インデックスを更新順に変更しました。新着記事はサイドバーなどからご確認ください。

2024年度の堀田木工所デスクはホワイトオーク無垢の「クオン」など登場

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

お盆前には各社とも新作デスクの情報が出てくると思っていたのですが、今年はどうも遅いですね。

もっとも、コロナ禍が一段落して旅行に行くご家庭が多いのか、当ブログへのアクセスも例年以上にパッとしません。こんなときはジタバタせずに、皆さんの興味関心が学習机に戻ってくるのをジッと待つに限ります。

それはさておき、堀田木工所の新年度の学習机カタログは9月頃の予定となっています。それまでは大人しく待ってるしかないと思っていたのですが、先にホームページ上に新型デスクが掲載されました。

これがなかなか良さげなので、ちょっと紹介してみたいと思います。

※この記事は2023年8月12日時点の情報に基づいています

 

ミライエプロジェクト!クオン

堀田木工所・クオン

出典:堀田木工所(以下同)

堀田木工所は今年度から「MIRAIE(ミライエ)サスティナブルプロジェクト」を始めました。SDGsの一環で”学習机から持続可能な社会実現をめざす”というものです。

新作デスクの「Quon(クオン)」はそのプロジェクトを具現化したもので、持続可能な北米産ホワイトオーク無垢を主材とするとともに、アブラヤシの廃材を使った再生木質ボード「PALM LOOP」を使っています。

また、パネル(上棚)は足元棚として使えるように設計するなど、大人になっても使えるロングライフデザインを採用。さらに、売上の一部を遺児などの支援に充てることを約束しています。

クオンのデスクとワゴンの組み合わせを見ると、私がデザインした「ミニマ」(販売終了)に似ていると感じました。しかしながら、脚や天板に丸みがあることから、むしろケユカの「アロン」に近い感じです。

塗装については書かれていないのですが、もしウレタン系だったらかなりうれしいですね。もっとも、W1050× D600mmのデスク本体のみで税込127,600円ということですから、浜本工芸の「No.09デスク」に比べると割高です。

2023/08/23追記:クオンが第17回キッズデザイン賞を受賞しました。
2023/08/30追記:クオン、後述するルオムとも、ウレタン塗装であることが判明しました。

上棚が足元棚になる!ルオム

堀田木工所・ルオム

「Luomu(ルオム)」もミライエサスティナブルプロジェクトの新作デスクです。デスク天板はホワイトオーク突板で、やはり塗装については明記されていません。ほかのアルダー材のデスクはUFOオイルと書かれていることを考えると意味深ですね。

ルオムは上棚を床に置いて足元棚として使えるロングライフデザインが特徴のひとつです。こんなギミックを採用したのは私がデザインしたミニマ(←しつこくてすいません・苦笑)に次いで日本で2番目じゃないでしょうか。さすが堀田木工所、目のつけどころがシャープです。

 

こちらはアルダー無垢!フィーロ

堀田木工所・フィーロ

3台目の新作デスク「FILO(フィーロ)」は冒頭のクオンに似ていますが、こちらはミライエサスティナブルプロジェクトではないようです。天板はアルダー材のUFO塗装となっています。もちろん、軟らかいアルダー材をオイルで仕上げてるからキズや汚れに弱くてショートライフというわけではないと思います。

フィーロはW1000×D600mmの必要十分なサイズの天板に、子供でも座り降りしやすいテーパー脚で素敵です。上棚はミニマムでもバックパネルでもなくワイドなベーシックスタイルとなっています。意外とこういうのは少ないので注目を集めそうですね。

 

アルダー材ユニットシェルフ!オッフェン

堀田木工所・オッフェン

最後はデスクではなくシェルフです。「Offen(オッフェン)」は無印良品の「パイン材ユニットシェルフ」のように帆立と棚板を追加で組み合わせることもできる、アルダー材を使ったオープンシェルフです。こんなことに取り組んでくれる国産家具メーカーが登場したことはとても素晴らしいことだと思います!

