戸部屋状態なので普段使わない学用品を置くくらいは大丈夫、という設定にしておきます。

私がダイニングに学習机を2台置くとしたら

私がダイニングに学習机を2台置くとしたら

ランドセルは敢えて出しっぱなしに

以上の前提条件を踏まえたうえで、もし私が前述の間取りのダイニングに学習机を2台置くとしたら上図のようにレイアウトします。

まず一つ目のポイントは、あえて棚などは置かず、ランドセルを出しっぱなしにするということです。確かにランドセルを置くスペースは大事ですから、何かしら収納棚を置いてそこに収めたいという気持ちは分かります。机の上に出しっぱなしというのはちょっと気になるという人は多いことでしょう。

でも、このほうが子供にとって使いやすいんですよね。小学校の特に1~2年生の間はほとんど毎日、国語と算数ばかりですから、宿題をするときは教科書類をランドセルから出し、またランドセルに戻すことになります。ですから、ランドセルを他の場所に置くということはまったく合理的とは言えません。

他方で、ダイニングの幅230cmのスペースに学習机を2台並べる場合、そこにランドセルを置く棚を別に設置するのは困難です。デスクの幅を90cmにすればデスクサイドのランドセルフックに掛けることができますが、少し先のことを考えるとやはり90cm幅では心許ないです。

それだったら、机の上にランドセルを置いちゃえば良いんですね。子供にとって使いやすいし、別に棚などを置くスペースを思案する必要もありません。来客があった場合に見た目が気になるようなら、そのときは学習椅子の足元棚に置いたり、足元棚がない場合は学習椅子の座面の上に置いておけば良いのです。

2台の机は敢えて離して置く

もうひとつのポイントは、2台の机はピタッとくっつけずに敢えて可能な限り離して置くということです。これにより、2つのメリットが生じます。

まずひとつは、デスクサイドのフックが使えるということ。小学校では体操服袋や給食袋などの巾着袋がいくつかありますし、習い物のカバンもここに掛けておけば便利でしょう。

もうひとつは、2台の机をピッタリつけてしまうと兄弟姉妹でケンカが起きやすいので、少しでも離しておいたほうが安心と言えます。親としてはどうしても兄弟姉妹で机を並べて仲良くという理想的なイメージばかり思い浮かべてしまいがちですが、現実はさにあらず(苦笑)やれ、弟のモノがこっちに進出してきてるだとか、そういういざこざが起こるものなのです。

少しでも間隔を空けておくことで、緩衝地帯とすることができるかと思います。

教科書類はファイルボックスでOK

前述した通り、小学校1~2年生の間は教科書類はほとんどランドセルの中に収まりますので、それ以外はワゴン最下段の引出しだけでも十分収まります。収まり切らないものや、すぐに手に取れるようにしたい辞書などは、ファイルボックスなどを使って机の上に立てれば十分でしょう。

基本的に私は、学習机評論家としては上棚があったほうが良いと考えています。しかしそれは実用的な目的ではなく、あくまで子供にとってお気に入りの場所にしてもらうためです。実用性や合理性という点だけを考え、またインテリアコーディネーター的に言えば、上棚はむしろないほうが圧迫感がなくて美しいでしょう。

もちろん、最初は机の上に置くモノを必要最小限に抑えていても、時間が経てばズラッと本などが並ぶことになります。そこにさらにランドセルが机の上に置かれていれば、作業スペースは幅60cm×奥行35cmくらいしか残りません。

それでも、小学生が宿題をするには十分です。計算ドリルとノートくらいを開くことができればOKだからです。他方で中学受験や高校受験を控えれば幅100×奥行60cm以上のスペースが必要となりますが、それは学習机をダイニングから子供部屋に移したときに考えれば良いことです。



ランドセルの定位置が机の上というのは、ちょっと抵抗を感じる人が多いと思います。もし学習机を置こうとしている場所に既に収納家具があり、そこに収まっているモノの収納スペースを確保する必要があるなら、高さ180cm以上のオープンラックなどに買い替えて、下段にランドセルなど、上段に大人のモノを収納すれば良いでしょう。

しかし、そういうニーズがなければ、別にランドセルラックのような無駄なものを買う必要はありません。ランドセルの上には何も置けませんし、下には何を置くか思案するほどだからです。習い物や塾の教材などを収納するには良いかもしれませんが、おそらくそれを言い出したらダイニングの限られたスペースに収め切らなくなってくるでしょう。

一方で、ランドセルの定位置を机の上にすれば、翌日の準備が楽です。宿題が終わったら教科書などをランドセルに詰め、体操福袋や給食袋などを机の上に置いておくと、パッと見て分かりやすいので忘れ物をしませんからね。

外出時に大人が使うカバンと同じで、普段使いしているモノは出しっぱなしで良いのです。毎日学校に背負って行くランドセルを棚などにしまい込む必要はありません。

なお、今回はダイニングの隅の幅230cmのスペースに学習机を2台置くという難題に挑戦しましたのでこういうレイアウトを提案させていただきましたが、もっとスペースに余裕がある場合は十分な収納量のオープンラックなどを置いてもらったら良いと思います。

正解は決してひとつではありません。「自分が子供の立場だったらどうかな?」という子供の視点でいろいろ検討してみてください。

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