浜本工芸「No.32デスク」vs「No.28デスク」vs「No.90デスク」

 

今年度、浜本工芸が「No.28書棚A」を投入してきたことは、非常に大きなインパクトだったと私は考えています。

前回の記事の通り、カリモク家具の「ボナシェルタ」の強力なライバルとなったことがまずひとつ。もうひとつは、浜本工芸の学習机ラインナップの層がまた分厚くなったと感じるところです。

※価格および仕様はすべて2021/10/16現在

 

No.28デスク

浜本工芸・No.28デスク+書棚A

なにしろ「No.28デスク」は浜本工芸のベーシックデスクの中でもっともコンパクト(幅900×奥行505mmから)。それでいて、No.28書棚Bの前にデスクを置けば収納力が増し、奥行も750mmとかなり大きくなります。また、No.28書棚Aを組み合わせた場合(上写真)は、書棚の収納量がさらに増えます。つまり、リビングダイニングから子供部屋まで幅広く対応可能なのです。

No.32デスク

一方で、「No.32デスク」は拡張天板を備えており、片脚を外してNo.32書棚と組み合わせてL型レイアウトを実現できるなど多機能です。しかし、No.32デスク一式は浜本工芸のラインナップの中でももっとも高価な部類となります。

 

No.90デスク

No.28デスクを軸に考え、なおかつ逆に予算を抑えたり、リビングダイニングにふさわしいサイズ感を考えると、「No.90デスク」という選択肢もあります。No.90デスクBなら税込定価で10万円を切ります。また、天板収納時のサイズは幅900×奥行400mmとコンパクトで、使わないときは中身をスッキリ隠すことができます。

 

価格の比較

デスク幅/タイプ書棚税込価格
No.28デスク90+書棚A153,670円
+書棚B110,550円
100+書棚A+昇降袖A215,270円
158,070円
+書棚B+昇降袖A171,050円
113,850円
No.32デスク100+書棚上下セット+昇降袖A233,200円
176,000円
+書棚下箱+昇降袖A207,900円
150,700円
No.90デスクA153,450円
B98,340円

※No.28デスク(90)には袖と椅子をセットでデスク下に収納できません ※幅110cmについては今回は除外

もうちょっと具体的に価格を比較してみましょう。

No.90デスクBが98,340円でもっとも安いことはもちろんとして、意外だったのがNo.28デスク(90)と書棚Bの組み合わせが110,550円で1万円ちょっとしか変わらないことです。No.90デスクBなら上に書棚が2段、No.28デスクなら上に1段、下に2段。No.90デスクなら中身を隠せる、No.28デスクならいつでもオープン。No.90デスクなら天板収納時は奥行コンパクト、No.28デスクならいつでもゆったり。見た目重視ならNo.90デスクで決まりですが、使い勝手重視でNo.28デスクとおっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。

もうひとつ意外だったのが高価格帯の組み合わせ。No.28デスク(100)+書棚A+昇降袖Aが215,270円のところ、No.32デスク(100)+書棚上下セット+昇降袖Aが233,200円と、こちらも差額は1万円台ということ。No.28デスクのほうが見た目がシンプルで書棚の天板の上も活用できるとは言え、No.32デスクのほうが多機能で良いとおっしゃる方も少なくないように思います。

総じて、No.28デスクに書棚Aを組み合わせると、多機能なNo.32デスクの書棚上下セットに比べて割高。逆に、No.28書棚に書棚Bを組み合わせると、No.32デスク+書棚下箱よりも割安に感じます。来るべき値上げを踏まえて、No.28書棚Aは値上げ後の価格設定になっているのかもしれませんね。逆に、従来からある商品は今が買い時と言えるのかも。

 

それぞれのメリット&デメリット

No.28デスク+書棚

  • デザインがシンプルでリビングもOK
  • 書棚Aは上下分割可能
  • 書棚Bの組み合わせは割安感あり
  • 書棚Aの組み合わせは割高感あり
  • 袖をセットする場合はデザインが揃わない

No.32デスク+書棚

  • テーパー脚で座りやすい
  • 天板奥行を2段階に調節できる
  • L型配置時にデスク片脚を外せる
  • 拡張天板収納時はクランプ式デスクライト取付不可
  • あまりリビング向きのデザインではない

No.90デスク

  • コンパクトで省スペース
  • その割りには収納量が多い
  • 天板を閉じれば見た目スッキリ
  • 袖をセットできない
  • いちいち天板を開閉する必要がある

最後に、それぞれを選ぶメリットとデメリットをまとめてみました。

個人的にはNo.28書棚Aの組み合わせが推しなのですが、現状では予算のことも考えるとちょっとためらってしまうかなーというのが正直なところです。

No.32デスクについては、あまりリビング向きのデザインではないなどと難癖をつけていますが、実はデメリットが見つけられなくて無理やり押し込んだ感じです。さすが浜本工芸のラインナップの中で最高価格帯だけあって弱点がないです。

