サンワサプライが児童向け手動昇降デスク「100-ERD056」発売

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先日、サンワサプライが新しい学習用の手動昇降デスク(100-ERD056、下写真)を発売しました。amazonや楽天市場などで売上上位に上がっていることの多いデスクの後継モデルです。

同様の構造を持つデスクはIKEA(イケア)でも売れ筋となっています(ベリレルカ)。サンワサプライのほうが少し価格が高めですが、近くにイケアがない地域にお住まいだったり、「イケアよりは安心だろう」とか、「引出し付きで使いやすいしコスパも決して悪くない」などといったお考えがあるのでしょう。

ともあれ、サンワサプライの学習用手動昇降デスクはこれで4台目です。さすがに「どこがどう違うの!?」と混乱される方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、古いほうから順番に4台の学習用手動昇降デスクを見てみたいと思います。

※この記事は2026年10月21日時点の情報に基づいています

サンワサプライ/児童向け手動昇降デスク

100-ERD045

販売開始時期2024年12月
サイズ全体1200×600×940~1160mm
固定天板400×580mm
傾斜天板800×400mm
上棚奥行186mm
引出内寸左:263×316×43mm
右:665×316×43mm
天板昇降機能天板高540~760mm(無段階)
昇降ハンドル位置側面(左または右)
天板傾斜角度0~50度(無段階)
上棚機能タブレットスタンド○
マグネットプレート○(右側上部のみ)
棚板高さ調節×
各種収納カバン掛けフック○(1個、左または右)
足元タップホルダー×
カラー2色(ホワイト、ライトブラウン)
天板材質メラミン化粧板
製造国中国

まず最初に発売された「100-ERD045」(以下、045と表示)から見てみましょう。こちらは安いときは3万円台からとなっており、価格が手頃です。また、引出しが左右2杯に分かれているため、お腹を引っ込めたり椅子を引かなくても引き出しやすいと言えます。

ほかの3台との主な違いは、足元に電源タップホルダーが付いていないことと、天板を昇降するためのハンドルが左右どちらかになるということです。そのため、適宜天板を昇降するためにはデスクの左右どちらかを少し空けておく必要があります。

100-ERD052LM

販売開始時期2026年1月
サイズ全体1010×620×995~1220mm
固定天板285×580mm
傾斜天板725×380mm
上棚奥行213mm
引出内寸820×285×55mm
天板昇降機能天板高520~785mm(無段階)
昇降ハンドル位置手前左側
天板傾斜角度0~50度(無段階)
上棚機能タブレットスタンド○
マグネットプレート○(可動式、右側上部のみ)
棚板高さ調節×
各種収納カバン掛けフック○(左右各1個)
足元タップホルダー○
カラー1色
天板材質メラミン化粧板
製造国中国

「100-ERD052LM」(以下、052と表示)は後述する「100-ERD053LM」と同時に発売されました。基本的には上棚の機能に少し違いがあるのですが、デスク本体にも各部のサイズなどに微妙な違いが見られます。

先ほどの045と最新型の「100-ERD056」は幅120cmですが、052と「100-ERD053LM」は幅100cmです。傾斜天板、固定天板ともに、10cmほど幅が狭くなっています。また、天板下の引出しは左右2杯に分かれておらず、幅の広い1杯のみです。

また、045と「100-ERD056」はカラーバリエーションが2色なのに対し、052と「100-ERD053LM」は1色のみとなります。

100-ERD053LM

販売開始時期2026年1月
サイズ全体1005×640×915~1180mm
固定天板282×618mm
傾斜天板723×393mm
上棚奥行220mm
引出内寸天板下:915×300×65mm
上棚小引出:225×132×25mm
天板昇降機能天板高520~785mm(無段階)
昇降ハンドル位置手前左側
天板傾斜角度0~50度(無段階)
上棚機能タブレットスタンド○
マグネットプレート× 代わりにレール+収納ポケット×2
棚板高さ調節×
各種収納カバン掛けフック○(左右各1個)
足元タップホルダー○
カラー1色
天板材質メラミン化粧板
製造国中国

「100-ERD053LM」(以下、053と表示)は前述の052と上棚の機能が少し異なるバージョンです。上棚の左側に小引出しが付くとともに、右側はマグネットプレートではなくレールスライド式の収納ポケットが2つ付きます。

