シンプルなデザインで長く使えそう――。そんなイメージの無印良品の机ですが、半面で品質管理が悪い、割高感があるといった声もチラホラ聞かれます。
おまけに、知らない間に関連商品が廃番になってしまったり、仕様変更があってどこがどう変わったのか分からないということもしばしばです。無印良品が西友のプライベートブランド(エスリボン)として始まった頃からのユーザーで、独身時代は無印良品の商品でインテリアのほとんどをコーディネートし、その後も生暖かい目で無印良品を眺めてきた私でもワケが分からなくなります(苦笑)
ともあれ、無印良品の家具は以前に比べると随分とマシになりました。地雷アイテムを避け、過剰な期待さえ抱かなければ、学習机として、学用品を収める収納棚として、十分に使えますし、コスパも決して悪くありません。
以下、無印良品のデスク関連品を学習机評論家の目で見極めて参りたいと思います。
※2024年11月8日に更新済み
現行モデル
木製デスク オーク材
まずは、2020年9月に発売され、2021年9月以降に順次仕様が変わった「木製デスク オーク材」から。
デスクとワゴンのパッと見た感じは2世代前の「無垢材デスク(引出付)・オーク材」に似てますが、オーク無垢の質感や塗装、ワゴンの幅、上置き棚が用意されている点などは、先代の足元棚付に似ています。
ベトナム製のときはワゴンの引出しのスライドレールの開閉が固すぎてクレーム続出だったものの、中国製になってから上段はローラー式で勢い良く開閉、下段はソフトクローズでスムーズに開閉できるようになり、大幅に改善されました。引出し内部材と上置き棚の材質がグレードダウンしていますが、気にするほどの話ではないでしょう。詳細は下記をご覧ください。
なお、2023年1月から4割も値上げされました。今までが安すぎたのですが、さすがにこの値段なら他を検討しても良いと思います。個人的には一生紀の「リフレ」、ニトリの「メルシーQ」あたりがオススメです。
木製デスク リノリウム天板
2024年1月中旬から前述の木製デスク オーク材と同じ形状の「木製デスク リノリウム天板」が販売されています。主材はオークではなくラバーウッド(ゴムの木)。また、中国製ではなくベトナム製です。
ラバーウッド無垢ではありますが、想像していたほど安っぽさは感じられません。耐摩耗性に優れたリノリウム天板なので、キズの心配も少ないと思います。一方で、デスク引出しの内箱と木桟のすき間がマチマチで、やはり無印良品に安定した品質を求めるのは無理かなと思いました。
価格はオーク材よりも高いので、私は率直に言ってコスパが悪いと感じます。ただ、色合いの好みで選ぶならアリでしょう。
木製コンパクトデスク
リノリウム天板と同時期に発売された「木製コンパクトデスク」も主材はラバーウッドです。ただ、こちらはフローリング状に接ぎ合せたフィンガージョイント(集成材)なので、安っぽく感じられると思います。
構造上、多少のガタツキはご愛嬌というところですかね。ちなみに、幅84cmのスチールユニットシェルフに帆立補強パーツ(コの字バー)をセットした状態にピッタリ収まるということですが、私なら普通に棚板と高さ調整金具を組み合わせてデスクにするかなと思います。
デスクこたつ
2023年9月に発売された「デスクこたつ」は天板下にヒーターを内蔵したデスクです。ヒーターそのものはそれほど暖かくはなりませんが、こたつ用ふとんをセットすることで保温性を高めることができます。
天板サイズは幅90×奥行55cmとコンパクト。前述の木製コンパクトデスクもそうですが、本格的な学習用というよりはリビングダイニング学習もしくはテレワーク用という感じですね。ちなみに、コンパクトなデスクこたつで天板にオーク突板を使っているものは珍しいと思います。
パイン材デスク
「パイン材デスク」は幅86cmのコンパクトなデスクです。こちらも一旦は終売となったはずなのですが、また復活しました。ちなみに、以前は幅100cmの「パイン材デスク・キャビネット付」という商品が無印良品の定番デスクでしたが、そちらは完全に数年前に終売となっています。
パイン材デスクはその名の通り主材が軟らかいパイン材です。知らない間にラッカー塗装からウレタン塗装に変わりましたけど、耐久性が求められる子供用学習机としては、残念ながらオススメできません。
木製テーブル天板+脚
