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定番デスク徹底分析!浜本工芸「No.17デスク」2021年度版

学習机特集_読売新聞20201210

今回はまずお知らせから。先週の話ですが、12月10日(木)の読売新聞のくらし面に学習机に関する記事が掲載されています。私のコメントも取り上げられておりますので、よろしければご覧ください。

記事ではカリモク家具の「ボナシェルタ」が取り上げられているのですが、ボナシェルタは既に先日取り上げましたので、今回は浜本工芸の「No.17デスク」を取り上げたいと思います。

※価格および仕様はすべて2020/12/16現在

 

浜本工芸・No.17デスク

カラーバリエーション

  • 3色=ナチュラルオーク色、ダークオーク色、カフェオーク色

ラインナップ

商品名サイズ W×D×H(mm)税別価格品番
デスク幅1001000×650×73091,000円176417601768
デスク幅1101100×650×73094,000円178417801788
移動袖410×493×41534,500円170417001708
No.89昇降袖A420×600×590~73053,000円890489008908
No.89昇降袖B420×600×590~73053,000円890489008908
No.89昇降袖C310×600×590~73048,000円890489008908
No.89移動袖A412×499×60548,000円890489008908
木製ペントレー330×110×212,800円
コンセント330×33×505,000円800480008008

特徴・人気の秘密

現在のNo.17デスクが登場した当時は、ベネッセ×カリモク家具の「学びデスク」や岡村製作所(現・オカムラ)の「ピエルナ」といった天板昇降式デスクがブームでした。しかし、現在は学びデスクもピエルナも消滅してしまったことから分かる通り、天板昇降式デスクのブームは終焉。にもかかわらず、浜本工芸のNo.17デスクは生き残っているばかりか、同社デスクの人気ランキング第2位に輝いています。

その理由を一言で言うと、まだ身長が低い未就学児から机に向かう習慣を身に付けさせたい親のニーズに適っているからだと思います。天板昇降式なら天板を低い位置にすることで安心して机に向かうことができます。また、ナラ無垢で高級感がありつつシンプルなデザインはリビングに置いても違和感が少ないです。

さらに、最初はデスク単品で予算を抑え、あとからワゴンを買い足すことができる安心感も浜本工芸ならでは。好敵手であった学びデスクと比較してコスパが良かったことも競争に打ち勝った大きな要因だと思います。

天板を低くした状態のときは天板奥に本を並べやすく、天板をもっとも高くした状態のときは本棚が消滅して代わりに足元棚が使いやすくなるというのも、とても合理的な設計と言えるでしょう。

店舗限定オリジナルモデル

ナフコ21スタイル・35ロイヤル
ナフコ21スタイル×浜本工芸・35ロイヤル

出典:ナフコ21スタイル

ナフコ21スタイルの「35ロイヤル」は足元棚が床すれすれの位置に下げられているほか、デスク本体引出し右側に鍵が付いています。ただし、幅は110cmのみです。

島忠ホームズ・SD-17

写真がなくてスイマセン。ですが、島忠ホームズの「SD-17」はデスク本体引出し右側に仕切り板が付いているだけです。ワゴンはプロパーなので、見た目はカタログモデルと変わりありません。

よく比較検討されるデスク

堀田木工所・ムービー

今となっては天板昇降式デスクは絶滅危惧種と言える状態で、もっとも競合する可能性があるのは堀田木工所の「ムービー」でしょうか。足元棚にもなる書棚付きでコスパが良いと言えばそう言えないこともありません。

ただ、ムービーも既にカタログから消えています。また、浜本工芸と同じ国産ではありますが、質感は大きく異なりますし、アルダー材の自然塗装なのでキズや汚れの不安はあります。

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オカムラ・ソラノ2

同じアルダー材でもオカムラの「ソラノ2」はウレタン塗装です。引出し内部材は白塗りの桐、金属製のスライドレールはお世辞にもスムーズとは言えませんが、デザインはシンプルで個人的には割りと好印象です。

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オカムラ・ソラノ・プリティア

オカムラの「ソラノ・プリティア」は女の子向けのデザインというだけでなく、天板がMDF合板なので価格が少し手頃です。ただ、それでも浜本工芸のNo.17デスクと価格を比較すると「やっぱりNo.17デスクだよなー」と感じる方が多いと思います。

杉工場・MUCMOC

杉工場の「MUCMOC(ムックモック)」は赤または青のアクセントカラーがオシャレな幅94cmのコンパクトな天板昇降式デスクです。個人的には本当にカワイイと思うのですが、横揺れがする、ヒノキの引出しは遊び(すき間)が多すぎ、おまけにアルダーの自然塗装なので、デザインだけで決めるのも厳しいと思います。

浜本工芸・No.89デスク

天板昇降式デスクの人気が薄れてきたのは表面的には第二次ブームが去っただけと見ることができます。ただ、そもそも合理性に欠くのです。椅子の座面の高さを調節するのに比べてデスク本体の天板高を変えるために組み替えるのは大変で、おまけに天板を低くして使う時期は長くても小学生の間までです。また、ワゴンがコンパクトになってしまうという問題もあります。

そういうデメリットを考えると、浜本工芸の「No.89デスク」のような普通のデスクのほうが良いと考える人が多いのでしょう。

たなとつくえ「ミニマ」は浜本工芸No.09とNo.89デスクのハイブリッドだった!?
デザインした私自身、今まで気づかなかったことですが、たなとつくえの「ミニマ」は浜本工芸のNo.09だけでなくNo.89デスクにもよく似ていると言えます。Kライン脚はNo.09に似ている一方、天板奥行600mmである点や足元棚がないという点ではNo.89に似ています。

 

基本的に私はアンチ天板昇降式デスクです。天板昇降式デスクの第二次ブームを終わらせた張本人ではないかとすら思っています。

ですが、いま改めてNo.17デスクを見ると、これはやっぱり良くできていると思います。未就学期から小学生の間はそれほど学用品は多くありませんからワゴンなしでもOK。浜本工芸ならあとで3段ワゴンを買い足せる安心感があるので、最初はデスクだけを購入することでイニシャルコストを抑えることもできます。

また、上棚は中学生以降に外してしまうことが多いのですが、No.17デスクなら天板高をMAXにすると自動的に上棚が消滅し、代わりに足元棚が使いやすくなります。おまけに、天板奥行は626mmもあるのでゆとりが感じられます。

そして、デザインがシンプルで美しく、大人になってもまったく違和感なく使えます。いま改めて他社の天板昇降式デスクを見ると、No.17デスクのデザインがいかに優れているかを思い知らされます。

やはり、ブームが過ぎ去っても生き残るのは強いものだけなのですねー。

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