価格は112cm幅で税込105,820円ですから浜本工芸の「No.28書棚A(110)」とほぼ同じです。そう考えるとかなり割高感がありますけど、カリモク家具の「ボナシェルタ書棚QT3575」と比べたら約3割も安いです。実売価で言えばもっと差が開くでしょう。

デスク天板と違ってキズや汚れの心配も少ないですから、良い選択肢が増えたと思います。

 

というわけで、2024年度の堀田木工所の新作デスクはとても素晴らしいです。私がこんなに堀田木工所のことを高く評価するのは初めてのことですよ。

ミライエサスティナブルプロジェクトはともすれば今やどこでも取り組んでいるSDGsですけど、具体的に新商品の仕様に落とし込むことで取り組んでいる内容が明確になっていると感じます。

堀田木工所がホワイトオークのデスクを作るのは久しぶりじゃないですかね。たぶん「ベルダッド」(現在は後継の2でアルダーのみ)以来でしょう。個人的には木材の硬さより塗装の硬さのほうが重要だと思うので、クオンとルオムがウレタン塗装だったらと期待しているところです。

ベーシックデスクのフィーロも個人的には好きな形です。「ペルケチェアー」と言い、ルオムの上棚のギミックと言い、堀田木工所は本当に目のつけどころが良いと思います。

ユニットシェルフのオッフェンもそうです。2024年度はコイズミファニテックからも「ウォルビー」というシェルフデスクが登場しますが、ようやく学習机メーカーもこの領域に突入したと感じます。

2024年度の学習机市場はかなり面白いことになってきたんじゃないですか。あとは消費者の方々が興味を示してくれることを祈るばかりです。

2023/08/30追記:2024年度のカタログが公開されました。
大刷新!堀田木工所2024学習机はカタログからウィンディ&ダック消滅
2024年度の堀田木工所の学習机カタログが公開されました。新作デスク「クオン」、「ルオム」、「フィーロ」が登場した一方で、「ウィンディ」、「ダック」、「コンセ」の3台がカタログから消えました。また、昇降袖も継続販売が危ぶまれるところです。

関連記事

ARで我が家に堀田木工所の学習机が出現!アプリ不要なのは助かる~
「hotta woody AR」は、AR(拡張現実)技術を使って、堀田木工所の学習机を実物大で目の前にポンと出現させてしまうことができるツールです。「RoomCo AR」と違ってアプリのインストールが不要で、ブラウザだけで試し置きが可能です。ロウヤの「ハイビジョンAR」とほぼ同じものですね。
国産!セラミックス塗装!天板奥行拡張!家具の里×堀田木工所「リッケ」
家具の里×堀田木工所の「LIKKE(リッケ)」はオイル塗装ではなくセラミックス塗装で汚れや熱、紫外線にも強いのが魅力です。おまけに天板奥行拡張機能付き。価格も国産なのに安いです。平机、ベーシックデスク、組み替え式デスクとしても使えます。
コイズミ2024学習机はスゴイ!新型「ステップアップデスクM」等登場
2024年度のコイズミファニテックの学習机は何と言っても新型の組み替え式「ステップアップデスクM」。「ミニマル」、「リシェット」ともに、魅力的です。さらに壁面収納とセットできる「ウォルビー」、大人の雰囲気漂う「ネスティス」もかなり良いです。

コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. ももも より:

    いつも情報ありがとうございます。
    以前ベルメゾンで質問させて頂いたものです。
    まだ年中なので色々見ているのですが、クオンめちゃくちゃドンピシャでした!
    しかしお高いですね…そして実店舗のみでの販売のようで、楽天ヘビーユーザーとしてはかなりのハードルの高さです。

    フィーロもとても好みなのですが、好みのものは大体オイル塗装で困ってしまいます。
    リッケとくらべるとどちらが良いでしょうか?