2020年11月に発売された「板と脚でできた木製テーブル」シリーズの天板(120×60cm)+脚(高さ72cm用)の組み合わせならデスクとして使うこともできます。インドネシア製ながら質感は中国製と比べて遜色なく、木目も悪くないように見えます。スチール製の反り留めもシッカリ入っており、ガタツキもありません。
引出しなんて要らない、フリーレイアウトで自由に使わせたい、けれどもそんなに費用は掛けたくない、という方にはピッタリなのではないでしょうか。
販売終了モデル
オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)
「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」は既にオンラインショップから消えていますが、過去にも何度も販売を中断しており、また復活する可能性もゼロとは言い切れません。
足元棚付は現在の木製デスクの前に発売されたものです。当時は無印良品のくせにデスク本体引出しが金属製スライドレールなしでも比較的スムーズに開閉できるという点が画期的でした。一方で、上置き棚に関してはクランプ式のデスクライトが取り付けできないのがデメリット。棚板の手前側に取り付けられなくもないのですが、ちょっとした弾みで落下させる危険があるので良くありません。あと、足元棚があるのでワゴンの奥行が浅いです。
スチール脚 木製デスク
2022年1月中旬発売の「スチール脚 木製デスク」はオカムラの「パラベル」に似た机です。ウレタン塗装を施したオーク突板の天板にスチール製の脚を4本付けて、シンプルかつ、パラベルよりも低価格に仕立てています。上写真のW90×D45cmサイズのほか、W60×D40cmサイズが用意されています。
天板の縁が化粧されておらずファルカタ(洋桐)が剥き出しでキズが付きやすく、脚を固定しているボルトがすぐに緩んでしまうようでガタガタと揺れてしまう欠陥商品です。スチール脚の切断面で足を傷つけたというクレームも生じています。そういうこともあってか、思いのほか早く廃番に向かってしまった模様です。
スタッキングキャビネット・デスクユニット
「スタッキングキャビネット」シリーズの「デスクユニット」は省スペースかつ収納力があって良さそうに見えます。しかしながら、単体で使うとグラグラで、とても学習用としては使えません。ほかのハイタイプのキャビネットと連結して使うことを考えたほうが良いと思います。
無垢材デスク(引出付)・オーク材
2019年カタログを最後に消えたと思われていた「無垢材デスク(引出付)・オーク材」は「無垢材デスクキャビネット(引出2段)・オーク材」との2点セットで数量限定ながら税込29,900円という破格値で復活しました。ただし、早期に完売となりました。2021年3月頃の話です。
こういうこともあるので、無印良品の机は廃番になったかどうかの見極めが難しいです。そもそも販売を終了するとか廃番にするといったアナウンスもありません。仕様変更も勝手にします。商品名が似たり寄ったりで分かりにくいこともあり、こうして廃番品まで紹介している点をご了承ください。
ブナ材デスク
無印良品で初めて子供用として発売された「ブナ材デスク」は、2020年10月15日確認時点でカタログから消えており実際に完売した模様です。オークよりも木目が優しい印象のブナ(ビーチ)をふんだんに使ったデスクで、奥行60cmでゆとりがありながら、ワイドな幅120cmと160cmの2サイズ展開となっています。
個人的にはデザインは好きなのですが、ハズレを引く可能性が高いように思います。当時のアクタスの学習机と同様に、引出しを引き出そうとしたときに指がちぎれるんじゃないかと思うくらいに固いことが多いのです(苦笑)あと、天板の反りもなかなかでしたね。
無垢材デスク・オーク材
「無垢材デスク・オーク材」は2019年のカタログを最後に消えて終売となりました。天板下に引出しがないため収納力に劣りますが、引出しがないので肘付きのチェアをセットするには好都合とも言えます。
デザインはシンプルではありますが、パネル脚のため野暮ったさは否めません。また、こちらもラッカー塗装なので、ウレタン塗装のオーク無垢材デスクと比較するとチープに感じると思います。
ちなみに、無印良品でレビューを見ると「天板が反っている」とクレームめいたことが書かれていますが、無印良品の無垢板が反らないと考えるほうがおかしいです(笑)反らない無垢板デスクが欲しい場合は高級国産デスクを買いましょう。
デスク(システムタイプ)