そしてNo.90デスクは、リビングダイニングに置くことや予算を抑えることを第一に考えると有力候補である一方、子供部屋メインで考えると逆に候補に入らないことが多いのかなという感じがします。子供部屋メインで考えるならNo.28デスク+書棚Bのほうが良さそうですからね。

 

以上、浜本工芸のNo.28デスク、No.32デスク、No.90デスクの3モデルを比較してみました。リビングダイニングに置くことを第一に考えればNo.90デスク、逆に子供部屋ならNo.32デスク、その中間を狙うならNo.28デスクという感じでしょうか。

No.28書棚Aが登場するまでは、こんな比較をすることはまったく考えられなかったですねー。いやはや、本当に悩ましいと思います。

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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など

  1. きーよん より:

    来春就学予定のこどもの学習机探しに、こちらのサイトを参考にさせていただいています。近くにショールームがない者として、こちら分かりやすくまとめてくださり、大変助かっています。
    今、No.09、No.28、No.32で悩んでいるところです。自宅は、奥に細長い作りのリビングで、奥側にこども二人の学習コーナーを作りたいと考えています。狭小住宅で、窓が多く、一度見ていただいた収納アドバイザーの方には、リビングに子どものものを置ける間取りではありませんと言われたことがありますが、どうしても諦めきれません。
    最初No.90のすっきりしたデザインに一目惚れしたのですが、ちょうど子供用の本棚を探していたこともあり、No.28の書棚Aを上側を離して、しばらくは上部は本棚として高い、学習用書籍が増えてくるタイミングで、学習机に戻すのもいいかな、その頃にはこども部屋に机を移動しているだろうし、と考えました。こども部屋には、作り付け収納が一切なく、いずれ移動するなら、学習机に収納力がないと厳しいなと考えるようになりました。
    しかし、そうなるとデスクの奥行きやワゴンの奥行きが心配で、No.32の収納力と奥行きの調整が魅力的に思えてきました。早生まれの娘には、椅子をひかなくても座れるデザインなのも魅力的です。でも、ハイタイプの状態では二人分のものをリビングには置けないし、というのを、無限ループで考えています。何を優先させるかだとは思うのですが、アドバイスをいただけますと嬉しいです。

    • 収納マン より:

      きーよんさま

      はじめまして^^

      浜本工芸のNo.09、No.28、No.32の3台で検討されているのですね。

      ちょっと状況がイメージできなくて、まずはそこの確認をさせていただければと思います。

      > 一度見ていただいた収納アドバイザーの方には、リビングに子どものものを置ける間取りではありませんと言われたことがありますが

      とのことですが、たとえば現在置いている家具などを撤去して学習机2台分のスペースを捻出するご予定でしょうか。

      > No.28の書棚Aを上側を離して、しばらくは上部は本棚として高い、学習用書籍が増えてくるタイミングで、学習机に戻すのもいいかな、その頃にはこども部屋に机を移動しているだろうし、と考えました。

      No.28デスクを候補にされる場合は、上箱、下箱、デスクは、当初どちらの部屋に置かれるご予定でしょうか。
      ただでさえスペースがない状況なら、これら3つともをリビングに置くのは無理ですよね。

      > No.32の収納力と奥行きの調整が魅力的に思えてきました。早生まれの娘には、椅子をひかなくても座れるデザインなのも魅力的です。でも、ハイタイプの状態では二人分のものをリビングには置けないし

      ここを拝見すると、1台をお子さん二人で使ってもらうご予定なのかなとも思いました。
      ただ、No.28デスク+書棚Aと、No.32デスク一式では、収納力も奥行も大差ありません。
      よって、どちらを選んでも1台で2人分の収納を賄うというのは厳しいと思います。
      また、体格のことも心配されている現状、ハイタイプの棚の上のほうを活用するのは難しいのではないでしょうか。

      手書きの簡単なものでも結構ですので間取り図を添付していただいたり、子供部屋のことももう少し詳しく教えていただけるとアドバイスできると思います。

      • きーよん より:

        返信ありがとうございました。お言葉に甘えて、間取りを添付します。
        現在、リビングダイニングの家具らしい家具は、玄関側に置いている棚くらいで、まだたいしたものは揃えられていません。
        アドバイザーの方には、ダイニングテーブルと、リラックススペースを設けるべきで、窓が多く、収納が少ない部屋なので、こどもの荷物を置けませんね、と言われました。
        母としては、他の家具はすごく小さなものにするか、諦めるかをして、こどもの学習机が置けたらいいなと思っています。
        現時点では、図で一番下側の、207cmの壁面に学習机を二つ置けないかと思っています。
        こどもは年長と3歳で、1人1つずつ与えたいです。
        いずれ、こども部屋(9.3帖)へ学習机二つとも移動させることを考えています。
        こども部屋は、姉妹二人で一部屋しかありません。こども部屋には一切収納がありません。
        いずれ移動させることを考えると、色々な組み合わせのできる、カリモク のボナシェルタを買い揃えていくのもいいなと目移りもしています(ただし、100cm幅ボナシェルタ下にワゴン、クレシェを収納すると足元が窮屈そうな気がしています、カリモク のページでないのにすみません)。
        いずれもオプション棚をセットで買うのであれば、一台分はリビングに置き、もう一台分をあとから購入するか、こども部屋にしばらく置こうかと思っています。
        悩みすぎて、とりとめもなくなり、すみません。
        収納力があり、すっきりおさまり、先を見越したものをご助言いただけると嬉しいです。

        • きーよん より:

          こども部屋の間取りはこのような形です。窓は高い位置にあるので、リビングと違って、家具に干渉しそうにはありません。

          • 収納マン より:

            きーよんさま

            間取り図をお送りくださいましてありがとうございます!

