ますますコイズミ「ビーノ」に競合!一生紀「リフレ」に上棚が追加

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今に始まったことではありませんが、近年はシンプルなデザインでナチュラルな天然木の学習机が人気です。その中でも非常に高い人気を誇るのが学習机メーカー最大手、コイズミファニテックの「ビーノ」(下写真)です。

しかしながら、ここ数年の値上げでビーノは庶民には手が届きにくい価格になってしまいました。そんな中、ビーノにスペックが近くて価格が手頃な一生紀(いっせいき)の「リフレ」(下写真)の人気が高まっていると感じます。

 ISSEIKI 【セット】リフレ デスク+シェルフ+ワゴン 3点セット (ナチュラル)【組立品】 【SET】REFLE DESK 105cm+SHELF 58cm+ WAGON 41cm (WO-V-NA) 3点セット 机 棚 オフィス 木製家具 収納 シンプル

ただ、リフレには上棚が用意されていないことがビーノと比較したときに悩ましいポイントのひとつでした。しかし、これからはその悩みも解消されます。なんとリフレのラインナップに上棚が加わったのです!

※この記事は2024年8月7日時点の情報に基づいています

 

一生紀「リフレ」に上棚が追加

一生紀にはオイル塗装のデスクのほかにウレタン塗装のものがありますが、リフレは後者です。子供が使う机でキズや汚れの心配が少ないというのは大きなアドバンテージとなります。

また、最近は選択肢が少なくなってきているリフティング式のワゴンが用意されている点も魅力となっています。合わせてシンプルなデザイン、ホワイトオーク突板のナチュラルな風合いが人気です。

ベトナム製ながら、自社工場で製造しているため品質が安定しており、それでいて価格も手頃なところが支持されています。

一方で、これまでは平机、もしくは書棚と組み合わせてユニットデスクという選択肢だけでした。ここに上棚が加わることでベーシックデスクとしても使えるようになったのです。

コイズミ「ビーノ」との比較

メーカー コイズミファニテック 一生紀
商品名 ビーノ リフレ
サイズ(cm) 105×60×108 105×58×98
デスク天板材質 ナラ突板 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 ウレタン塗装
リフティング機能
引出レール 全段フルスライドレール
引出内部材 桐無垢
製造国 中国 ベトナム
税込価格 124,400円 64,970円

※価格はそれぞれコイズミオンラインショップ、ISSEIKI FURNITURE SHOPの楽天市場店の場合

近年、こちらでも比較されることが多い、コイズミファニテックのビーノとリフレを比較してみましょう。ビーノは105デスク+リフティングワゴン+105デスクシェルフの3点セットとします。

上表をご覧いただければ分かる通り、このスペックの比較ではサイズを含めてほとんど違いがありません。中国製かベトナム製かという違いくらいです。

もっとも、ビーノはコンセントやランドセルハンガー、スイングフックが付いています。上棚にはブックエンドや小引出しもあります。カラーは3色、幅は3サイズから選べます。

一方で、リフレならビーノのほぼ半値で買えてしまうんですよねー。コイズミなら大手で安心とは言え、これだけ価格差があると個人的にはリフレを買ってしまうかなと思います。ただし、ビーノと違ってリフレの上棚にはクランプ式のデスクライトを取り付ける穴が開いていないので、その点はご注意ください。

リフレのデスク天板横の出っ張りは約35mmあるので、オーム電機の「AS-LDC6K-W」でしたらギリギリ取り付けできると思います。なお、コイズミファニテックの「ECL-111」「ECL-611」も取り付けは可能ですが、上アームを目いっぱい中央に向けてもシェードが天板の左ないし右からハミ出すくらいの位置になってしまいます。
なお、上棚の棚板の手前側にクランプを固定して使われる方もいらっしゃいますが、意図せず支柱がクランプ金具から抜け落ちてしまう危険性があるためオススメしません。

