雑誌「家電批評」にまさかの収納マン登場!コイズミのデスクライトSCL-357の件で

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いやはや、まさか私が『家電批評』に載ることになるとは思いもしませんでした…。

このところ立て続けに「収納のプロ」として登場させていただいている雑誌『MONOQLO(モノクロ)』の発行元・晋遊舎(しんゆうしゃ)の編集部から、「あらゆる方面の専門家の方から、この1年で購入した家電のレコメンドをお願いしたい」と依頼がありました。

この1年間、我が家は家電の買い替えラッシュで、たくさん家電を買ったんですよー。洗濯機、電子レンジ、掃除機、扇風機、レコーダーなどなど。そんなわけで家事に関わる分野を中心に、これはオススメと言えるものをピックアップして編集部に送りました。

その中のひとつに、「これも家電だよなー」ということで一応リストアップしたコイズミファニテックのLEDデスクライト「SCL-357」が、なんと「学習机評論家」のオススメとして『家電批評』に掲載されてしまったのです!

※この記事は2017年11月4日時点の情報に基づいています(2023年11月29日一部更新)

2023/11/29追記:小泉成器の取り扱いだったSCL-357は現在は「ECL-357」に一本化されています。品番が異なるだけで中身は同じものです。

 

『家電批評』2017年12月号に掲載

家電批評 2017年 12 月号 [雑誌]

『家電批評』は晋遊舎が発行する「ネットを疑う家電購入ガイド」です。アマゾンや価格.comのレビューも確かに参考になるけれど、その道の専門家に聞いたり、編集部で家電を分解したり実際に使ってみて、「コレ!」という家電を選ぼうというコンテンツが満載の雑誌です。

そんなわけで、家電に詳しくない私などが載ることなどないと思ってたんですけど、載っちゃいましたねー(笑)メインはあくまでコイズミファニテックの「SCL-357」ですが、今まで収納関連の雑誌に掲載されたのとはまた格別の喜びを感じます。

なお、『家電批評』2017年12月号は11月2日発行で既に発売中です。全国の有名書店でお買い求めいただくか、アマゾンの「Kindle Unlimited」や楽天マガジンなどの読み放題サービスで、チェックしていただければと思います。

 

コイズミファニテック・SCL-357

コイズミファニテック SCL-357

『家電批評』では商品名が「LEDモードパイロットスリムアームライト」となっておりますが、品番で言えば「SCL-357」のことですね。今回レコメンドさせていただいた通り、シェード幅が広くて光にムラがなく、3段階調色機能付きで、目に負担を掛けない。本当に素晴らしいLEDデスクライトだと思います。

今回の掲載が画期的なのは、家電の専門家とは言えない私が個人的に良いと思っている商品を、家電に詳しい専門誌が認めたという点に尽きるかと思います。『家電批評』誌上で他の商品と比較検証されたものではないとは言え、これは広告効果が少なからずあると言えるのではないでしょうか。

大人が使ってもまったく問題ないスペック&コスパ

こちらでLEDデスクライトのことを取り上げることが多いので、子供が使う学習用だけでなく、大人の方からLEDデスクライトのご相談を受けることも増えているのですが、その中で「SCL-357は確かに良さそうだけどちょっと見た目が子供っぽいのでは?」という声をいただくことがあります。

しかし、SCL-357を「学習机に付いているデスクライト」だと思い込んでしまうと確かにそう感じてしまうかもしれませんけど、そういう偏見を持たずにSCL-357を見れば、そんなに見た目の点で劣るとは思えません。操作性や放熱性、コスパなどを考えて、多少デザインを犠牲にしていることは否めないものの、実に合理的に良くできたデザインだと思います。

また、3段階調色機能というのは、決して子供が学習するためだけに最適な機能というわけではありません。むしろ大人にオススメしたい、これからスタンダードになっていく機能ではないかと私は考えています。

以前にBENQ(ベンキュー)のLEDデスクライトを検証した際に、デジタル読書モードについて書きました。そしてその際は、タブレット端末や電子書籍を見る際は、色温度が4000ケルビン程度が良さそうだと述べました。

