インスタグラムを見ていると、リビングダイニングの隅などにカウンターデスクを造作して、そこで子供に勉強をさせるというお宅が少なくありません。コストは決して安くないものの、見た目に収まりが良く、親子のコミュニケーションにも役立ちます。また、昨今の新型コロナウィルスの流行に伴うテレワークの導入で、造り付けのデスクスペースが活躍しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、造り付けのデスクの多くが天板のみという状態です。本は天板の隅に並べ、必要最小限の文房具はペン立てに収納するとしても、「やっぱり引出しがあれば…」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、参考までに私が先日購入したスチール製のデスクワゴンをご紹介したいと思います。
※この記事は2020年4月15日時点の情報に基づいています(2023年12月11日一部更新)
BTM・デスクワゴンWF036753
今回ご紹介するスチール製のデスクワゴンは、アマゾンでキャビネットの売れ筋ランキング1位(2020/04/14現在)となっている「オーエスジェイ(OSJ) キャビネット 3段 A4対応 鍵付き キャスター付き (ホワイト) WF036753」と同じものです。私は楽天市場で購入し、メーカー名はBTMとなっていましたが、ダンボール箱に記載されている品番はまったく同じでした。いずれも販売元の会社が同じ「オリエンタル・スタンダード・ジャパン(OSJ)」なので、同一商品と見て間違いないでしょう。
大手学習机メーカーの木製ワゴンは安くても2万円台からである一方、こちらはスチール製で8千円台とお手頃価格です。デザインもシンプルでなかなか良い感じに仕上がっています。
完成品!
しかもこれ、驚いたことに完成品なんですよ。普通はこういうのってキャスターくらいは自分で取り付けないといけなかったりするものですが、それすら必要ありません。
梱包材もシッカリしており、もちろん外観に小傷なども一切見られなくて、さすがメードインチャイナだと感心しました(笑)
鍵付きで全段一発施錠
WF036753には鍵がちゃんと付いています。オモチャのような鍵ですが、1つは折り畳み式になっているのがユニークです。キーホルダーに入れて持ち歩きたい人には最適でしょう。
鍵は最上段に付いており、1回ひねると全段が一度に鍵を掛けられるようになっています。個人的には1段だけ掛かったほうがありがたいのですが、まあ安いので文句は言えません。
全段フルスライドレール
私がこちらのデスクワゴンを買おうと思ったのは、この値段で全段フルスライドレールを採用しているからです。もちろんフルスライドレールを採用しているからと言って必ずしも品質が安定しているとは限りませんけど、なんとなく大丈夫そうな気がしたんです。
実際に開閉してみたところ、ほぼ期待した通りのスムーズさが確認できました。ただ、引出しを閉めるときにあと1cmくらいのところで止まってしまうのは安さゆえでしょうか(苦笑)
ちなみにスライドレールには「HUANYV(R)」と書かれていますが、私は知らないブランドです。
最下段引出しに補助キャスター付き
最下段の引出しの底面には補助キャスターが付いており、フルに引き出しても手前に大きく傾く心配がありません。また、ワゴン前方のキャスターはストッパー付きで安全です。
もっとも、このあたりの機能はワゴンを作るなら当然備えるべきものでしょう。
ショボいペントレー付き
引出しの最上段にはショボいプラスチック製のペントレーが付いています。とりあえず外してみようとしたら、引出しに引っ掛けるツメが速攻で割れてしまいました(苦笑)
引出し最上段と2段目は同じ深さと構造のため、こちらのペントレーは2段目に移動して使うこともできます。
最下段には仕切り板付き
引出し最下段には仕切り板がついています。引出しに溝が複数本入っているので、それらに合わせて位置を調節することもできます。ただ、板というよりは棒に近い形状のため、ファイルを支えきれずファイルが仕切りの下をくぐってしまいます。
ちなみに、アマゾンの商品ページでは1段目と2段目にも同じような溝があり、そちらに移動して使えそうに見えます。しかし、実際には1段目と2段目には溝はないため、同じように仕切ることはできません。
最下段にはファイルボックスを収納可能
付属の仕切り板はまったく役に立ちませんが、代わりにファイルボックスが余裕で入るので問題ありません。引出し内寸は幅約330mmあるので、ご覧の通り、ニトリのA4ファイルケース(幅315mm)もすっぽり収まります。
ちなみに、現在ニトリネットやニトリ楽天市場店などでA4ファイルケースが消えたり在庫切れになっていますが、廃番になったのではなくネット通販で扱うのを中止した模様です。おそらくニトリにとって送料の負担が大きいのでしょう。昨年の秋に無印良品に対抗して値下げしたため粗利が減ってニトリも厳しいんだと思います。
背面もフラットで美しい
ニトリのファイルボックスの話はともかく、WF036753の紹介に戻りましょう。背面は天板と側板との継ぎ目はあるものの、フラットで美しいです。
コクヨ「ジュート」にもピッタリ!
WF036753は先にご紹介しましたコクヨの「ジュート」にもピッタリです。まるで同じメーカーが作ったんじゃないかと思うほど…というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、まったく違和感がありません。
何より高さがちょうど良い感じ。WF036753が高さ600mmに対して、ジュートは幕板の下が650mmですからね。もっとも、この組み合わせをする人がどれくらいいるかって言ったら私くらいじゃないかと思いますが(苦笑)
というわけで、BTMのデスクワゴンWF036753をザーッとご紹介しました。リビングダイニング学習に際してワゴンの購入を検討される方の中には無印良品の「スチールキャビネット/ライトグレー」を検討される方もいらっしゃいますが、それよりもはるかに良いです。無印良品のほうが倍以上も高価なのに、引出しの開閉はまったくスムーズじゃないですからね。
また、WF036753は山崎実業のスチール製収納グッズが好きな方にもオススメです。ややマットな風合いがTOWERやPLATEに似ていてなかなか良い感じだと思います。山崎実業のマグネット式ティッシュケースを貼り付けたら見た目がマッチするうえにすごく便利でした(笑)
しかし、スチール家具って良いですねー。マグネット式の電源タップを貼り付けたり、使い方をカスタマイズしやすいです。
これから夏にかけては冷たくて、より快適に使えると思います(笑)
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