    いつも結局リーモかなと思うのですが、上棚にコンセントが無い・クランプ式ランプ用の穴が小さい(と収納マン様が仰っていたような…)・楽天の口コミを見ると数年前のものよりチープになっているというのをチラホラ見かけるので決めきれません。
    前の型のものがデスク単体だとまだ売っているようで、手頃なISSEIKIのワゴンと合わそうかなと思ったりもするのですが、アルダー同士だと色は割と合いますか?
    そうなると上棚はやめて書棚を買おうか、、と未だに思考があっちこっちです。

    取り留めなくツラツラとすみません。
    お時間ある時お返事いただけると幸いです。

    • 収納マン より:

      もももさま

      おひさしぶりです^^

      堀田木工所のクオン、注目度が高いですよね!
      一方で、おっしゃる通り価格も高いです^^;

      フィーロのデザインも素敵ですが、やっぱりオイル塗装というのは引っ掛かりますよね。
      対してリッケはセラミックス塗装なので、汚れ、熱、紫外線に強いですが、キズに対してはオイル塗装と変わらないと思います。
      もっとも、汚れにくいというだけでも助かるとは思いますが。

      リーモは上棚からコンセントボックスがなくなり、デスク横の使い分けフックもなくなり、ついにはワゴン引出前板が巾ハギではなくフィンガージョイントになってしまいました。
      上のお子さんがリーモを買ったので2台目をと思われた方には特に、チープになったと感じられるでしょうね。

      デスクライト取り付け穴が小さいのはイトーキの学習机共通の特徴ですが、リーモの場合は棚板を取り外すことができるので、穴が小さくても一般的なデスクライトは取り付け可能です。
      ただし、「JAQ-F31」のように棚板が取り外せないタイプは困ります。
      それにしても、リーモも値段が上がっちゃいましたね…。

      リーモ・セレクトのデスク単品に一生紀のワゴンをセットする案については、たとえばもっともサイズが近い「コンフィ」のワゴンをセットしたイメージですと、個人的にはそんなに違和感はないと思います。
      ただし、同じメーカーで同じシリーズ、樹種、塗装であっても、デスクとワゴンで色が違うというクレームは発生します。
      メーカーが違えばなおさら、違和感を覚える方はいらっしゃるでしょう。

      また、デスクはウレタン塗装、ワゴンはオイル塗装となるため、時間の経過とともに色がかなり違って見える可能性があります(オイル塗装のほうが紫外線や汚れに弱いため)。
      よほど安ければそれなりに満足できることもあるかもしれませんが、リーモとコンフィに関しては特に安いわけでもないので、個人的にはあまり無理な組み合わせは考えないほうが良いんじゃないかと思います。

      最近は上棚付きのベーシックデスクそのものが少なくて、無印良品の「木製デスク」やニトリの「メルシー」ですら売れ行き好調とは言えなくなってきていると感じます。
      コンセント付き、ウレタン塗装となるとなおさらで、予算を奮発して浜本工芸、もしくはヒカリサンデスクに期待というところかと思います。
      ちなみに、2024年度のヒカリサンデスクは一部新商品が既に業界紙で紹介されていますが、新型のベーシックデスクは今のところ見当たりません。

      ただ、以前にも申し上げた通り、コンセントは机上に置くことで対応することも可能です。
      かえってそのほうが2AのUSBポート付きのものやACの口数の多いものが選べて合理的とも言えます。

      上棚なしでファイルボックスを並べることで対応することも可能ですが、それだと天板奥が実質的に狭くなるので上棚が欲しいというのは分かります。
      しかしながら、棚板と天板にそれなりの高さの空間がないと意味がないので、そこをこだわると選択肢がまた少なくなってしまうのが悩ましいところではあります^^;

  2. ももも より:

    ご返答ありがとうございます!
    気に入ったクオン、フォピッシュ、ニノス 全て本体も高いし配送料も高そうだしで悲しいです。笑

    なるほど、塗装が違うと時間が経つと目立ちそうですね。
    ちなみにリーモにフィーロの上棚を設置するのはどうかなと思ったのですが、ワゴンより更に色差等気になりますよね…?

    ヒカリサンデスクのサンノットもいいかと思ったのですが、上棚バージョンだと横揺れすると仰っていたのが気になっております。
    近くの島忠にトルニというのがあったのですが、似た感じと考えて良いでしょうか?

    ベーシックが減っているとのこと、みなさんミニマム思考なんですかね…
    小学校入学までにまた人気が戻って選択肢が増えると嬉しいのですが^^;

    コンセント、自分が鉛筆削りしか使わなかったので一個あればと思っていましたが、今はタブレットとかみまもりGPSとか色々充電するものがありますね。
    確かに自分で選んだ方がメリット大きそうです!

