静和YBJは静岡市駿河区に本社を置く家具メーカーで、学習机や家具調こたつを扱っています。学習机と家具調こたつって言ったら以前のコイズミファニテックみたいですねー。ヒカリサンデスクの光製作所は今も一応こたつを扱っているみたいですが。それぞれ生い立ちは違うと思いますけど、やっぱり学習机は脚物家具(←→箱物家具)なんだなーと改めて思います。
さて、「静和YBJなんてメーカー、聞いたことないけど?」という方が多いと思うのですが、イオンの学習机売場に行けば置いてあります。たぶんイオンの学習机カタログに掲載されている学習机は静和YBJ製ではありませんが、それ以外で売場に並んでいるものの多くは静和YBJの学習机です。
他にも中規模家具販売店で静和YBJの学習机が並んでいることがあります。静和YBJのホームページを見ると主要取引先名にニトリと書いてありますが、たぶん主に家具調こたつのことだと思いますけど学習机も入っているのかもしれません。
※この記事は2015年3月12日時点の情報に基づいています
「広告の品」的な静和YBJの学習机
静和YBJの学習机は家具店の店頭で見ると、「広告の品」と大きなプライスカードが貼り付けられていて、「広告に載ってたんだ~」という感じです。静和YBJのほか、大商産業や不二貿易がそういう扱いですね。
一般的に家具店としては本当に売りたいのは単価の高い学習机だけれども、売りたい価格帯の商品ばかり並べてしまうと消費者から「高い家具しか置いていない店」と思われかねないため、広告に載せるような低価格の学習机も置いておく必要があります。そういう役割を果たしているのが静和YBJのようなメーカーで、言うまでもなく「無名メーカー」ではありません。
静和YBJの学習机は商品によっても仕様は異なるとは思いますが、だいたい5万円以下の価格帯ですから、品質もそれ相応のもので、良いとも悪いものとも言えない感じです。値段の割りには良くできているなどという印象を持ったことはありません。それでも他のメーカーと同様に少しずつ品質を上げていっている印象はあります。
おそらく大手学習机メーカーの商品や市場を観察して商品を開発するため、確実にボリュームゾーンを狙ってきます。ですので基本的にはトレンドから外れることはない一方で、一歩遅れた感じになります。消費者に対して訴求できるのはあくまで価格だけであって、だからこそ家具店にとってもありがたい存在なのではないかと思います。
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