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国産書棚徹底比較!小島工芸vsフナモコvs浜本工芸vsカリモクvs大洋

国産書棚徹底比較

学習机を選ぶときに気掛かりなことのひとつが収納量です。既に絵本などがたくさんある場合はもちろん、将来的に参考書などが増えたらやっぱり大きな書棚が必要だろうな―と思われる方もいらっしゃることでしょう。

書棚はサイズや仕様にもよりますが、数千円から数万円まで価格に幅があります。しかし、本というのは相当な重さがあるので、やはりそれなりの価格でないと壊れやすいと言えます。側板が左右に広がって棚板が落ちたり背板が抜けたり、棚板がたわんでしまうのですね。

国産の書棚であれば間違いないと断言することはできないものの、安心してオススメしやすいのもまた事実です。というわけで今回は、国産書棚の定番と言える小島工芸、フナモコ、浜本工芸、カリモク家具、大洋の5社の製品を比較してみたいと思います。

なお、今回はサイズがおよそ幅60×奥行30×高さ180cmで扉や引出しのないオープンタイプの書棚を基準として比較することとします。価格は2018/10/13現在の楽天市場の税込価格を参照しています(浜本工芸とカリモク家具は税込定価で表示)。

 

小島工芸・アコード

学習机では存在感が薄れつつある小島工芸ですが、書棚売場では絶対的な存在感があります。小島工芸なくして書棚売場は作れないと言っても良いほどです。中でも「アコード」は小島工芸を代表する書棚で、発売から30年以上が経つロングセラーモデルです。そこまで評価される理由はいくつも挙げられます。

まず価格。国産&完成品にもかかわらず60Hタイプで税込3万円強と手頃な価格。24mm厚のMDFベタ芯構造の棚板は耐荷重30kgまでOK。挿し込み式ではなくネジ式の棚ダボ。棚板は30mmピッチで高さ調整可能。約1度の後傾仕様で地震の際も安心。前面縁は化粧紙ではなくアッシュ材(ライト色とミディアム色のみ)。ホルムアルデヒド放散量はF☆☆☆☆で最高ランク。カラー4色、サイズは基本的に幅5cm刻みで豊富、上置や引出しのオプションもあります。

つまるところ、スペックとコスパで選べばアコード一択と言っても過言ではないではないでしょう。

 

フナモコ・ニューラチス

これだけ幅600mmではなく743mmでスイマセン。フナモコの「ニューラチス」も発売から20年近くが経つロングセラーです。と言っても発売当時に家具業界から逃げ出した私には馴染みがないんですけど(笑)、今はどこの家具屋でも扱っています。

ニューラチスは外箱や棚板にボリューム感があり、リビングダイニングに置いても違和感がありません。もちろん、国産&完成品。それなのにこのサイズで税込2万円ちょっとという激安価格。棚板は35mm厚で耐荷重は20kg。カラー4色、天井ツッパリ金具やローチェストといったオプションもあります。また、幅39~73cmまで1cm単位でサイズオーダーすることも可能です。

カジュアルな見た目と低価格で選ぶならニューラチスはかなりオススメです。



浜本工芸・No.86書棚A

小島工芸やフナモコがあまりにも安すぎて、浜本工芸はタジタジでしょう。「No.86書棚A」はグッと価格帯を上げて税込定価61,500円となっています。その代わり、移動可能な引出し2杯付きで、天地板や引出前板にはナラ無垢を使用し、それ以外の部分には丈夫な木目調エンボスシートを貼っています。

No.86書棚Aの棚板は21mm厚のベタ芯。カラーは3色、サイズラインナップはいくつかあります。

小島工芸やフナモコに比べれば割高感がありますけど、ナラ材を使っていて高級感があることを考えればコスパは決して悪くないでしょう。

 

カリモク家具・HU2415

カリモク家具の「HU2415」も浜本工芸と同じ価格帯の税込定価65,664円です。引出しは付きませんが、代わりに表面材は化粧紙ではなくオーク突板。もちろん見た目や触り心地が良いことは間違いありません。

HU2415の棚板は20mm厚で、ベタ芯ではなくフラッシュ(中空)だったと思います。カラー4色で、ハイタイプ(高さ2100mm)もあります。

オーク突板であっても素人目にはプリント紙に見えかねませんが、カリモク家具ならやっぱり安心感や満足感が段違いでしょう。

 

大洋・エースラック

大洋の「エースラック」は国産とは言え、これだけ組立家具です。そのため他4商品に比べれば見た目は貧相でしょう。しかし、これはこれでメリットも多いのです。

まず価格は税込13,000円くらいからと低価格。そして、なにより魅力的なのが固定棚がないフルオープン構造であることです。これによりすべての棚板が30mmピッチで高さ調節可能です。また、5色展開でサイズバリエーションは恐ろしく豊富です。さらに、一応「カラーラック」という別商品扱いとなりますが、1cm単位でサイズオーダーができたり、様々なオプション加工をオーダーすることもできます。なお、棚板は17mm厚で耐荷重は10kgですが、カラーラックなら25mm厚で耐荷重は30kgのタフ棚仕様も選べます。

