ヒカリサンデスク(光製作所)の2027年度カタログが公開されました。
かつては学習机メーカー大手の一角を担っていた同社も、近年はラインナップを徐々に縮小しています。それでも、コンスタントに新型デスクを投入してくれるんですよね。膠着した学習机市場において、一筋の希望を見出させてくれる貴重な存在です。
2027年度もヒカリサンデスクから新型デスクが登場しました。まずはそれからチェックしてみましょう。

※この記事は2026年10月14日時点の情報に基づいています
2027新作「B-ガナッシュ」
ヒカリサンデスクの2027年度新作デスクは「B-ガナッシュ」です。写真がなくてすいません。カタログをご覧ください。
B-ガナッシュはいわゆる組み替え式デスクです。デスク、書棚、ワゴンがセットになっています。ただ、書棚はデスクの奥に配置するのではなく、上下を分割して上棚をデスクの上に乗せ、下棚はデスクの足元奥に収めるようになっているというところが、ほかのメーカーの組み替え式デスクとは一線を画します。
「なんじゃこりゃ!?」と驚かれた方も少なくないと思いますが、実はこれはヒカリサンデスクのお家芸と言えるもので、2015年度まで同様のギミックを持ったデスクがいくつもありました。なので、私としてはむしろ懐かしいのです。

B-ガナッシュも上写真の「SDW-512(L)」と同様に書棚下箱にはキャスターが付いており、楽に移動させることができます。さらに、B-ガナッシュは書棚下箱に補助脚を取り付けることで転倒を防止することが可能です。
書棚下箱を収められるように、デスクの奥行は650mmと深くなっています。なので、作業面をゆったり確保できて受験勉強もバッチリ。逆に書棚はデスクよりも幅がコンパクトなので、置ける場所の自由度が高いというメリットもあります。もっとも、幅95cmの組み替え式デスクとほぼ同サイズですが。
天板の材質は売れ筋の「U-トルテ」と同じウレタン塗装のオーク突板。実売価はU-トルテよりちょっと高いくらいだと思うので、機能性さえ理解してもらえたら売れるかもしれません。
「L-スモア」にブルーが追加
プリンセス系の「L-スモアPlus」シリーズはホワイトとピンクの2色展開でしたが、2026年度の途中からブルーが追加されました。同時に、学習椅子もホワイト1色だったのが3色展開になっています。ブルーは素敵な色合いだと思います。
L-スモアは新作デスクを差し置いてカタログ表紙に飾られているのですから、よく売れているんでしょうね。カラーバリエーションを増やしたのも売れ行きが良いからだと思います。
ベーシックデスクで税込88,800円だったらイトーキの「ジュエルキュート」(引出しワゴンタイプ:同79,990円)のほうがコスパが良いんじゃないかと思ってしまったりもするのですが、天然木のプリンセス系でマトモなものが他にほとんどないので売れるんでしょうねー。
「SDW-サンノット」等が廃番に
B-ガナッシュが投入された一方で、「SDW-サンノット」と「B-バスク」が廃番となりました。
SDW-サンノットは上棚が足元棚になるというギミックが魅力的でしたが、上棚をセットした状態だと横揺れするのがネックだったんですよね。B-バスクはイトーキの「ジョイカラー」に正面から挑んで破れたというところでしょうか。
新作二段ベッド「ミロ」
ヒカリサンデスクはかつて二段ベッドやロフトベッドで大きなシェアを握っていましたが、2026年度は「ベリー2段ベッド」に絞るという大ナタを振るいました。さすがにそれは困るという販売店もあったのでしょう。2027年度は「ミロ2段ベッド」を投入しました。
主にアッシュを使っているベリーに対し、ミロはラバーウッドを使うことで価格を抑えています。ヒカリサンデスクは二段ベッドにオークやウォールナットなどの高級材を使うことが多かったので、少なくともこの10年でラバーウッドを二段ベッドに使うのは初めてのことではないでしょうか。
また、ヒカリサンデスクはこれまでオリジナリティーのあるデザインにこだわっていましたが、ミロはシンプルにすることでコストを抑えています。
もう完売してしまったようですが、同じくラバーウッドを使った大商産業の「コナン」が10万円を切る価格だったので、実売価で10万円を少し上回るくらいのミロも売れる可能性はあると思います。コナンよりもオシャレですからね。
値上げは概ね10~20%程度
2027年度のヒカリサンデスクはベリー2段ベッドを5%前後値下げしたものの、デスクは概ね10~20%程度、チェアは10~25%程度値上げしました。デスクライトは据え置きです。
新興勢力が手頃な価格の学習机で攻勢を強める一方で、かつて有名だったメーカーはどんどん値上がりしていきますね。ヒカリサンデスクは天然木を前面に押し出してきたメーカーですが、2段ベッドにラバーウッドやメラミンを採用して価格を抑えたように、学習机もこれまでのこだわりを捨てて価格を訴求していかないと厳しいんじゃないでしょうか。
という感じで、2027年度のヒカリサンデスクのカタログをチェックしてみました。
なんと言っても、かつてのヒカリサンデスクのギミックを復活させたB-ガナッシュが市場でどのような評価を得ることができるのかが興味深いところです。U-トルテの横に並べたら売れる可能性は十分あると思いますが、いかんせん売場ではそのギミックが分かりにくいのがネック。丁寧に扱ってくれるネットショップを開拓することが急務だと思います。
2段ベッドのミロも売れて欲しいですねー。やっぱりヒカリサンデスクに2段ベッドが1台しかないという状況は望ましくありません。ミロが売れて、2段ベッドのラインナップが増えることを祈ってます。
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