            > アドバイザーの方には、ダイニングテーブルと、リラックススペースを設けるべきで、窓が多く、収納が少ない部屋なので、こどもの荷物を置けませんね、と言われました。

            うーん、たまにいっらっしゃいますね。
            こういう風におっしゃる方…。

            我が家の話で恐縮ですが、以前は9畳のダイニングキッチンにダイニングテーブルは置かず、代わりに学習机を2台と棚3台を置いていました。
            ダイニングテーブルと学習机の両方を置くことはできないので、学習のほうに全振りした結果です。

            子供部屋の模様替え・・・長女が片づけに開眼!?(@_@)

            きーよん様宅の現状を見るに、ダイニングテーブルとリラックススペースを設けるべきというのは、あくまでそのアドバイザーの方の価値観に過ぎないのではないでしょうか。
            ひょっとしたら、きーよん様ご自身がその際に、学習机もダイニングテーブルもリラックススペースもとすべて言ってみたところ、アドバイザーの方が優先順位の見誤っただけなのかもしれませんが。

            もし私だったら、幅207cmの壁面に学習机を置くのはアリだと伝えたと思います。
            そのうえで、ダイニングテーブルやリラックススペースも必要ということなら、ローテーブルのあたりに天板高60cm前後のリビングダイニングセットを置くことを提案します。
            ソファースタイルのダイニングセットですね。
            もちろん、現在のローテーブルのまま、ちゃぶ台スタイルも良いと思います。

            なお、幅207cmの壁面に学習机を置く場合、この間取り図の感じからすると壁面の窓は腰高、横の幅182cmの窓というのは掃き出し窓(床から背丈まで)でしょうか。
            その場合、このスペースに学習机2台を背合わせ、もしくは向かい合わせに置くのは難しいので、幅207cmの壁面に100cm幅を2台並べるというのが妥当だと思います。
            ただし、やはり腰高でも窓が干渉するので、ボナシェルタやNo.32デスク、No28デスクなどの背の高い書棚は厳しいでしょう。
            上置きすらなしで、デスク天板上にファイルボックスなどを使って本を並べるのが適切かと思います。
            ランドセルは木製学習椅子の背もたれに掛けたり、椅子の足元棚の上に置くことになります。

            もしくは、キッチンカウンターの下のスペースが使えるのであれば、そこにランドセルや教科書類を収納しても良いでしょう。
            カウンター下だけでも166cmくらいあるので、小学生くらいまでならお子さんお二人分を収納しても何とかなると思います。

            ユーティリティプラス+マルチシェルフ、もしくはNo.28デスク+書棚Bという可能性も考えられますが、机の下に潜り込んで教科書類を手に取り明日の準備をするというのもちょっと窮屈そうです。
            それよりは奥行65cmのピュアナチュールやNo.09デスクを置いたほうが、天板奥側に教科書類を並べても作業面を広くキープしやすいでしょう。

            子供部屋のほうは2人分に分けて使うとすると5畳未満ずつ、おまけにクローゼットもないという状況ですが、逆にクローゼットがないのでレイアウトしやすいとも言えます。
            クローゼットがあると、その前には家具が置けませんからね。
            5畳未満でも工夫次第でベッドも置けますし、奥行65cmのデスクでも問題ありません。

            4畳半の子供部屋にデスクとベッドとハンガーラックをレイアウトする方法
            4畳半の子供部屋に学習机とベッドを配置しようと思ったら、ロフトベッドやミドルベッドじゃないとレイアウトは無理?いえいえ、そんなことはありません。工夫次第でデスクとベッドはもちろん、棚や洋服の収納まで十分確保することができます。

            あとは今後、デスクと書棚をL字型にレイアウトするかもしれない場合は、ピュアナチュールのようなテーパー脚よりはボナシェルタのような4本脚のほうが良いかもしれないというのはあります。
            もっとも、座りやすさを考えればテーパー脚で、おまけに収納量も確保したいとなればワゴンも必須ですから、どちらを優先するかは悩みどころです。

            以上のプランで大筋で問題なさそうなら、今後はベッドをどうするかも考えていたほうが良いかもしれません。
            2段ベッドで良ければ子供部屋のレイアウトはしやすいですが、その状態でいつまでいけるかはお子様方次第です。
            上下分離できるといっても、その場合は柵のないベッドに比べると一回り大きいことが多く、レイアウトがちょっとしにくかったりしますからね。

            そういうところもご検討いただければ、より学習机のイメージもまとまりやすいのではないでしょうか。