無印良品には木製デスクのほかにスチール脚の「デスク(システムタイプ)」もありましたが、2020年春夏カタログを最後に終売となりました。幅120cmと150cmの2サイズ展開、天板はオーク突板とホワイトのメラミン合板というラインナップでした。
同等もしくはもっと安い価格帯でオフィス用ミーティングテーブルが販売されていますが、2万円強でオーク突板のスチール脚デスクが買えたのは無印良品だけ。また、丸脚というのも割りと珍しい存在で、コスパは高かったと思います。
ただし、「スチールキャビネット」が価格の割りに引出しの開閉がスムーズでないのが残念。こちらは今なお販売中ですが、敢えてこんなものを無印良品で買うことはないと思います。
その他 デスク関連品
ワーキングチェア
無印良品には上写真の「ワーキングチェア・ガススプリング昇降式」など複数のデスクチェアが用意されています。しかしながら、いずれも足置きは用意されていないので子供が学習用に使うには適しません。
大人が使うにしても、基本的にはデザインで買うものであって、座り心地、耐久性、コスパのいずれをとっても優れているとは言えないです。やたらとガタガタしますしね。
スチールユニットシェルフ
学習机評論家として、収納のプロとして、デスク以上に評価できるのが無印良品の各種ユニットシェルフです。木製デスクに合わせるならパイン材、高級感のあるステンレスも捨てがたいのですが、コスパで選ぶなら「スチールユニットシェルフ」でしょう。
ユニットシェルフの奥行41cmタイプは教科書類を収めると奥行を持て余しますが、ランドセルを置いたり、習字道具や絵具セットなどを収納するのに便利なサイズです。また、同じ無印良品の引出式のポリプロピレン収納などを組み合わせることで小物を収納しやすくすることもできますし、バックパネルやサイドパネルを組み合わせればマグネットで時間割表を貼り付けたり間仕切りとして使うこともできます。つまり、拡張性がすごく高いのです。
ちなみに、スチール棚板はキズがつくとサビることがあるので、その点ではステンレスのほうが安心です。一方で、サビたら買い替えれば良いだけとも言えます。予算に応じて選んでもらうと良いでしょう。
スタッキングシェルフ
教科書やファイルを中心に収納したいなら、奥行30cm弱の「スタッキングシェルフ」も選択肢のひとつとして悪くないと思います。棚板に細いスチールパイプを仕込んだハイブリット構造で、棚板が反る心配が少ないのがメリットです。
ただし、アクリルラッカー塗装のオークまたはウォールナットの突板はお世辞にも品質が良いとは言えません。同じく突板のニトリ「コネクト」シリーズなどの類似商品と比較したうえでチョイスしてもらったほうが良いと思います。
インテリアシミュレーターが便利
無印良品では無印良品の商品のレイアウトを検討するのに最適な「インテリアシミュレーター」を無償で提供しています。パソコンにソフトをダウンロードする必要がなく、ブラウザで動くので手軽に使えて便利です。
ただし、先にログインしてからシミュレーションを始めないと、せっかく作ったプランが消えてしまうのでご注意(笑)※シミュレーター提供元のリビングスタイルが倒産、事業譲渡したためか、現在はログインできなくなっています。
というわけで、無印良品の学習関連家具についてザーッとまとめてみました。正直言って、数年前までは無印良品の机はあまりオススメできませんでしたが、新しいオーク無垢材デスクの登場以降、随分と私の中で家具としての評価は変わったように思います。
ただし、2023年1月の値上げによって、「価格が安い割りには良い」と評価するのは微妙な感じとなりました。学習机メーカーも軒並み値上げしているものの、現在の無印良品の価格なら他を検討したほうが良い場合もあると思います。いくらオーク無垢でも無印良品のものは低級すぎますし、子供が使うことを前提とした耐久性や使い勝手の面ではやはり学習机メーカーの商品に比べると見劣りするところがあるからです。
一方で、無印良品のシェルフ関連は学習机メーカーが用意しているものより使い勝手が良く、今もオススメできると思います。こちらも4割ほど値上げされていますが、選択肢のひとつとして考えてもらっても良いのではないでしょうか。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。非常に今悩んでいます。
入学のため机を購入したく、無印とlowyaの机でどちらがいいか悩んでいます。どちらがオススメでしょうか?