    • 収納マン より:

      もももさま

      そう言われてみれば、フォピッシュ2という選択肢はアリですよね。
      今なら10%引きで100cm幅の3点セットが114,840円。
      配送料も店頭購入ならオンラインショップで買うよりも安いことが多いみたいです。

      ニノスも店頭購入なら配送料が安くなるみたいですが、それでもチェア代50%オフのときに買っても、今や浜本工芸を買うのとほとんど変わらない価格ですからねー。
      もっとも、それを言ったらフォピッシュももうちょっと頑張れば…という話になってしまうのですが^^;

      リーモにフィーロの上棚という話は最初は「エッ!?」と思ったのですが、確かにアリなのかもしれません。
      塗装が違うので時間が経てば色味に差が出てくる可能性はあるものの、光の当たり方が違うのでさほど気にならない可能性はあります。
      ただ、ワゴンをどうするかと考えたり、合計金額を考慮すると、これまた悩ましい話になりそうです。

      ヒカリサンデスクのサンノットは確かに上棚をセットした状態だと横揺れが少しあります。
      島忠ホームズのトルニはワゴンが3段チェストから引出し1杯+棚になって価格を抑えたモデルなので、デスクそのものの横揺れに関しては同じですね。

      ベーシックデスクは2019年度にコイズミファニテックのレイクウッドが復活するなど、一時的に復活する動きが出たのですが、結局は長続きしませんでした。
      コスパで言うと組み替え式デスクに劣るうえ、予算が厳しいならデスク+上棚の2点、もしくはデスク+ワゴンの2点という組み合わせで購入する方が増えているのと、逆に予算の問題がなければ浜本工芸に行ってしまうという二極化の流れが強くなっています。
      そういう流れもあって、2024年度からコイズミファニテックはステップアップデスクMを投入したのだと思います。

      コンセントについては電源タップを机上に置くかたちで妥協できるようであれば、選択肢は決して少なくないと思います。
      あとは予算を明確に定めて、材質、塗装、デザイン、細部の仕様等で、納得できるものをチョイスできると良いですね^^

  3. ももも より:

    いつも、やはりフォピッシュか?と思うのですが
    ワゴンまで高いしなぁ…でもワゴンあった方がいいしせっかくフォピッシュ買うなら揃えたいしなぁ…
    と決めきれません^^;

    リーモにフィーロの上棚、アリかもと仰って頂けて嬉しいです!
    これだと全てバラバラになりますがワゴン足しても8万強で済みそう&楽天ポイントも付くので
    選択肢に入れられてよかったです。

    トルニの見た目は嫌いじゃなかったので、再度横揺れ確認してきます!

    なるほど…組み換えが多くの人に支持されているということですよね…
    時間はあるので改めて組み換えも見てみようと思います><

    デザインの好きな堀田木工か杉工場からウレタン加工のものが出たら絶対それにするのにな~と思っていたのに
    いざ発売されたら高い&実店舗のみでの販売 とうまくいかないものですね^^;
    しかしクオン&ルオムに続くかもしれないのでもう少し動向を見守りたいです!
    今後も記事楽しみにしています。

    今回もご丁寧なアドバイスありがとうございました!!

    • 収納マン より:

      もももさま

      もももさんは私と価値観が似てそうですね。
      私も何でもネットで買っちゃうので、特に楽天市場で買えるものならそうしたいほうです^^;

      堀田木工所からウレタン塗装のデスクが発売されたらと思いつつ、値段を見て意気消沈というのも同様。
      やっぱり値段は正直だなーと思わされます。

      フォピッシュ2も店頭購入なら配送料が安くなるだろうけど、オンラインだと割高。
      ないものねだりをしているだけかもしれませんが、あとひと押し欲しい感じなんですよね。

      ともあれ、リーモは何度も仕様変更を繰り返してるので、今年もまた何か変化があるかもしれません。
      イトーキの2024年度の新作らしい商品もまだです。
      楽天スーパーセールや超ポイントバック祭など、お得に買えるチャンスもあると思います。
      それ以外にもイトーキは結構、セールが多いですからね。