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その後、ノートパソコンのモニターでも検証してみたところ、コイズミファニテックで言うところの「勉強モード(約4300ケルビン)」と「計算モード(約5600ケルビン)」のどちらが適しているかは釈然としなかったものの、画面の色合いによっては「休憩モード(約3000ケルビン)」のほうが向いているという場合もあり、状況に応じて色温度が変えられる機能があったほうが良いことは間違いないと感じました。

そんなわけで、SCL-357はスペック的にもコスパの面でも、子供だけでなく大人にも自信を持ってオススメできると思います。

現在はECLに一本化されています

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この記事を書いた人

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. hide より:

    収納マン様
    雑誌掲載おめでとうございます。収納マンさんは、文章も理路整然としているし、他方情緒的思考もできる。普通はどちらか一方になるもんですが。
    今の道を深め、文化論、教育論とからめ大学講師の道をめざすのもいいかもしれません。

    アカデミックな話を。
    日本でほぼ特有の文化で、属人器というのがありますが。自分の中の箸、自分の茶碗と決められているというものです。銘々膳というのもあります。

    最近の世代では、薄れていると思いますが。机など、この文化の流れをくんでいると思うんですよね。家でも職場でも自分の机が決められている。新しい会社とか外資系だと机は共同だと思います。役所だと皆嫌がり共同机はほど遠いです。

    家でも会社でも共同体意識が強い日本では、意外といえるかもしれません。

    • 収納マン より:

      hideさま

      ありがとうございます!
      私の文章は理路整然と呼ぶにはあまりにも未熟で、情緒的思考と言うよりは短絡的でお恥ずかしい限りです^^;

      「学習机も属人器と言えるのかもしれない」というご意見は、私にとって非常に新鮮でした!

      私はもともと収納が専門ですので、箸、茶碗、食卓椅子、ソファについては、その発想があったんですけど、学習机に対してはその発想はなかったです。
      でもおっしゃる通り、学習机は属人器そのものですね!

      hideさんならご存知のことかと思いますが、日本人には「けがれ思想」があって、これがために欧米人には理解不能なモノの扱い方をします。
      フォークや皿は誰のものか決まっていないのに、箸や茶碗は誰のものか決まっていたり。
      基本的に家族とは言え自分以外の他人が使うと、けがれるという心理的障害があるのですね。

      一方、洋食器と和食器の比較は分かりやすい例と言えますけど、食卓椅子やソファは洋家具です。
      また、家によってはソファの座る位置が家族それぞれで決まっていないというケースも少なくありません。

      むしろ、子供の学習机に親が座っていたほうが子供は嫌がるでしょうね。
      また、職場の自分の机に上司が座っていても気持ちが悪いでしょう。

      なるほど、だから学習机は子供の自我の芽生えを促すし、子供の居場所なんですね!

      hideさん!すごく良いことを教えてくださいました!
      ありがとうございます^^

  2. hide より:

    収納マン様
    こんにちは。
    属人器はケガレの思想からきているという視点はなるほどですね。私にその視点は抜けてました。
    奈良時代の役人の食器には、自分の名前が書いてあったということで、家畜やペットを食べる習慣がなかった、生け贄の風習もなかったことを併せ、優しい平和主義の日本人(考古学的に日本人は、戦乱を逃れるためにわざわざ海を渡り自然災害の多い日本人列島にやってきたサマーです。)の血が今の学習机に脈々と流れているのかもしれませんね。
    以前、このサイトで、浜本の昇降袖は、
    引き出し2つがいいか3つがいいかで議論されてたことがありましたが、学習机は属人器で居場所であるとするなら、引き出し2つがいいでしょうね。
    なぜなら、引き出し3つのタイプは上の浅い引き出ししか鍵がかからないけど、2つのタイプは深い引き出しに鍵をかけることができるからです。
    年頃になると親に見られたくないものが増えるはずです。本日、大川家具の販売員に袖はどのタイプが売れるか尋ねたところ、圧倒的に引き出し2つの昇降袖で、昇降機能のない移動袖は一番売れず、迷われてるお客様には、引き出し2つの昇降袖をすすめていると言ってました。