つまるところ、いろいろワガママを言いつつ低価格に抑えようと思えば、大洋のエースラックはオススメと言えますね。

 

以上、小島工芸、フナモコ、浜本工芸、カリモク家具、大洋の国産書棚を比較しました。

書棚を探すなら、基本的にこの5社から選べば間違いないです。価格とスペックを重視するなら小島工芸、あんまり書棚っぽいのはイヤならフナモコ、ブランドと満足感で選ぶなら浜本工芸とカリモク家具、サイズで選ぶなら大洋と言えるでしょう。

コメント

  1. こつこつ より:

    以前、浜本工芸の学習机でワゴンのロゴが入るのが気になると質問した者です。その際は丁寧なお返事をありがとうございました。
    あれから、気になっていたno48が廃盤なってしまうなどして、色々検討した結果、浜本工芸のno6000を2台、姉妹に購入しました。ちなみにワゴンはミニマです!
    家にきてみたら、全然ロゴ気になりません笑。それよりもやっぱり浜本の木の質感は素晴らしいですね。ロゴにこだわらず浜本の机を購入してよかったと思います。
    今度は本棚の購入を検討しているのですが、候補にフレムを検討しているのですが、本のみの使用としたら、サイドに支えるものがないので、ブックエンドが必要ですよね。他に、アクタスのフォピッシュの本棚も候補にあるのですが、グラグラしないか気になりまして。実際見れたらいいのですが、近くのアクタスには展示がなかったので。
    他、学用品などは、無印のスタッキングシェルフのようなものにいれているので、純粋に本棚として利用できるものを考えているのですが、それならば、浜本のno8600のようなものの方がおすすめでしょうか。背板があると圧迫感があるかなと思うのですが。他に、候補として久和屋のウォーミーのハイタイプ、デザインでいうと、同じく久和屋のリッジライン、大塚家具のノルディー(これは起立木工のものでしょうか)が好みなのですが、どれも実際に見ていないので決めかねています。

    • 収納マン より:

      こつこつさま

      おひさしぶりです^^

      その後、浜本工芸のNo.6000デスクユニット+ミニマのワゴンを購入されたのですね!
      その組み合わせは考えたこともありませんでしたが、なるほど、これはアリですね^^
      品質にも満足されたということで、本当に良かったと思います。

      次は書棚というわけですね。
      フレムオープンシェルフに本を収める場合は、ブックエンドよりもファイルボックスを使うことをオススメします。
      ブックエンドだと特にA4版の本を支えるには心許なく、ファイルボックスのほうが安定するからです。

      アクタスのフォピッシュのブックシェルフは意外とシッカリしていますよ。
      構造が近いものに無印良品のパイン材ユニットシェルフがありますけど、フォピッシュのほうが断然シッカリしています。
      また、両サイドがラダー状になっているので、本も立てやすいと思います。

      久和屋のウォーミー75書棚Hiは見たことがないのですが、久和屋のリッジライン・ブックシェルフは見た記憶があります。
      品質的には間違いないものなので、あとはオイルフィニッシュの質感さえ合えば問題ないでしょう。

      大塚家具で扱っているノルディーというと、起立木工のオープンシェルフ「ノルディーN」でしょうか。
      これはリッジラインに似た構造で、書棚というよりはリビングボードに近いですね。
      中途半端な位置に中段が固定されているので、本を収めるのに最適とまでは言えなさそうです。

      個人的には、見た目よりも機能性重視なら浜本工芸のNo.8600書棚、ある程度見た目を重視して棚板ピッチも考慮するならフレム、ファイルボックスなど使わなくとも本を立てやすくしようと思ったらフォピッシュ、というところですかねー。

  2. こつこつ より:

    収納マン様

    早々のお返事ありがとうございます。
    まだ、迷いに迷っているのですが、しっかりしているという収納マン様の後押しとデザインや価格を考えても、フォピッシュの本棚が一番いいかなと、フォピッシュの方向で考えています。
    ただ、姉妹がいるので、いずれもう一つ購入しないといけなくなりますよね。姉妹同じ部屋でも本棚も一人一つって感じになるんでしょうか。

    それとは別に部屋に、約幅120cm、奥行き50cmのスペースがあるのですが、そこにも本棚を置きたいと考えています。今も本棚というより棚のようなものは置いていて、私と夫の本棚になっているのですが、今回を機にきっちりしたものが欲しくて探しています。
    120cm幅だと、無印のスタッキングシェルフがぴったりでいいのですが、突板が剥がれたりするという口コミも見るので、またまた決めかねています。
    ボックスシェルフを置く方が見映えとしてはいいのですが、60cm幅の本棚を2つ置くのもありかなと思い、色々探してみて、レグナテックのレクト60の本棚が気になっています。
    収納マン様のブログでも、レグナテックのことに触れられていたので、こちらの方がいいかなと迷っております。
    一生物の家具を買おうとは思っていないのですが、少し値が張ってもいいものが欲しいなと思ってしまいます。。。