      まだ時間に余裕はあると思うので、じっくり品定めしてください^^

  4. すず より:

    収納マン様、初めてコメントさせて頂きます。
    来年の小学校入学に向けデスクセットを検討しています。
    堀田木工のフィーロ、リッケ、コイズミのビーノ、ステップアップデスクMで迷っております。
    1番はフィーロなのですが、オイル塗装が気になる点で、リッケのセラミック塗装と比較するとどちらの方がおすすめでしょうか。
    フィーロがデザイン的にはとても気に入っていますが、丈夫さや使い勝手の面ではコイズミのビーノもやはり捨て難いです。
    他に何かこの路線でおすすめはあったりしますでしょうか。
    アドバイス頂かますと幸いです。
    よろしくお願いいたします。

    • 収納マン より:

      すずさま

      はじめまして^^

      来春ご入学のお子さんのために、堀田木工所のフィーロなどを軸にご検討中ということですね。

      候補の一番目にフィーロを挙げられているのは本当によく分かります。
      デザインが素敵ですし、シンプルで過不足を感じさせないザ・ベーシックデスクという佇まいだと思います。

      ただ、オイル塗装というのがやっぱりちょっと不安なんですよね。
      その点で言うと、リッケのセラミック塗装のほうが汚れの心配は少ないと思います。

      ただし、キズに関しては同程度で、いずれも比較的容易にキズがつきます。
      キズの心配をされる場合は、ウレタン塗装のコイズミファニテック・ビーノやステップアップデスクM(リシェット、ミニマル)のほうが安心だと思います。

      これらの系統、および価格帯でオススメできるベーシックデスクとしては、アクタスのフォピッシュ2、イトーキのリーモ、カモミールあたりかなーと思います。
      詳しくは下記をご覧ください。

      【2024最新】シンプルかつ機能的!上棚付きベーシックデスク12選
      ロータイプの上棚付きベーシックデスクのおすすめ12台を紹介します。もっとも安心できるのは浜本工芸のNo.09デスク、そしてカリモク家具のピュアナチュール。次点はアクタス・フォピッシュ2。イトーキはリーモやカモミールほか、ベーシックデスクの選択肢が多いです。

      ほか、ベーシックデスクではないですけど、一生紀のリフレなどもウレタン塗装で安心してお使いいただけると思います。
      ご検討ください^^

      一生紀の学習机の半数近くがウレタン塗装に!「リフレ」「フェロー」など
      一生紀(いっせいき)の学習机と言えばメードイン・ベトナムのオイル塗装というイメージでしたが、この1~2年で一気にウレタン塗装のデスクを増やしました。中でもリフティングワゴンを採用した「リフレ」と「フェロー」は魅力的だと思います。
      • すず より:

        早々にお返事を頂き、また目指している路線のご提案を頂きありがとうございました!
        本日フォピッシュ2も見に行きとてもステキだなぁと思いました!気になる点は、上棚の下の部分が高さがあまりなかったことです。
        フィーロはそこの高さも変えられそうなのでここも魅力的だなぁと…

        不勉強で申し訳ないのですが、ウレタン塗装、セラミック塗装などの表記についてですが、これはどこのメーカーのものも主部、いわゆるデスク天板のみ(一部はワゴン天板も?)と言った認識でしょうか?
        天板はマットなどを敷くにしても天板の前部分が1番傷つくと収納マン様もおっしゃっておられましたが、同様に上棚や脚の部分なども傷はつきそうだなと。。
        浜本工芸さんなども天板のみウレタン(UV)塗装なのでしょうか。

        フィーロの上棚がやはりとても好ましいのですがオイル塗装懸念もあり、であればリッケに上棚フィーロもありかな、とも思っていましたが、いずれも天板のみの話なのであればわざわざシリーズを変えるのも、と考え直しています。

        あと、フィーロの脚部分ですが斜めの華奢な感じもとても好みなのですが、補強などもなく4本の斜め脚なのでそこは大丈夫なのかやや心配です、さすがにこの辺は考えて設計はされているとは思いますが汗

        フィーロのデスクと上棚に、ワゴンは昇降式が良いのでウィンディのものを組み合わせる、が現実的かな、と思っています。
        斜め足と上棚がとても好みすぎ堀田木工から離れられずにいます、、、

