残念賞!バルミューダのLEDデスクライト「BALMUDA The Light」

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高級家電として有名な「バルミューダ」から”子どもの目を守る太陽光LEDデスクライト”が発売されると聞いてからもう半年近くが経ちます。さすがバルミューダが発売したとあって、各種メディアなどで注目を集めています。

そんなわけで、読者の方から何度かご質問をいただいておりました。ようやく実物を見て参りましたので、私なりに評価してみたいと思います。

※この記事は2019年2月23日時点の情報に基づいています(2024年4月20日一部更新)

 

BALMUDA The Light L01A

BALMUDA The Light L01A-WH/-BK

山田医療照明との共同開発

私の辛口評価をお話しする前に、「BALMUDA The Light L01A-WH/BK」の特徴を簡単に説明しましょう。

このデスクライトはバルミューダ単独で開発されたのではなく、”手術灯国内シェアNo.1”の山田医療照明との共同開発によるものです。山田と聞くとZライトでお馴染みの山田照明と誤解されそうですが、たまたまどちらも創業者が山田さんだっただけでまったく別の会社です。でも、どちらも本社は東京都千代田区にあります。

目線の先に影を作らない光

BALMUDA The Light L01A-WH/BK 照度分布図

出典:楽天市場

一般的なデスクライトはLEDの直下がもっとも明るいものです。しかしながらバルミューダのデスクライトは手術灯をヒントに開発されており、LEDの直下ではなく手元を照らすように作られています(上図参照)。

これにより、頭や手によって影が生じるのを防ぐことができます。

最高レベルの演色性

バルミューダのデスクライトのもう一つの特徴は、高演色でRa97を誇るということです。一般的な学習用デスクライトの平均演色評価数はRa80~85程度のものが多いことを考えると、色の再現性が極めて高いと言えます。

2024/04/20追記:バルミューダのThe Lightにはコイズミファニテックの「ECL-111」と同じ、ソウル半導体のLEDチップ(サンライク)が使われているようです(出典:Business Wire)。

点灯時や調光時に音が鳴る

バルミューダ ザ・ライト 太陽光LEDデスクライト BALMUDA The Light L03A-WH

3つ目の特徴は、電源を入れたり調光するときに音が鳴るので子供が親しみやすいということです。デザインも植木鉢に咲いた向日葵のようでかわいいと思います。

おまけに、スタンドはペン立てにもなります。これだけ多様な機能を装備して、税込39,960円39,600円と大変お買い求めやすい価格となっております(笑)

2023/06/16追記:発売時から消費税が10%になったのに加え、2022年4月にも値上げされましたが、2023年6月からコストを抑えて39,600円に値下げされています。

最大2000ルクスにしては眩しさを感じない

バルミューダ ザ・ライト 太陽光LEDデスクライト BALMUDA The Light L03A-WH

以上の特徴を踏まえたうえで私の感想を申しますと、まず照度が最大2000ルクスもある割りには光源を直接見ても眩しさを感じないです。

もちろん、光源を直接見ることは推奨されませんが、子供ってダメと言われても見るじゃないですか(笑)もしくは、不意に光源を覗き込んでも目のダメージは少ないんじゃないかと思います。そこは評価できると思いますね。

質感は大変すばらしい

BALMUDA The Light L01A-WH/BK 照射範囲と可動範囲

出典:楽天市場

さすがバルミューダ、さすが4万円近くもするというだけあって、質感は大変すばらしいです。山田医療照明が作った手術灯のようなランプ部自体は言わずもがな、支柱とシェードもスムーズに動きます。材質もとても高級感があります。

個人的にはリビングダイニングに置くオブジェとしては悪くないと思います。

実感として照射範囲がとても狭い

さて、ここからがネガティブ大魔王・収納マンの本領発揮です。ビシバシとダメ出しをしていきたいと思います。

まず、バルミューダのデスクライトは照射範囲がとても狭く感じられます。照度分布図を見る限りは半径50cm円周上でも250ルクスくらいあると思われるのですが(=JIS規格AA形相当に近い)、中心が2000ルクスと明るすぎることが問題です。

かねがね申し上げている通り、多くのLEDデスクライトは明るすぎることが問題なのです。明るければ明るいほど良いわけではありません。変に明るいと周辺と明暗の差がつきすぎて、目に負担を掛けてしまいます。

ちなみに私は、照度は最大1000ルクスに近いほど理想的で、高くても1500ルクスまでが良いと考えています。無論、JIS規格AA形相当の光の広がりがあることが大前提ですが。

そもそも前傾姿勢を前提にするのはおかしい

BALMUDA The Light

出典:BALMUDA

バルミューダはこのデスクライトを開発するにあたり、子供の視野は狭く、ついつい頭を下げがちだという前提に立っています。だから照射範囲が狭くても問題ないし、前方に光が伸びるように設計しているというわけです。

確かに熱中しているときの子供は上写真のような状態になりがちです。しかしながら、そのような姿勢は決して好ましいと言えるものではありません。姿勢が悪いことは視力の低下に直結します。

なので、夢中でお絵描きや工作に興じることを前提にするならバルミューダのデスクライトはオススメできると思いますが、中高生を視野に入れて学習用として購入するならオススメできません。姿勢の悪さに気づけないような設計は好ましくないと思います。

ちなみに私は学習椅子を見ていても思うのですが、どんな椅子を買っても姿勢を矯正するのは困難です。いくら親が口やかましく言おうとも、本人が意識しなければ変わりません。

ブルーライトを大幅カット?

あとは些末な話ですが、バルミューダのデスクライトはブルーライトを大幅にカットしており、網膜障害などの悪影響を引き起こす心配がないということです。

ただ、学習用LEDデスクライトはこんなにブルーライトは突き抜けていません。また、そもそもパソコンのモニターなどと違って直接見るものではありませんから、私としては気にするような話ではないと考えています。

なお、バルミューダのデスクライトの色温度は5700ケルビンで調色機能はありません。短時間集中で勉強するには良いですが、少しリラックスして本を読める低めの色温度が選べたほうが良かったかなと思いますね。

 

アマゾンではVineメンバーを中心に大変評価が高くなっていますが、サンプル品の提供を受けてコストの負担を感じることなく評価するのであれば確かに満足感は高いだろうと思います。また、バルミューダの他の製品に満足している人にとっては、期待を裏切らない商品だということも理解できます。

「デスクライトにもなるオブジェ」と考えれば、リビングダイニング学習に最適と言えるかもしれません。ただ、ダイニングテーブルに持ってきて使用することが前提の場合は、落として4万円がパーになっても気にならない方に限ると思います。

演色性が高いし、明るすぎるくらい明るいので、小学校入学前後の子供がお絵描きや工作に興じるために購入するなら、それも良いと思います。また、調光時などに音が鳴るので子供が机に向かうのが楽しくなることでしょう。

しかしながら、教科書やノートや参考書などを広げて勉強する前提ならまったくオススメできません。中心が明るすぎるし、机の端のほうは相対的にすごく暗く見えるからです。

減光して中心照度を落とすと端のほうが暗すぎて使い物になりません。天井照明でも十分事足りる程度だと思います。

それにしても、学習用LEDデスクライトは価格が高くて売れないなんて言われがちですけど、バルミューダのブランド力なら4万円近くでも売れるということに改めて感心しました(苦笑)

2024/04/20追記:現行モデルはL03Aとなっています。旧L01Aとはデザインや仕様に変更ないものの、本体とアダプターの生産地が中国に変更変更されています。なお、旧L01Aは日本製でした。

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この記事を書いた人

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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