IKEA(イケア)にはたくさんの机やテーブルがありますが、デスク、ミーティングテーブル、ダイニングテーブルなどの区分けは特にありません。そのため、日本の一般家庭でデスクとして使うにはちょっと大きすぎると感じるものが多かったり、引出しが付いておらず機能的に物足りないと感じることもあると思います。
そんな中、イケアにしては割りと普通に使える感じのシンプルなデスクが発売されました。「TROTTEN(トロッテン)」というシリーズです。店頭で実物を見て参りましたのでレビューしたいと思います。
※この記事は2021年10月20日時点の情報に基づいています(2024年4月25日一部更新)
IKEA・TROTTEN(トロッテン)
デスク
![IKEA・TROTTEN トロッテン デスク, ホワイト120x60 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-desk-white__1033625_pe837360_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
トロッテンは左右に逆Vの字のいわゆるテーパー脚の付いたデスクです。セット品もありますが、基本的には脚部と天板が別売となっています。
天板サイズは上写真の120×60cmのほか、120×70cm、140×80cm、160×80cmがあります。カラーはホワイトのほか、天板はベージュ、脚はチャコールが用意されています。
価格は120×60cmの天板と脚で税込8,990円12,990円です。同様のイケアのデスクやテーブルと比べると高くも安くもない価格帯と言えるでしょう。ただ、天板はメラミン化粧板、脚部はスチール製で、耐久性は申し分なく、安っぽさもありません。イケアのデスクの中では割りと”高見え”するほうではないでしょうか。
引き出しユニット
![TROTTEN トロッテン 引き出しユニット, チャコール34x56 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-drawer-unit-anthracite__1009416_pe827587_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
こちらでトロッテンを取り上げたのはコスパが良いだけでなく、IKEAのデスク関連でも最大規模と言えるほどラインナップが豊富なシリーズだからです。
先ほどの写真にも写り込んでいる「引き出しユニット」は、ベッドサイドに置くナイトテーブルみたいな感じ。必要最小限の文房具などを引出しに収めつつ、下段にはバッグなどを置くのにちょうど良さそうです。なお、キャスターは付いていないので、移動させる場合は持ち上げる必要があります。
引き出しユニット キャスター付き
![TROTTEN トロッテン 引き出しユニット(引き出し×2) キャスター付き, ホワイト](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-drawer-unit-w-2-drawers-on-castors-white__1025921_pe834229_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
いわゆるワゴンもあります。「引き出しユニット キャスター付き」は上写真の引出し2段タイプと3段タイプがあります。
いずれも税込8,990円12,990円9,990円で手頃に見える価格ですが、デスクのサイズに対して小ぶりなうえに、引出しの開閉はお世辞にもスムーズとは言えません。個人的には市販のスチール製ワゴンを合わせたほうが良いと思います。
収納ユニット キャスター付
![TROTTEN トロッテン 収納ユニット キャスター付, ホワイト35x47 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-storage-unit-on-castors-white__1009431_pe827594_s5-300x300.png)
出典:IKEA
こんなのもあります。「収納ユニット キャスター付」はスチール製の箱に竹の集成材を乗せたものです。カバンやファイルを収めることはもちろん、上に座ることもできます。親が子供の勉強を見てあげるときにも活躍しそうです。
ワゴン
![TROTTEN トロッテン ワゴン, ホワイト80x40 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-trolley-white__1021515_pe832163_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
配膳台のような「ワゴン」もあります。高さはデスク天板と同じ75cmなので、デスクの幅を拡張したり、L型デスクのようにレイアウトすることもできます。トレーの位置を変えることができるので、使い勝手も良さそうです。
テーブル80×80cm
![TROTTEN トロッテン テーブル, ベージュ/チャコール80x80 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-table-beige-anthracite__1020997_pe832026_s5-300x300.png)
出典:IKEA
前述のワゴンの倍の天板サイズの「テーブル80×80cm」というのもあります。キャスターが2つ付いているので移動がしやすく、奥行80cmタイプのデスクを拡張するのに良さそうです。一般家庭用と言うよりはオフィス向きという感じですが。
キャビネット
![TROTTEN トロッテン キャビネット 引き戸付, チャコール80x180 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-cabinet-with-sliding-doors-anthracite__1038437_pe839676_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
「キャビネット」も各種用意されています。奥行55cmと深いのであまり一般家庭向きではないものの、大きなモノを収納するには便利ですし、安定感もあると思います。
掲示板
![TROTTEN トロッテン 掲示板, ホワイト76x33 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-noticeboard-white__1021232_pe832077_s5-300x300.jpg)
出典:IKEA
トロッテンにはデスクやキャビネットに取り付けることができる「掲示板」が用意されているのもユニークなところ。片面はピンナップボードとして、もう片面はホワイトボードとして使うことができます。
昇降式デスク
![TROTTEN トロッテン デスク 昇降式, ベージュ/ホワイト120x70 cm](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/10/trotten-desk-sit-stand-beige-white__1020755_pe831983_s5-300x300.png)
出典:IKEA
トロッテンには「昇降式デスク」もあります。天板の高さを72cmから122cmまで手動で変えられるようになっており、立ちながらパソコンを操作したりミーティングをするのに最適です。
以上の通り、トロッテンはIKEAのデスク関連品の中でもアイテム数の多いシリーズとなっています。子供が学習用として使うというよりはオフィス向けという感じではあるものの、パーソナルユースでも問題ないラインナップだと思います。昇降式デスク以外はホワイトとチャコールの2色展開なので、インテリアコーディネートもしやすいですね。
個人的にはIKEAの木製家具はちょっとオススメしがたいところが多いのですが、スチール製なら耐久性の面で問題がなく、デザインやコスパも素晴らしいと思います。「大手メーカーの学習机は価格が高すぎる」、「もっと大人っぽいほうが良い」、「子供はともかくテレワーク用にどうかな?」とお考えの方は、選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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![](https://desk.shunoman.com/wp-content/uploads/2021/08/ikea2022_micke_142_08-160x90.jpg)
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