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イオンが2024新型デスクを投入!エイアイエス製でガッチリ

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様々なモノやサービスが値上がりする昨今、庶民の財布の紐はますます固くなっています。そんな中、流通最大手のイオンはプライベートブランド(PB)商品で消費者のハートをガッチリ掴み、2023年3~8月期の連結営業利益は過去最高となる前年同期比約23%増となったそうです。

PB商品をほとんど取り扱っていなかった島忠が、PB商品が充実したニトリに買収されてしまったように、今や流通業においてPB商品なしでは勝てないという状況です。イオンのようにバイイングパワーのある会社がますます有利な戦況と言えましょう。

しかし、学習机に関してはまったく別のようです。これまで学習机もトップバリュのブランドを推していたイオンですが、逆にプロパーを増やしていっています。

※この記事は2023年10月25日時点の情報に基づいています

 

エイアイエス・コンパクトシンプルデスク

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イオンが2024年度の新作デスクとして投入したのは「コンパクトシンプルデスクCSD-01」。今のところ他で扱われている形跡は見られないのでイオンのオリジナルと見ることもできるものの、エイアイエス(AIS)が製造していることを公言しています。

2021年度に投入した「らくらく傾斜学習デスク」iconもエイアイエスが作っているのですが、こちらは製造元を公表していません。にもかかわらず今回のコンパクトシンプルデスクでは製造元を明らかにしている意図はどこにあるのでしょうか。

ともあれ、コンパクトシンプルデスクはその名の通り天板サイズが幅90×奥行50cmのコンパクトなデスクです。材質はMDF合板で、おそらくプリント紙を貼ったもの。引出し2杯と足元棚が付いていて税込16,280円となっています。

既に市販されているエイアイエスの「ロスタ」がほぼ同じサイズと材質、引出し1杯とコンセント付きで、楽天市場で税込11,800円からで販売されていることを考えると、割高感は否めません。奥行50cmで足元棚付きというのも、足元のスペースが狭くなるうえに、子供が足を足元棚に乗せて壊してしまいそうです。

なお、こちらのデスクには同じ質感の「お片付けラック」(ランドセルラック)と「お片付けハンガー掛け付きラック」も用意されています。

エイアイエス・ガス圧チェア

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新型デスクだけでなく、新作チェアもエイアイエス製です。「ガス圧チェア」(ブルー:AZT-03、ピンク:AZT-04)は学習用なのに足置きもキャスターストッパーも付いていないシンプルな回転チェアとなっています。

AZT-03、04ということは、01や02があるのかと思ったら、ありました。「楽組デスク+ガス圧チェア 2点セット」iconにセットされている椅子がまさにそれで、そちらは足置きリングが装備されています。

「楽組み学習デスク」単品iconが税込27,280円でチェアセットが同39,336円ですから、差し引き12,056円。なのに、新商品のガス圧チェアは足置きリングを省いて税込12,980円。従来品がセットで割安になっているだけなのか、はたまたイオンがボッタくっているのか。謎は深まるばかりです。

ちなみに、足置きリングとキャスターストッパーが付いた大商産業の「MC-200」ならYahoo!ショッピングなどで税込11,970円で購入可能です。

 

エイアイエス・レザー調ガス圧チェア

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2024年度のイオンにはレーサー風の回転チェアも登場しました。「すわ、大商産業か!?」と思いきや、こちらもエイアイエス製となっています。

「レザー調ガス圧チェア」(ブラック:ALR-03、ホワイト:ALR-04)はおねだん税込14,080円。ちなみに、大商産業の「レーシングチェア・スパイダー」なら同10,610円で購入可能です。大商産業のをネットで仕入れて、イオンの色違いとか言ってメルカリで売ろうかなと思ってしまいますね(笑)

冗談はさておき、エイアイエスの学習家具がイオンでこんなに幅を利かせているとは思ってもみませんでした。改めて調べてみると、イオンの「天然木学習チェア(座面PVC)」iconもエイアイエスの「天然木学習チェア」と同じものだったり。かなり親密な関係になっているようです。

 

LOWYA・NEWクレステ2

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イオンはエイアイエスの商品だけでなく、昨年度からLOWYA(ロウヤ)の学習机も販売しています。今年は「ウィガン」に加え、「NEWクレステ2」(上写真)の取り扱いも開始しました。

こちらは税込35,990.90円。でも、「クレステ」は同29,990円で買えるんですよ。都合6,000円、20%もイオンのほうが高いわけですが、どれだけ調べてみても何がNEWなのかサッパリ分かりません(苦笑)ロウヤ本体では昨年10月に35,990円から29,990円に値下げしたようですが、イオンの販売力を以ってすれば安売りする必要はないということでしょうか。

 

そのほか、イオンでは早くもコイズミファニテックの「ミニマル」と「リシェット」の販売を開始するなど、学習家具品群ではプライベートブランドではなくプロパーに傾いていっています。もはや各店舗に学習机売場がなく、強大なバイイングパワーを以ってしても数を捌けないわけですから、この戦略で正しいのかもしれません。

個人的にはちょっと寂しい感じもするものの、妥当な落としどころではないかと思います。

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