無印良品「木製デスク」との比較

無印良品 木製デスク オーク材

メーカー 無印良品 一生紀
商品名 木製デスク オーク材 リフレ
サイズ(cm) 110×55×100 105×58×98
デスク天板材質 オーク無垢 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 ウレタン塗装
リフティング機能 ×
引出レール デスク本体:木桟
ワゴン上段:ローラー式
ワゴン下段:フルスライド
全段フルスライドレール
引出内部材 積層合板 桐無垢
製造国 中国 ベトナム
税込価格 64,900円(数量限定) 64,970円

※価格はそれぞれ無印良品オンラインショップ、ISSEIKI FURNITURE SHOP楽天市場店の場合

無印良品「木製デスク オーク材」と比較してみるとどうでしょうか。こちらは仕様が異なる点が多い一方、価格はほぼ同じです。

一般的には突板よりも無垢のほうが高級とされます。しかし、無印良品ですから木目は低級ですし、割れや反りの心配もあります。それなら突板のリフレのほうが安心でしょう。

無印良品はワゴンにリフティング機能がありません。引出しも2杯だけ。この点でもリフレのほうに分があると思います。

また、無印良品のデスク引出しは金属製レールを使わない木桟で、それでもスムーズに開閉できるのが魅力でした。しかし、最近は品質にバラつきが見られ、引出しが桟から抜け落ちてしまいそうなほどすき間が大きいものもあります。安定した品質が保てないなら木桟なんて手を付けるべきではありません。よって、この点でもリフレのほうが安心してお買い求めいただけるはずです。

ちなみに、無印良品の上棚にはクランプ式デスクライトの取り付け穴は開いていませんが、棚板と背板の間にクリアランスがあり、棚板下の反り止めは少し手前に設けられているので、クランプ可能です。

ニトリ「メルシーH」との比較

メーカー ニトリ 一生紀
商品名 メルシーH リフレ
サイズ(cm) 100×55×112 105×58×98
デスク天板材質 天然木突板 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 ウレタン塗装
リフティング機能 ×
引出レール ワゴン最下段:フルスライド
それ以外:2段引き
全段フルスライドレール
引出内部材 桐無垢
製造国 中国 ベトナム
税込価格 54,990円 64,970円

※価格はそれぞれニトリネット、ISSEIKI FURNITURE SHOP楽天市場店の場合

続いて、ニトリの「スタンダードデスク・メルシーH」と比較してみたいと思います。

メルシーはアルダーまたはバーチと思われる木材の突板を天板に使っており3色展開。LEDデスクライトとコンセントが付いているにもかかわらず、リフレよりも1万円ほど安いです。

一方で、メルシーはワゴンにリフティング機能なし。しかも、ワゴンの幅はスリムで奥行もかなり浅く感じられます。ワゴン最下段の引出し以外は2段引きのレールというのもリフレに比べるとショボいですよね。おまけに、送料は別に必要です(税込2,200円から)。

というわけで、少しでも予算を抑えたいという場合やホワイト系やダーク系が良いという場合を除いては、リフレのほうがコスパが良いと思います。

一生紀「エルデスク」との比較

メーカー 一生紀
商品名 エルデスク リフレ
サイズ(cm) 105×56.7×99.7 105×58×98
デスク天板材質 アルダー無垢 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 オイル塗装 ウレタン塗装
リフティング機能
引出レール 全段フルスライドレール
引出内部材 桐無垢
製造国 ベトナム
税込価格 68,470円 64,970円

※価格はいずれもISSEIKI FURNITURE SHOP楽天市場店の場合

一生紀ではほぼ同時期に「エルデスク」にも上棚が追加されました。形状だけでなく、手前にスマホやタブレットを立てるスタンドとして使える溝が設けられている点や、オイル塗装というところもリフレと同じです。サイズもほぼ同じですが、材質はリフレがホワイトオークであるのに対し、エルデスクはアルダーという違いがあります。

写真で見た感じ、エルデスクとリフレはとてもよく似ています。価格もほとんど変わりません。一方で、エルデスクはアルダー無垢のオイル塗装です。パッと見はエルデスクのほうがボリューム感があって良さそうに見えるかもしれませんが、ウレタン塗装のリフレのほうが汚れやキズの心配が少なくて安心してお使いいただけると思います。