なお、天板下の引出しは052よりも少し大きめです。

100-ERD056

販売開始時期2026年10月
サイズ全体1200×620×920~1180mm
固定天板418×600mm
傾斜天板780×380mm
上棚奥行228mm
引出内寸左:325×305×38mm
右:707×305×38mm
天板昇降機能天板高520~780mm(無段階)
昇降ハンドル位置手前左側
天板傾斜角度0~50度(無段階)
上棚機能タブレットスタンド○
マグネットプレート○(右側上部のみ)
棚板高さ調節5段階(30mmピッチ、右側のみ)
各種収納カバン掛けフック○(左右各1個)
足元タップホルダー○
カラー2色(ホワイト、ライトブラウン)
天板材質メラミン化粧板
製造国中国

「100-ERD056」(以下、056と表示)は初代045の後継モデルと考えられます。幅は同じ120cmで、カラーは2色展開です。一方で、天板の昇降範囲は上下とも2cm拡大しています(052、053とほぼ同じ)。また、引出しは同様に左右2杯に分かれていますが、少し収納量をアップしています。そして、天板昇降用のハンドルは手前側なので、デスクの左右にゆとりを持たせる必要はありません。

さらに、上棚の棚板はこれまで全て固定でしたが、056は可動式となっています。棚板をもっとも高くした場合、下側にA5サイズの実用書などを収めることが可能です。逆に棚板を低くした場合は、マグネットボードにプリントなどをピンナップしやすくなるとともに、小学校低学年でもファイルなどに手が届きやすくなります。

結局どれを選べば良い?

100-ERD045100-ERD052100-ERD053100-ERD056
幅120cm100cm120cm
天板下引出し2杯1杯2杯
昇降ハンドル側面手前
マグネット○× レール式○
上棚棚板可動×○
カラー2色1色2色
通常税込価格42,800円
36,380円
42,800円
38,520円
46,800円52,800円
※価格上段はサンワダイレクト楽天市場店の通常価格、下段はセール価格(2026年10月30日まで)

サンワサプライの児童向け手動昇降デスク4台を見てきたわけですが、結局、どれを選ぶのが良いのでしょうか。

まず、設置スペースは重要です。今は子供部屋に何も置いていないからと言って、幅120cmのものを選ぶのは適切ではありません。書棚など他の家具を置くスペースも踏まえたうえで、最適なサイズを選んでください。

幅100cmなら、価格が安く、マグネットプレート付きの052が良いと思います。正直、053の上棚の小引出しやレール式の収納ポケットが使いやすいとは思えません。

逆に、スペースの問題がないのであれば、幅120cmのほうが良いでしょう。天板が広いだけでなく、将来的にスチールワゴンを足元に置くこともできます。スチールワゴンを収めれば収納量がアップするだけでなく、ワゴンを引き出してL型カウンターデスクのように使うことも可能です。ただし、一般的な奥行45cm程度のワゴンを足元に収めた場合、両脚を繋ぐ幕板が邪魔をして5cmほど手前に飛び出します。

幅120cmを選ぶなら、最新型の056がオススメです。昇降ハンドルが手前に付くのでデスクの側方を空けておく必要がないうえ、上棚の棚板の高さを変えることができるからです。

とは言え、価格が安い045も魅力的です。天板昇降時には左右どちらかにスペースを確保する必要があるものの、カバン掛けフックを使用するならいずれにしてもその程度のスペースはあるはずです。また、045の棚板は可動式ではありませんが、下段は文庫本~実用書程度のスペースがあると思われます。

オススメのデスクライトは?

初代型にはコイズミECL-111

初代045は上棚右側の棚板が一部欠けた形状になっており、ここならクランプ式のデスクライトを取り付けることができます。コイズミ「ECL-111」はT型かつ上アームを下に向けることができるため、上棚の棚板に取り付けても机上面までの距離を適切に保つことができます。

ただし、ECL-111はJIS規格AA形相当にわずかに及ばず照射範囲がやや狭くなっています。メインの傾斜天板のエリアを中心に照らせれば良いと割り切ってもらうのが良いでしょう。

ほか3台はジェントスDK-R190

ほかの3台(052、053、056)は一般的なデスクライトをクランプできる場所がありません。一方で、傾斜天板を使用する前提で言えば、据え置き型のデスクライトでは不十分で、アームやシェードが自在に動かせることが理想的なのは明らかです。

こういう状況にほぼ唯一対応可能なのがジェントスの「DK-R190」です。上棚の側板や背板など垂直の板にも取り付け可能な2WAYクランプを備えています。ただし、アームの耐久性はあまり高くないと思われます。

なお、山田照明の縦横取付用クランプ「Z-C2 SL」と「Z-10G」などを組み合わせるという方法もあります。Z-10Gは調色機能がないものの、この価格帯では考えられないほどアームの精度は非常に高いです。

オススメの椅子は?