        本当の理想は浜本工芸さんのNo.9にNo.89の上棚のセット、なのですが値段はさておき、65cmの奥行きが厳しく断念、であればNo.89のセットで良い気もしてきます。

        ビーノとヒカリサンデスクは質感の部分で夫が首を縦に振ってくれず。。

        イトーキも実店舗で見れず、まだまだ迷走中です。

        取り止めもなく長々書いてしまいましたが、以下またご教示頂かますと幸いです。
        ①塗装の一般的な表記範囲
        ②フィーロの4本脚の強度
        ③迷走中状態の中で何かアドバイスを頂ける様でしたら、、、、
        よろしくお願いいたします。

        • 収納マン より:

          すずさま

          いろいろと悩ましいところですね^^;

          塗装の種類については、堀田木工所は基本的に天板がUVオイル塗装ないしセラミックス塗装、それ以外の塗装はオイルとなっています。
          クオンとルオムに関してはそれぞれ分けて書いていないので全てウレタン塗装と考えて間違いないでしょう。

          浜本工芸は天板のみ裏表ともUVウレタン塗装、それ以外はウレタン塗装です。
          UVの有無を除き、堀田木工所のように天板とそれ以外で塗装を変えているところは他にないと思います。

          ちなみに、堀田木工所もUVをかけています。
          また、UVをかけているので汚れの心配は少ないと説明しています。

          学習机でもっともキズがつきやすいのは天板の手前縁で、実際に我が家の学習机でも確認できます(浜本工芸UV塗装)。
          一方で、上棚には目立ったキズはありません。
          脚は床に一番近いところはキズがついていますが、補修ペンで塗れば目立たなくさせることができる感じなので気にはならないです。

          天板の手前縁は椅子やランドセルの金具を当てたり、モノを落としたりして、どうしてもキズや汚れが付きがちです。
          おまけに、目に触れやすいので気になるところだと思います。
          一方で、上棚はモノを当てることが少なく、脚は目立たないところです。
          なので、それほど気にしていただく必要はないのではないでしょうか。

          フィーロの実物は私もまだ見ていないので何とも言えないところがありますが、一般論としてアルダーは硬いとは言えない樹種なので、フィーロのような脚形状にした場合は揺れやすくなると思います。
          もちろん、メーカーも考えて設計していると思いますが、「アルダー材だからこれくらいは仕方ないよね」という感じで妥協点は持っていると思います。

          ご主人様がビーノとヒカリサンデスクはNGとおっしゃるのは、やっぱりアルダーの色合いや木目、オイル塗装の質感がお好みということなんでしょうね。
          それでしたらキズの点は目をつむって堀田木工所1本に絞るのもひとつだの方法と思います。

          実際にどれくらいキズがつくか、またそれがどれくらい気になるかは、それを使う人次第です。
          ランドセルなんかもそうですよね。
          天然皮革よりもクラリーノのほうが扱いやすいことは間違いないですが、かと言って天然皮革のランドセルを途中で買い替える人はいません。
          案ずるより産むが易しというのは学習机でも言えることだと思います。

          一方で、家具はいつまでも新品の状態のまま保てないこともまた事実です。
          特に軟らかい木材やオイル塗装の場合はキズや汚れが目立ってきます。
          ご主人様もそこはご理解されたうえでおっしゃっていると思いますが、もしそうでなければ再考の余地があるのかもしれません。

          もっとも、すずさんが「これだ!」と決断したらご主人様も異論はないでしょう。
          まずはすずさんご自身が得心することが大切だと思います。

        • 収納マン より:

          すずさま

          堀田木工所のフィーロの実物を見てきました。

          スキップやウィンディの横揺れをゼロとすると、フィーロはやっぱり横揺れします。
          ただ、アルダー材でこの脚形状なら許容範囲かな、と思える人もいるかもしれません。
          接合部の緩みによる横揺れではなく、アルダー材のしなりによるものですね。

          • すず より:

            収納マン様!!
            フィーロの実物、見てくださったのですね!ありがとうございます、、!やはり横揺れはするんですね、、、収納マン様の丁寧なアドバイスにより、塗装懸念はあるもののフィーロで意思を固めようかと思っていたところでした笑
            横揺れも多少気になるとなると懸念点も増え、難しいところですね、、

            あの斜め脚も大変気に入っており似たような形だとシマホで出している堀田木工所のグリッドが横のサイズも100があるようなので、それとフィーロの上棚を合わせるのはアリでしょうか?

