リビング学習やテレワークに最適な「ライティングデスク」まとめ

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私が家具メーカーに勤めていた20年ほど前は、学習用にライティングデスクを買い求める方が少なくありませんでした。しかしながら、イトーキやオカムラでも2017年度までライティングデスクを扱っていたのに、今やライティングデスクは絶滅危惧種と言えるほど選択肢が少なくなっています。

一方で、リビング学習やテレワークという視点で見ると、ライティングデスクは選択肢の一つになり得ると思います。省スペースながら収納力があり、フラップ式の天板を閉じれば見た目もスッキリ。おまけに価格も比較的お手頃なものも少なくないからです。

というわけで今回は、現在販売中のライティングデスクをズラッとまとめてみました。

※この記事は2022年3月16日時点の情報に基づいています(2025年3月5日一部更新)

浜本工芸・No.90デスク

まずは浜本工芸の「No.90デスク」。足元がフルオープンのBタイプ(上写真左)と、扉収納&チェストになっているAタイプがあります。

これの何が素晴らしいかって、従来のライティングデスクのイメージを吹き飛ばすインテリア性でしょう。天板上はディスプレイスペースにしても良し、がっつり本などを並べても良し。フラップ扉の内側にも本を収納できるスペースが十分にあります。

横にマルチラックを並べればさらに収納力がアップするだけでなく、見た目も整いますね。

杉工場・ファミリア

杉工場の「ファミリア」はなんとなく和のテイストが感じられるライティングデスクです。箱状ではありますが、アイアン脚を用いることで見た目に重くならないようにデザインされています。

上写真のメープルのほか、ウォールナットもあります。

フナモコ・ニューラチス

フナモコの「ニューラチス」は国産&完成品でコスパ最強の定番書棚のひとつです。そのラインナップのひとつにライティングデスクが用意されているので、書棚とお揃いで並べることができます。

上置きと天井ツッパリ金具をセットすれば壁面収納のようになって収まりが良いだけでなく、転倒防止策も万全です。

フナモコ・リビングシェルフ

お次もフナモコで「リビングシェルフ」。先ほどのニューラチスより低い約114cmとなっています。圧迫感がなく、転倒する心配も少ないのがメリットと言えるでしょう。

一方で、リビングシェルフシリーズは上置きをセットすることで、天井いっぱいまで収納スペースを追加することもできます。そればかりか、横に並べた同じ幅の棚をライティングデスクの上に積み重ねることもできるのです。ライフスタイルの変化とともに組み替えができるのは便利ですね。

小島工芸・エポックボード

一昔前はライティングデスクと言えば小島工芸と言われるくらいでしたが、現在は「エポックボード」のみになってしまったようです。

エポックボードのライティングデスクは前述のニューラチスに似たスタイルですが、書棚のラインナップはエポックメイキングなくらい多いです。本の並べ方にこだわりがある方にとっては魅力的な選択肢となり得るでしょう。

なお、同様に書棚と並べて使えるデスクとして「アコード デスク」があります。こちらはライティングデスクと言うより、コンパクトな平机+上棚という感じです。

ライティングデスク LED付き

お次はmake-spaceオリジナルの「ライティングデスク LED付き」。天板はポリ合板、それ以外はプリント化粧板でできた、コスパ重視のシンプルなライティングデスクです。

いったいどこのメーカーが作っているのかと思って調べてみたところ、福井県の協栄産業というメーカーのようです。私は存じ上げないメーカーですが、シューズボックス、キッチンカウンター、造作家具などを作っています。

ライティングデスク May

「May(メイ)」は面材にオイル塗装のアルダー無垢を使いながら、天板はポリ合板を使うことで気兼ねなく使えるライティングデスクです。足元棚もあるので収納力はバッチリでしょう。

作っているのはヨコタウッドワークではないかと思います。

コイズミファニテック・ウォルビー

コイズミファニテックの「ウォルビー」はデスクパーツも用意されているユニットシェルフです。しかし、現代的なライティングデスクと見ることもできるでしょう。

ライティングデスクはデスクライトの取り付けが考慮されていないことが少なくありませんが、ウォルビーは「ECL-611」などを取り付け可能です。

イトーキ・オノフ

最後はライティングデスクとは言えないのですが、イトーキの「オノフ」。扉を閉じればコンパクト、開けるとパーテーションで区切られた集中スペースを生み出せるというコンセプトです。

「畳むんデス」のパクリじゃないかと言われることもありますが、どうも製造元は同じヨコタウッドワークのようです。でも、オノフのほうがデザインが垢抜けていて素敵だと思います。

以上、目ぼしいライティングデスクを9アイテム紹介しました。大型のライティングデスクは表面材がプリント合板を使ったものが多い中、天然木を使っている浜本工芸のNo.90デスク、杉工場のファミリア、ヨコタウッドワークの(?)May、コイズミファニテックのウォルビーは、リビングダイニングに置くのに最適だと思います。

一方で、書棚とお揃いで並べたいならフナモコのニューラチス、小島工芸のエポックボードも良いですね。コスパ重視、昔ながらのライティングデスクをご希望の場合は、協栄産業の(?)ライティングデスクLED付きが良い感じではないでしょうか。

今回改めてライティングデスクを探してみてその選択肢の少なさに愕然としましたが、ライティングデスクはもっとその価値が認められても良いはずです。ライティングデスクを希望される方は流行じゃないからと言って躊躇せず、自信を持って選んでいただければと思います。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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カモミールの「あしたラック」がクーポン利用で定価の1/4(税込9,900円)になってるじゃないですか。これはすごくお買い得。ただし、全高は130cm強なので、基本的には小学生まで。また、手前のフックを活用するためには、置き方をよく検討する必要があります。