サンワサプライ/150-SNCK64

販売開始時期2025年10月
サイズ全体660×660×840~950mm
座面幅430mm
肘幅535mm
座面高425~535mm
足置き高147~228mm
背・座面座面回転機能×
奥行調整機能○(無段階)
張地ポリエステル(カバー付き)
ウレタンモールドウレタン
キャスター荷重ロック○
材質ウレタン
カラー2色(ブルー、ピンク)
製造国中国

サンワサプライの児童向け手動昇降デスクにはチェアとのセットもあります。セットされるチェアのひとつは「150-SNCK64」で、背もたれが左右に分かれており、背骨にフィットしやすい構造です。

後述する「150-SNCK65」よりも高価ですが、足置きの高さを調整することができるとともに、座面のウレタンが厚くクッション性が高くなっています。また、カラーも2色から選ぶことができます。

サンワサプライ/150-SNCK65

販売開始時期2025年10月
サイズ全体670×670×840~950mm
座面幅410mm
肘幅585mm
座面高420~540mm
足置き高155mm
背・座面座面回転機能×
奥行調整機能○(多段階)
張地ポリエステル(カバー付き)
ウレタンモールドウレタン
キャスター荷重ロック○
材質ウレタン
カラー1色(ピンク)
製造国中国

サンワサプライの「150-SNCK65」は前述の通り、「150-SNCK64」の廉価版と言えるポジションです。背もたれはオーソドックスな形状で、足置きの高さは固定。座面のウレタンは決して薄くないものの、「150-SNCK64」よりはボリュームが少なくなっています。

こちらももともと2色展開でしたが、現在は1色のみ。おそらく在庫限りでしょう。なお、両者とも座面を回転する機能はなく、ガス圧による昇降機能のみ。肘置きは跳ね上げ式になっていますから、椅子を引くときに天板の縁に当たるのを避けることができます。

キャスターはウレタン製なのでフローリングにキズをつける心配はほとんどありません。ただし、ナイロンキャスターに比べると耐久性は低く、5~6年程度で破損する可能性があります。

ルキット/ラビットチェア

販売開始時期2024年4月(?)
サイズ全体580×690×790~865mm
座面幅430mm
肘幅不明
座面高390~465mm
足置き高125~165mm
背・座面座面回転機能○
奥行調整機能○(無段階)
張地ポリエステル(撥水加工)
ウレタンモールドウレタン
キャスター荷重ロック×
材質ウレタン
カラー4色(ブラック、グレー、ブルー、ピンク)
製造国中国

オフィスチェア(大人用)の座面高は400~500mm程度、学習用チェアは450~550mm程度というのが一般的です。それで言うと、先ほどのサンワサプライの2脚は420~540mm程度となっており、一般的な学習チェアと変わりません。せっかくデスクの天板が520mm程度まで下がっても、そのメリットを活かすことができないのです(未就学児~小学校低学年)。

その点、LOOKIT(ルキット)の「ラビットチェア(RBT-1)」なら座面高を390mmまで下げることができます。肘置きや足置きの有無も選ぶことができます。肘置きは跳ね上げ式で、高さを調整することも可能です。

背もたれは左右に分割されていてフィット感が良く、カラーは4色から選ぶことができます。座面回転ロックやキャスターの荷重ロックはないものの、価格はサンワサプライの「150-SNCK64」よりも安いです。

小泉産業/ハイブリッドチェア 昇降デスク用

販売開始時期2025年2月(?)
サイズ全体456×555×790~870mm
座面幅425mm
肘幅–
座面高390~470mm
足置き高124mm
背・座面座面回転機能×
奥行調整機能○(8段階)
張地ポリエステル
ウレタンモールドウレタン
キャスター荷重ロック○(切り替え可能)
材質ナイロン
カラー4色(PR、LB、BKNB、BKDG)
製造国台湾

小泉産業(旧・コイズミファニテック)の「ハイブリッドチェア 昇降デスク用」も座面高は390mmからと低めです。こちらは座面が回転しないようになっており、キャスターは荷重ロック機能があります(解除も可能)。