            もしくは斜め脚ではないですが、リッケにフィーロの上棚の組み合わせも考えています。

            ①フィーロで揃える
            ②リッケで揃える
            ③グリッドにフィーロの上棚
            ④リッケにフィーロの上棚

            上棚フィーロにするのであればウィンディもありですかね、、?

            上記にいずれも昇降式のワゴン(ウィンディかDUCKのもの?)の組み合わせでで逡巡しています。

            案ずるよりも生むが易し、とのお言葉通り、いろいろ迷っても買ってしまえば後悔することもこれまであまりなかったので、最後はえいや!で決めようと思います。

            夫が無垢にこだわっており、家も無垢のメーカーで建てたり、ダイニングテーブルも無垢の一枚岩にしてみたりで、その辺こだわりがあるので、本当は飛騨産業とか橋詰家具とかもみてみたのですがキリがなくなりましたw
            オイル塗装でもかなり本格的なものもあれば、そうでないものもありそうということも収納マン様から学ばせて頂きました!

            まだまだいろいら参考にさせて頂きたく、これからもよろしくお願いいたします!

          • 収納マン より:

            すずさま

            ①フィーロで揃える →もっとも理想のかたち。ただし横揺れが不安。
            ②リッケで揃える →天板塗装が安心。一方で脚と上棚の形状に不満。
            ③グリッドにフィーロの上棚 →テーパー脚で横揺れなし。
            ④リッケにフィーロの上棚 →テーパー脚じゃないけど他はOK。

            それぞれのメリットとデメリットをまとめると、概ね以上の通りだと思います。

            もしデスクの横が壁や書棚などの家具なら、横揺れはあまり気にならないかもしれません。
            それならフィーロでOKです。

            逆に横揺れしうる状況なら、4番目のリッケのデスク+フィーロの上棚かなと個人的には思います。
            (ただし、軟らかいアルダー材ゆえ4本脚も横揺れは万全ではないと考えられます。)
            上棚の形状は使い勝手に大きく影響すると思いますし、逆に脚形状は実際に部屋に置いてみるとそれほど気にならないことが多いからです。
            (もちろん、テーパー脚のように離着席の際に脚が邪魔になりにくいというメリットはありませんが。)

            グリッドのようにスキー脚になっていると、部屋の中でも割りと目につきます。
            ちなみに、グリッドに100cm幅があるのは私は初めて知りました。
            今年度からですかね?

            なお、塗装については私もまだまだ勉強中で、年内にはまた新しい情報をお伝えできると思います。
            フィーロなどに使われているUVフィニッシュオイル(UFO)は実はオイルが含まれていないそうです。
            また、リッケに使われているのはオイル系のセラミックス塗装ではなく、ウレタン樹脂系の塗装だそうです。

            個人的には顎が外れるくらい衝撃的な話なのですが、現状お伝えできるのはここまで。
            確証が得られてから、正確な情報をお伝えしたいと思っております。

  5. すず より:

    収納マン様
    いつも情報を本当にありがとうございます!なぜか返信コメントを押すボタンが最新コメントになかったのでより失礼します。
    フィーロの横揺れの件、そしてフィーロのUFO塗装、リッケのセラミック塗装(ウレタン樹脂系)の件も本当にありがとうございます!
    収納マン様的に衝撃度の高かったという件の続情報が出るまで詳細はお答えできるのが難しいかと思っていますが、今の情報だけでいうと、リッケがウレタン樹脂系のセラミック塗装であれば、通常のセラミック塗装よりは傷がつきにくい、などになるのでしょうか?
    またUFOオイル塗装はオイルが使用していなかった場合、通常のオイル塗装と比べてのメリットデメリットなどがあれば教えて頂きたいです。
    が、現時点でご教示頂ける範囲もあると思いますので、知れたらいいなという点は、フィーロとリッケの天板塗装について、最新の塗装情報観点(よりリッケの方が天板だけ見ると良い、等)の変化などがあればご教示頂けますと幸いです。ここから失礼します。(カテゴリー違いでしたら申し訳ありません!)