    • 収納マン より:

      hideさま

      日本人のルーツを探るのは面白いですよね。
      日本人は八百万の神を崇めているので、ひょっとすると学習机にも神様がいるのかもしれません^^

      浜本工芸の昇降袖は引出し2杯のBタイプが一番売れているというのは初めて知りました!
      また、昇降機能がない移動袖Aが一番売れていないというのもちょっと意外でした。

      浜本工芸の学習机って、意外とNo.32デスクがよく売れていたりするなど、高品質だけでなく多機能であることや収納量が多いことが評価されているようですね。
      昇降袖Bなら天板が上がるし、大きめのモノも収納できるし、そこにカギを掛けることもできるし…という欲張りなところが高評価に繋がっているのですね。

      これは勉強になりました^^
      ありがとうございます!

  3. hide より:

    収納マン様
    こんにちは
    昇降袖Bは、上段の引き出しに仕切り板がひとつついてきます。(昇降袖Aはこれがつきません。)下段の引き出しには、どのバージョンの袖も仕切り板が3つつきますが、B上段のとは互いに互換性はあると思われます。大川家具、島忠家具で確認したところ、どのバージョンの袖でも同様と思われますが、購入する方は店員に確認された方がいいと思います。
    見た感じだと、移動袖だと何か上に置く使い方は、なんとなく気が進まないかな、という印象です。机の神様に悪い様な気がして。
    私は昇降袖を購入しましたが、これは全国私だけであろうと自負してますが…
    袖の天板にも、透明デスクマットを購入しました。これで飲み物も置けます。
    日本人はギミックや多機能好きなので、プラスチック5000円で昇降袖が買えるなら安いと思います。子どもにとっては、大人の力なしに自分流の思い通りの使い方ができれば、嬉しいでしょうね。

    No.32デスクも売れてますか。わかる気がします。
    ペアの書棚の組み替え方が多彩、机奥行伸縮のギミック、袖は左右どちらでも配置可など。これも、子どもの力だけで可能なギミックですね。書棚上段を机上に配置するときは金具で留める必要ありますが。

    収納マンさん、来年度もどこかのメーカー、販売店とコラボするなら、「私のつくえ」というコンセプトでやってみてはいかがでしょう?

    手間がかからないギミック、多機能、その他究極の属人器である机を自分色に表現できるなどです。

    • 収納マン より:

      hideさま

      こんにちは^^

      さすが浜本工芸マニアですね!ただただ恐れ入ります^^;

      浜本工芸の学習机を購入される方の中には、せっかく木の質感が良いのでデスクマットは敷きたくないとおっしゃる方もいます。
      我が家では市販のデスクマットを敷いていますが、確かに浜本工芸のデスク天板ならナラ材+UVウレタン塗装ですから、キズになる心配は他に比べて低いので、それもアリかなーと納得したりするところです。

      子供が自分で学習机をアレンジできるというのは良いですね^^
      昇降袖はウチの子供たちもお気に入りなので納得します。

      昇降袖で使われる昇降用パーツのようなものの開発というのは非常にコストが掛かるので難しいと思いますが、あちこちネジで固定しないでレイアウト変更可能となるギミックは私も理想とするところです。
      理想は、積み木のように簡単にレイアウト変更可能な学習机です。
      ただ、安全性との兼ね合いが難しいところです^^;

  4. hide より:

    収納マン様
    いつもお世話になっております。おかげさまで、光製作所との商談は、お互い歩みより、週明けにはまとまりそうです。

    収納マンさんも今日はぐっすり眠れそうですね。
    袖引き出しは2杯か3杯かについて、収納マンの後ろ髪を引かれる思いとは、良く言ったものだと思います。私も同感です。
    奈良時代から陰陽道の影響で3が一番縁起のいい数字だそうです。
    3を、使ったことわざも多いですしね。

    • 収納マン より:

      hideさま

      こんにちは!

      光製作所との商談、うまくまとまりそうで良かったです^^

      それにしても、ここで「陰陽道」が出てくるとは思いませんでした~。
      hideさんのおかげで私も学習机の奥深さを改めて知った思いです^^