イトーキ「リーモ」との比較

メーカー イトーキ 一生紀
商品名 リーモ リフレ
サイズ(cm) 100×60×121 105×58×98
デスク天板材質 アルダー無垢 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 ウレタン塗装
リフティング機能 ×
引出レール ワゴン上2段:2段引き
それ以外:フルスライド
全段フルスライドレール
引出内部材 桐無垢
製造国 中国 ベトナム
税込価格 84,900円 64,970円

※価格はそれぞれ家具の里、ISSEIKI FURNITURE SHOPの楽天市場店の場合

アルダー無垢と言えばイトーキの「リーモ」ということで、今度はこちらと比較してみたいと思います。

リーモはリフレと比べると2万円程度価格がアップします。ワゴンのリフティング機能もありません。

一方で、上棚はミドルハイと言える高さで収納力があるだけでなく、天板面を広く使いやすいと言えます。また、ワゴンはA3サイズが収納可能なロングサイズ、引出し2段目は中深で大きめのモノが収めやすく、デスク本体引出しの専用お片づけトレーも魅力です。一言で言うと、片づけやすさという点ではリーモは見た目以上にとても良くできています。

両者を比較すると本当に悩ましいところですが、個人的にはセール時に安くなったときにリーモを狙いたいところです。ちなみに、リーモの廉価版と言える「JAQ-F31」という選択肢もあると思います。ただし、取り付けできるデスクライトの選択肢が限られていることを考えると、「ジョイカラー」のほうが良いかもしれません。ジョイカラーのほうがクランプ取り付け穴が大きく、デスクライトの選択肢が多いからです。

家具の里「リッケ」との比較

メーカー 堀田木工所 一生紀
商品名 リッケ リフレ
サイズ(cm) 100×55~63×101 105×58×98
デスク天板材質 アルダー無垢 ホワイトオーク突板
デスク天板塗装 セラウッド塗装 ウレタン塗装
リフティング機能 ×
引出レール ワゴン上2段:2段引き
それ以外:フルスライド
全段フルスライドレール
引出内部材 桐無垢
製造国 日本 ベトナム
税込価格 88,900円 64,970円

※価格はそれぞれ家具の里、ISSEIKI FURNITURE SHOPの楽天市場店の場合

ついでに、家具の里×堀田木工所の「リッケ」とも比較してみましょう。

リッケは日本製ですから、当然リフレよりも高価です。ただし、キズや汚れだけでなく、熱や紫外線にも強いセラウッド塗装です。F☆☆☆☆の低ホルムアルデヒドという点でも安心でしょう。

おまけに、デスクは奥行拡張天板が付いていますから、リビングダイニングから子供部屋に移動させる前提で購入される場合は最適です。

そんなこんなでたった約37%の価格差。これは真剣に悩むことになるかもしれませんねー。ちなみに、リッケの上棚はクランプ式のデスクライトを取り付け可能です。

 

以上の通り、ナチュラルな感じのベーシックデスクをお求めの方には、一生紀のリフレはかなりオススメです。ビーノの半値程度で済みますし、無印良品やニトリと比較するまでもないほどコスパ良く仕上がっています。個人的にはイトーキのリーモや家具の里×堀田木工所のリッケとなら悩む余地があるかな、という感じです。

ちなみに、リフレに上棚が追加されたのとほぼ同じ時期にイトーキの「カモミール」に似た「シャンテ」という学習机が発売されましたが、これはオススメできません。奥行50cmの天板に奥行20cmの上棚を乗せたら天板がかなり狭く感じられるからです。カモミールのほうが価格は高いですけれど、スペックを比較するとカモミールのほうがコスパが良いと思います。

カモミールでは予算オーバーという場合は「ジュエルキュート」をご検討いただくと良いでしょう。

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国産!セラミックス塗装!天板奥行拡張!家具の里×堀田木工所「リッケ」
家具の里×堀田木工所の「LIKKE(リッケ)」はオイル塗装ではなくセラミックス塗装で汚れや熱、紫外線にも強いのが魅力です。おまけに天板奥行拡張機能付き。価格も国産なのに安いです。平机、ベーシックデスク、組み替え式デスクとしても使えます。
この記事を書いた人

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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