悩み中さま
はじめまして^^
無印良品とロウヤで机を購入することをご検討中ですね。
無印良品には複数の机があり、ロウヤにはそれ以上に選択肢がありますが、販売店のブランドとして判断するなら個人的には無印良品のほうが無難だと思います。
その理由は以下の通りです。
・無印良品なら店頭で実物を確認できる
・ロウヤはスペックを見る限り写真よりも実物のほうがチープな印象
・ロウヤは構造上無理があるものが散見される
とは言え、一概にロウヤの商品が悪いとは言えません。
予算によってはアリな商品もあると思います。
あくまで一個人の意見として参考程度にお考えいただければと思います^^;
お返事ありがとうございます。
無印で検討してみようと思います。
ちなみにオーク無垢材デスクキャビネット(ワイド引出2段) 幅41.5×奥行40×高58cmを店舗で見ましたら、開け閉めがあまりスムーズではなくて、一年生に使いやすいのか悩んでいます。
予算が大体椅子は別で5万〜6万ですので、その予算内ですと、オススメはありますでしょうか?
悩み中さま
無印良品の机は当たり外れがありますが、引出しの開閉のスムーズさに関してはこの価格帯ではどれも同じようなものだと思いますよ。
たとえばニトリでも「開かずの引出し」(=初期不良でまったく開かない)が存在します。
同価格帯の大商産業なども同様です。
引出しの開閉のスムーズさを期待するなら、個人的には国産家具メーカーかコイズミファニテックを選ぶのが賢明だと思います。
それ以外ではスライドレールのグレードが落ちますし、取り付け位置も微妙にズレることが多くなります。
その点で言えば、無印良品はまだ許容範囲だと個人的には思います。
昨日はありがとうございました。
悩んで悩んでいます。
学習デスクpattyと無印でしたらどちらがオススメでしょうか?
悩み中さま
「patty」というのは、先日、もちこさんからご質問があったkagu-worldで取扱い中の学習机のことでしょうか。
私も実際に見たことがないので何とも言えないところはあるのですが、天然木の組み替え式デスクでこの価格というのはハッキリ言って割安感があると思います。
また、引出しは全段フルスライドレールを採用しているようなので、それなりにスムーズさが期待できると思います。
ただ、フルスライドレールでも建付けが悪いと「開かずの引出し」になることはあるので、間違いがない商品とは断言できません。
あと、pattyはクランプ式デスクライトを取り付けできるのかどうかが不明です。
もっとも、無印良品のオーク無垢材デスクも上棚の棚板の手前側にクランプを取り付ける仕様なので、その方法であればクランプ式でも取り付け可能ですが。
どちらがオススメと言うよりも、これは悩み中さんご自身のニーズ次第だと思いますよ。
収納力があったほうが良い、L型デスクとして使いたい、ということでしたら、pattyでしょう。
逆に、できるだけシンプルなほうが佳いということでしたら、オーク無垢材デスクを選ぶのが良いのではないでしょうか。
お返事ありがとうございます。
悩みますね〜。あまり机に詳しくないので、メーカーもわからず、こちらで勉強させて頂いています。
無印の場合でも、必ず上に取り付けられる棚は必要だと思っていますが、どうなんでしょう…教科書など置きたいので、購入しようとは思いますが、みなさん教科書などは本棚に収納したりしているのでしょうか?
また、無印の上置き棚を購入した場合、デスクライトは取り付けることができるのでしょうか?机に置くタイプになるのでしょうか?