    • 収納マン より:

      こつこつさま

      私自身や私が今までにお邪魔したクライアント宅での経験で申しますと、お子さんお一人につき学習机+幅90cm程度の書棚は必要だと思います。
      もちろん、塾に行くか行かないか、本が好きか否か、ほかに収納があるかないかなどで変わってきますので、幅45~60cm程度でも大丈夫と言えなくはありません。

      ちなみに、収納のプロの見地で言えば、お子さんお一人につき書棚も1本以上が理想的です。
      そうしないと、喧嘩や縄張り争いが起きるからです。
      片づけなさいと言っても、「○○(兄弟姉妹の名前)が出した!」などと責任の押し付け合いになりがちです^^;

      もちろん、スペースの兼ね合いなどもありますから、そこはご無理のない範囲でご検討ください。

      次に、約幅120cm×奥行き50cmのスペースに置かれる書棚の件。

      スタッキングシェルフと言わず、無印良品の突板は結構剥がれますよね。
      あれはどうしてでしょう?芯材の下地処理が甘いのか、木口(こぐち)の処理が悪いのかと思いますが。

      それはさておき、幅120cmのスペースなら、幅60cmを2本置くのがベターだと思います。
      その理由は2つあります。

      まず、幅120cmを1本の場合、書棚の中央に帆立板がないと棚板がたわみます。
      カリモク家具のボナシェルタのシェルフのように帆立板なしにできなくもないのですが、かなり棚板を厚く頑丈にし、しかも固定棚にする必要があります。

      一方で幅60cmくらいだと棚板がたわむ心配は少なくなります。
      また、幅60cmなら他の場所に移動するとしてもあまり置き場所に困りません(⇔幅120cmの書棚は置く場所を選びます)。

      レグナテックのレクト60というのは実物を見たことがないのですが、これは素敵ですね。
      突板でこのくらいの価格というのは、むしろ割安だと感じます。

      一方で、棚板が全て固定のようですね。
      一般的なA4版のファイルならギリギリ収まる高さになっていますが、微妙に調整したいときにできないのはちょっと不便さを感じるかもしれません。

      でも、個人的にはすごく魅力的な書棚だと思います^^

  3. こつこつ より:

    収納マン様

    喧嘩や縄張り争い‥‥現在、グリッドシェルフを共有して使っているのですが、すでに上記のような言い争いをしています^^;
    確かに棚板が固定は少し不便かもしれませんね。全てA4サイズをおさめるわけではないのですが、ファイルボックスを使うと、今のシェルフが34cmなんですが、これくらいある方が使いやすいです。2cmの差なんですけどね。

    無印の家具は楕円のこたつを使っているんですけど、数年使ってますが端も綺麗で特に難はないのですが、スタッキングシェルフは実際見ると、端や角がの処理が雑な印象を受けました。
    突板にこだわらなくてもいいのかなあという気もしてきました^^;
    心はレグナテックに傾いているのですが、もう少し検討してみようと思います。
    アドバイスありがとうございました!

    • 収納マン より:

      こつこつさま

      喧嘩や縄張り争い、既にあるんですね^^;
      でもまあ、それも仲の良い証拠でしょう^^

      棚板の調整については、可動棚があっても悩ましいことはあります。
      一般的に腰高の位置は固定棚なので、最下段に図鑑を収めると、その上の段はギリギリA4ファイルが入らない…といったことが起こります。
      大洋のエースラックのように全段可動棚であればそんな問題は起こらないですけど、アクタスのフォピッシュやレグナテックのレクトに比べるとどうしても見劣りしますね。

      突板であるかどうかは私も以前は割りと気にしましたけど、最近はそれほどではありません。
      というのも、素人目には判断がつかない、いわゆる強化プリント紙が普及してきたからです。

      突板とプリント紙を比較した場合、その材料コストの違いはそれほど大きくないのです。
      むしろ、突板の場合はその上に塗装しなければならないことが大変なのです。
      書棚の場合は何段分も塗装することになりますから、コスト負担がハンパありません。

      一方で、強化プリント紙で済めばコストは大幅に下がります。
      それで見た目にほとんど違いがないのだったら言うことナシですよね^^

      もっとも、スペックでは強化プリント紙と普通のプリント紙を分けて記載する慣例がないので、自分の目で見分けるより他ないのが難点ですが^^;

      ともあれ、そういう事情もありますので、レグナテックのレクトはすごくコスパが良いと思います。