もうすぐ3月も終わりです。さすがに今頃になると学習机商戦も完全に終戦ムードとなり、展示品がどんどん減っています。
5月のゴールデンウィーク頃までは、学習机の購入を控えていた人たちが、入学後の友人宅の状況などを聞いて、「やっぱり…」ということで学習机を買い求めに来ることもありますから、売れ筋モデルや大人でも使えそうなシンプルなものは残しておくことがあります。逆に言うと、売れ筋ではないもの、売りにくいものほど早くから現品処分が始まります。
あくまで私個人の価値観で言うと、展示現品よりも新品を取り寄せてもらうのがありがたいのですが、展示現品を買うことがお得な場合もあります。そんなわけで今回は現品限りの展示品を買うメリットについて紹介したいと思います。
人気モデルは展示現品でも買えるだけラッキー!?
もうこの時期ですので当たり前と言えばそうですが、たとえば”学習机評論家が選んだ!ベスト・オブ・学習机2015”にも選出しましたイトーキのカモミール・ラグジュアリーは人気のため完売となっています。数量限定品ではなかったはずですが、2015年度新商品ということもあって販売予測が立てにくかったのでしょう。
ほかの商品については分からないのですが、このように完売となったモデルの場合は展示現品でも即買いでしょうね。迷っている間に売れてしまいます。
早く届けてもらいたければ展示現品を選ぶしかない場合も
近年は学習机が完売するというケースは少ないように思いますが、いま注文してもメーカーに在庫がないため生産が上がるまで2ヶ月くらい待つ必要があるということは割りとよくあります。「でもそこを何とか入学式までに届けて欲しい」ということになると展示現品を購入するしかないということもあります。
ただ、特にそれが売れ筋モデルの場合はお店も展示を外したくない場合があり、展示現品だからと言って値引をしてもらえない可能性があることは覚悟しておきましょう。基本的に家具屋は展示品だからと言って安くする気はほとんどありません。
現品限りの展示品は1~2万円引きでお得
展示現品の学習机を販売する場合はだいたい1~2万円引きとすることが多いです。パーセンテージにするとだいたい10~20%程度でしょうか。最近は値引き交渉をすることなく最初からズバリ価格を付けることが多いので、よほど良い条件を提示しない限りはそれ以上に安くなることはほとんどないと思います。
ただ、そのズバリ価格が、もともとの売価から値引しているケースと、定価から値引しているケースが見受けられます。現品限りでいくらと表示されて安くなっているように見えて、実は少し前までの売価とほとんど同じであるケースもあるのです。
ここで価格交渉を有利に進めるには、やはり早くから候補を絞っておき、価格調査をしておくことです。ただし、前述の通り人気モデルは完売の可能性がありますし、納期が間に合わない可能性もあります。基本的にギリギリまで粘って価格交渉を有利にするというのはメリットが少ないうえにリスクが大きいですから、そういう戦略は取らないほうが良いと思います。
展示現品なら木目で失敗することがない
近年の学習机はほとんどが天然木を使用しています。そして天然木ですから当たり前ですが、すべて木目が違います。でもその当たり前のことが受け入れられないことがあるんですね。
そういう問題を回避するには、展示現品を購入するのが一番の安全策です。そもそも木目の違いのある家具というのは一品物であり、展示現品を購入するのがセオリーです。そのことが分かっている人は喜んで展示現品を買っていきます。
以上、現品限りの展示品の学習机を買うメリットを紹介しました。ただ、最後の木目の問題を除いてはほとんどメリットとは言えないと思います。欲しいモデルが決まったら早くから注文しておけば欠品や納期遅れの可能性は低いですし、人気の高いモデルは展示現品でも安くならない場合が多々あるからです。
とは言え、この時期になってから学習机を購入する方ももちろんいらっしゃると思いますし、2016年度に向けて今から下調べをしている方もいらっしゃると思います。そういう方々にとって参考になれば幸いです。
コメント 皆様からご質問・ご意見など