悩み中さま
上棚があっても通信教材や塾のテキストが増えると全部は収まりませんから、後々書棚は別に必要になります。
また、上棚があると作業面が狭くなる、圧迫感がある、子供っぽいなどの理由から、将来的に外す可能性もあります。
一方で、上棚があると辞書などをサッと手に取れるというメリットもあります。
また、親としては「机は勉強をするためのもの」と認識しがちですが、子供が自分の好きなモノを上棚に並べることで自分の居場所と認識し、机に向かう習慣が身に付くというメリットもあります。
なので、上棚を置くかどうかというのは、基本的には親御さんの教育方針や、それまでの経験に基づくところが多いように思います。
無印良品のオーク無垢材デスクに上置きを置いた場合、クランプ式のデスクライトを上棚の棚板手前側に取り付けるように考えているようです。
ただ、一般的にはクランプ金具には支柱を挿し込むだけの構造であることがほとんどであるため、アームを引っ掛けてしまうと、支柱より上の部分が手前に倒れてくる可能性があります。
学習机メーカーの場合は、上置きの棚板の奥側にクランプ金具を取り付ける穴が開いていることが一般的です。
それでも支柱から上の部分を引っ掛けて倒れるリスクはゼロにはなりませんが、棚板の手前に取り付けるよりははるかに安全です。
そんなわけで、オーク無垢材デスクには無理にクランプ式のLEDデスクは取り付けず、スタンドタイプを設置するのが良いと思います。
ただし、スタンドタイプの場合はシェード幅が狭いことが一般的で、オーク無垢材デスクの広い天板面全体を万遍なく照らすのはちょっと厳しいかもしれません。
無印良品の足元に棚がついているものと付いていないもので迷っています。足元に棚がついていないデスクもいつの間にか、机の上の棚が発売されていました。
ということは材質等は新しくなったものなのでしょうか?足元に棚がついているものと同じような材質でリニューアルしたみたいなのか、机の上の棚が新発売されただけで、デスク自体の材質はかわっていないのでしょうか?
大高さま
はじめまして^^
無印良品のオーク無垢材デスクがリニューアルされていたのは初めて知りましたw(@_@)w
カタログを確認する限り、先月リニューアルされたみたいですね。
たぶん店頭で見てもまったく気付かなかったと思います(+_+)
足元棚付きは廃番になるようですね。
現在発売中の上置き棚は新型用で、足元棚付きには装着不能とのこと。
これは足元棚付き以前の状態に戻ったような感じに見えますが、実際に見てみないと分からないですねー。
近々、店頭で確認して、またご報告させていただければと思います^^
しばしお待ちください。
※勝手ながらお名前を修正させていただきました
大高さま
お待たせしました。
無印良品の新しい「木製デスク・オーク材」一式を見てきました。
不思議なことに以前からある「無垢材デスク(引出付)・オーク材」も併売されていましたが、まずパッと見た感じは新型は「足元棚付」と似ていますね。
色味も引出付のほうが明るくてツヤがあるのに対し、新型は足元棚付と同様に少しダークオーク系でマットな質感です。
また、引出付は天板の角が角張っているのに対し、新型は足元棚付と同様に角に丸みがあります。
なお、「無垢材」から「木製」に名称が変わったのでオーク無垢からオーク突板にでも変更したのかなと思いましたが、そういうことはありませんでした。
デスク本体引出しは三者とも金属製スライドレールなしで割りとスムーズに開閉できます。
新型が異なるのは、引出し内部材です。
引出付、足元棚付ともに桐だったのが、新型は積層合板に変わっています。
また、ワゴンの引出しは横から見える金属製レールだったのが、底面から支える金属製レールに変わっています。
ただ、この新しいレールが固い(苦笑)
たまたま私が見た店舗の展示品がそうだっただけの可能性はありますが、あまり品質が良いとは思えません。
デスクとワゴンに関しては総じてコストカットを図ったのかなという感じがしますが、上置き棚は良くなりました。
棚板の下の桟が手前に移動したので、一般的なクランプ式デスクライトを取り付けできるようになったのです。
というわけで、改善されたところと改悪されたところが混在しているようですが、トータルで見ると、価格相当もしくはそれ以上の価値はあるのではないでしょうか。
また近々、改めて記事を書きますね^^
はじめまして。ひろと申します。
学習机を検討しておりこちらの記事もいろいろ拝見しております。(記事を見て豊中のデスクランドも行ってきました!)
いろいろ悩んでおりますので2点相談に乗っていただければと思いご連絡させていただきました。
110×60で引き出しが机の横にした時同じ高さになるもので探しています。さらに、私が横でパソコンもできたら最高だと思い、第一希望がボナシェルタでママデスクにする形です。ですがカリモクはなかなかのお値段で決めかねています。(スパイオキッズはワゴンが固定式ですが値段は安いので、第二希望です。アクタスのサークル、コイズミのアルフ、浜本等は希望の奥行きがありません。)
他におすすめの机はございますでしょうか?記事を見て、カリモクが値段相応の商品であることはわかっているのですが、なかなか家族の同意が得られませんm(_ _)m
2点目に、他に希望が叶うものがなければ、ボナシェルタでブックスタンドと椅子はとりあえずやめて購入しようかとも思っています。ブックスタンドは必要でしょうか?