キャスターはナイロン製なのでカーペットを敷くことが推奨されますが、ウレタン製よりも耐久性が高いです。カラーは4色から選ぶことができます。

イケア/グンリーク

IKEA/GUNRIK(グンリーク)子ども用デスクチェア
出典:IKEA 税込22,990円
販売開始時期2022年10月(?)
サイズ全体580×630×1020mm
座面幅不明
肘幅580mm
座面高290~470mm
足置き高–
背・座面座面回転機能×
奥行調整機能○(無段階)
張地ポリエステル(カバー付き)
ウレタンコールドフォームウレタン
キャスター荷重ロック○
材質ウレタン(?)
カラー2色(ターコイズ、イエロー)
製造国不明

IKEA(イケア)の「GUNRIK(グンリーク)子ども用デスクチェア」の座面高はもっと低い290mmからとなっています。未就学児が天板昇降デスクに合わせて使うならコレ一択と言っても過言ではないでしょう。こちらも座面の回転機能はなく、キャスターには荷重ロック機能が付いています。

背座ともにカバーリング仕様となっており、清潔に保つことができるのもメリットです。なお、グンリークの背および座面のクッションには55kg/立米の”高反発ポリウレタンフォーム(コールドフォーム)”が使われていますが、これはモールドウレタンのことだと考えられます。座面に使われるモールドウレタンは40kg/立米(40D=デンシティ)前後であることが多いので、それよりも高密度と言えます。

イケア/ダグナール

IKEA/DAGNAR(ダグナール)子ども用デスクチェア, ターコイズ
出典:IKEA 税込19,990円
販売開始時期2022年10月(?)
サイズ全体580×630×1000mm
座面幅不明
肘幅–
座面高290~470mm
足置き高–
背・座面座面回転機能×
奥行調整機能○(無段階)
張地ポリエステル(カバー付き)
ウレタンコールドフォームウレタン
キャスター荷重ロック○
材質ウレタン(?)
カラー2色(ターコイズ、イエロー)
製造国不明

イケアにはもう1脚あります。「DAGNAR(ダグナール)子ども用デスクチェア」は基本的には前述のグンリークから肘置きを省いた廉価版です。ただ、それだけではなく、グンリークが座面などに高密度の55Dと30Dのウレタンを使っているのに対し、ダグナールは35Dのウレタンのみでボリュームも薄くなっています。なので、理屈上はグンリークよりも座面がヘタるのが早いと言えるでしょう。

肘掛けとウレタンでコストがカットされて価格差はたったの3千円。一概に座面が厚いほうが良いとは言えないものの、コスパで選べばグンリーク一択でしょう。

という感じで、サンワサプライの児童向け手動昇降デスク4台と、それに合わせるデスクライトとチェアを紹介しました。

デスクに関しては、幅120cmか幅100cmかがまず大きな分岐点となります。幅100cmならマグネットプレート付きで価格も安い052がオススメです。幅120cmなら機能的には最新型の056が理想的ですが、今後セールで10~15%引きになったとしても税込44,880円~47,520円です。デスクの左右どちらかにカバンを掛けるスペースくらいは確保して、価格の手頃な045を買ったほうが費用対効果は高いと思います。

あくまで私の予想ですが、初代045は在庫限りだと思います。最新型の056は045よりも通常価格で1万円アップしていますが、コストが上がるような仕様変更は見受けられないからです。つまり、様々なインフレ要因を吸収するために新旧の交代を画策したと考えられます。ご検討中の方はお早めにお買い求めください。

セットする椅子については、小学校低学年までの場合は最低座面高が低いイケアのグンリークを合わせるのが良いでしょう。ただ、個人的にはあまり座り心地が良いとは思えません。小学校中学年以降にはルキットのラビットチェアがオススメです。

幅100cmなら
最新型(幅120cm)
お手頃価格(幅120cm)
オススメのチェア

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカー在籍時を含め20年以上、年間200台以上の学習机を吟味し続ける「学習机評論家」。学習机だけでなく、目にやさしいデスクライトや姿勢良く座れるチェア、ランドセル等の収納方法についても研究しています。
2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立し、TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」優勝などメディア出演多数。長女の小学校入学に際して学習机を購入したことをブログに報告したところ相談が殺到。以後、展示会や販売店を回り、最前線の情報を発信しています。詳しいプロフィールはこちら。

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