    フィーロ一式か、収納マン様にも選択肢の中からおすすめ頂いたリッケのデスクにフィーロの上棚のセットにしようと方向性は固まってまいりました!

    本当にいつもありがとうございます!

    • 収納マン より:

      すずさま

      返信コメントの件、申し訳ありません。
      スレッド式になっているため、コメントを繰り返す回数が限られる仕様になっています。

      塗装の件、実は来週、堀田木工所(広島県)にお邪魔することになってるんですよ。
      一応、既に一通りの説明は聞いているのですが、どうにも理解ができなくて、私の中で腑に落ちてからまた改めてこちらでも紹介させていただきたいと考えております。

      ただ、リッケがオイル系のセラミックス塗装ではなく、本当にセラミックスを含むウレタン系の塗装だった場合、少なからずキズには強いと言えると思います。
      またその場合、特にデメリットというのはないと思われます。
      一般論としてコストが高いと言えますが、そこは売価で判断すれば良い話ですから現時点ではデメリットと感じられることはないでしょう。

      おそらく、広島でリッケそのものか、セラミックスを含む塗装を実際に見ることができると思います。
      その結果は今月中にはご報告できると思いますので、お急ぎでなければそれをご確認いただいたうえでご購入いただければと思います^^

    • 収納マン より:

      すずさま

      堀田木工所に行って、塗装の話を詳しく伺うとともに、改めてフィーロも見て参りました。
      残念ながらリッケは拝見できなかったものの、同じ塗装については確認できました。

      まだどのようなかたちで情報を開示できるか決まっていないので、結論の部分だけ報告させていただきます。

      まず、フィーロは横揺れしません。
      私が店頭で見たものは展示会の会場からそのままトラックで運んできたものなので、ネジが緩んでしまっていただけの可能性が高いということです。
      堀田木工所で見たものは2台とも有意な横揺れは感じられませんでした。

      また、リッケのデスクにフィーロの上棚という組み合わせは決してできないということはないものの、基本的には推奨できないということです。
      リッケのデスクを奥行拡張した状態でフィーロの上棚を取り付けると、デスクの脚と上棚の取り付け金具が干渉するそうです。
      なお、リッケの上棚には金具取付位置を調節できるように穴が2ヶ所設けられているため、同様の問題は生じない設計になっています。

      塗装については、リッケのセラミックス塗装、クオンなどのウレタン塗装、その他のUFO塗装は、素人目では分かるような見た目や触り心地の違いはありません。
      「言われてみればそうかな?」という程度です。

      キズや汚れについてはユーザーの捉え方次第のところがあるため、また今後リリースする予定の記事でご確認いただきたいと考えております。

      • すず より:

        収納マン様、いつも本当に貴重すぎる情報をありがとうございます!!もう感謝の言葉しかありません、、!そしてお礼が遅くなりましたが、堀田木工所での情報も大変大変ありがたいです!フィーロ横揺れしないとお聞きし安心いたしました。
        またリッケにフィーロの上棚もやや懸念ある旨、こちらも本当に参考になります。やはりフィーロかリッケのシリーズで揃えることまでは決めました!
        塗装の件は最後どちらを選ぶかの判断とさせて頂きたく、また別途の記事などを参考に最終的に決定したいと思います。
        椅子やライトの件など他の方々とのやり取りも拝見し大変参考にさせて頂いております。
        引き続きどうぞよろしくお願いいたします、、、!

        • 収納マン より:

          すずさま

          いえいえ、このタイミングで堀田木工所に伺って詳しく話を聞けたのはご縁だと思っています。
          なので、私のほうが感謝しているくらいです^^

          フィーロ、リッケ、どちらも素敵な机です。
          (リッケは見れていないのですが)
          私もどちらにするか、これはめちゃぐちゃ悩みますねー^^;

          とりあえず、年内に記事を公開できるように善処しますので、今しばらくお待ちください♪