まとまりのない文で申し訳ございません。
よろしくお願いします。
ひろさま
はじめまして^^
ボナシェルタを中心にご検討中ということですね。
ボナシェルタのママデスクというと、カタログではサイドラックを置いた状態での紹介のみです。
しかし、お話の流れからすると、110×60のデスクの側面に親御さんが座るイメージということでよろしいでしょうか?
そうであるならばつまり、基本的に4本脚のデスクじゃないと無理ですよね。
また、デスクの横(親御さんが座る側)には書棚などは置かず、いつでも横に座ることができるというイメージでよろしいでしょうか?
以上を踏まえますと、4本脚、奥行60cm、ワゴン天板は昇降可能という3点が必須条件となります。
ボナシェルタでは予算オーバーということでしたら、次に検討すべきは同じカリモク家具のユーティリティプラスでしょうね。
天板がガチャガチャッと上がるのがイヤなのかもしれませんけど、子供でも簡単に上下できるのはやっぱり便利です。
スパイオユニットもリフティングという条件を外せばアリですよねー。
ただ、天板幅150cmでもない限り、ワゴンが外せないと、限られたスペースにひろさんのノートパソコンとお子さんの勉強道具を置く必要性に迫られます。
これはちょっと現実的ではないでしょう。
一方で、ロの字脚がOKということなら、コイズミファニテックのビーノはどうですか?
色合いがちょっとイメージと違いますかね?
あと、4本脚、リフティング式ワゴン、天板サイズ110×60cmという3条件を満たす机がひとつだけあります。
ウィドゥスタイルのセレクトです。
【参考】キタ━(゚∀゚)━ッ!ウィドゥスタイル「セレクト」&「イーゼルC2」
ただし、ちょっと横揺れがします。
大阪近郊でしたら東京インテリア家具でご覧いただけます。
逆に言うと、「ほら、やっぱり安いものはそれなりなのよ」と家族に理解してもらうには良いかもしれません^^;
ボナシェルタのブックスタンドは教科書類を1段並べてあとは+アルファ程度の収納量しかありませんから、予算がタイトでしたら見送るべきでしょう。
もっとも、この+アルファの要素にこそ、お子さんが好きなものを並べたりする余地があるので、そこを考えると悩ましいんですけどね^^;
まずはファイルボックスを並べて置くというかたちでも良いのではないかと思います。
椅子もまあ、消耗品と考えれば必須とも言えないでしょう。
あくまで私見ですが、私だったら予算が厳しい場合は、メインの机とワゴンだけ買って、あとは追々買い足していきます。
良い家具を買おうと思ったらそういう風にやっていかないと、とてもじゃありませんがお金が続きません^^;
あとはもう、どこまで値引き交渉できるかですね。
東京インテリア家具も結構引いてくれると聞きます。
デスクランドでも聞かれてるかと思いますが、たぶんその割引率がマックスだと思いますけどね。
私の行きつけの堺市の藤光家具も確か同率です。
以上、ご参考になれば幸いです^^
※勝手ながらお名前を修正させていただきました
学習机評論家様
早い返信ありがとうございます。
私も作業できるようにと、サークルのように足から天板が片方出ているもの、サイドラックを探していましたが、ロの字でもそばにつけるのでコイズミのビーノは新しい発見でした。
東京インテリアも行けそうなので行ってみようかと思います。
カリモクにする場合は、仰っていただいたように必要なものから買い足していこうと思います(^^)
ありがとうございました。
ひろさま
ワゴンを出してしまえば親子で並んで座るというのも無理ではないですし、意外とワゴンの上にノートパソコンを置いて…というかたちもアリだったりします。
ちなみに、私は中1の息子の勉強を見るときは110cm幅の机のワゴンを横に避けて親子並んでやってます。
机の片側は壁、もう片側は棚で、他に座る場所がないからですが、私とそれほど変わらないくらい成長した息子でも並んで座って問題ありません。
もちろん、ビーノのようにロの字脚ならベター、ボナシェルタのような4本脚ならさらにベター、もっと言えば天板の幅は広ければ広いほどベターです。
でも、あんまり大きな机だと、のちのち部屋が窮屈になりかねないですから、落としどころを見極める必要がありますね。
まずは東京インテリア家具などでじっくりご覧になってください^^
こんにちは。初めてコメントをしますが、3年前に上の子の学習机を購入した頃から定期的にこのブログを読ませていただいています。
もし良ければ、我が家の相談に乗っていただけないでしょうか。
まず、上の子は
・無印のブナ材デスク 120
を使っています。親子共々非常に満足しており、下の子のときも同じものを購入する予定でした。しかし、現在売っておらず。
兄弟は同じ部屋で使うので統一感を持たせたいのです。
そこで、教えていただきたいのですが、
1、無印のブナ材デスク 120は再販される可能性はあるのでしょうか?
