以前に『家電批評』に私がコイズミファニテックのデスクライト「SCL-357」を推薦したのが掲載されたことがあります。
そのときはデスクライトの特集ではなくて、各分野で活躍する専門家が個人的にオススメする商品を紹介するというかたちでした。そのため、それ自体は大きなインパクトはなかったと思います。しかし、昨年末に発行された『家電批評2019年1月号』ではデスクライトの特集が組まれ、コイズミファニテックのデスクライトが1位に輝いていたのですね!
※この記事は2019年10月23日時点の情報に基づいています
コイズミのデスクライトが『家電批評』ランキング1位に
もう1年近くも前のことに今頃気付いてしまったわけですが、「最新デスクライトおすすめランキング13選」という特集でコイズミファニテックの「LEDモードコントロールツインライトECL-546」がランキング1位に輝いています。同時に、以下のような評価がなされています。
大きくて、とにかく「使いやすい」 欠点らしい欠点がないライト
勉強机用ライトでしょ?いえいえ、大人にも◎です
比較対象となったのは学習机メーカーのデスクライトではありません。7万円くらいするダイソンのデスクライトや、日本PTA全国協議会推薦のパナソニックのデスクライトを抑えての堂々の1位。子供や大人といったことは関係なく、万人に良いデスクライトであることが証明されました。
デスクライトは照射範囲の広さが重要
今回の特集は良いデスクライトの条件探しからスタートしています。最初はバルミューダのデスクライトが発売されたことをきっかけにブルーライトに注目して比較検証を始めようとしたそうです。しかし、ブルーライトが一概に悪いものとは断言できないことから方針転換したと記されています。
実は当時、私のところに家電批評からバルミューダのデスクライトの評価をお願いしたいという話があったんです。結局その話は立ち消えになったのですが、おそらくはバルミューダありきで話を進めることは難しいということで企画そのものが変更になったのでしょう。
ともあれ、そういう経緯を経て良いデスクライトの条件は、(1)照射範囲が広いこと、(2)適切な照度であること、(3)演色評価数が高いこと、(4)調光調色機能を備えていること、(5)多重影が発生しないこと、(6)総合的な使用感が良いこと、の6点を挙げています。これらは概ね私が普段から重視していることと同じで、そこに行き着いた家電批評編集部はさすがだなーと思いました。
学習用デスクライトはやっぱり良くできている!
今回のランキングで比較検証された学習用デスクライトはコイズミファニテックのハイエンドモデル「ECL-546」のほかでは、ニトリの「DSL-IT12T LED」だけです。そのニトリのデスクライトは残念ながら上位をうかがえませんでしたが、良いデスクライト選びでもっとも重要な指標である「照射範囲の広さ」ではかなり良い評価を得ています。
学習用デスクライトはシェード幅が広くて圧迫感が強い、子供が使うものにしては価格が高すぎるなどと言われたりします。しかし、やっぱりシェード幅が広くて広い範囲を照らせることは重要なのです。また、今回のランキングではコスパという観点はまったく評価されていませんが、ほかの比較対象となったデスクライトの価格を見るとコイズミやニトリのデスクライトは非常にコスパが良いことが分かっていただけると思います。
コイズミファニテックやニトリに限らず、学習用デスクライトはやっぱり良くできているんですね。見た目の良さや明るさだけで選ばずに、安心して学習机メーカーのデスクライトを選んでいただければと思います。
というわけで、著作権を侵害しかねないくらいに家電批評の誌面を抜粋してしまいましたが(苦笑)、実際はもっと事細かに検証されていて非常に興味深い内容となっております。家電批評は「Kindle Unlimited」を契約されている方なら無料で読むこともできるので、是非一度ご覧いただければと思います(30日間無料体験もあります)。
ちなみに「Kindle Unlimited」なら、わたくし収納マンの『子育てママの私が片づけに夢中になった理由(仮)』も無料でお読みいただけます。これから子供部屋を用意してあげたいと考えている方にはズバリ役に立つ内容ですので、ご一読いただければ幸いです。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
以前より、収納マンさまの記事は参考にさせて頂いております。
こちらの記事にあるECL-546と、ECL-357、
ECL-357の方を収納マンさまがおススメされているような印象なのですが、
その理由が気になります。
上のふたつの機種のどちらにするか悩み中なので、
教えて頂けるとありがたいです。
chikoさま
はじめまして^^
ECL-546よりもECL-357のほうを私がオススメしているように見える理由、それは主に2点です。
まず1つ目の理由は、ECL-357なら他社製の上棚付き学習机に取り付けられることが多いためです。
逆に、ECL-546は他社製では平机にしか取り付けできないため、どうしても出番が少ないんです。
そのあたりのこと(要は取り付け方)を逐一アナウンスできれば良いのですが、どうしてもそこまで至らないので、無難にECL-357をオススメする機会が多いという感じです。
次に、アーム式のほうがシェードの向きを調節しやすいという点が挙げられます。
ECL-546もツインライトで平面的なシェードの位置を変更できますし、シェードのチルト機構やスライド機構もあります。
しかし、アーム式のほうが簡単に全方位でシェードの向きを変えやすいように思うのです。
LEDデスクライトは明るすぎたり、眩しいと感じることが多いのが問題です。
資料集のような光沢のある印刷物はさらに反射が気になるので、シェードの向きをストレスなく変えられるというのはとても大切なことだと思います。
以上、私個人の嗜好の域を出ない回答で恐縮ですが、ご参考になれば幸いです^^
収納マンさま
早々にありがとうございます。
カリモクのボナシェルタを平机で使っているので、
ECL-546も候補に入れていたのですが、ECL-357に決めました。
「しかし、アーム式のほうが簡単に全方位でシェードの向きを変えやすいように思うのです。
LEDデスクライトは明るすぎたり、眩しいと感じることが多いのが問題です。
資料集のような光沢のある印刷物はさらに反射が気になるので、シェードの向きをストレスなく変えられるというのはとても大切なことだと思います。」
この部分がストンと心に入ってきました。
私が気になって購入に踏み切れない部分はここだったようです。
ありがとうございます!
子どもの学習机を購入したのは10年ほど前で、LEDが出始めの頃でした。
まだ情報が少なく、LEDの目への影響が心配で、購入を見送りました。
その後、明るいダイニングテーブルで勉強していたこともあり、
デスクライトを思い出しては調べて、調べては決まらずを繰り返していました。
収納マンさまのデスクライトの記事も何度読んだかわかりません。笑。
思い切って質問させて頂いて良かったです。
ありがとうございました。
chikoさま
そうだったんですね~。
ウチも学習机を購入したときはまだLEDと蛍光灯が併売されている時期で、私もイマイチよく分かっておらず、家電量販店やホームセンターなどでも売っているデスクライトを選びました。
十分に明るいと思ったのですが、相対的に机の端は暗いうえに、アームの可動範囲が狭く、しかもアームが任意の位置でピタリと止まらないという問題がありました。
今は子供2人分ともそれぞれECL-357とSCL-357に買い替えて満足しています^^
【参考】激安LEDデスクライト!amazonアウトレットでコイズミ「SCL-357」を買いました