先日、オープンしたばかりの東京インテリア家具大阪本店に足を運んだついでに、島忠ホームズ南津守店に寄りました。
学習机シーズン末期ということで、いくつかの学習机が現品処分となっている以外は、売場には目立った変化がありませんでしたが、ひとつ驚いたことがありました。そこにアクタスの「RIPIA(リピア)」もどきがあったからです!
※この記事は2017年3月4日時点の情報に基づいています
アクタス・リピア
アクタスのオリジナル学習机「RIPIA(リピア)」と言えば、2015年の夏に登場したときにあまりのデザインの素晴らしさに収納マンが一目惚れしてしまったデスクです。いや、より正確に言うと、シェルフとデスクのコンビネーションですね。
引出しがないのが残念でしたが、丸棒の棚柱とデスクの脚が木の優しさと力強さを感じさせてくれる絶妙なデザインです。このデザインに感銘を受けたのは私だけではなくて、業界ではあちこちで「リピアのデザインは素晴らしいね~」という声を聞きました。
シギヤマ家具工業・結(ゆい)
で、そのリピアに似たデスク+シェルフのコンビネーションが島忠ホームズにあったので私は驚いたわけです。一応、先にお断りしておきますけど、ナントカ工芸じゃないですよ(爆)
島忠ホームズ南津守店に展示されていたのは、シギヤマ家具工業の「結(ゆい)」という商品です。しかも、「島忠オリジナル」ということです。
パッと見た感じ、リピアに非常に似ているんですけど、リピアはオーク材のウレタン塗装、結はヒノキのオイル塗装となっています。また、ボックス状になったシェルフの仕切り板はリピアだと1枚ですが、結は3枚になっているという違いもあります。
ちなみに、リピアは確か中国製、結はベトナム製です。結の価格はリピアのおよそ1/3程度です。
結は節だらけのヒノキでできているので、パッと見はリピアに似ていても、別物ということはもちろん分かります。けれども、この程度の違いで見過ごしてしまうと、もはやコピー商品とそうじゃない商品を線引きするのは不可能と言えます。
アクタスにとっては腹立たしいこと極まりないことでしょうけど、こういう不埒な輩には正義の鉄槌を浴びせなければなりません。先日のナントカ工芸の件も含めて、毅然とした態度を取ってもらいたいものです。
一方、島忠ホームズも無罪とは言えません。オリジナルとして販売するなら、「知らなかった」では済まされないでしょう。こういうのはほとんどブランド物のバッグのコピー商品を売るのと同じです。さっさと店頭から撤去していただきたいと思います。
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