2、・ビーノ、・フォピッシュ・ケユカのいずれか(シリーズ未定)では無印のブナ材デスクと並べて1番近しいものはどれでしょうか。
3、2、の3点から選ぶのであれば、無印に似ているかどうかを考えないとするならば評論家様はどれが1番おすすめでしょうか。
たくさん聞いてしまい、すみません。
もし良ければお力をお貸しいただければ幸いです。
なおさま
はじめまして^^
これはまた難しい質問ばかりですねー。
まず無印良品のブナ材デスクの再販の可能性ですが、私にはサッパリ分かりません^^;
現在オーク材の足元棚付きとそうでないものが併売されていることからも分かる通り、無印良品の考えはまったく読めないので。
ただ、近年の無印良品の傾向を見ると、高いものはやっぱり売れないと認識している感じなので、ヒットしたとは言い難いブナ材デスクを復活させるのはかなり難しいのではないかと思います。
樹種もオークとウォールナット、パインに絞り込みつつありますし。
次に、ビーノ、フォピッシュ、ケユカのニノスまたはアロンのうち、無印良品のブナ材デスクと合うのはどれか。
これも難しいですが、ブナ材に合わせるとしたら個人的にはオーク系よりもビーチやアルダー、メープルなど、木目が薄いものじゃないかと思います。
丸脚のシンプルなデスクと言えば杉工場の「木と風」ですが、オイル塗装なんですよね。
アルダーでウレタン塗装ならメジャーなのはコイズミファニテックの「レイクウッド」ですが、ちょっとイメージとは違うでしょうか。
それでも敢えてビーノ、フォピッシュ、ニノス、アロンから選ぶとしたら、個人的にはアロンを選ぶと思います。
丸脚でイメージ的にも近いところがあると感じるからです。
ブナ材デスクに合わせることをまったく考えないなら、リフティングワゴンをセットして機能的に使いたいならビーノ、ガツンと上棚をセットしたいならフォピッシュまたはニノス、できるだけシンプルで圧迫感がないほうが良いならアロンという感じでしょうか。
ただ、ケユカはとにかく送料が割高に感じられるので、ケユカを検討するならカリモク家具や浜本工芸を検討してみるかなと思います。
丁寧にご返信をいただきましてありがとうございます。
また、こちらからのお礼が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
我が家で色々検討した結果、教えていただきました杉工場のレグシーデスク120を購入しました。先日納品されまして、心配しました先住の無印デスクとの相性ですが、悪くはありません。
足が角足なこと、色味がレグシーデスクの方が濃いこと、また、やはり無印デスクの方が若干見劣り?することはありますが許容範囲です。笑
上の子は中学年になりましたが、タブレット学習が始まっております。
ゆくゆく、パソコンを置きながらの作業をするかもと120幅の机を購入しましたが、今となってはこれより狭いと若干窮屈では?と思います。
下の子も120を選択しておいてよかったな、と感じます。
我が家はこれで学習机の購入は終わりですが、こちらのブログは読み物としてとても面白く、また覗かせていただきますね。
本当にありがとうございました!
なおさま
無印良品のブナ材デスクと杉工場のレグシーデスクを並べることになったんですね^^
スペースに余裕があるならやっぱり幅が120cmもあると快適だと思います。
「住めば都」ですから90cmでも100cmでもまったく問題ないんですよ。
けれども、ウチの場合は110cmですが、それに慣れるとそれが当たり前になってくるところがあります。
天板面だけでなく、足元もゆったりしますし、設置スペースの問題以外はメリットが多いと思います。
わざわざのご報告ありがとうございました。
またお気軽にお越しください^^