カリモク家具からテレワーク向けのシンプルなデスク「クリアネル」発売

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2023年度のカリモク家具は新作デスクがありませんでした。もっとも、バタバタと廃番と新作投入を繰り返せば良いという話ではありません。値上げをしなくても済むようにアイテムの絞り込みをすべきところを、ラインナップをほぼそのまま維持してくれているだけでもありがたいと思うべきなのでしょう。

しかしながら、理屈では分かっていてもやっぱりカリモク家具渾身の新作が見たい!

そう願う中、10月の展示会で発表された新作がようやく一般公開されたので、こちらでも紹介させていただきたいと思います。

※この記事は2022年12月21日時点の情報に基づいています

 

カリモク家具・CLEARNELデスク

カリモク家具・「CLEARNEL(クリアネル)」デスク

出典:カリモク家具(以下同)

このたびカリモク家具から販売が開始されたのは「CLEARNEL(クリアネル)」というシリーズです。学習用ではなくテレワーク向けということですが、学習机として使うことも可能だ思います。

ニーズに合わせて自由に組み合わせ可能

クリアネルのデスクの特徴は何と言ってもオプションパーツを自由に組み合わせてカスタマイズできることでしょう。

くろがね工作所の「ザ・デスク」のようなスチールパネルを取り付けることで、純正パーツや市販のマグネット収納グッズを活用できます。マグネットトレイがブックエンドとして使えるというのはユニークですね。

ほか、パネルをセットバックしてコンセントトレイを乗せれば電源タップをスッキリ収納できるというアイディアも素敵だと思います。

ワゴンや引き出しもあり

カリモク家具・「CLEARNEL(クリアネル)」デスクはワゴンや引き出しを組み合わせることも可能

クリアネルのデスクにはワゴンや引き出しもちゃんと用意されています。なので、デザインは良いけど収納力がないということはありません。

ワゴンは他のデスクとの使い回しではなく専用デザインというのも素敵。別売のワゴン用天板をセットすることで、デスク天板と高さを揃えることも可能です。

オープンシェルフも!

カリモク家具・「CLEARNEL(クリアネル)」デスク+シェルフ

クリアネルにはデスクだけでなくシェルフも用意されています。幅600×奥行340mmというサイズも含めてどこかで見たようなデザインですが(苦笑)、デスク天板と高さを揃えられて実用的でもあります。

ウォールナットも!

カリモク家具・「CLEARNEL(クリアネル)」デスク・ウォールナット

クリアネルにはオークだけでなく、ウォールナットのモデルもあります。

天板はいずれも無垢ではなく突板。しかしながら、とても突板とは思えない質感です。突板ならコストが抑えられるし、反り止めも必要ないし、木目のバラツキもないし、良いこと尽くめ。

価格はボナシェルタよりも安いことも

クリアネルのデスクは幅900/1000/1100mmの3サイズ。奥行は450/600mmの2サイズです。「ボナシェルタ」「ユーティリティプラス」と比べると、サイズ展開は絞られています。

一方で、価格はちょっと不思議な感じです。ユーティリティプラスと比べると3~6割ほど割高ですが、ボナシェルタと比べた場合は900×450mmサイズで14%ほど高価になるものの、1100×600mmサイズだけは僅かながらクリアネルのほうが安くなります。

クリアネルはボリュームを抑えたデザインなので、天板サイズが大きくなっても材料コストはそれほど大きく変わらないということなのかもしれませんね。ただし、ワゴンは天板が別売ということを考えると、ちょっと割高感があります。

 

私はかねてから杉工場の「木と風」の丸脚デスクのデザインは素晴らしいと思っていたので、それをさらにブラッシュアップして、しかもウレタン塗装で仕上げてくれたクリアネルは最高だと感じました。

しかも、くろがね工作所みたいなスチール製バックパネルもある。フレムオープンシェルフ(生産終了)みたいなシェルフもある。言うならば、デスク界のオールスターです。

それでいて、決して価格が割高になっているということはなく。学習机として使うことも問題ありませんから、テレワークだけでなくリビングダイニング学習を検討している方にとっても魅力的な選択肢と言えると思います。

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. はな より:

    はじめまして。
    いつも拝見させていただいております。
    来年4月に小学校入学する息子の学習机で悩んでおります。
    カリモクのボナシェルタでほぼ決定し、年内に注文できたらと思っていたのですが、机に対して椅子を収納するスペースがあまりにもギリギリ過ぎることが判明し、どうしたらいいか悩んでいます。

    ボナシェルタ
    机100×60
    スリムワゴン
    クレシェ

    購入予定はこの3点です。
    主に机の下にスリムワゴンを入れて使用できたらと思っていたら、500mmのスペースに対し、椅子が478mm。あまりにもギリギリな為、ワゴンが傷だらけになってしまいそうです。元々候補だったバランスラボのバランスチェアは入れることさえできません。
    ショールームでは机の横にワゴンを並べて展示してあったため、まさかこんなにギリギリとは気付きませんでした。
    椅子だけ別の製品と思い、今検索してるのですが、なかなかいいものに出会えず。せっかく国産にこだわってカリモクに辿り着いたのに、椅子だけ外国産となると、それじゃあ机も国産にこだわる必要はないんじゃないかと考えだしてます。

    通常500mmの空間にはどのくらいの幅の椅子が無理なく収納できますか?
    もしおすすめの製品がございましたら、教えていただきたいです。

    我が家は転勤族で今後どのくらいの広さのこども部屋を用意出来るかわからないことと、金額のこともあり、100cmより大きいものは考えておりません。

    長くなりましたが、ご返答していただけると幸いです。

    • 収納マン より:

      はなさま

      はじめまして^^

      来春ご入学予定の息子さんにボナシェルタの購入を検討されているのですね。

      椅子の幅について心配されているようですが、学習机の場合はクリアランスが2~3cmしかないという状況はよくあることです。
      ボナシェルタの場合、デスクの脚は手前ギリギリまで切り立っているものの、クレシェの脚は斜めなので椅子を引かずとも座ることは可能なはずです。

      逆に言うと、ボナシェルタのスリムワゴンは幅100cmのデスクにセットしたときにクレシェでも収まるようにサイズ設計しているはずです。
      もちろん、ゆとりの有無の実感は個人差があるので、必ずしも大丈夫とは言えないのが難しいところですが。

      ちなみに、できるだけゆとりを確保したいということでしたら、「XT0901」がもっとも無難でしょう。
      クレシェよりも3cm以上スリムなので、デスクに収めたときに6cm以上のクリアランスを確保できます。
      材質はボナシェルタと同じオークですから、クレシェよりもマッチすると思いますよ^^

  2. はな より:

    収納マン さん

    ご返答いただきましてありがとうございます。
    椅子を置ける幅が2~3センチしか余裕がないことは、よくあることなんですね!
    でも出来るだけ余裕がある方がいいので、XT0901にしようと思います。
    ご提案いただきまして、ありがとうございました。

    • 収納マン より:

      はなさま

      クレシェの座り心地は捨て難いですが、XT0901のほうがデスクやワゴンとの間にゆとりがあって安心ですね。

      ともあれ、これで年内の発注できて、来春にお届けが楽しみですね^^